グラベルATB、VOKKA。後編。

春の荒天。
これからどんどん暖かくなっていく季節。

生粋のサイクリストでも、ホビーライダーでも、
ほんとたまにしか乗らない人も、乗ったことないけど乗りたい人も、
全員心動く季節が春。

桜舞い散る中、あたたけー!とかふと一人で呟きながら
ぶらぶらライドするのはかなり贅沢なもんです。

そんでもって、やっぱ上質な自転車で遊びたい。
できたらちょっとお得に。
それがEBSのフレームなら可能です。

土手を見れば菜の花。
見上げれば桜。
鳥は早起きで、猫は寝ている。

僕はぶらっとこいで
朝から地卵の卵かけご飯食べてました。
ちょっとだけ坂道があって、少し山の中にあるけど、
やっぱ最高だね。

作ってくれるおばあちゃんが
昔はハイソカーに乗っていて、
ブンブン乗り回してたもんだよ!
とか言ってて(ド、ドーラおばさん…!?)
とかなったけど、楽しかった。

また解禁ライドしたいですね。
毎年言ってるけど、やっぱ春は
どんどんご相談あるのでライドイベントなかなかできない。

平日とかでも需要あるのかな?
やっぱ再開一発目は工房、いきたいよね。
もしやる時はEBSオーナー様に
SNSなどで告知するので気軽すぎる参加お願いします。

多分、きっちり列になって走って、、とかでなく、
輪行、ぶらぶらなんでもあり!好きに来てねー!
この時間BBQやってまーすくらいの
めちゃくちゃゆるい会だと思う。笑

さて、今週は
先週に引き続き全地形自転車、ATBである
EBSからはVOKKAを。

27.5インチ、QRからスルーへ変化し、
より規格ミックスなフレームとなったVOKKAですが、
このVOKKAはQR時代のものです。

どんどん規格って変わっていくけど、
規格が変わると値段も上がるんだよね。。
でも、QRはとても歴史のある規格。
どこでも手に入るし、良いものからリーズナブルなものまで選べるし、
なによりセルフでのカスタムなどがしやすいことがメリット。

特に、スルー規格のダイナモハブなどは
かなりの価格になってきました。
スペック面、数値面ではメリットの多いスルーシャフトですが、
多分、EBSのバイクにエンカウントした方は
数値以外の何かに惹かれたからだと思ってます。

カタログ上の
「これすごいぞ!」みたいなやつは
ロマンもあるし、それに惹かれるのめちゃわかるけど、
乗り味とか、使い方に対する必要さとか数値化できないから、
なんか輝いて見えた(これまじであります)とか、
持ってる空気感が自分と合いそうな気がした、とかでOKです。

そこからはオーナー様と僕でじっくり煮詰めていくフェーズなので、
必要なものを必要なだけ制作するスタイルに共感いただければ最高。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service (EBS)
VOKKA

このオールドマウンテンのような佇まいに
27.5規格、ディスク。
実はあんまりないんだよね、ATB。

フルサスみたいな使い方じゃないけど、
探検みたいなことはしてみたい。
山はべつに走らないけど、街乗りのスタイルとして
こんな感じがめっちゃ好き、とか。
当然全地形自転車なので
どこで乗ってもいいし、誰が乗ってもOKなんです。

ATB、って言われるだけあって
かなり総合的にバランス良いので乗りやすい。

ドラクエで言うと戦士寄りの勇者。
魔法も使えるし、重い剣も使える。
誰にでも優しいのに、勇気があって、山奥にも入っていける。

ロードバイクの魔法のような速さはないし、
マウンテンバイクのような力強さはない。(これは表現可能ですが)
でも、パーティーの先頭にやっぱり置きたいのはバランス型ですよね。

「いや、俺は薬草だけで過ごすから魔法は使えなくて良い」
とかは言わずに。笑

ちなみに、この「なんでもできる」タイプの自転車は
日本では「クロスバイク」と呼ばれます。
クロスバイクって、名前として使われすぎてて、
本当に安価なものでも名乗れる謎ジャンルになっちゃった。

本来は日本の造語で、
ロードバイクとマウンテンバイクを掛け合わせて
クロスさせた夢の自転車がクロスバイクだったはずなのに。

もし、言葉としてクロス、という単語を使うなら
EBSのSTUFFとVOKKAは兄弟車。
シルビアとワンエイティみたいな。(違う)
本物と本物をクロスさせて、
ロード寄りなのがSTUFF、
MTB寄りなのがVOKKAと思ってもらってOKです。

STUFFも太いタイヤは入るけど基本700Cでロード規格。
クロモリディスクロードからグラベルロード、ツーリングまで。
VOKKAは27.5インチでMTB規格。
山遊び系のMTBからATB、
ドロップハンドルでマウンテンドロップ、ツーリンググラベルにも。

今回はVOKKAで、
山遊びがしっかりできるギア構成、息子ちゃんと遊ぶために
おもちゃを運ぶバスケット、街乗りで楽ちんなダイナモライト。
そこに自分の好きなパーツをトッピングした
街乗りマウンテンのようなATBスタイル。

パパチャリとしてお父さん界隈でざわつくバイクなのは間違いないし、
実際誰もいない山で一人チルアウトすることも余裕でできる
万能型ですね。

今週は後半、
サイドビュー、サドルまわりからいってみよう!

サイドビュー。

今は工事中のこっち側から。
僕のバイクチェックが遅すぎて
季節感ばらばらだし、インスタは毎日投稿だから先に紹介できなくて
悟空VSフリーザのアニメ版みたいにってるけど、
しっかり毎日進めてますので見守ってください。笑

サイドはよりシンプルなフレームワークが見えますね。
長めのベースで安定感あるんだけど、
オールドMTBのような実験的な長さではなく、
現代で計算された最新ジオメトリでオールドのようないでたちを。

これがめちゃくちゃ良くって、かなり小気味良く走ります。
無駄に段差とか超えたくなること間違いなしなので、
多分、ちょっとした山にも興味出てくるかも。
京都だったらちょっと北に走ればすぐに林道出てきますし、
日本に住んでて全く緑なし、山なしなんてことはないので
ざっくりチャレンジしてみて。

サドルはBROOKS、Canbiumシリーズを。

カンビウムのシリーズの中でも
ちょっと珍しい色かも。
ブラックが基本のカンビウムで、たまに出るカラーもの。
オレンジとか、光沢のあるブラウンとかあるけど、
結構使うのが難しそう!って扱いをされることもある。

でも、引きで見てめちゃくちゃマッチしてる。
これはオーナー様がセンス抜群。
意外にマッチするんだよ!とか言いながらも
やはりこのネイビー基調に白、シルバー、ブラックをうまく取り入れられてると思う。

色が限定ってだけで
サドルとしては名作に変わりはない。
革のBROOKS、という印象がかなり強いですが、
実はこの天然ゴムの型の特許は革と同時期に取得されており、
発売時期を考えてもかなり前から構想として存在していて、
めちゃくちゃ練って登場したんだなと感じさせますね。

フレームカラーはワーク感のあるネイビー。

ちょっとグリーンみを感じる
深い紺色。
男前が着てるニッカのような感じ。

熟考してもらって決めていただいたカラー。
オリジナルの唯一性がつきやすい部分なので
自由に決めてください。
かなり多くからお選びいただけます。
正直余計に迷うこと間違いなしなので
ざっくりこのカラー!から煮詰めていくのがおすすめです。

EBSは工業的なカラーリングがとても得意で、
カラーパターンも工具や機械から連想されたりしているものは
数多くあり、このカラーもかなり響きましたね。笑

ちなみに、自転車の工具は
ブラックもしくはシルバーに何かの色が足される
ツートーンがとても多く、そのカラーに
インスパイアされることはとても多いです。

あとは好きなスポーツチームのユニフォームでもいいし、
使ってる文房具とかでもいい。
自然界に存在する、例えばお花のカラーバランスなどは
神秘の間違いなさ、完璧そのものなので
そのあたりも間違いがないです。

なにより、
これ、何色?
って聞かれた時に
これは好きなチームの〜、とか
かっこよくないですか?笑

クランクはSugino、チェーンリングはWolf Tooth。


この組み合わせは
鉄板中の鉄板ですが、実は性能的に綺麗に合うクランク、ってのは実はあんまりない。
というのも、このスタイルの組み方は
現行パーツでレトロなスタイルを表現しよう、という考え方ですが、
現行のマウンテンバイクなどは昔よりタイヤクリアランスが大きくとられており、
それなりに逃げのあるクランクでないといくらナローワイドといえどロスがデカすぎて
実用!とは言えません。

当然、タイヤもたくさん良いものが出ていて、広くなるのも必然。
でも、このレトロなスタイルのクランクは使いたい、、、場合。
このSuginoの4+1、5アームクランクか、
Grownから出しているPCD110のクランクあたりが
スクエアテーパーで、無茶な長さでなく、しっかりチェーンステーをかわせて、
しかもリーズナブルに実現可能というわけです。

アウトボードBBで、性能もルックスも追求したい!
という方はそれはそれでもちろん選択肢あります。
確かに、最新のクランクには重さとか、
いろいろ数値で見劣りする部分はあるかもしれない。

でも、スクエア=ただの古い規格、ではなく、
やはり現存してきた歴史があり、問題なく使っていけるということは
僕も感じていますし、試乗車もこの感じなので
是非ご体験いただければと思います。

ちなみに、このスタイルは
White Industriesから取りました。
シルバーのクランク、黒のチェーンリング。
真鍮のキャップ。
さすがにホワイトには敵わないけど、
このスタイル好き!って言ってくれるオーナー様多いので
集めてきてよかったなあと思います。

ちなみにこのクランクは無くなり次第一旦終了(手に入らない)、
多分あと5本くらいで店頭でも終売になると思います。
現行で使用されている型なので、どうにかして手に入れれるよう
また探しておきますのでオーダーの際は選択肢が増えてることを
ご期待ください。笑

34T。PCD110構成では最小で山乗りを目指す。

完全に山の仕様に持っていこうと思えば
もっと小さい歯数でリジットマウンテンなんてスタイルもOK。
今回はこのクランクで使える最小に、街乗りでも走れるギリを狙ったギア比を。
かなり軽く走れるので平地では物足りなさを感じる方もいらっしゃるかも。
その場合は36Tのご用意も、街乗りベースだと42Tなんかもあるので
気軽に選んで楽しみましょう。

中心は真鍮のキャップを。
これ入れるだけでグッと締まりますね。
この形はブラック、シルバー、ブラスとありますし、
カラーリングが豊富なSuginoのやつとかもあるので
これもワンポイント楽しめれば。
お任せセットアップでもこの辺は指定可能なので
何色が良い!とか言ってみてください。

MKS ALLWAYS。いつもここから。

今は結構大きめのペダルがトレンドで、
どんどん大型化してるけど、
その先駆けかつこの感じの形はやっぱ最高MKS。

このペダルはネクストシリーズと同じく
トリプルシールドベアリング構造になっていて、
めちゃくちゃ滑らか。

そして取り外し可能なピンもちょうど良い硬さ。
実はストラップ系のピストにもおすすめで、
入り口はピンなしでスッと入るように、
入れた後はがっちり噛むし、踏み面も大きいしでシンプルに良い。

ビンディング要らず!とは言いませんが、
スニーカーでフラットペダルで
気軽に山に遊びに行ける仕様は良いんじゃないかと。

この感じでももちろんスタンド取り付けOK。

グラベルロードやATB、ミニベロなど問わず、
クリアランスさえあればスタンドの取り付けが可能。
VOKKAはスタンド台座標準装備です。

シングルでも、ダブルでもOKで、
大きな荷物積む、とかになってくると
かなり有用になってきますね。

あんまり多くはないけど、
こどものせも可能ですので
その場合は丈夫なダブルレッグスタンド取り付けましょう。

GROWNのチューブカバー、FDシフトボスのキャップなど、
細かいとこにもパーツが入ってて良いですね。

リアビュー。

リアも良いですねえ。
このまま積載化してキャンプツーリングとかもできるし、
車に積んでキャンプ先で探検バイクとして遊ぶことも可能なので
是非、色々遊んでみて欲しいですね。

やってることは少年少女そのもの。
だって、チャリと土で遊んでんだもん。
でも、これが最高に健康だし、当然平地走るより
ハンドルも取られるし、ガタガタなので制御が楽しくて
細胞全体若返ります。

街乗り、サンド、林道OK、WTBタイヤ。

タイヤは自由。
フレームそれぞれに推奨の太さはあるけど、基本なんでもありです。
27.5規格はかなり選択肢あるので
タイヤが減るのが楽しみ(それは違うか)になるくらい、
次は何にしようかな、ってなれます。



人気のタイヤは常に品薄ですが、
Ventureもまたその人気タイヤのひとつ。

粒感のあるセンターにサイドセミノブ。
グリップや排水性、砂地などでのアドバンテージも活かし、
かつ街乗りでの転がりも良い。

サイドもしなやかで、
乗り心地も良いですね。
完全に街乗りだともうちょいスリックの方が良いかもだけど、
せっかくこっち系の自転車組むならちょっと迫力のあるタイヤが良い、
という方は意外に多いです。
ということは、やはり自由ということです。笑

ちなみにリムはDTのハトメ付き。
チューブレスレディとかじゃないけど、
この強度の高いリムは個人的に好き。
すでにカタログアウトしている型番なので少しレアです。

自転車は右側が正面になることが多いので、
横正面はノーロゴで。
裏には少しDT感を残しておきました。

ブレーキはAvid BB5。

ブレーキは敢えてのロード用を。
ブレーキレバーが豊富だからね。
ちなみに引きも軽くて、コスパ抜群です。

油圧ブレーキ、当然良いけど、
ワイヤーカラーも遊べる機械式も最高です。

リア構成はDeore。

SHIMANO Deoreといえば
マウンテンバイクコンポーネントの入門クラス。
入門、っていうとなんか初心者とか、そういう単語が出てきそうだけど、
別にそんなことない。

今のDeoreめちゃくちゃ良いし、
11-51Tの構成なので前期XTよりハイギアレシオです。
もちろん、上位になるとカセットどんどん軽くなってくるので
良いものになっていくんですが、
進化しまくるコンポにはそこまでコストをかけず、
ハブやヘッドに投資した方が長く使えるのでおすすめです。

でも、そうしたおすすめができるのは
入門クラスでガンガン実用可能なSHIMANO様様なんですよね。

RDのデザインもシンプルで良いよね。
ロードコンポは105から急に良くなるけど、
MTBコンポはDeoreからそれなりにキテる。
もちろんSLX、XTと最高です。

リアハブはWhite Industries。

そうそう交換しないホイール。
ちゃんとしたものを組んでおけば、しっかり長く使えます。
交換するのはある種どれでも可能なんですが、
ホイールは家に何個もあるとなかなか邪魔です。笑
で、チェーンリングやカセット、ペダルやハンドルなどは
ギリ置いておけるし、交換も楽しめるけど、
ホイールをアップグレードした場合、まず前のホイールは使わないです。
なので、あらかじめ長く使えるものを入れておくのはとても良い選択肢かと思います。

ちなみにWhite Industriesのハブはその中でも最高峰。
実は昨日値上げの発表がありました。。
普通、予約商品は予約時点での価格設定になるんですが、
その価格ですらすでに値上げ後だったのに今回為替がちょい弱になったので
入ってくる価格が変わった。
のでまた値上げです。。

現在ご予約いただいてる方は現行価格で。
今日よりは新価格となります。
長く使えるものなので、できるだけ早く使いだす方がお得ではあるので
是非ご検討ください。

いやー、今週もナイスバイクでしたね〜!
走り出せばとても軽くて、意外にもパッとスポーツライドが楽しめるし、
タフな仕上げなのでガンガン乗れます。

VOKKAのストック、試乗車情報。

現在、VOKKAのストックは追加製作したSサイズのみ。
M、Lは予約となります。

試乗車はSサイズが今週よりお披露目。
Mサイズもこれから巡業に出ますがいまのところあります。
Lサイズは僕が乗ってるのでいつでもOKです。
ということは、まさかの全サイズあるということですね。笑
これ、かなりレアケースです。

今のご時世とVOKKA、
かなりハマっててとても多くお問い合わせいただきます。
ツーリングまでは行かないけど便利で乗りやすいやつ!
からグラベル的使い方まで万能なVOKKAを是非。

来週からはもしかしたら試乗車のご紹介が入るかも。
EBSファミリーオファーも超お得ですので
みなさまチェックよろしくです。

ではでは。。

MASN