さて、今週もはじまりました、
EBSオーナーズバイクチェック。
今週はご予約たくさんで
日曜日に一文字も書けないという。笑
ほんと、ありがとうございます!!
来季の予約分が極少量製作となってしまい
(現時点で残り2本)
「みんな乗ってね!」みたいなことを言うのは
少し申し訳ないけど、
やっぱり良いもの紹介していきたいし、
常に発信して、感度の高い、
しっかり掘ってきてくださる方に出会いたいので
まだまだやります。笑
ここまで製作数を明らかにして
限定的な製作をするのは理由があるのですが
まあそれはあんまり関係がないお話ですのでOK、ということで。
さて、今日は
子ども乗せ自転車、パパチャリとしての
LEAF LONG。
乗りやすくて坂道に強く、悪路への走破性も兼ねた
BMX的な感性を加えた子ども乗せです。
それではサイドよりいってみよう!!
今週のご紹介は..
Engineerd Bike Service(EBS)
LEAF LONG
クリーミーなサイダー・ブルーに
黒と紺。
ぷっくり系の可愛いタイヤにMTBコンポ。
走りと丈夫さを兼ね備えたタフなヤロウです。
サイドビュー。
EBSとして製作しているのは
もちろんフレームとフォーク、
そしてミニベロ、LEAF LONG用に製作している
がっちり安心の両立スタンド。
そこに今回は専用のリアラックを。
そこから合う部品を決めてゆき、
ご予算と走りたい感じに合わせてひとつづつ組み付けます。
最安で組んで!も可能ですし、
一から全部決めたマイコンプリートを作るのも良い。
外したパーツを置く場所を確保して、これを家族が許してくれるなら
(僕は大量にフレーム吊っていて、あんたこれ使うん?と日々言われます。笑)
少しずつパーツを交換して、より良いものに仕上げていくのもまた最高です。
んじゃ、サドルからいってみよう!!
サドルはBROOKS、カンビウムの17番。
この時期のカンビウムは
(PCで変換すると完備有無になるんだよね、これカンビウムユーザーあるあるだよね)
ちょっと青みがかっていて完全な黒じゃなかった。
ハンドメイドなのでそういうこともあるんだろう。
で、今回、このお話させていただいてた時に
「カンビウムの質感いいな」ってなって、うわ、フレームとの相性抜群やんけ!
ってなって即採用。
まあ、ロウのひきかたで色味に表情が出てるので
いつか布らしくなっていくんだけど、
やっぱりこういう「このバイクだけにハマる!」
と感じるパーツがあったりするとめちゃくちゃ楽しい。
年間でかなりの数のEBSを専門的に組んでいますが、
ある種クセのない、スタンダードな構成のマルチなフレームだから
何回組んでも「こんなことができる!」と発見がある。
そこにオーナー様の「こんなんやりたいねんけど」が加わるから
もうまじで無限です。
オリジナルシェイプしまくったラグにミックスパイプ、
独自のアダプターや変態的なジオメトリ、のバイクも
大好きで、自分でも所持していますが、
主張が強すぎるフレームはそいつ自身がルールとマナーを発していて、
「こう組んであげると喜ぶだろうな」と
フレームに気を使って組むことになります。笑
もちろん、全てのフレームに気を使って組みますが
EBSのタイムレスなフレームワークは
「あ、こんなんも良いんじゃないのー」と
フレーム側から柔和に語りかけてくる、
乗り手に合わせたバイク作りができるなあと常に思いますね。
あれ、これ僕鉄と会話してたな。
だいぶいっちゃってますね。
ってことでカンビウム。
ストレートでスリムなルックスは
超老舗ブランド革のBROOKSの発信とは思えない、
乗り手にもバイクにも合わせやすい、さすがのセンス。
本革のサドルも一気に高級感出してくれますが
Cシリーズはより都会的な印象がでますね。
天然ゴムにオーガニックの布生地を張り合わせて作ってるんですが、
BROOKSが革のサドルの特許を取るより前にこの構想自体の特許をとっていて
ある程度昔からサドルの答えって出てたんだなあと思いますね。
現行のロードレースのサドルのような軽さもないし、
ここが最新!とかも全くないんですが、
BROOKSはずっと人を惹きつけてる。
サドル部分が鉄で、めちゃくちゃ不快な乗り心地(だったらしい)
だった時代に「革」で良くする方向に持っていったBROOKS。
基本的に「楽に乗るためにはどうしたら良いか?」
をずっとこだわってたら勝手にクラシックの称号を手に入れたブランドなので
そんな職人ブランド、世界で応援されないわけがないのです。
クランクはSugino。
このSuginoのクランクは少し珍しいというか、
一般的には出回ってないカタチ。
手頃な価格でSuginoクランクが手に入るので
僕としては即採用でした。
LEAF LONGではよく使用させてもらっていて、
使い勝手がとても良いです。
なぜか写真撮ってないのでギリ写ってるこれを。
ギアの両側からガードがついてるタイプなので
チェーンの巻き込みや脱落の心配が少ないのです。
これを標準でやってるクランクはなかなかないので
重宝してますね。
ロードバイクなどのチェーンラインや
MTBなどのワイドレンジには全く向かないし、
BB軸の長さも独特なので
車種によって使える、使えないありますが
少しでも普段着で楽しみたい方にとっては良い選択肢ですね。
チェーンガードの取り付けもLEAF LONGは可能なのですが
このクランクでは不可なので
事前にご相談くださいね。
ワンポイントの真鍮キャップ。
クランクの質感をグッと高めてくれる魔法のアイテム。
White Industries感ある。
ほんの少しの変更ですが、
クランクボルトは安っぽいものが多いので
こうしたアイテムにちょっと気をつかうだけで
気分増します。
MKS×Sim Works Bubbly ペダル。
ここ最近のペダルの踏み面の大型化はとどまることを知らない。
その中でも最大の大きさを誇るであろうバブリー。
MKSで僕たちがかなり使う「ネクスト」シリーズの
トリプルシールドベアリングボディに
より大型のラットを取り付けたもの。
クルッピとかのテンションだけど、
とても優しい角のとれた、かつグッと食いつく構造。
この、ボディは規格として存在するもの、に対して
新しい型使ってくるのはさすがだなあと思います。
ちなみにこのペダルはコンケーブ(中央に行くにつれ窪む)が
わかりやすく効いていてどこで踏んでもスッと適正位置に補正してくれます。
このあたりはラムダとかの考え方ですね。
スニーカーがどんどん大型化していって、
また流行ってもいるので当然の流れなんでしょうが
納得の製品出ししてくる両チームはほんとさすがです。
大きめのシューズ履く方、踏み外しが怖い方。
大きくなくても踏み面安定していて
自転車にスニーカー擦らせたくない方(これ絶対いっぱいいると思います)
はかなりハマるペダルなんじゃないかな。
ネクストのボディなんで耐久性も文句なしです。
リアビュー。
自転車のリアビューはほんと良い。
背中で語ってくれます。
しっかり丈夫に作られていながらも
可愛さを感じるLEAF LONGは
細身のチュービングで綺麗です。
子ども乗せするだけじゃない、
自分が楽しく乗れる自転車として、
また、お子様が16インチなどのキッズバイクに乗って
一緒にライドできるようになった時、
いつまでも子ども乗せのスタイルでいなくても良いように。
バスケットも、なんだって自由に取り付けて、
いろんなところ行ってやってください。
LEAF LONG専用リアラック。
LEAF LONGのラックは
チャイルドシート装着が前提とした、
重たいアダプターを使わずに専用設計したキャリアながらも
シートを外した後や、今回のようにまだ後ろ乗せでない時期などに
しっかり荷台として、バスケットなどを載せて使うことができるようになっています。
大きくなってくれば後ろ乗せ導入、
後ろで使っていたバスケットは前に移設すれば良いですね。
ちなみにYepp、Thuleの装着をおすすめしており、
その2ブランドは加工なし、アダプターなし、工具なしで
簡単に脱着ができるようになってます。
アダプターが1キロ近いという
気を抜けばすぐ重量化、重くなった分
どこかに負担がかかったり、
ブレーキの摩耗が早いなど、車重の重さはバカにできません。
そしてなにより、
使わない時は外して置いて出かけられるというメリット。
子ども乗せ自転車を子ども乗せだけで使う理由は無いし、
一人で走る日だってあって良いじゃんってところです。
外せばあっという間に
EBSのスポーツミニベロです。
きままに鴨川でもどうぞ。
5年も経てばそっちがメインになっちゃうので
寂しさもありますが、
次は一緒に走ることができるなんて、なんて素晴らしいことなんでしょう。
LEAF LONG専用両立スタンド&Maxxis DTH。
やはりLEAF LONGを子ども乗せ自転車として盤石の位置に置いたのは
このスタンドがあってこそ。
ここまでがっしりしたスタンドはそうそう無いし、
メカメカしさもあって良い。
ロック機構などを敢えて排除した
「上げ/下げ」のみのシンプルな構造で
駐輪しながらおとなしく乗ってくれる日、
暴れ倒して泣き倒す、そんな日も安心なのです。笑
タイヤサイズは2.20。
割と太めの部類に入るんですがDTHは軽い!
そしてグリグリ進むので楽しい!
ちょっとした段差や
グレーチング、線路の溝なども安心です。
SHIMANO ZEE。
LEAF LONGにマウンテンバイクコンポ?
と思われる方もいらっしゃるかもですが、
MTBコンポはRDのテンションも高く、
チェーンの少し長いLEAF LONGにはバチッとハマります。
とはいえ、現行のRD、全て基準以上であり、
これはカスタムでのお話ですね。
より走るミニベロにしたい、と言う時の副次的な効果です。
このZEEにする理由は10S化と、更なる大型ギアにより
坂道に強い自転車を作ることにあります。
スプロケットは11-36T。
街乗りではそこまで珍しい大きさでは無いけど、
SS、ショートゲージでの36Tというのはなかなかありません。
ミニベロ、20インチ、406ホイールの、最低地上高の低さは
またがりやすさに直結しとても有用ですが
大きなアームが使えないということもカスタムを追求すれば起こります。
そんなときでもZEEなら安心。
みなさまにおすすめするカスタムではなく、
「家の周りに坂があるんだよねー」などの場合にのみおすすめしておりますので
このあたりはオーダーの際、あまり気にしなくて良いところではありますが、
ZEEはかっこいいです。笑
いやー、こどものせミニベロ、やっぱ良いですね。
いよいよ受付終了間際です。
来年の上半期は製作予定ありませんので
この機会にぜひオーダーください。
早期予約受付中。カラーオーダーが無料になります。
今季は製作数が少ないこともあり、
かなりはやめに受付開始しております。
ですので早割と言いますか、
事前にご予約していただいたオーナー様のみに
好きな色に塗っていただけるサービスを追加させていただいております。
こちらEBS京都オーダー限定となりますので
残り2本ではありますが
ぜひこの機会に良い子ども乗せミニベロ、またはカーゴバイクとして
ご検討ください。
ピンクのフレームだとこんな感じになるよ。
今年のはじめのオーダー受付の時に
オーナーバイク紹介させていただいた時の。
ピンクもかわいいよね。
「LEAF LONG Color RAW PINK!」
EBS LEAF LONGで検索すると
結構いろいろ出てくるので
探してみてね。
ではでは。。。
MASN