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丁寧に作られた街乗り自転車の実力。EBS/LEAF 451!後編。

さて、今週も始まりました
EBSオーナーズバイクチェック。

年末も年末。
いよいよ僕もワクワクが止まりませんね。
今年は色々あって、あえて何も予定を決めずに
流れでゆっくりしたり、美味しいものでも食べに行こうというところ。

僕は毎年年末に自分の自転車オーバーホールするのですが、
今年は毎年行っている夏場の離島一周ライドも行けてないし、
2月くらいに行ってる冬の温泉ライドも行ってない。

だから、ある意味あまり痛みや汚れのないOHになるのかと思うのですが、
ある種、街中だけで乗るとどのくらい何がどう変わるのか?
をチェックする良い機会かなーと思っております。

今年一年、がっちりグラベル走ってた方。
グラベルバイクってわかりやすくBBが痛むので
ちゃんとチェックしといたほうが良いです。
やっぱり心臓も心臓、ど真ん中なのでここが壊れたり、
変な感じで擦れたり曲がったりしちゃうとなかなかの手術になるので。

それだけ使った!って自賛しても良いと思うけど、
やっぱ無駄にお金かけたくないじゃん。
ガンガン使ってしっかりメンテ。
長く楽しみましょう。

ランニングやハイクと同じく
長く付き合っていけるスポーツである自転車は
機材スポーツではあるけど、
しっかりと見極めて構成すれば
本当に長く使えます。

正直、僕より年上の人が
僕の三倍元気、なんてことはザラにあるので
僕も頑張るぞ!が半分、あいつらバケモンだ!(褒め言葉)が半分。

年取って時間に余裕ができたからどんどん健康になっていった。
なんて嘘みたいなお話がよくあるのが自転車です。

僕もゴルフにサーフィン、そして自転車に山登り。
先人のように楽しみ切りたいですね。
みんな体幹通ってるからなにやらしてもすごいんだよなあ。
エスカレートしてトライアスロンまで行く人もいるし、
またそれが輪になってより強くなってくる人もいるし。

僕は街乗りからはじまる、
ユルい乗り方からそういったこと全てを表現していますが
そうしたスポーツの側面が強く出る乗り方もまた最高。

僕はカニ食うために無我夢中で漕いだり、
そのあとのあっついお湯に浸かるためなら割となんでもできる男です。笑
まだ終わらないけど、来年もみなさんよろしくね。

さて、今週は後編。
またがりやすいミニベロって
街乗り限定だと思われがちですが
作り方や素材の選定でむしろ大化けするフレームタイプです。

で、そうした走る側面もしっかり出しながら
今回のバイクは子どものせを長年やってきてくれたママのために、
軽くて楽しく乗れる自転車を製作。

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
LEAF 451

良いですねえ。
自転車って基本右から、クランクやギアのある側から撮るのがセオリーなんですが
こっちからも最高に良い。

写真では伝わりにくい
かなり良いゴールドカラーが高級感のある
まさに大人ミニベロって感じ。

今週はサイド〜リアビューをご紹介。
エレガントの中に見え隠れするスポーツが
表現されています。

サイドビュー。

詰めたトップが反応の良い走りを産む他に
「乗りやすい」を根本から考えた姿勢の追求。
アップライトポジションだったり
ドロップポジションだったり、かなりいろんな形として
カスタムさせてもらっているフレームですが
やっぱり乗ってもらって共通するのは
「あれ?!走るね!これ!」ってやつ。

走るんですよ。
設計図からはどう見ても伝わらない、
乗るとわかる不思議なバネ感。
これは体のサイズにあってることが重要なので
こういったフレームタイプでは珍しい
少し大きめのサイズも作ってるので
男性の方もぜひ。

やはりの。BROOKS。

間違いないサドル、ってのは
人によって違うから難しいところですが
どれか一個あげろと言われたら僕はやっぱりBROOKSですね。
その中でもB17シリーズ。

残念ながらほとんど予約で売れており、
あとはお店に置いてあるもののみとなりましたが、
まずはしっかり5、7年は使えるサドルなので、
その時には世界情勢さすがに落ち着いてるはず。

ああ、そんなこともあったよねー!
なんて言い合えるのが最高ではあるのですが、
なかなか難しそうですね。。

でも、どんな状況になっても
長く使えるアイテムはやはり正義です。
BROOKSはその上自分仕様に育っていくので
どんどん乗って、自分専用座布団にしてもらえれば。

ひっそりとGROWNのシートクランプ。

幅広で固定力強めのクランプ。
シートクランプなんてなんでもいいわ!と言われそうですが、
このクランプ、良いです。

CNCでこの価格、ってのも良い。
と言っても、残りこれもほぼ無くて、
次回は未定。。
正直なお話をすると、
来年はもっと物流カオスになってくるので
ある程度欲しい形が決まってる方や、
ご相談して決めたい方でも
ほんとに早いほうが良いです。

これ、毎度「買え買え!」って言ってるみたいになっちまって
あんまり言いたくないし、いまだに良いお伝えの仕方がでてきてないんですが
これマジです。

もちろん、乗りたくなった日がタイミングなので
無理に決断する必要は全くないです。

やっぱりここの緩やかな曲がりがかわいい。

LEAFがLEAFであるための。
走りとまたがりやすさを両立する限界まで下げたパイプ。

「別に走りたいわけじゃない」って方ももちろんいらっしゃいますが
レーシングな設計で窮屈にすることで得られる速さと
この形で走りが楽しい!というのはそもそもジャンルが違うのですが
やはりこの見た目で伝わらないこと自体が魅力だな〜って思いますね。

オーナー様は、乗っている姿を誰かが見ても
エレガントさしか感じないと思いますが、
じつはとても楽しいサイクリングの途中なのです。

シングルガード付きクランク。

このクランクは個人的に好みでよく使う
あるブランドのものなんですが、質感もしっかりしていて良いです。
オーナー様にのみご紹介しているクランクセットなので
一般販売はしていないのですが、
ハーフのチェーンカバーギリ取り付けOKという柔軟性、
シンプルに良い感じなこともあって、これから先の拡張性もあって◎

世の中にはいろんなクランクがありますが、
急に手に入らなくなったりするものもあるので
常にイケてるクランク探してます。
オーダーの際はぜひ聞いてみてください。
(ちなみに最近だとPCD110のスギノの黒が全く手に入らなくなりました。。)

ちなみに中央のキャップは真鍮のもの。
これが入るだけでもかなりグッと高まりますよね。
これはブラックもシルバーもあるので
バイクによって細かくコーディネートしてあげてください。
カラーものだとまた違った質感のものもありますよ。

世界最高峰のペダル。MKS。

シルバンツーリングネクスト。
使いすぎて、間違いなさすぎて、美しすぎて。

今は大型のペダルがとても人気で、理由もわかりますが、
やはりクラシック系にはこれがハマりますね。
ラットトラップと呼ばれるジャンルのペダルで、
食いつきよし、離れもよしなバランス型。

そのなかでも踏み面が少し大きい(といっても全種類のなかでは小ぶり)
「ツーリング」というタイプで、
ロングツーリング時の、ちょいと疲れた時やふとした荒れ道でも
踏み外しにくいように開発されたものです。

正直街乗りで踏み外すような出来事はそう起こりませんが
僕はお店で「履く靴の大きさ」をベースに考えていただいてます。

これより小さい「ストリーム」などもあり、
見た目で決めてももちろんOK、
例えばVANSなどのローテク系は小さめがハマったり、
最近のジョーダンなどの大型バッシュ系が好きな方は
確実にもっと大きいペダルをお勧めしたりと色々ですね。

女性の靴は知識が浅くて申し訳ないのですが、
しっかり踏んでみて試していただけるので、
いろいろ踏んでみてくださいね。

ちなみに、スニーカーめちゃ好きな方は
大きめのペダルで少し芯外しても乗れるようにしてらっしゃいますね。
もちろん絶対汚したくない靴だけでばっかり出かけるわけじゃないので、
しっかり走る時は走れるようにしましょう。

このあたりはスポーツバイク専門店と感性が大きく違うかもしれませんね。笑

ダブルレッグスタンド。

フロントやリアにキャリアやバスケットを取り付ける際は
やはりつけておきたい2本足のキックスタンド。
LEAFはもちろん、EBSのバイクのほとんどのシリーズには
スタンド台座が標準装備ですぐに、かつ簡単に取り付け可能なので
すとっくさえあれば必要な時はすぐに取り付けOKです。

キックスタンド、って実は消耗していく部品で、
毎日「乗る」とは違う「蹴る」という動作で稼働するパーツです。
やっぱり、どうしても毎日の通勤や駐輪などで
開いていったりするので
たまに点検、そして重量物を扱うならば5年くらいで
一旦続投かどうかチェックさせてもらえればと思います。

お値段的には
細菌学者の偉人のお札が3枚くらいです。

NISSENワイヤー。

とても柔らかい。
柔らかい、ってことは
ルーティンに無理がなく、スムーズに動くってこと。
EBS京都では指定のない限りNISSENのアウターを使用していて、
今回採用しているのは目立ちにくいクリアタイプのもの。
シルバーの質感が高級感あるし、車体と違和感なくマッチするので
フレームカラーを際立たせやすくおすすめです。

ちなみに、結構いろんな色が出てるので
色々遊んでみるのも最高です。

リアビュー。

LEAFの佇まいやっぱ良いなー。
スタンダードセットから大型バスケットの製作、
ああ乗りたい、こう乗りたい、お気軽にお問い合わせ下さいね。

SHIMANO Vブレーキ。

今、SHIMANOのパーツがない、とどこかで聞いたあなた。
事実です。笑

でも、よく使うものや構造のシンプルなものから順次生産されているので
待てば必ず手に入ります。

Vブレーキとかはその代表格で、
ここまでシンプルにこの制動力を実現した開発者は称賛しかないし、
交換も、消耗品の手に入りやすさも問題なし。
Vブレーキって良くないイメージのネット記事とかもあって、
実際そういったものが流通しているのも事実です。

もちろん安心して使えるブレーキのみを扱っているので
お気軽に使い方もお申し付けください。
それに合わせたブレーキをご用意しますね。


Panaracer Minits Tough。

綺麗なブラウンサイドが人気のタイヤ。
ロゴマークもなんかかわいくて良い。

性能としては
タフ、ってくらいだからやっぱりタフで、
なにがあれってそれなりに軽い。

最近、オーナー様とタイヤ交換について
メールでご相談受けさせていただいたんですが、
あらためてデータ洗って、チューブとの相性含め重量公称値で見ると
少し軽くなってるものや、重くなった(3g)けど
めちゃ良くなったものとかあって、
やっぱ常に勉強、スキルアップはカタログから!ですね。

ミニベロのタイヤはそこまで多くはないのですが、
せっかくなんで「なんでこれか」ってのを知っておくと
より走るのも楽しくなると思います。

まずは色味からでOK!
靴を選ぶように、洋服を選ぶようにカスタムを楽しみましょう!!

SHIMANO 105ハブ。

リアは走りの軽さをしっかり味わえるよう、
105のハブを入れています。

シルバーだから、ってのももちろんあるけど、
ふと見た街乗りバイクに105が入ってる、ってのは
まああんまないです。

EBSの自転車はほぼ手組みのホイールで、
僕が一つ一つ手編みで組んでます。
なので、どうせ組むなら!ってこともよくあって、
今回もちゃんと使えばしっかり長く使っていけるグレードにしています。

SHIMANOのハブは中にボールベアリングが入っていて、
それがうまく回ることによって車輪が回るんですが、
この105からもともとのセッティングがドンピシャすぎて
下手なことしないほうが回るくらい回ります。

とはいっても、僕はベアリングが結構好きなので
しっかりオリジナルにチューンしてます。

ハブはメンテナンスのことを考えると
シールドベアリングが圧倒的に楽ですが、
こういったハブも、お任せいただくことは同じで、
5年、7年くらいのタイミングで
一度がっつり診させていただければと思います。

乗り方によりますが、
こうした中身のメンテナンスは
3年くらいから一度御一考いただき
そこからどこをどこまでやるか、というところを決めていきます。

しっかり手入れさえしてれば
シンプルに一生ものです。
常に回るチェーンやタイヤ、ブレーキなどのゴムは消耗していきますが、
本当の意味で長く使える自転車は確実に生活を豊かにしてくれると
確信しています。

それが、高級パーツだから(もちろん精度が高いから色々メリットありますが)
とかではなく、どれだけボロボロになるまで使っていても、
しっかり手が入った自転車はいつまでも元気に走るし、
それが一番かっこいいカスタムなのです。
まあ、「ぼろぼろ」という言い回しは語弊がありますが、
使い込まれた自転車に勝る雰囲気を出す新車などないのです。

オーナー様自身で完成させていきましょう。
お手入れは僕がしっかりやるのでお任せくださいね。

ちなみに変則段数は8段変速。
今のスタンダードな変速機のなかで
もっとも使いやすいサイズです。

Micro Shiftのクラシックディレイラー。

多分、今これ探してる人多いと思う。
でも、かなり品薄。

シルバーのパーツは今改めて注目されていて、
いろんなブランドからでてくると予想。

このRDは動きも大きいので
昔の「なんでもあり」だった規格の頃のような自由度があります。
その分、精密な現行の最新パーツのように
性能がめちゃくちゃ良い!ってわけじゃないんですが、
全く問題なく使えるし、こんなのもありますよ、という選択肢。

うーん、前後編合わせて最高。

ミニベロはまだまだ可能性だらけで、
オーナー様の「こんなんしたい」が最先端の形にもなるし、
ふとした瞬間に
あれ?なんでこれ今まで気づかなかったんだ?
というくらい急に世界が広がったりと
どんな方向にも伸ばして行ける夢がいっぱい。

僕はやっぱりシングル乗りだから
EBSの企画会議ではシングルのカスタム系ばっかりあげちゃう。笑
小さいカーゴバイクも面白いし、
超小径カテゴリーも僕はEBSでかならずやりたいことのひとつ。

451ホイールのあらたな選択肢、やタイヤ規格に関しても
京都だけではなくて、やっぱりミニベロを本気で扱うからこそ
僕たちが切り開くべきだと思っています。

このあたりは僕たちだけではできないので
やはりいろんな企業様とのコラボレーションが不可欠になってくるんだけど、
このあたりはもっともっと頑張って、
たくさんの方に愛され、認められるようになって
組ませていただいたオーナー様全員が
EBSオーダーしてよかったと思っていただけるように
まずは全力で2021年やってまいります!

今週もご来店、ご成約とありがとうございました!
来週で2021年は最終営業となりますが
ご予約お待ちしておりますよっ!!

ではでは。。

MASN

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