ついに発売されたKamogawa2.0のLサイズを早速カスタム!前編。

さて、今週も始まりましたね〜。
オーナーズバイクチェックのお時間です。

Kamogawa紹介しすぎだろ!と言われるかもだけど
推しフレームなのでご勘弁を。笑

本当はSTUFF 44とか
新しくローンチされたGrownのCODAとか
色々店頭展示のものもご紹介したいのですが
まだ少し先になるので
ご興味のある方は是非ご来店くださいませ。

今週からの紹介はシングルスピードバイクとして
いかに楽しく乗っていただくか、というところを
レーシング、やスポーツ、といった肩肘を張る考えから一度脱却し、
シンプルに自転車っていいよね。ってなるバイクを作りたいから誕生した
その名も「Kamogawa」というバイクの2作目。

2作目、ってことでKamogawa 2.0という
バージョン表記のような形で出させていただきました。
が、基本的な考え方は変わっていなくて、
少しだけ解釈を広げたような形になります。

1.0より2.0の方が良いのか?じゃあ、3.0は?
とはならず、1.0に乗っている5人のオーナー様(激レアフレームですよ!)
はあの形を伝説にしてほしいし、次の2.0の5人のオーナー様(激レアフレームですよ!)
は3.0が出るように願ってほしいし、その違いも楽しんでほしいです。

ひとつひとつ完全にハンドメイドなので
正直どれも良いし、できることもシングルスピードなので一緒。
それが1.0か2.0かは見てもパッとわからないようにしています。
そうです、僕の自己満足です。笑

10年後とかに「うお!1.0!やばいっすね!」とか
言ってもらえるようになったらいいな、って思って。

バイクショップに立ってると色んなバイクを見る。
EBS京都では当たり前にほぼEBSですが、
他店舗とか立たせてもらうとそれはもう。
その時に「うわ〜16 Road(BRUNOの名車)やん!」とかやっぱ思うので、
あれ言われて絶対にお客様は悪い気しないと思うし、
仮にその良さにそばにいすぎて気づかなくなってたとしても
(自転車の在り方としてはこれが理想)
「あ、これもうあんまり無いんだね、大切にしないとなー」、なんて
自分の相棒を再確認するきっかけにもなるので
ああいう感じになりゃ嬉しいな、って思ってます。

他のバイクショップの方が見ても
どこの自転車かすらわからないくらいシンプルにまとめることが多いですが
少なくとも、僕だけはオーナー様の自転車を覚えています。
今回の2.0も残り少数、紹介するLサイズはすでに完売していますが
是非オーダーよろしくお願いします。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
Kamogawa 2.0

うーん、超クリーン。
割とエグい(褒め言葉)カスタムなんだけど、そう感じさせないまとまり感。
650Bホイールでここまでリアセンター攻めてる自転車もあんまないと思う。
あくまで「かかりの良いシングルスピード」のままタイヤを太く、
インチダウンすることにこだわってみました。

これのためだけにクリアランス拡張したので
当たらないギリのギリまで攻めてます。笑
このあたりは後編にて。

全ての人にハマる、おすすめできるカスタムではないですが、
すでに問い合わせ多数なこの形。魅力的ですよね〜。
無駄に公園のふかふか落ち葉に飛び込みたい。

そんじゃ、フロント周りからいってみよう!

フロントビュー。

凛とした佇まい。
本来、コンパチ設計していない車種に異径ホイール履かせると
バランスが破綻してなんか子どもっぽいというか、
違和感を感じるバイクになっちゃうことが多い。

けど、バランシングできる太さのタイヤで腰下にボリュームを出し、
腰上はハンドルバーのボリュームでどっしり構えてるので
まるでもともとこうだったかのような仕上がりです。

クランカー感もあるし、Kamogawaの細身な印象もある。
見た目にも楽しいバイクですね。

ハンドルまわり。

1インチヘッドにクイルステムの完全クラシック規格。
そこにボリュームはあるんだけどできる限り細身に仕上げた
ハンドルバー、そしてライトにセンタープル。
こってりしたコックピットなのになぜかすっきりなのは
やはりパーツ空間の配置が抜群だから。

NITTO×EBS “EBS-40 Bar”

「なんか、もっとクランカーバーの選択肢あってもいいよね〜」ってことで
世界のNITTOとコラボさせてもらった4作目のハンドルがこのハンドル。

オールドクランカーバーって、
まず有名なのがVelo Orangeのやつ、
Klunker Bar。
このハンドルは少し手前にぐいっと曲がってくる、
一番ゆったり乗れるハンドルだと思う。

あとは今年発売された
Blue LugのHi Hi Bar。
これはBMX的な側面も持つハンドルで
一番設計として立ってるハンドル。
角度を寝かせたりして調整もできるハンドルだと思う。
このハンドルが出たからより幅広く提案できるようになりましたね。

で、EBSのクランカーバーは
その間くらいに位置してるイメージ。
ゆったり、も結構ハードな印象を出すことも可能です。


このハンドルバーはファーストロットは僕たちの予想を大きく外し
即完売で、やっとセカンドが入ってきているところです。
とっても多くのお問い合わせをいただきますが
店頭のみの販売となっております、ご了承ください。

カラーはクロームメッキのこのハンドルとブラック。
これまたどっちも良いんだよなあ。

NITTO×EBS ”EBS-S10 Stem”

同じくクロームで製作していただいた
EBSオリジナルのNITTOステム。

やっぱりクラシカルなルックスに多く惹かれてしまう僕たちなので
作ってもらったのはクイルステム。
たくさん扱ってきたからこそ
(これがあればあれが使えるのに…!!)
みたいなことにも出会う。

それは、EBSだけでのニッチな需要だったり、
もしかしたらたくさんほしい人がいるかもしれない。
けど、意外とこれってどうでもよくって、
「僕が欲しい!」だけで作ってもらってます。笑

幅広のクランカーバーで激しいライドをする場合、
このツークランプの締結はおすすめしませんが
タウンユースならばっちり使っていただけます。

で、なんでこれを製作したかというと
「25.4ミリクランプのクイルステムがなかったから」という
シンプルな理由。

別になくてもやってこれたし、
シムを使って対応もできたけど、
やっぱり細身のフレームに
テンションの違うステムを入れたくないバイクもあるし、
なによりミニベロやこういったKamogawaなどのバイクでも
クロスバーのハンドルを使いたかったから。

いまはこのクランカースタイルがどんどん再評価されてきていて
みんなつけたいハンドルだけど、またこうした流れも落ち着いたり、
熱狂的なファンがついたり、選択肢としてイケてるハンドルとして
定着すると思う。

そんな時に、諦めないステムがこれ。

突き出しは80ミリと100ミリがあるよ。

TANGE FL250C。

交換パーツが比較的容易に手に入り、
かつシンプルな構造が長く使ってもわかりやすく整備OK。
ヘッドセットは常に負荷がかかる部分ですので
そりゃ丈夫であればあるほど良いのですが
効果を実感しにくかったり、
やっぱり他のことにご予算を割きたくなるのもとてもわかります。

が、このタイプのヘッドセットは壊れる、壊れない以前に
「圧入してインストールする」という工程を必ず踏むので
どれだけ精度が出ていてもそれは
「フレーム側を削り込んでいく」ということになります。

もちろん、新品フレーム、新品ヘッドでは
そうなることを想定した厚みになっているので問題ないのですが
これが例えば粗悪なヘッドパーツを何度か交換した、となると
若干の隙間が生まれる可能性があるのです。

こうなるとどれだけ高精度で回っても確実にズレが生まれるので
何かしらに負担がかかる。
そうなる前に、ここには投資をしておくべきだと思っています。
ヘッドセットってある価格帯から急に良いものになるので
ぜひ、そのラインより上のものを使っていただきたいな、と。

今回は真鍮のスペーサーをひとつ。
アウター受けもひとつで。

ヘッドマークはバッヂ式。

EBSのバイクはとてもシンプル。
「工業的に生きる」という思想のもと、
アノニマスな、どこにでも無いのにどこにでも在る、ような
「EBSってなんだ?」と問われ続けるように
パッと見ただけでは「EBSだ!!」とわからないようにしています。

実は、これはフレームオーナーになると逆転し、
「なーんか、あれ、EBSっぽいな。。」と何となく分かるようになります。笑
そして初めて気づく、「京都、意外にEBSいんじゃん!」ということが。笑
これ、他府県の方には先行してそのエリア代表のオーナーになっていただいてるので
まだ伝わらないかと思いますが、確実にそのようになっていくよう、
気合い入れて毎日やってるのでお楽しみに。笑

で、ぱっと見てわからないのは良い、
でかでかと自社ロゴ入れまくる必要もないと思ってるし、
僕たちは何かに縛られてないので、無駄にスポンサーロゴとかも入れる必要がない。
(あれはあれでかっこいいんだけど、レーシーになりすぎるんだよね。)

でも知らない人が見て全くわからないのはさすがに寂しい。
だから、ひとつひとつのロゴにはちょいとアクの強いデザインでやらせてもらってます。

プレートロゴは最近新しくして真鍮製になって、
どんどんくすんでいく、エイジング系にチェンジしています。
Kamogawaはビス留めのバッヂ式。
これは、本来オプションなんですが、
Kamogawaはもとからこれです。
ただの僕の好みですが、こっちも良いでしょ?

ブッシュアンドミューラーのダイナモライト。IQ-XS。

僕が扱うダイナモライトの中で圧倒的なコストパフォーマンスを発揮する
個人的マスターピースのIQーXS。
自分で乗っているVOKKAにも取り付けていて、もうこれがないと生きられない。笑

自転車のライトってそもそもそれなりのお値段しちゃうので
シリコンバンド系のライトだと盗難が気になる。
そういったことから解放されるのもこのタイプのライトだし、
直付けなので外れないし、まず電力を供給できる大元が必要だし。

逆にそこまでの設備を整えてきてるやつが
このライトを盗りに来るとは思えない。
だって、そいつはそこに至るまでの思いも絶対に知っているし、
そう思えるならもうそいつは自転車愛好家なので。
ひとのライト持っていって使ってやろう!はまずないですね。

このライトはこの価格帯ではなかなか無いアルミボディで高級感がある。
で、夜の山道でもまあ走れるくらい明るいです。
それが車輪一回転目から。

「自転車のライトなんてなんでも良い。」ってこともあるけど、
自転車のライトって思ってるよりストレスになってることが多いので
ON/OFF要らず、充電要らずなこのライト方式はとてもおすすめなのです。

今年最後の入荷があったので
ダイナモライトカスタムは今のところ受付OKです。

Dia Compe センタープル。

同じ画像で申し訳ない、なぜかフロントの寄りを撮ってない。。
またリアビューでも触れますが
今回は敢えてセンタープルを使用しました。
202系とかのスーパーロングアーチを使えばこの手のカスタムは完結するのですが
それじゃ面白く無いよね、ってことで。

機構的にはクラシックもクラシック。
上に引っ張るとグッと挟まれてグッと効く、と。
ボルトを外せばすぐにバラバラになるシンプルな構造。

センタープルはそこまで剛性が高いわけでは無いので
スタイル重視な部分は確かにあるんだけど、
「効かない」という意見もちらほらある。

確かに効かないのもある。笑
でもしっかり手を入れれば全く問題なし。
昔のものをそのまま使っても昔のままじゃないですか。
それはただの昔が好きなやつ、なわけで。
名作と呼ばれる楽器だって、出来立てで良い音だったかはわからないし、
今の技術で復刻した方が良いものができるかもしれない。

クラシカルな設計のフレームを今の精度、今のクロモリで。
ハブだって、BBだって今のものの方が当然良い。
あくまで「長く使える」ものでセレクトします。

OURYグリップ&DC SS-6。

これまた名作の組み合わせ。
OURY、とても握りやすくてリーズナブルな
気軽に交換できるグリップですが
昔は全然手に入らなかったんですよね。
たまたま手に入ったのがめちゃくちゃエグいラメのはいったパープルだったり。笑
で、仕方なく使うとめちゃハマったり。
今思えばあれは通っておいてよかったなあと思います。

このグリップはV2と呼ばれるもので
鍔ナシのちょい長めなMTB系グリップですね。
ODIも好きですがOURYも好き。
ERGONも好き。笑

グリップは消耗品です。
なので、その時の気分でOK。
色々試したオフェンシブなカラー試したりしましょう。

ブレーキレバーも名作SS-6。
リターンスプリングのついたシンプルなもので
握りやすいしカラーも落ち着いていて良い。
握りの良さや剛性、色んなところで選んでOK、
でも、気に入ってるちょうど良さみたいなところを大切にすれば
だいたい間違いないです。

考えるな、感じろ的な。

ちなみにSS-6のチャームポイントはここ。
左右で同じレバーを共有しているため
前から見て読めるのはこっちだけだけど、
天地関係なしでそのまま使えたところに
わざわざ彫ってくるDCが好き。

絶妙にこの彫りが滑り止めにもなっていて◎です。

Panaracer Gravel King。

いまやどんどん太くなっていくタイヤ。
1.75あたりは細く感じる人もいよいよ出てくるかもしれないけど
ちょうど良いボリュームだと思います。

ガンガン山行くなら別ですが
街乗りはこのくらいが軽くて良いと思いますね。
リアビューでも多分触れますが
走りはほんとイケてて
Kamogawa 650Bの製作一瞬よぎったもんね。笑
でも、これはあくまでカスタムとしての一例です。
製作は少しのお時間をいただきますので
こんなん欲しかった!って方はお気軽にどうぞ。

SPのダイナモハブ&ダイナモコードガイドカスタム。

ダイナモライトは
想像のしやすい「タイヤに擦らせて発電するタイプ」などもありますが
ただ重たいだけなので僕はこの軸を好んでよく使わせてもらってます。
車軸で発電するタイプといえばSONというブランドが最有力ですが
どうしても高額になってしまうこと、
端子の扱いが少しデリケートなことなどから
シャッタープレジションというブランドのハブを多用します。

ギリギリまで小型化されたハブはダイナモ内蔵ながら軽量に仕上がっていますし、
扱いやすい端子は抜き差しも楽ちんで輪行やちょっとした整備時にもあまり気を使いません。

ダイナモのコードはフォークにつる巻きするのが一般的。
もしくはカットして裏で留めるか。

ハンドメイドフレームだと、
ダイナモライト使用が想定されるなら
初めから穴を開けて内装化したりするんですが、
EBS京都では敢えて外装で、ガイドに通すという方法を推しています。
スッと通しているコードはすっきり見えるし、
なにより整備性が高いです。

内装でも一度通してしまえばどうってことないんですが
例えばツーリング時、何かに引っかかって断線してしまったときなど、
これだと引き直しの手間なくすぐに直せるよなー、ってことで
便利とすっきり併せ持つこっちを多く採用するようになりました。

僕は自分で通すのでどうにかなりますが、
例えばそれが遠方で、はんだ付けなどの環境はあるけど
内装がややこしそうだから断られちゃった。。
なんてことのないよう、みんなにとって使いやすい形の一つの解がこれでした。

現在すでに乗っておられる方でも
この仕様にすることが可能なので
ダイナモカスタムご検討の方は是非お問い合わせくださいね。

NISSENワイヤー。

EBS京都のワイヤーは基本的に全てNISSENのものを使用しています。
ケーブル専門メーカーの国産ケーブルなんてとっても贅沢!
って思うかもだけど、実はあんまり値段が変わりません。
NISSEN様様なのであります。

カラーはEBSではスタンダードなものが多いですが
とてもしなやかなので動きも良いし、
目立たない部分ですが確実に高級感UPにつながります。

何か余程の理由がない限り
NISSENが使用されるので
何か好みや指定のある場合は言ってみてくださいね。

とても良い、しっかりしたワイヤーです。

いやー、よかったですね〜。
パッとみてなんの車種かわからないカスタムなので
お問い合わせの数も多くて感謝でございます。

既存の車種でもカスタム次第でなんにでもなってくるので
理想を形に、楽しんで遊びましょう!

それではまた来週。
ではでは。。

MASN