ちょうど良いATBが今の気分。新型VOKKA!!前編。

いやー、ほんと、お久しぶりです。
年末にホームページをクラッシュさせてしまい、
年末年始ということもあって本当に復活に時間がかかりました。笑

その間にまじかよ!って思うこともたくさんあって、
人間としても、男としても、そして自転車人としても
よりレベルを上げるチャンスが丸太のようにころがってきました。

ぶち当たって止められるもの、
絶対回避すべきものなど色んなものが転がっていくけど、
全て身につけて帰ってくるMASNを今年もよろしくお願いします。

もっともっと良い自転車作りを目指し、
今まで応援してくださっているオーナー様におかれましても
2020年のEBS乗ってるんだ!アンテナ抜群感度じゃん!と
言われるような、僕が上がればオーナー様も上がる、
そんなレベルを確実に目指します。

もちろん、これから出会うオーナー様も、
こんなことがしたい!を形にして参りますので
よろしくお願いします。


さて、2022年の一発目はVOKKA。
EBSでは一番ダートらしいフレームです。

最近はオールドMTBも特集されだしていて、
いよいよブームも最盛って感じ。
昔のMTBブームではなく、
過去のピストブームと同じノリで
ビンテージのパーツ集めてきて組む、みたいなのがトレンド。

昔と違うのは、ネットで調べたら
何がかっこよくて何がだめなのかすぐにわかるところ。
過去作のイケてたものだけで構成できるから間違いがない。

この誰かが触った間違いないもの、はとても強い武器だけど、
僕はあまりハマってなくて、
お金をいただいて自転車を作る以上、僕はこれからはじまるもの、
今から乗る人のためにつくられたクロモリパイプ、
その溶接、パーツたち、塗る人、組む人、そして乗る人。

その全てが綺麗に回って
日本が良くなる、世界が良くなると思ってるから。
もちろん、古いものを起こして長く使うことは素晴らしい。
けど、それって自分のビンテージじゃないよね、って話。
僕もオールド好きなので
応援したい気持ちはあるけど、
僕はやっぱり、本当の意味で長く使える自転車、
子へ受け継がれるようなフレームをご提案したいと思います。

VOKKAってどんなフレーム?

前述でオールドは、、みたいなこといったけど、
VOKKAはどっちかといえばOLD MTBの属性を持ってます。

今の規格を採用しながら、
ルックスはあの頃のような、ずっと使いたい細身のクロモリ。
サスペンションなどで乗りこなすわけではなく、
がたがたした道を走るだけで楽しい、遊び道具のようであり、
無駄な重さがないので街乗りもとてもしやすい、
レトロモダン交わるナイスフレームです。

ルックスとしては
ちょいスロのオーバーサイズヘッドのクロモリ。
Kaisei 022。

そこに27.5インチ(650B)がベースホイールで
700や26も履けるけどバランスが良いのは27.5×2.30くらいまでが渋いかな。
フラットマウントディスク、スルーアクスルで、最新だけど、
一番コンパクトに、無駄にブレーキもゴツくならないように。

どんどん大型化するパイプで強度!強度!でマッスルマシンにならない、
日本で楽しく山遊び、荷物運び、街乗りをしたくなる、僕も大好きなフレームです。

僕が乗っているVOKKAは店頭に常に置いてるので
自由に乗れます、間違いない構成で組んでるので
ぜひ参考に、そしてお気軽に乗ってみてくださいね。



ってことで、
今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
VOKKA

うーん、良いね。
フレームワークがオールド寄り、ってことは
見るだけでわかるけど、
そこに今の感性や、ホイール剛性が上がったからよりシンプルにできたもの、
制動力が上がったから変化したところなど、
完全に現代のバイクとして今日も歴史を刻んでいくバイクです。

今回はオールド・クランカー・スタイルという、
昔のアメリカのヤンチャなサーファーが
波に乗れない日に山をビーチクルーザーで
全速力で駆け抜けて遊ぶ、
完全に狂った遊びをしていた頃のハンドルを再現して
スタイルを出しています。

その頃の自転車って今乗るとぐにゃぐにゃで、
剛性もなにもなかったんだけど、
オートバイから無理やり流用したりして
完全に仲間内で楽しんでたのが
現在のMTBの源流です。

もちろん、VOKKAでそうしたこともできるけど、
危ないことして遊ぼう!ではなく、
今はおじさん(でもあの頃のおじさんみんなかっこいい)の
あの頃、油圧がどう、とかエアがどう、とか関係なく
「自転車おもしれええええええ」ってなる
あの初期衝動を追体験できるようなバイク。

知ってる方はもちろん、
はじめてこっち系のバイクを探し始めて
グッときた方、みんなが楽しめるバイクです。

そんじゃ、フロントまわりを今週は紹介。
いってみよう!!

フロントビュー。

鴨川にて。
正直、鴨川の荒れてるところなんか余裕でクリアする走破性ですが、
これがなんとも言えない楽しみなんだよね。
ターボで大排気量ってより、テンロクNAな
シンプルがゆえの使い切れてる感がどんどん自分の中の子どもと対話します。

ハンドルまわり。

NITTO×EBS [EBS-40 Bar]

発売早々完売した、すでに名作ハンドル。
クランカーバーって世の中にたくさんあるんですが、
立ちすぎてたり、寝過ぎてたりとちょうど良いのがなかったので
作ってもらいました。

もとからあったVOのクランカー、
少し前発売されたBLのハイハイバーと合わせて
かなり角度を豊富に選べるようになったので
お好みに合わせてどうぞ。

もちろん、EBSのVOKKAには
抜群すぎていうことがないこのハンドルは超おすすめ。
このスタイルしたいがために僕もハンドル交換したので。笑
なので、試乗車もこのハンドルです。

開きもとてもちょうど良い。
速く走る!ってより
街中をクルーズするためのハンドル。

お山でも何回もテストしましたが
ばっちり使えて、かつ景色も見やすいのでドンハマりしてます。

OURY×Dia Comeの最強相性。

この組み合わせもほんと最高。
山をもっと攻めたくなったりするなら
油圧ブレーキになってくるのでSHIMANOやSRAMのレバーですが、
今のメカブレーキ、良いです。
街乗りからちょいと山で遊ぶ、なら
レバーが選べたり、
ワイヤーのカラーで遊べたり、メンテナンスがどこでもできる
メカニカルブレーキを検討しても良いと思いますね。

OURYは説明不要ですね。
リーズナブルで、ガンガン使って欲しいグリップ。
常に家にストックしたいやつ。

マイクロシフトのサムシフター。

もし、レトロスタイルで、でも変速まわりなどの戦闘力は上げておきたい方は
このシフターは鉄板になってきます。

SHIMANOのラピッドは安価で性能も良い。
でも、少しメカ感(このシフターもメカだが)があるんですよね。
これ、気になってる人いると思う。
マイクロシフトのシフターは性能、ってよりはやっぱ
昔っぽいルックスが最高。
でも、MTB11Sや12Sに対応してくるとても渋いとこ突くブランド。

で、12Sは急に値段が高い(チェーンが特にね。。)ので
11Sで、リーズナブルに、かつ最大歯数で山道もグリグリ進めるセットアップが可能な
このシフターはおすすめです。

ラピッドみたいにカチッと入れてバチバチ変速する感じではないけど、
その絶妙な遊びも含めレトロです。笑
ちなみに、突発的な激坂セクションなんかでは
グリッとシフト下げて一気にギア比下げたりできるのは
この子の最大のメリットでもあるので、見た目だけじゃないのも◎。

数は常に品薄なので
これを起点にカスタムはじめても良いと思いますね。

ヘッドセットはWhite Industries。

結果的に色々とカスタムをしていただいたオーナー様ですが、
一発目はやっぱりヘッドセットだけは良いやつ入れよう、ってことでしたね。

ヘッドは良いものでなくとも動きます、問題なく。
壊れるかどうかももちろん価格で変わるけど、
運や乗り方、いろんな複合的な理由があります。

それでもなぜホワイトやキングを選ぶのか?
というのは、やはり信用、ここですね。

壊れたら最高にややこしい部位で、やっぱり壊れないものを選択したい。
で、次にカスタム感が出る。
ヘッドセットは知ってる方なら確実にカスタムする部分なので、
完成車からではそうそうカスタムしない部分にもしっかり手を入れてあげると、
良い意味でほったらかしでも(もちろんメンテは僕がします)OK、
気にする部位が一つ減るわけですね。

人間で言うと首や肩に当たる部分ですが、
もし、肩を壊れないものに交換できれば、、
そんな夢のようなことはできませんが、そういうことです。
僕は、いくらかけても腰を交換したいですね。笑

話は変わるけど、
最新の3Dプリンターの研究で人工呼吸器を作っている方の作品を見たのですが、
あれ、いつか物凄いことになるんだろうな。
僕は人の命を救ったりはできないけど、
世界をよりよく、無駄な鉄のゴミを出さない、本当の意味で良い自転車屋になります。

ホワイトのヘッドの良いところは
カラーものの他にポリッシュが存在すること。
今、ほとんどないんですよね。
なぜかと言うと、ポリッシュには時間がかかり、
この渦中、製作が後回しになるから。

作るのをやめてしまったブランドがあるほど
ポリッシュパーツの価値は上がっています。
長く使えるなら、先行投資としてアリだと思っております。

あとは、KINGと比べて主張が控えめですね。
KINGが大好きな人もいれば、WHITE最高!って方もいる。
選べることは最高。

真鍮プレートEBSロゴ。

新型のVOKKAには新型のバッヂ。
真鍮製のものを製作しました。
あえて薄い作りにして、わかりやすい経年変化が出るように。

どんどん色が変わるので、フレームと馴染んでかなり渋くなります。
EBSのバイクは主張をここでしか基本しないので
もっと「EBS!!」ってなってるやつでもよかったけど、
僕はこのプレートとても気に入ってます。

EBSオーナー様は販売店から購入も可能なので
交換も可能ですよ。

フォークは積載強めに。

フォークブレードには
ラックマウントやライトマウント用の糸巻き台座を、
3穴はマルチケージやボトルを載せられるように。
大型のラックなども大体取り付けられる高さの具合です。
好きに乗せちゃいましょう。

エンドアイレットは二つ、アクスルは15mmへ。

エンドのダボは一番オーソドックスなダブルアイレットに。
フェンダー、バスケット、なんでもありです。

フロントはスルーアクスル化、
敢えて今回は15mmシャフトで製作しており、
シャフト自体別注しました。

15ミリはフロントサスペンションなどに使われている規格で、
基本ブースト用なんですが、こっちもあえて100ミリエンド用。
剛性としてはかなり上がりましたね。

GBのローター×SHIMANOフラットマウント。

あえてのフラット採用。
これはコンパクトにしたかったから。
フラットの機械式なんていよいよ絶滅だろ!
と思われるかもしれませんが、ブレーキの揃い方としては悪くないんですよね。

ローターはGROWNで展開しているパーツを。
このローター、瞬間で売り切れてしまって次回製作待ちです。
オーダーの際はご予約も可能ですので
お気軽にお問い合わせくださいね。

ちなみに、このローター、精度も良いし、硬さもあるんですが
ブレーキによっては干渉するものがあります。
DIYで取り付けの際はご注意を。

ハブもGB。

GBのハブは
ホワイトのハブやキングのハブなど
高級ハブと勝負しにいったわけではなく、
しっかり強く、部品交換ある程度可能で、シルバーの選択肢があって、
できるだけリーズナブルなハブを目指して作ったものです。
ちなみに回転良いです。

フランジもレトロで良いですね。
6Boltのローター対応、
9mmのQR、12mm、15mmに対応したアダプターカスタムも可能で
みなさまに使っていただけるハブとなりました。

タイヤはSW、Super Yummy!

タイヤは27.5インチ、2.22サイズのタイヤをチューブドで。
リムはデカール剥がしてますがDT Swissの最軽量のチューブレスレディリムなので
そっちに寄せていくことも可能です。

タイヤは後編でも紹介すると思うけど、
このタイヤはかなり良い。
かなりオールラウンドで、舗装路でもよく転がるし、
砂利や林道でも楽しく走れるので
かなり人気のタイヤです。

うーん、前編だけで魅力たっぷりですねー。
かなり坂道走れるバイクになってるので、
ほんと、いろんなところに行けるようになる。

絶対自転車で行くの無理だ!
って思ってたあの山も走れます、ほんとに。
住んでる地域、遊び尽くした方も、これから探検する方も
みなさまに乗っていただきたいバイクですね。

VOKKAのフレームストック状況。

現在、規格を2種類作っており、
ゆくゆくはこのスルー仕様に完全に切り替わり、
QRはオプション製作となります。

Sサイズ(490)身長158センチくらいから
…スルーアクスル仕様のストックがあります。
QR仕様は予約可能です。

Mサイズ(520)身長165センチくらいから
…QR仕様がラスト一本、スルーは予約可能です。

Lサイズ(545)身長172センチくらいから
…QR仕様がラスト一本、スルーは予約可能です。

もちろん合わせますが、
ロードバイクのようにビタビタに合わせるバイクではないので
ゆったりめに乗ってもらってOK、身長で言えばかなり幅があるので
たくさん の方に乗っていただけるんじゃないかと思います。

来週はサイドからリアにかけてご紹介。
パーツ入荷状況やご予約の順番など
複合的な理由はありますが、
この春にVOKKA乗って桜見る!
はストックフレームならギリ間に合うかな、ってところです。

山の桜は唐突に見つかるので
探検、楽しいですよ。
もちろん、鴨川もぶらっとしてみてください。
試乗車で出町柳くらいまでぐるっと回ると
少しは体感できると思います。

それでは来週もお楽しみに、
ではでは。。

MASN