雨か雪かわからないものが
横殴りで降り注ぐ1時間ほど前にギリギリ撮影成功。笑
寒いですけど二月の京都っぽくなってきましたね。
僕は最近いつもよりも自転車に乗る機会が増えたんですが
調子いいです。
世の中には腰痛を避けて通れない
悲しい運命と共に生きてらっしゃる方々がたくさんいると思いますが
僕もその一人。
ですが、この数ヶ月、地道に腰を鍛え
(腰って鍛えれるんだね、全然知りませんでした。)
不死鳥の如く蘇りの兆しが。
まだまだ黄泉帰らないようにケアしておりますが
今乗っているバイクのポジションを
少しずつスポーツな姿勢に戻していっております。
僕のバイクはステムの長さが細かく調整できるんですが、
このシステムに非常に助けられた一年でした。笑
そうなるとね、自転車たのしい。
やっぱり。笑
自分なりの全力で帰り道を爆走で走り抜けられるのは至上。
で、やっぱり一台の自転車でも
いろんなスタイルに変化できた方がいい。
ずっと使えるやつ。流行り廃りがなくって、
パーツもそれなりに手に入る。
初めてのハンドメイドバイク。
自転車経験を問わず一緒に成長してゆけるバイク。
あとあと知識がついてきた時、
やりたかった形にできるもともとの仕様。
そんなバイク、作りました。
今回は珍しく店頭販売車。
なのでもし気に入ってもらえたらすぐ乗って帰れます。
今日紹介するのは…
Engineered Bike Service
Horizontal 451
サイズはM、520ね。
潔いシンプルさがイイ。
今回は日々起こりゆく「変化」がコンセプトなので
街乗りに絞って、僕が京都の街を快適に走るなら。。
の中で、必要なモノだけを取り付けました。
ただし、これから交換しないモノに関しては
現実的に良いものを。
変化するためには長持ちしていることが大前提。
なので長寿命クロモリの国産最高峰、KAISEIの022番を使った
ハンドメイドフレームであるHORIZONTAL451をチョイス。
で、フレーム側のカスタムとしては
リアエンドをロードエンド化しています。
本来であれば追加工料金がかかってしまうフレームカスタムですが
このバイクは僕が店頭販売として組んでいるのでアップチャージなしです。
ついでにいうと店頭販売車にはお代に工賃も入ってません。笑
ロードエンドってなんだよというと、
かなり昔からあるロードバイクのエンド形状なのですが
昔の変速機は動き方が今と違ってホイール側の軸の調整が必要で、
そのためにホイールを前後に
動かすことができるようになっていたんですね。
で、現代の変速機やフレームにはそんな調整の必要がなく、
バチっとはめてバチっと決まります。スマート。
じゃあそっちのほうがイイじゃん!
ってなるけど、このホイールが動く、ってことが副次的に働いて
シングルギアを取り付けてもしっかりテンションがかけられる。
もちろん変速機もOK。
なので、今ではマルチエンドと呼んだ方がいいんですが
この仕様は通称ロードエンドです。笑
で、まずはシングル仕様で完成車としてご用意させていただきました。
なんでシングル仕様?
って聞かれると僕が京都市全域シングルで行動しているから。
あとは単純にシンプルで良いし、初期投資も安くて済むから。
もうひとつ言うとクリーンアップが最高に楽。
どれだけ掃除用具があっても面倒ならやらないけど
いらないタオル一枚、簡単なワックス一本でOK。
いろいろケミカル揃えるの好きなんでもっと紹介したいけど、
掃除はシンプルが良い。
気が向いた時に拭いてあげるだけでも絆深まるし、
いろんなところ触るのでちょっとしたトラブルにも気付きやすい。
ではフロントビューから。
カラーはパーカライジング処理をあえて省いて
鉄そのものの色味を磨きで出し、
上からマットのクリアーを吹き、溶接色や同じ色味は存在しない
一本一本の表情のちがう
ノンパーカー/マットロウ。
ドロップハンドルはNITTO×EBS。
ミニベロにドンピシャなサイズ感で、
小ぶりなんだけどちょうどイイ。
ちなみに変化の想定としては
コラムマウントで1×8〜11スピード/2×8〜11スピード。
STIレバーで1×8〜11スピード/2×8〜11スピード。
両方やれて、一番無駄なパーツが出ないような組み合わせがこの仕様です。
やっぱ変速要るわ。でもそんなにいらないな。
別にリニアな変速性能も必要ないし、クラシック寄りな仕様が好き。
なら1×8のコラムで、変速機自体はポン付けできます。
もちろん前のギアを増設可能。
とか
シングル乗ってきたけど、
なんかロングライドに興味でてきて
こいつで遠くまで行きたい。
移動が目的ではなく、あくまで目的地から楽しむロードバイク的発想なら
STIレバー、2×11でSHIMANOの105やアルテなんかを導入して
輪行力高めのミニベロロードなんかにも。
本来ならブラケットブレーキにサポートレバー、
っていう仕様にするのが間違いないんですが
ここはサポートレバーのみでシンプルに。
ドロップ好きだけど、フラットの部分もって運転することばっかり、
って人もいると思うし、
ゆくゆくカスタムして、
STI化した時はブラケットブレーキ無駄になっちゃうので。
でもサポートレバーはそのままつかえるよ。
ヘッドセットは長く使う気満々、キングで。
ここは一回入れれば本来そうそう外さないパーツなのに
(圧入するので何回も抜くのはオススメしません。)
地面からの振動や段差の衝撃、当たり前に常に動くハンドル。
自転車の中でもけっこうなストレスを背負って動いてくれている部分で、
何年かすると交換が必要になったりすることも。
ですが安心してください。
OK、KING、
最高の1インチヘッドセットは?
はい わたし です 。
圧倒的な耐久性、保証期間の長さ、精度の高さ、
メンテナンスが楽で、割と放っておいても大丈夫な堅牢性。笑
僕の最古参キングはまだまだ10年そこらなんですが
なんの不具合もないし、まだまだこれから感ある。
ぼくのはゴールドカラーなんですが、
ちょっと色が薄くなった?かな?レベル。
細身のクロモリフレームはクラシカルで最高なんですが
最近までこのCHRIS KINGの一番細身サイズが生産中止と囁かれ
僕はテンパりを隠せずにいましたが、
Gripnutという型は継続生産だったのでホッ。
ちなみにHorizontal451にこのようにインストール可能です。
またなくなったら困るのでちょっとだけストックもしてます。笑
サドルはこれまた長く使える、耐久性と所有欲を満たすものを。
やっぱり長く同じ自転車に乗ってると、愛着湧くし、
なんか思い出みたいなのが詰まってくるんですね。
やっぱりフレームがハンドメイド。
いろいろ調べて悩んで相談して、
あれからこれも、こんな細かい部分まで決めて作って、
納車までの期間すら心に残る。
今みたいに画面タップ、カード情報自動入力、
OK、明日届けます。
みたいな思いっきり無機質な買い物じゃない。
生産者さんの顔が見えないです。笑
とか言いながら
フルスイングAmazonハードユーザーです。笑
だからこそ!だからこそなんですけどね。
僕の現在残る最古参バイクもBROOKSなんですが、
こけた一番初めの傷、覚えてますもん。
めっちゃショックだったけど、今はそこだけ色が濃くなって、
なんかイイ感じです。 10年後、
このバイクがどんな仕様に変化しているか想像もつかないけど、
ヘッドセットとサドルはタイムレスなものです。
百戦錬磨のオーラを纏った、
乗り手とフレームと同じだけの時間を過ごしたパーツ。
どんな人がのってくれるかなあ。
キャリパーはシンプルかつクラシカルな丸みを帯びたデザインの
DCのキャリパーにシューカスタム。
BRS100にはシューケースなしの
ブレーキシューが付いていて、
BRS自体めっちゃイイブレーキなんですがここだけ残念。
なのでカラーマッチさせる目的も兼ねてシルバーに。
シューケースは再利用可能で、
次回からはゴムの部分だけを交換します。
ケースがあることによる剛性アップは誰でも感じるレベルで、
制動力アップに一役買います。
もちろん最新のブレーキも取り付け可能で
性能も上ですが、やはりこの車体自体の線の細さを大事にしたくて
このブレーキチョイスです。 あとは細かいとこですが
最近ハマっているアウターのキャップを
真鍮のものに交換するやつやってます。笑
出たばっかでまだまだわからんけど、
イイ感じにカラーチェンジしていくはずなので
ワイヤーかえてもここは置いといてください。
ちなみに日泉さんのキャップ(アウターも)なんですが
精度抜群で作り過ぎて自社アウターでないと
かなりはめにくいみたいなのでぜひ次回交換も日泉ケーブルで。
ちなみに日泉ケーブルは引きが軽い、ってのが売りですが
そのものの重量自体も軽いです。
持って、お、軽。
ってわかるレベルで。
FD台座も今は使わないけどもちろんあります。
いつしかロード化するなら。
いやー、フロントシングルでしか使わないんだよな〜、って方や、
この感じでだいたいいいんだけど、
ここだけはこれがいいなあ、とか
カラーがこの色だったら。。
なんて場合はオーダーください。
もちろん作れますので。
クランクはSUGINOで。
ちょうど良さげな54Tを使用。
56Tでもいいけど、ここも変化に対応するため、
いつか内側にインナーギアが入った時のバランスと、
今現在のシングルとしての乗りやすさの両立を狙ってこの感じ。
ペダルはMKSのUB。
めちゃくちゃクラシックな形なのに両面で踏めるフラットペダル。
お店にあったのでなんとなくケージクリップつけたけど
やっぱ走りやすいね。
要らない方はすぐ外します。笑
もちろんRDハンガーなどもついてます。
シングルだけで運用、って場合はトラックエンドが一番シンプルだけど
このなんにでもなれるのが最高だね。 ちなみにリアは16T。
18T仕様も可能です。
いまの54×16が京都の平地、微妙な登りとかにはちょうどいいかな。
河原町まで。鴨川まで。京都駅まで。
そんな街乗り使いは当たり前にこなしますし
伏見稲荷までいこっかな。
西陣にランチ。上賀茂の銭湯行く。
すこしだけ自分の地図を広げてもヨユーです。
リアキャリアやフロントバスケットももちろん取り付け可能。
お買い物仕様やツーリングミニベロ、
なんでもOKがこのバイク。
センタースタンドももちろん取り付けOK。
軽さを追求、って訳でもなければ
いろいろ便利だしついててもいいかな、と思います。
出先で自転車と風景撮るときでも、
どこでも自立するとしないとでは全然画角ちがいますしね。 スタンドがないと
イイ感じのトンネルに遭遇しても
撮影ができず、左手で支えながらこんな残念な感じになります。笑
ちなみにここは夜はまあまあ怖い。
堀川がまだちゃんと掘として機能していたころは
このへんは城チカ徒歩2分の超優良物件だったはずだけど
(城が近いといいのかは知らん)
どんな感じだったのかな。。
とか思いながら散策してもいいかも。
ホイールはやっぱり韋駄天。
ライト取り付けOKってことでダイナモハブで組もうかと思ったけど
この値段で、この回転、軽さ、シルバー、
11SPEEDが入るホイールセットは他にないですし
堂々の採用。
全体的な仕様としてはこんな感じ。
このままで街乗りスポーツバイクとして
かなりまとまってますし
要点を押さえて長寿命、限りなくトラブルレスな
僕的京都快速仕様です。
ハンドル変えてフラットバーもいいし、
ブルホーン、プロムナードで
オフェンシブにもゆったりにも振れます。
難し目なギアの設定なんかは走るエリアだけ
教えてもらって任せてしまって、
もっと大事なのりやすさや見た目の好み、
色などで悩んでください。笑
大事なのはスタイル。
でも、スタイルなんて変わる。
それでもいつでも寄り添うバイクがこいつです。
言っていることややっていることが変わっても、
自転車は乗るでしょ?
その都度持ってきていただければ、
限りなく無駄がなく、低予算で仕様変更可能になってますので
ここEBS、ベロスタンド京都にお任せを。生産者です。笑
ちなみに変速仕様にするに当たって必要な
変速機、スプロケット、RD、チェーン、シフトワイヤー。
もちろんモノによりますが、スタンダードな8段変速仕様で
1万円くらいの部品代というところでしょうか。
もちろんシングルに戻したくなる日、くるとおもうので
パーツは置いておいてくださいね。
今日はなにやら集合している鴨たち。
あそこになにがあるんだ。。 ではまた来週。笑
今日紹介したのは…
Engineered Bike Service (E.B.S)
Horizontal 451
ギアードで、1×11のコラムシフトだとこんな感じ。
ちなみにこの子もMサイズ。
Size: S(480) /M(520) /L(545) /XL(570)
適応身長: 155cm〜
フレーム素材: KAISEI 022 国産フルクロモリ
フレームの詳細はこちら。
instagram #EBSbikes
最後まで見てくださった皆様に今一度BIG UP。
みんなで乗ろう イービーエス(YES!!)
MASN
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] ホリゾンタル451はロードエンド仕様で別注しています。なのでシングルでもギアードでも組めるのでマルチにずっと置いておける、かなり相棒感あるミニベロになります。仕様によっては1Weekほどで仕上げれる可能性もあり、納車までのスピードは早めです。この前のシングルで組んでたホリゾンが嫁いで行ったのでこの二本のどちらかをまた同じ感じで組む予定です。両方RAWカラーですが、本気でどっちで組むか迷ってます。組む前でしたらオーナー様が選んでいただけますのでぜひ。オーナー様のオーダーが最優先ですのでまだ組むまで1ヶ月くらいあると思います。シングルスピード/マルチHorizontal 451の詳細はこちら […]
[…] 少し前に店頭販売として組んだHorizontal 451と同じサイズです。その時はドロップだったけど、今回はオールラウンダーで。変速機も取り付け可能ですが今回もシングルで組ませていただきました。前回の仕様は「ギアード可能なシングルミニベロ」よりどうぞ。ここから写真も引用します。 […]