京都発信、ハンドメイドグラベルロードの巻 其の参

其の壱はこちら。

其の弐はこちら。

今週もグラベルロードを紹介。
続き物だから長すぎる前置きはなしね。笑

小出しにした新型グラベルも今週で最後。
44mmヘッド、100/142/12mmスルーにしたことにより
グッと戦闘力を上げつつルックスは
クラシカルな側面を残すことが魅力のSTUFF44。

でも、STUFFはいろいろなことができる
ニュートラルでユーティリティなフレームで
ある意味クイック仕様、100/135ディスクの
伝統的な設計が良い、というシーンは少なくありません。
自転車旅行や今までのパーツを使ったり、、とね。

もちろん両方ほとんど同じことができるんだけど、
そのSTUFFの特性を活かして
この5年一番多く組まれていた組み方が
いわゆるグラベルロードなんですね。

今は結構「グラベルが欲しい!」と
STUFF指名で来てくださることも多いので
やはりすぐそこ、なんだったら景色として見えてる山
全部に行けてしまうグラベルという選択肢は京都にバッチリマッチしていて、
プラス、やっぱ丈夫なクロモリで、長く乗りたい!
となればハンドメイドの選択肢が出てくるののはある意味当然なのかも。

無駄なデカールなどをなくし極限にミニマルなルックスも
主張しすぎない、街にもキャンプ場にも映えて良い理由の一つ。

それでは各部紹介いってみよう。

改めて今日紹介するのは…

Engineerd Bike Service
STUFF 44

うーん、やっぱり良いね。
グラベルに特性を振りながらもこのホリゾンタル。
山にいるとかなりかっこいいと思います。

シンプルにツーリングロードとしてのスペックも高くて
「よし!グラベルいくぞ!」
とかじゃなくって
旅をしていて遭遇する全ての道に対応する感じ。

ただ、乗ると行っちゃうよね、敢えて荒れたところ。笑

スリーボトル。

わかりやすくするためにここにボトルケージを取り付けていますが
ツール系を入れておくにぴったりな距離感。
これは標準で取り付け穴があります。



ダウンチューブは3穴、シートは2穴のフレームバッグのオフセットもこなします。

クランクまわり。

クランクはみんな憧れ
White IndustriesのMRシリーズを。

ポリッシュとブラックから選ぶことができ、
今回はクランクキャップまでオールブラックをチョイス。
フロントギアは街乗りもしやすいギア比として。
ホワイトのチェーンリングは交換が容易なので
ライフスタイルが山に寄ってきたら小さくすることも可能だし、
チェーンリングだけシルバーにすることも可能ですよ。


EBSはホワイトをチョイスしてくださるオーナー様が多く、
美しいクランクをたくさん触れて僕は幸せであります。
もちろん耐久性も◎だし、
いつも言ってる「廃れない、タイムレスなデザイン」ってのはやはり最強。

良いクランクは他にももちろんあるけど、
追随されない良さがこのクランクにはある。
使えば使うほど味。
そしていつかこのクランクが
旧型になった時にある意味スタートする
「もう手に入らないカッコ良いクランク人生。」

旧ロゴのホワイトとか
昔のPAULのRDとか痺れるよね。
別に古いから良い、とかじゃなくって
今もガンガン使えてるのがすでにかっこいいし、
何十年前の感性が一周せず
ずっとかっこいいまんま、てのが最高。

ずっと廃れない、陳腐化しない良さと
反するそんな属性まで持ち合わせたやはり
常勝クランクであることは間違いなし。

ペダルはMKSフラット史上一番ガッツリ食うガンマを。
スニーカーとの相性抜群でかなり走れます。
SPDか迷ってる、ならSPDをおすすめしますが
普段使いの延長線で強力な食いつきならコイツを推します。

アジャスターはPSの目隠しも含めてブラック仕様へ。
必要ないといわれればまさにそうですが
自転車、ってそうじゃない。

乗るだけじゃないから強烈に面白いんだよね。

リアキャリアダボももちろん装備。

バッグでのツーリング、ガッツリキャリア積載のツーリング、
またはその両方。
いろんなツーリングの楽しみ方が模索されるけど、
やっぱりないよりある方が良い。
できないよりできる方が良い。
ならばSTUFF。

今回はバッグチョイスだけど、
荷物を載せたい時はキャリアも便利なのでいつかまた使うことがあれば。
もちろん専用のキャリア製作もします。

ホイール。

まずはタイヤはSim Works×PanaracerのVolummy。
700/38Cをチョイス。

この太さは
どんどん太くなっていくグラベルタイヤの中では
少し細めに感じられるタイヤですが
街乗りではやはり最高の転がりだし、
林道もヨユーで行けます。

むしろ昔のランドナーとかもっと細かったわけで。
バランス感もいい感じ。

リムはWhite Industires。
軽さ、幅、溶接面のなめらかさ、精度。
どれとっても最高です。

そもそもの数自体あんまりないリムなので
ゲットできた方はラッキー。

フロントハブはシャッタープレジションのダイナモハブを。
スルー化してハブの値段はかなり上がりましたが
SPのハブはかなり良心的、カプラー使いやすい、
補修部品すぐ手に入る、安定電力とこちらも文句なし。
もちろん回転もダイナモハブと思わせない軽さ。

ダイナモはマジで便利なので
街乗り、アドベンチャー問わず導入すべきパーツです。
電力を生み出すハブを編んで組んでいくので
初期段階でオーダーするとお得です。

リアハブもWhite Industries。
ホワイトのハブも一生ものと言える丈夫さを持っており、
ベアリングを打ち替えてもへたらない剛健なシェル、
上品なラチェット音が大人っぽい、何より軽やか。
プラス、軸を変更することにより
いろんな規格に対応するので本当に長く使える。

車軸の交換なんて面倒じゃ..と思うでしょ。
工具一本でいけちゃいます。
精度が良いからパチっとハマってグッと入る。
擬音ばかりですがほんとにそんな感じ。笑

SHIMANOの新型規格やSRAM XD、もちろんCampagnoloにも。

ちなみにチューブレス可ですが
敢えてチューブドにてご用意。
街乗りのしやすさと感動をもうひとつ置いておくために。

ドライブまわり。

変速関連はSRAMはForce1で。
アメリカのかっこよさ満々。
SRAMはスプロケットが最高にかっこいい。
肉抜きがエグくていかにも早そう。

ワイヤー類はNISSENのクリアを。
チェーンはゴールドをアクセントにしました。

かなり渋い。

サドルまわり。

サドルはBROOKSのカンビウムを。
実はこのカラーはもう存在しないデッドストックで
このためにこのサドルが起点となりカラーバランスが決まったようなものでした。

ブラックでもグレーでもない
初期型カンビウムの柔らかい色味をベースに
RAWカラー、ブラックとはめこんで。
裏地の天然ゴムのカラーを溶け込ませたかったから
バッグはデザートなカラー、バーテープはラバーな風合いに、
タイヤのブラウンサイドで端端に暖かいサンドカラーを配置。

アメリカの砂漠、その近くにある男の秘密基地に置いてます、
みたいなイメージ。



シートポストはNITTOのS65。
なぜS65なのかはこの文を書くまでに公開できるはずだったんですが
いろいろあって間に合わず。。
バッチリハマるように狙ってこのポストです。

カンビウムにももちろん
BROOKSのバッグがドンピシャのループがついていて
DOVEカラーのバッグ、ハニーカラーのレザーとトータルコーディネート。

ちなみにこのBROOKSのバッグのこのカラーも今はありません。。
どこかで復刻するかもしれないけど、今のところはなし。
かわいい色合いだよね、DOVE。

なくなって気づく、深く掘って気づく、
良さがわかる瞬間って生きてるそこらにあるけど、
なくなって気づくのが一番つらいよね。

だから、良い物にはすぐに手を出せるよう、
常に気を配ってお店にたちたいなと日々思います。

このカラーじゃなかったら
全然違う形でカーキ寄りにしてたと思うくらい
今回のバイクはサドル周りが大事でしたね。

カーキならカーキでまためちゃくちゃ渋いのができてたな、
と思うのもまたバイクカスタムの楽しいところ。
オーナー様にお任せ頂ける喜び噛み締めまくってましたね。

このバイクはガンガン使って
ドロドロになってもハマると思います。
実際の戦闘力もかなり高く、
機械式のブレーキで扱いやすい、メンテも簡単。
どこ走りに行っても楽しく走れる美味しいギア比だし、
10年乗っても現役バリバリのパーツたちです。

そして設計がホリゾンタルな伝統的で飽きのまずこない形なので
タイヤを細くしたり、もっと太くしたり。
一台で変化しまくれるし、本当にずっと遊べる自転車だと思います。

ここから欲が出るとなると
コンパクトさで絶対に勝てないミニベロだったり、
山にハマりすぎてマウンテンバイクが欲しくなったり、
超絶シンプルを目指してピストバイクに乗りたくなったりと
そのジャンルの覇者をもう一台持ちたくなる、そんな感じ。

逆に言えばそれ以外は全てこなしてくれるってわけです。
乗り心地もかなり良いので
大人のロングツーリングとか是非、という一台。
ダイナモライトの出力もエグいので
真夜中も絶対走ってみて欲しいです。笑

STUFF 44の製作について。

STUFF44はローンチされていますが
常に製作スケジュールに入っている
VOKKAやSTUFF、Horizontal 451などのモデルとは違い、
そこまで全面に主張することのない別注モデルのような立ち位置です。

なので今だったら
全サイズあります!とかには絶対にならないので
タイミング良い、とかは特にないです。
ご興味のある方は是非オーダーください。

2021年の
オーダー分からはEBSの全てのフレームは値上げしますが
(現在製作待ちのオーナー様はもちろんお値段そのままです)
そのタイミングで
ウェブページの変更などしていくことになると思いますので
詳細などは現状調べて確認、みたいなこともできないんですが
基本のSTUFFと大きくは変わらない乗り味で、
カーボンフォークの恩恵や路面の情報をよりキャッチしやすくなった
アップデートが素直に今までの特性を伸ばしたとお考えいただければ。

個人的にはQRのSTUFFもかなり良いので
STUFF目当てに御来店くださる方の悩みもめちゃくちゃよくわかります。。

ようはスタイルの違いで、
どっちでも同じ道が走れることは間違いありません。
そのうえでやりたいことがよりしやすいフレームを選んでいただければ
全力でサポート致しますので。


現在のEBS京都ストックフレーム状況。

Horizontal 451のMサイズ(160-170cm)
FLOAT 451SのLサイズ(170cm〜)
Tobira Model-TのMサイズ(160-175cm)
Tobira Model-OのSサイズ(153cm-165cm)

上記を新たにストックしております。
その他フレームは製作中のもの、予約を受け付けているものなどありますが
お時間いただきますが基本いつでも予約可能です。

こどものせ自転車をお探しの方でLEAF LONGを探しておられる方は
受注OKながら送り迎えのシーズンには今がギリギリくらいです。

ストックでは特に
Tobiraシリーズはスタンダードセットのパーツもあり、
12万円くらいでハンドメイドバイクが手に入るという
かなりリーズナブルな仕様でご用意可能。

新年は値上げも致しますが
同時に店頭展示車のセールも行うと思います。
こちらはEBSオーナーにご紹介していただいた方のみの
(もちろんご本人様大歓迎です)
ファミリーセール的なものとなりますが
試乗車や展示会から帰ってきたものを少しお安く乗っていただいたり
お話の上でリペイント、好きなカラーで再度組み付けなんてこともあると思うので
お連れ様がEBS乗りだったり、自転車欲しい、って言ってたな..と
小耳に挟んだオーナー様いらっしゃいましたら是非御来店くださいませ。

ガッチリ組んだものから
スタンダードなものまで10台くらい出します。
ラインナップにないグレードアップクロモリ仕様のバイクや
限定で9台しか出さなかった
26インチのタウンユースモデルの10台目など。

セールしてまーす!みたいな感じではおそらくやらないので
しれっと御来店ください。笑


明日の日曜日は
11:00-20:00まで。
日曜の夜は割とゆっくり文章つくってたり
ホイール組んでたりとまずバタついてないので
ごゆっくりお話ししていただけるかと思います。

コロナで予約優先制とかやってますが
試乗など自由ですので
お気軽にお声がけください。

ご相談はお待ちいただくことがあったり、二組お客様おられる時は
店内の人数を制限させていただいたりしておりますが
本当は来てくださった方と全員話したいので
厚かましくもお待ちいただければ幸いでございます。

それでは明日もよろしくお願いします!!
ではでは。。


MASN