2024 Frame making now Online Store

650B→700Cへ。一生物のクロモリグラベルロードSTUFF。

台風がエグいと思いきや
バッチリ晴れてたり、
ガッチリ試乗いただいたりとありがとうございました。

外出控えがあったのか、
この涼しさに走りたい欲爆発したのか
めちゃくちゃたくさんのメールやDMのお問い合わせ頂いてて
全国のEBSをお求めになられる方の熱い思い、
ひとつひとつ受け止めてお返ししています。

EBSはハンドメイド工房だけど、
そのスペシャルショップであるEBS京都の僕も
もちろん全ての工程ハンドメイドです。

それはメールなどの文章、ブログなどの文章も
拙いながらも「生きた言葉」が伝われば良いと思ってます。
製作作業やご接客、一人ずつ納得するまで思いを馳せて
「これや!!」ってなるまで思案したりするので
返信にお時間を頂いたりしますし、同時進行などはできませんが
これも「てづくり」の味と捉えていただければ幸いであります。

SHIMANOのカタログなども2021年となり
僕もカタログを読書のように
家で読んだりする日々がはじまりました。笑
感じておられる方もいらっしゃるかとは思いますが
いよいよ自転車業界、パーツなど品薄になってまいりました。
目当てのパーツがある方は予約しておいた方が良いです。

現在京都EBSで
オーダーされてらっしゃるオーナー様も
「え?それがないの?」
ってなることもあるかもしれませんが
全力で探してますのでしばしお待ちを。。

本日のご紹介は
EBSからは今グラベルロード的立ち位置の
STUFF/Discを。

このSTUFF、
カンチブレーキモデルだったり
スルーアクスルモデルだったりと
STUFFナントカ〜って続くモデルがけっこうあって
お客様も悩まれる方が多い車種ですが
(現在CANTI/TURUはEBS京都店頭のみのご案内)
むしろ「悩んだり迷ったりしたらこれ」
ってくらい、EBSでは一番なんでもできるモデルです。

街中を軽く走り抜ける
クロスバイクの感性で組む方もいらっしゃれば
完全に旅仕様でオーダーされるオーナー様も。
超長距離を走る方も、シングルディスクで組みたい方もいるし、
山を走りたい人、通勤に使いたい人。
タイヤひとまわり小さく組む人、ロードサイズで組む人。

まじでなんでもできるからこそ
持っててソンないし、一過性の流行で
「新しくこんなんしたいけどこれはできないや。。」
とかがないし、
「ガッチガチ乗ってきたけどユルく乗りたくなってきた」
ときも無理やりでなくかなりハマった感じにできます。

今日はそんなSTUFFを
650B規格のホイールから700Cへ。
少しのインチアップだけど改めて激変する乗り味。
オーナー様的にはワンセットホイールのスペアがあるので
気分に応じてタイヤサイズを変更OKとなりました。

とかいって、やっぱ700Cホイールは後発のカスタムなので
当然元の650Bのホイールよりグレードアップしてる。
これは自転車好きならしょうがない。。笑

なので軽さや回転が全然違うけど、
それもまたこの日の体感のためにあったんだと思える仕上がりに。

それではいってみよう。

本日のご紹介は…

Engineered Bike Service
STUFF / Disc(700C)

このペールアイスブルーは。。
ってなった方はさすが。

もともと結構重量派
しっかりガッチリめに組んだ650Bグラベルロードだったんだけど
今回はホイール組みをご依頼頂き700C換装へ。
パーツが思うように手に入らずお待たせしたりと
いろいろありすぎましたがお待たせしました。

改めてまるっとメンテナンスさせて頂いて、
必要なところは油脂類を追加。
といってもまだそんな経ってないから残ってはいるけど
ついでにね。

ある程度走り込んで傷なども増え、
いよいよ自転車としての道具のオーラが少しだけ出てきたSTUFF。

オーラを出すには最低10年は乗らないと、なんですが
片鱗感じます。

オーナー様は若手も若手なんで、
おそらくこのSTUFFが長く乗る初めてのバイクになると願うんですが
やっぱ「〇〇歳から乗ってる」って最高の響き。

何台もその時の気分で手頃なバイクを買い継ぐのもスタイルだけど
EBSではそういうのはなくて、
長く乗るためにこだわる、みたいなスタンスは大歓迎であります。
その中に少し儚げなカスタム入れたりするのも大好き。笑

ビフォー。

650B時代がこれ。
今回は650→700だけど
どっちが良いとか悪いとかではなくスタイルです。

当時の様子はこちらから。
グラベルロード。これ。

アフター。

サイズアップして迫力が出ましたね。
暗めブラウンサイドから明るめ軽やかスキンサイドへ。
バイクのカラー自体ワントーン上がったような感じ。

今回のタイヤセレクト。

Rene HERSEのBarow Pass。
650×43から700×38へ。

ルネエルスってーと伝説のビルダーの名前でもあるけど、
まさにそのルネ。

といってもルネエルスが作ってるわけじゃなく
シアトルはコンパスというブランドが栄誉の名前を受け継いだ形。
ちなみに素材は日本製。
軽くて強くて。。という自転車界では
贅沢タッグな組み合わせをコイツは実現しています。

今回はチューブレスレディで。
バルブなどは安心のDT Swissを。

バルブ自体新しくなってて、
より圧をかけれるようになったのと
細かいとこですがバルブを押さえる
バルブナットが丸から錐状になってて
かなり締めやすくなってました。

増し締めも容易にできるので
出先などで(あれ?)ってなった時もグッと締めたらOK。

フレームカラーとタイヤのロゴを見た時に
「青色挟もかな」
ってなってこっそり入れたターコイズのニップルを
ワンポイントで。

リムのセレクト。

リムはH+SONのThe Hydraを。
今回結構強めに編んでるんですがかなり付いてくるリム。

何よりかっこいいよね。
ストリートな感じがするし、
結構ガッツリデカール貼ってあるけど邪魔もしてないし。
リムっていかにもな「型番」みたいなのが貼ってあることが多くて
それはそれでレーシーなんだけど
EBSはシンプルなフレームが多いし、
あまりいろんな色を使いたくない、ってこともあって
剥がして使うことも多い。

H+SONは最高に主張してくるけど
喧嘩しない感じが最高です。

スポークはSAPIMの15番を。
軽くて強くて〜な例のやつ。
今回は28Hで組んでるのと、1.8mmなので軽めの仕上がり。
グラベルロードだとあまりにも減らしたり細くしたりはNGですが
このあたりはスタンダードです。

ハブセレクト。

ハブはWhite Industriesを。
シマノのセンターロックが使えるCLDを。
やっぱね、ホワイトは良い。

このバイク、当初は
クランクをホワイトにするか、
ホイールをホワイトにするかで悩んでいて、
どっちも一生モノだからまずはクランク入れよう、
そのかわりホイールはストックのやつを安くするよ、
ってことでクランク入れてもらったんです。

そしてやはりホワイトの魔力に魅せられたオーナー様。
沼にヘッドスライディング。(褒め言葉)

ブラックパーツ全盛のこの時代に
かなり高級感のあるポリッシュ。

超高精度で作られたハブは
文句なしの超回転。
そしてこれほんとにベアリング入ってんのか?
ってくらい軽いフロントハブ。

高精度/高剛性なのでベアリングの打ち替えもOK。

ちなみにワンタッチで
12mmのスルーアクスルに変換可能なので
この先カーボンフォークに
したくなったりとかしたらいつでも可能ですよ。(ゲス顔)

リアももちろんWhite IndustriesでCLD。
リアはアルミとチタンの構成でこれまた軽い。
いろんな規格に対応してるので
これからも今までもよろしくって感じだし、
なによりラチェット音が心地良い。

よくある安っぽい音じゃないし、
うるさい音でもなく、
必要なだけの羽根が必要なだけ弾かれ、
チタンとアルミの軽やかな感じがジージー鳴く。

上品な音ってこれだなという感じ。
こちらも回転性能は言わずもがな。
ほっといたらずっと回っちゃう。

そしてさっき出た悩んで入れてもらったクランク。
こちらもWhite Industries。
このクランクの良いところは
「まさに一生もの」というところ。

クロモリフレームは基本形が変わらないし、
クロモリという素材が自転車用パイプとして
長寿命かつ、寿命が長いという理由以外にも
「ヤッパこれだね」という長年付き合って行ける
鉄の相棒感が満載→一生もの

これが同じく当てはまるのが
White Industriesなどのハイクオリティパーツたち。

パーツは今こうしてる間にも研究されていて
空力が、軽さが、変速が。。。と、どんどん新型に向かってゆく。
それは素晴らしいこと。
でも、毎年何かしらの新型でちゃうとたまったもんじゃない。
某リンゴに毎年お布施る僕が言うんだから間違いない。笑

それがホワイトのクランクをはじめとしたパーツには通用しなくて
「この強度、この美しさ。他になにが要るっていうんだい?」
というまさにアメリカらしいスタンスで
発売当初から少しずつ変わりつつもベースの感じはずっと一緒。
変わらないからいつでも安心して買い時だし、買えばずっと満足。
魔法のクランクです。
むしろ仮に変わるなら昔のやつ使ってるほうが渋い!!まである。

すれ違った人が良い感じに使い込んだATBとか乗ってて
昔のホワイトのクランクとか入ってると
(おおおおおおかっけええええええ)
って なりますもん。笑

一生もののフレームに、一生もののパーツを増やしていく。
どんどん好きになっていく愛車。

BROOKSも同じくかなり長いこと使えるパーツのうちのひとつ。
乗ってりゃ傷もつくし削れるし、雨染みも起こりうる。

でも、この傷、ウレタンとかだったら破けてアウト、だし
十分強いサドルだと思ってます。

何より、ここから10年。
もっと削れるところがあったり、
色が薄くなるところがあったり、
飴色になって濃くなる部分があったり。

雨染みも良い感じの艶になり、
全てがストーリーとしてくみこまれてゆく。

バイクの納車と同時にスタートした
こいつのサドルとしての生。
同じだけの時間を刻み、同じところへゆくのです。
いつか、くたびれてくたびれてくたびれても
なぜかこの世で一番座りやすいサドルになっているので
今からが楽しみだ。

ちなみにBROOKSはカラーによっては完全に品切れとなっており、
結構先まで入荷がないので
「この色使いたい!」とかあれば
フレームオーダーと同時にサドルも予約しておいた方が良いです。

これが結構ジャンルのパーツで
起こりうると思うと怖いね。笑
いつでも全力でパーツ集めるてるので
お待ち頂いてるオーナー様も
いましばしお待ちを。。。


いやー、先週は爆裂バタバタしていてすみませんでした。
ブログアップもできてなかったし、
SNSも上げれてなかったし。笑

でもやっぱ、店内忙しい方が良いね。
まだまだ二組様以上はお待ちいただいてるこの時勢ですが
ご予約してくださる方も、気が向いた時に来てくださる方も
みなさまご理解頂き本当に感謝しております。

どうしても
フレーム選びから大体のカタチが決まるまで
お時間を頂いてしまうオーダー形態なので
(それが最高に楽しい時間でもありますが)
一対一でのお話しかできないです。

先にあれやこれやと決めたり話したりしている時は
必ず順番通りにお話伺いますので
お待ち頂いたり、その後の時間帯にご予約いただければ
最高であります。
(緊急の修理などで前後することもあります)

その後のやりとりがメインとなるメールに関しましても
現在お問い合わせ多数で少し時間が空いたりしてしまいますが
全て読み、全てひとつずつご返信させて頂いておりますので
少し気長にお待ちいただけますとこちらも幸いです。
文字打つの結構早くなってきたんで少しはマシになりました。笑

私MASNはEBS京都の店舗には基本土日、
その他の曜日はその他の製作作業があるため
大阪にいたりもするので
こちらもご連絡いただければ
大阪にてご相談お伺いすることも可能なので
うまいこと使ってやってください。笑

2020年も最終オーダーに近づいておりますが
来年はもっともっと多くの方にEBSのバイクを
お届けできれば良いなと思っております。

プラス、自転車との関わり方が大きく見直され、
より楽しく、より便利に。
ご興味持たれておられるお客様も大多数と感じております。

何を捨てるのも売るのも
手数料的なお金がかかるこの時代。
じゃあお金払えばいいんじゃ、ってわけでもなく。
そのあと手から離れたものはどうなるのか?
そもそも捨てないという考え方が
これからの地球を走り回る僕たちのもともとの理念です。

人生、考えて考えて一回手に入れたもの。
「それをすてるなんてとんでもない!」です。

今日は一生付き合えるパーツのお話。
UPまでにめちゃくちゃ時間がかかってしまったけれど
読んでいただいてありがとうございました。

今週のEBS京都のスケジュールは
10/16(金)12:00-18:00 KB
10/17(土)11:00-20:00 MASN
10/18(日)11:00-20:00 MASN

です。
土日のみ開催の
「秋の夜長キャンペーン」
のこすところ後5回となってまいりました。
自分ならこのライトうれしい、とか
自分基準で考えた夜が楽しくなるキャンペーンですが
かなりお得だと思うので是非!!

ではでは。。。

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