2024 Frame making now Online Store

春のNew試乗車。そのまま欲しくなるグラベルロード、EBS STUFF!!

さて、春も始まり
日々多くの方のご相談が聞けて最高潮のMASN。
オーダーという特性上、すぐに納車、ってのは
なかなかできないんですが、
あるルートだったり、車種だったりは
かなり早い納期を出せるので、
早く欲しい!って方は一度お問い合わせください。

ちゃんとこだわった上で、
妥協なくはやめに納車できる道筋を一緒に探しましょう。

桜が終われば、、っておもってるでしょ。
京都は寒暖の差がめちゃくちゃ激しいので、
まだ満開見れるところもあるし、
気温、品種によってはいまからのところもたくさんある。

今からでもお花見サイクリング余裕なので
みなさん探検がてら是非京都へお越しくださいませ。

で、そのあとはG.W。
今年のGWの営業は4/30と5/1の二日間のみです。
ガンガンオープン!とか思ってたけど、
なかなか難しいね。笑

ご連絡やご相談はいつでもOKなので
ほんと、お気軽によろしくです。

今週こそオーナー様の
ニューバイクデー、バイクチェックさせていただこうと思ってたけど、
せっかくなんで先週に引き続き試乗車のご紹介を。
このまま販売車として展示しようかと思ったけど、
せっかく組んだのでまずは皆様に乗っていただければ。

どうしてもこれが欲しい!
とか、めちゃくちゃハマった方はもちろんご販売可能ですので
お気に召せば是非。

今週のご紹介は、
一番乗りやすいポジションで組ませてもらったグラベルロード。
もともとグラベルの試乗車は置いてあったんだけど、
より乗りやすく新登場。

ギア比的にはThe グラベルの組み方で、
京都の山なら気合いで行ける構成です。
個人的にはグラベルロード用のより大きいカセット
必ず必要だと思ってんだけど、どうなのかな。
日本人健脚すぎだろ!とかたまに思うくらい
もっと軽いギア欲しいですね。笑

ちなみに、軽いギアは存在し、
実際に組めるので、そのあたりもご相談いただければ。
今回は、街乗りでのスピード感に満足いくもの、プラス
探検ライドも余裕でガンガンこなす
荒地OKなグラベルツアラー的な感じで組んでます。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service (EBS)
STUFF

うーん、良い色だ。
STUFFは先週のVOKKAと兄弟分。
同じような組み方ができるんですが、
STUFFはよりロード寄り、
700Cで43Cあたりを想定してます。
かかりの良い650B仕様でも組めるので
よりパンチ効かせたい場合は650Bもアリです。

今回の試乗車はセットアップでトップを詰めたSサイズのフレーム。
STUFFはホリゾンタルフレームなんだけど、
Sサイズのみパイプ一本分スローピング。

この形で走りたいから、っていう理由で
サイズダウンをベースにご来店される方がいるほど
安定感のあるフレームジオメトリーです。
もちろん、そんなご要望があった場合は
しっかりサイズを合わせて製作しますので
お気軽にご相談ください。

基本的に常時展示になる予定で、この子は巡業せず、
ずっとEBS京都にいてもらうつもりなので、
いつでも試乗OKです。
こちらもお気軽にご予約くださいね。

そんじゃ、フロントまわりからいってみよう!!

フロントビュー。

鴨川ざっくり走ったんですが、やっぱ良い。
試乗して頂きやすいよう、
あえてフレアしまくってるハンドルなどをチョイスせず、
「乗り心地の良いロードバイク」のようなイメージで組んでますが
この仕様なら即グラベルでも使えますね。

そのあと、どんどん自分の好みで仕上げて行っても良いかもです。


なにより、自走でいろいろ行けてしまう京都のような地域にお住まいであれば
毎日の通勤ロードとしてガンガン使って頂き、
週末の探検用として一台で全てやっちゃうオールロードみたいな組み方もできるので
色々ご意見、イメージくだされば。

個人的に今オールロードまた乗りたくなってきてるんで、
そっち系で一台組み直そうかなあ。
とかいって、純粋なロードバイクも好きなんだよね。

STUFFは、好きな方からはじめてのかたまで
乗れば納得していただける「楽しい!」があるので、
グラベルロード系お探しの方はまずこれ、って感じです。

ハンドルまわり。

ハンドルはNITTO×EBS 30 Drop Bar。

480mm幅のショートリーチで
街乗りでも派手すぎず、林道やちょっとした荒れも楽しくクリアできる両立性。
プラス、柔らかめというデメリットのように聞こえてしまう特性も
EBSならではのNITTOさんへのオーダー。

昨今、どんどん素材って硬くなっていて、
当然硬いと疲れやすいわけです。ダイレクトに喰らうからね。
それはもちろん恩恵も生んでいて、どんどん入力強度もあげられるし、
反応性も良くなるので速く、早く!ならめちゃくちゃアリ。

でも、そんなガチですか、ってなると僕も違うし、
周りをみても硬いハンドルだらけだったので、
あえて昔ながらの感じで作ってもらった上で少しだけ幅広なのがこのハンドル。

もちろん、硬いのも最高です。
テレビで神がかった鬼引きを見せる世界のトッププロと
同じフレーム、同じパーツで乗れるのが自転車の魅力でもあります。
トッププロと同じ走りなんかできるわけがない(まじで化け物しかいません)
けど、好きなチームのサッカーボールとか、ユニ買うのと同じ感じなんですよね。

応援したいし、一員になりたいし、当然好きだから速くも走りたい。
ただ、自転車は完全に機材スポーツなので、
完全最新型のロード買うにはなかなかの金額がかかりますが。。

僕たちはクロモリがメインで、
全く違う切り口からご提案が始まっているけど、
せっかくならば良いもので、という考えには賛同しかありません。
それが一過性のもので、長く満足して使っていけるものでないなら
少し話は変わりますが。。

(それでもやりたい時ってあるよね!)
僕は買う人か売る人かで言われたら当然売る人なわけですが、
買う人でもあるし、乗る人でもある。
めちゃくちゃ古株の業界人とかでもないし、
そういうのはあんま好きじゃない。

から、できるだけ、やりたい形を
セオリーやルールをご説明しながらも思い切って無視したり、
ぶち破ったりできるものを
オーナー様と一緒にできれば、と思ってますね。

ハンドルの項目で話す内容では全くなかったですが、
そうしたカウンター的な思いもハンドルに入ってます。
硬いなら柔らかく。柔らかいなら硬く。
振り幅大きく、いろんなご提案ができれば。

変速、ブレーキレバーはSRAM Apex1。

フロントシングルといえば
もはや当たり前となったシステムですが、
初めはSRAMが持ってきた考え方。

この渦中、ほんといろんなことがあって
SHIMANOもSRAMも手に入りにくいけど、
どーせ待つなら、ってことで好きな組み方してみるのも一興。

今回はSRAMで言うとグラベルロードエントリー、
十分使えてメガレンジOKなApex1を。

1×11の構成で、機械式ディスクブレーキです。
油圧でももちろん組めますが、
機械式が選択可能なら僕は機械式で十分な場合が多いし、
いろんな場所でメンテナンスしてもらいやすい
機械式をチョイスすることが多いです。

ブレーキの質によりますが、
当然ブレーキなんだから握れば効くし、
使ってみてこれダメだ!ってなったものは
そもそも紹介すらしないので。

今回もかなりリーズナブルなフラットマウント使ってるんですが、
いい意味で調整もしやすかったし、制動も合格ライン。
こうした積み重ねが価格に響いてくるので、
どこにこだわってどこを良い感じでおさめるか。
もちろん、ブレーキこそ最も大切である(同意です)という方もいらっしゃるし、
いや、ルックスを重視してめちゃかっこいいクランク入れるぜ!(同意です)と言う方も。

この自由度こそがEBS京都の魅力、
今あるものやこれから入ってくるもの、
常に探し回ってるので、納期優先、性能優先、
どこからでも自由度の高い組み方ができます。


サブレバー取り付けOKで、かつ取り付けやすいハンドル設定。
グラベルとなると、結構フラット部も握ることになるので
サブレバーあった方が良いシーンもあると思いますね。

ちなみに、店頭にサブレバー付きのSTUFFもあるので
今のところ見比べてみることも可能です。

ブラケットも無駄がなく、小型化されており、
手の小さい方も不安なくグラベルに誘います。

ヘッドセットはChris King。

試乗車にキングはやりすぎだろ!
って声もあるかもしれませんが、百貨店展示から帰ってきた車体がベースになってるので
それなりのパーツで組まれており、ヘッドも体感していただけます。

ただ、パッと乗って
「やっぱKINGのへっど良いわ〜」
とはなりません。
このヘッドを街乗りで使うとなると、良さが伝わってくるのは
5年後くらいからですね。
グラベルなどの上下衝撃が多いエリアでの運用となると
硬さ、精度、滑らかさなどを感じることができ「良い、、!」となるのですが、
それすらも自然すぎて感じることができない、
「壊れない」という当たり前の幸せを支えてくれるのがこのパーツです。

粗悪なヘッド(そもそも使いませんが)だと、
2年くらいから(あれ?)みたいな違和感が出てきて
交換に時間はかかるわお金もかかるわで誰も良いことないので。
無くなって気づく、よりなくならない信頼を。
毎年いろんなカラー出るのでその時その時の出会いを楽しむも良し、
長年付き合うことになるので間違いないカラーを選ぶも良しであります。

フロントはダブルアイレット、12mmスルーアクスル。

ラックやフェンダーOKで、かつ現行規格。
今やなんでもできる自転車は当たり前となりましたが、
もともとマルチだったSTUFFも同じくアップデートを繰り返し
今の感性で「なんでもできる」を体現。

より剛性も取れ、整備性としても使いやすいスルーアクスルに。
もちろんQR仕様も製作可能です。

調子良い機械式フラットマウントブレーキ。

これ、そんなにめちゃくちゃ高性能!とかではないんですが、
アダプターも標準装備で価格も優しく、これからガンガン登場すると思います。
ブレーキにはこだわりたいところですが、
安価で効くものがありゃそりゃ助かる。

結構前から持ってたけど、改めて再確認。
機械式だとPAULも、EQUALもやはり最高ですが、
価格に対しての対抗馬はこのブレーキになるでしょう。

ローターはSHIMANOのMTシリーズ、
ブラックとシルバーのバランスが良くて、
かつ精度も出てるし効きも冷却もばっちり。
シャフトはDTのものを使いました。
シャフトはEBSオリジナルのものでも、なんでもOK。
固定角度を変えられて、すっきりさせたいならばDTかな。

ホイールはDT Swiss G1800。

グラベルバイクのエントリー設定の中では
最も良かったG1800シリーズ。
前後で6万円ほどで手に入ってしまうという価格帯に加え、
しっかりぱっきりしてるのに何故か乗り心地めっちゃ良いという不思議なホイール。
この試乗車を組む時に一番初めにきめた部分です。

もっと良いホイールはもちろんあるんですが、
さすがのDTといいますか、技術と価格の両立が素晴らしいです。
このホイールはちょっとだけですが確保してるので
すぐにご用意可能、クロッシーでスタンダードな仕様からでも
このホイールをいれておけばいつでもアップデートできますし、
追加で必要なものも多少少なくなるので
最終的なコスト、満足度ともに高いと思いますね。

そんでもって、タイヤは、、

WTB byway 40。

このどんどん幅広化してゆくタイヤ事情。
いまや40Cでもちょっと細いか?などと思われる謎現象が起きてますが
(たまに僕もその錯覚に陥ります。笑)
もちろん十分。

センタースリック、ヤスリ目、サンドパターン、スモールノブと
真ん中から外に向かうにつれハードになる形状。
オンロードでの空気圧、使用面ですとほぼスリックな使い心地。
低気圧帯、かつふかふか系やじゃりじゃり系路面だと
しっかりノブまで使える構成でグリップ、転がりを両立。

この画像でもわかるかと思いますが、
空気圧規定より90%前後で鴨川を何も考えずにぐるり回ってきて
真ん中のみに土がついているのがわかると思います。
ほとんど抵抗なくオンロード、鴨川のような砂エリアもこのくらいですし、
実際に林道などに向かいますと全面使え、
かつグッと刺さるグリップ感も感じることができます。

横にノブがあるタイヤは舗装路に弱いと思われがちですが、
しっかりと考えられたタイヤはそのエリアごとに
最高のパフォーマンスを発揮できるよう作られてるので
色々履いてみてください。

うーん、サイドも紹介できればって思ってたけど時間切れ。笑
本当はオーナー様のバイクチェックもさせていただきたいのですが、
来週はサイド、リアとご紹介させていただきます。

STUFF自体、めちゃくちゃ気軽な街乗り、
コミューターとして乗って欲しい組み方もあるし、
まじでどこでも入っていけそうなオールロードで組ませてもらうこともあり、
作ってる自分が「ほんとにマルチやね君!」って思うくらい色々できます。

650Bでより太いタイヤを履かせたまるでMTBドロップ派生のような
グリグリいけるSUVみたいな組み方もできるし、
逆に大は小を兼ね、シクロ的な組み方も、
ディスクロードな組み方もできるので
一度仕様が固まっても、常に自分のスタイルに合わせて変化できるような
拡張性を持たせて組んでおくと長く楽しめると思います。

試乗はいつでもお気軽に。
御所〜鴨川〜岡崎〜南禅寺裏くらいの
オンロード、市街地、信号多い、少ない、砂、石畳、坂道、落ち葉道と
複合的かつ街乗りエリア内でセットアップしてるので
かなり「いいぞこれ!」ってなるような組み方になってます。

気になる方はご連絡くださいね。

ではでは。。

MASN

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