2024 Frame making now Online Store

ハイギアード&リラックスで快速快適。Horizontal 451 Disc!

いやー、今週もありがとうございました。
ご予約したいただいたお客様、残念ながらご予約のご都合合わなかったお客様。
ほんとにありがとうございます。

ご予約のおかげで確実に空けられる時間で写真撮影ができたりと
とても助かっております。

一度のご予約は最大2時間程度ですが、
ごゆっくりお話、ご相談いただけますので
これからもよろしくお願いします。

ご予約なしでのご来店も当然歓迎したいのですが、
どうしても一人でやっており、お一人様ずつお話するため
空き時間であれば良いのですが、
やはり組み付け作業、メンテナンス、撮影やWeb作業などあり
どうしてもご案内できないことも多いです。

せっかく来たのに!ってのはもうめちゃくちゃわかるんですが、
ご予約いただいたお客様のイメージされる車体を
パッと花開くご提案をしっかりしたいため、書類などご用意する時間もあります。
無理なご入店などは控えていただければ最高です。

極少数の方のみのためにこのようなアナウンスをすると
「予約していくのめっちゃ怖いわ!」
「予約したら絶対買わないといけない」みたいになってしまうのが
僕も全く望んでおらず避けてきたのですが、
毎週末、ご予約なしでご入店お断りさせていただくと
お叱りのお言葉受けることあるのですが、
正直、まじで予約して来てくださいとしか言えません。

予約時間外、あと15分でご予約時間、という中、
手を止め、お話させていただいております。
遠くからせっかく来たんだから入れろ!
みたいなのはまじでご勘弁ください。
僕もお断り、とても心苦しいですし、
そんなところから!って方にEBSを紹介したい気持ちは山ほどあります。

でも、ご予約してきてくださっているお客様がどうしても優先で、
全てはオーナー様のために存在しているような男でありますので
ご理解いただけますととても嬉しいです。
もちろん、ご予約いただければ
お話から試乗、なんでもOKです。
「ちょっと見たいだけなんだけど」
なんてのも全く問題なくOKです。
こちら、改めてよろしくお願いします。

さて、
なんかWeb上で苦言を言っちゃってすみません。
本気で良い自転車体験してもらいたいからやっていることなので
忍道曲げずに生きていきたいと思います。

さて、今週のご紹介は
特別製作シリーズ、
EBSのミニベロのなかでも最もオーソドックス、かつ黄金比でタイムレスな
Horizontal 451、EBS京都を代表するミニベロフレームをカスタム。

Horizontal 451はやはりスーパーロングセラーで、
数多く製作させていただいているからこそ
かなり多くの派生種が存在します。

それは僕が日々、365日SNSやカタログに張り付いて
ノリで感じている「今こんなん欲しい」ってやつを
EBS京都限定モデルとして製作したものもありますし、
オーナー様のご要望をMixしたもの、
ベースはホリゾンタル451でも完全に1から起こしたレベルのものまで
かなり多数。

今月末までこうした特別製作シリーズはお受けしているのですが、
これは期間限定というわけではなく、
一度に受けれる数が最大でも5本くらいだということです。

例えば、純正仕様のフレームであれば
細かな穴位置などがきっちり設定されているため
オーナー様も、僕もわかりやすいですし、
調達し、完成までのロードマップはある程度すぐ見えます。

が、細かなご要望がある場合、
現車でパーツを合わせたり、必要であれば専用に作り替えることなどもあり、
かなりご相談内容が濃くなるということから、
全体で僕が本気でぶつかれる数のみとなっております。

受付はいつでもOKなので、
急ぎでない方はごゆるりとメールなどでご相談いただければと思います。


そんじゃ、今週のご紹介は…


Engineerd Bike Service(EBS)
Horizontal 451 Disc

うーん、良い。
カスタム内容があまり伝わらないのが最高に良い。
それは、元からあったみたいにまとまっているから。

シンプルなまま機能拡張し、
よりオーナー様に合わせた製作。

今回は純正のキャリパーブレーキ仕様から
ディスクブレーキ仕様へ。
実は、ディスク仕様自体が副次的な狙いで
本題は違うところにあるのですが、
綺麗にまとまっております。

ディスクこそ正義、とかはなくって、
確かに増えているけど、リムブレーキならではのメリットや
良さもあるので、お好みに合わせていければ最高です。

特別製作シリーズとは?

毎年、少数製作の中でも特に少ない、特別仕様モデルのご案内です。

ワイヤー内装工作やダイナモコードなどはオプション製作で、
いつでもオーダーいただけますが、
規格の変更やパイプ素材の変更など、大きく構造を変更するものは
特別製作となります。

オーダー期間は1年〜、
その仕様のためだけに製作期間を設けますので
ある種とても贅沢で良いです。笑

あとは、特別製作やオプションのあるフレームは
フレームセットのみのご購入が不可です。

これは、セルフビルドやオーナー様が
懇意にしていらっしゃるショップ様で組み、
万が一なにか不備が出てしまった場合、
こちらにあるものと比べたりということが不可能ですので
全て私が組み付けさせていただきます。

もちろん、フレームセット購入可能なフレームはたくさんありますので
ご自身で組みにチャレンジしてみたい方は是非。

そんじゃ、フロントまわりから行ってみよう!

フロントビュー。

やはり目についてくるのは
かなりアップライトポジションのブルムースバー。
そこからシンプルに構成された
グリーングレーのベースに入ってくるシルバー、ブラックのバランス感が最高。

ハンドルまわり。

弓なりにバックスイープした
OLD MTBでよく採用されていたハンドルバー。
首下も長く設定されていて、
MTBはもちろん、ミニベロでもハマります。

NITTO×Rivendell B901 Bullmoose Bar。

昔、まだ自転車で山をガンガン降るには
強度が不安だった過去のこと。
V字でステムの強度を三角的に確保し、
かつ一体型にすることでより頑強に。

今では余裕で出せる強度なんですが、
「強度を出すために生まれた」形はやはり機能美として残る。

アメリカのRivがNITTOに別注したモデルです。
ミニベロに搭載するということ自体が稀有ですが、
乗り方としてかなりゆったりで良いと思います。

この首下の長さにアップライトポジション。
相当楽に乗れます。

プラス、クロモリハンドルで剛性、しなりとばっちりなので
重量はそれなりにありますがぐいぐいいけます。
ハンドル下にスペースも確保されるので
ハンドルバーバッグやバスケット、ラックなどなんでもありです。

OURYグリップ、Dia Compe SS-6、SRAM Apex 1。

間違いないセットで
フラットバーポジションで楽しく街乗りスポーツ。
楽なポジションとハイギアードでなかなか相反する仕様になってるんですが、
踏めば踏むほど加速するので楽しい。

まずはグリップはOURY。
安定して手に入ること、どんな自転車にもハマること、リーズナブルなこと。
ゴム系グリップは消耗品で、確実に劣化します。

そんな時に、
(うわーグリップたけーなあ!)ってなって
不快なのに使い続けたりするルートを選ばずに済みます。
もちろん性能、握り心地も良し。

僕もなかなかの数のグリップ使ってきてるので
長持ち系、回転系と楽しく選べると思うので
オーナー様、交換の際はお気軽にご相談くださいね。

シフターはSRAMのトリガーを。
フラットロードに使うラピッド系シフトで
押し&押しで変速するタイプ。
11速のフラットバーミニベロってありそうであんまないので
このあたりカスタムで表現すると乗りやすいギア比を獲得できます。

ブレーキレバーはDCのSS-6。
個人的な好みもありますが、ロード系ディスクキャリパーとの相性がとても良く、
単体では想像できない軽い引きを実現します。

ブレーキレバーは良いもの使えばかなり長く使えます。

PAULやRideaなどCNC系もめちゃくちゃ好きだけど、
この万能感はDCならでは。

間違いないヘッドセット。Chris King。

クリスキング。
世界最高峰のヘッドセットといえばこのブランド。
ヘッドセットってそもそも上下左右、回転と衝撃でトラブルの起きやすく、
しかも気付きにくくていざ「これは持っていって診てもらう」ってなった時に
中開けると削れて手遅れ、みたいなことが起きやすいポイント。

わかりにくかったらどうしたらいいんだよ!
ってなると思いますが、ひたすら定期的なメンテナンス、これしかないです。

その不安を完璧にぶった斬るのがKINGのヘッド。
もちろんメンテナンスは必要ですが、
ある種ほったらかしにしててもへこたれないし、
分解して、点検して、と預かりになってしまうようなメンテナンスを
半永久的に使えるようなシステムにしてある夢のパーツ。

これを入れるだけで変な不安一個消えます、ほんとに。
自転車は回転しているパーツが多いし、露出もしているから
雨水、塩など注意点はあるものの
こうしたトラブルを未然に防ぐパーツが入ってると
変な故障のリスクがぐっと減るので
結果的に安かったり、いちいちメンテに行かずに
自分で空気を入れたり注油をするセルフメンテで十分、
年間単位でお見せいただければ長く安心です。

この一年でなかなか値上がりしたパーツの一つですが、
これからまた上がっちゃうかも。
確実に長く使えるパーツ、どうせ入れるなら
一番安い今が最高かも。

ブラックバッヂ仕様。

これは別にカスタムとかではないんだけど、
バッヂにはペイントなどの選択肢があります。
今回はブラックで。

ヘッドまわりかなり締まるので
ブラックパーツを多く使っていたりする場合はおすすめです。

BM社の最高光量。IQ-X。

普段、EBS京都でよく使用するフロントライトは
ダイナモライト、車輪が回れば点灯するものが多いです。
もちろんそれ以外もたくさんあるけど、便利さ重視ならまちがいなくこれ。

今回はその中でも最大の明るさを実現した
ハイエンドのライトを。

推しライトとしていつも登場する
「IQ-XS」の兄貴です。
これはお好みで、走るエリアや時間帯で選んでもらってOKです。



今回は真夜中、多分自転車で帰る日がたくさんあるだろうな、って思って
光量のより大きいライトを選びました。
夜中に帰る理由とか、なぜより安全性を考慮してこのライトなのか、
はここでは語れないのですが、
冬場の夜の帰宅、退勤などがあれば
確実に有用であると確信しご案内させていただきました。

なぜなら、僕も同じ状況になることがあるからです。笑
このライトなら、真夜中の鴨川も安心して走れるレベルです、まじで。

ダイナモコードガイド。

フレームカスタム時点でダイナモ導入が決まっているなら
確実に入れておきたいコードガイド。
フレーム内装も可能ですが、安価で、かつ必要十分、メンテ性も保たれるという
なかなかに便利なやつです。

メンテナンス性は正直メカニック側のお話で、
オーナー様には関係がないのですが、
これは「僕以外のメカさんが触る場合」を想定したものです。

僕もたまに触って「わかんねえよ!!!」ってなる時あるんだけど、
完全内装のE-Bikeとかは配線が「これ直す前提でつくってねえな」みたいなのもあり、
配線の把握だけで30分くらいかかったりします。
僕たちは時間工賃なのでかかればかかるほどお金もかかるから
早くしてあげたい。けど、まじでわからん。笑

ってなったら嫌だし、そもそもそういう時はお断りが入る可能性もあるので
外装だけど目立ちにくいガイド式で安定してます。
これならばどこが悪いか一目瞭然。

まあ、滅多なことでは断線したりしないんだけど、こうした
整備性をよくしておくことでどこでも触ってもらえるというのは
かなり大きなメリットになります。

これは自転車屋の悪習と言われることもあるし、
ある程度僕は賛成している部分はあるのですが、
自転車屋さんには大きく分けてふたつ、
「自分のとこで買ったやつしか触らねえ」ってショップと
「他店購入大歓迎!」ってショップがある。

個人〜大手でもちろん解釈は変わるし、どっちが良いとかまじでないです。
でも、僕はここEBS京都でのスタンスは「自分のとこで、、」の前者派です。
そんな高圧的な感じじゃないし、他のも触れるけど、
これ、多分当初って個人開業した自転車屋さんを守るための
地域密着系の案だったんだと思うんです。

・頑張って組んで、いっぱい紹介して売って、乗ってもらう。
売れば売るほど修理も当然増えて、修理でご飯が食べられる。
という構図。

これを、他店歓迎です!
ってなると、価格競争で不利な個人は死んでいくし、
日常点検は安いとこ、重作業は販売店で、ってなると
「誰がどこまで触ったかわからない」状態になり、
結局全部触って結果高い、、みたいになってしまうからです。

本田に日産持っていかないのと同じ
(倍近くかかるけど診てくれるけどね!)で、
やはりそれがどうなってるか知っている人が触るべきだと思うので。

が、僕は週の何日か
敢えてジャンルレス、なんでもこい!なショップで修理をしています。
これは自身のスキルアップのためでもあるし、
変に個人営業のこだわり、頑固一徹、に寄りすぎないようにしたいからです。

そんな時に、
「いやー、これどこいっても断られたんだよね!」
とか聞くと「俺がぜってえ直してやる」と唆る出来事もあるのですが、
楽天で買った電動とかはコンプラ的に触れないのでご勘弁を。笑

また脱線してしまったけど、
双方からの経験を通じて
もちろん自分が全て請け負いたいが、
「どこでも修理可能な仕様にしておく」というのが
僕の製作の大切なラインです。

とはいえ、コダワリもスタイルも出したいし、
もっとオーバーグラウンドにもやりたい。

今この瞬間も修行中、
どんどんスキルアップしていくMASNにご期待ください。
スキルアップを確信すれば工賃も上がりますが、
よほど自信がないとあげないのでご安心ください。笑
ただ、作業に対する安さで仕事はしません、誰も得しないので。

ダイナモコードだけで熱く語るんじゃねえ!笑

これが電源、SPのダイナモハブ。


で、そのコードをつないで
電力を作ってくれるのがこのSP(シャッタープレジション)のハブ。
高性能なのにリーズナブル、、と思いきや、
今年値上がりしてなかなかの値段になりました。笑
とはいえまだ導入に対する価格とすればお得感はあるけど、
使い出してからでないとダイナモライトの良さってなかなかわからないので
むずかしいところですね 。

で、なんでこのSPを推すのか、ってところは
「ミニベロの高回転にもしっかり調整、耐えるから」です。
ダイナモは一周あたりの電力を示すので、
700C、650B、26、24、20、16,,,と数多くある車輪規格ごとにざっくり分ける必要があり、
今回のように451ホイールで高回転だと発電しすぎてしまうので
451に合わせて調整されたものが最適というわけです。

650用のダイナモハブでもまあ、問題なく点灯することを
EBS京都では確認しており、2年くらいでは全く問題がないことを実践していますが、
オーナー様には全くお勧めしておらず、ダイナモハブ指定がなければ
ホイールサイズに合わせた規格に僕が合わせて調達します。

SPのハブはこんな小型で発電できるんだ、って思うくらい小さくて、
「街乗りで便利にしてまーす!」みたいな感じになりません。
僕が乗っているVOKKAにも搭載されているし、
そのハブをミニベロでガンガン使った後VOKKAに移植しています。
これは試乗可能ですのでお気軽にダイナモご体験あれ。
でも、夜しか無理か。。
夜でも大歓迎です!

GBのローター。

めちゃくちゃお問い合わせあるのにずっと完売状態の
GROWNのローター。
残念ながらこのローター、なかなか手間がかかってて
まだ先になります。。

制動力はもちろんのこと、
ヨレが少ないのでアタリが出たあとは
ガンガン効きます。
軽くはないんだけどね。

ブロンズカラーはどんなバイクにも合わせやすいので
ディスク規格乗ってるかたはチェックよろしくです。
ちなみに、160と140を出していて、
これは140mm。

ミニベロの車輪径だと160じゃ存在感出過ぎてしまうし、
そこまでの制動力が必要なシーンもないので
140を入れています。

ちなみに140でもキャリパーよりはもちろん制動力UP。
キャリパーとディスクのメリットデメリットは
本当に相反してるのでお好みでいきましょう。

ワイヤー類はNISSENケーブル。

EBS京都のワイヤー類は
指定がない限りNISSENアウター固定です。
インナーもNISSENなんだけど、インナーはなかなかのお値段するので
少しでもご予算抑えたい方はこのインナー類などを別のものに交換可能です。

大阪は岸和田、
ワイヤーの専門メーカー。
明らかにしなやかで柔らかくて軽い。

文句の付け所がないワイヤーです。
カラーも豊富なので、ワイヤーカラーで遊んでみたいかたも
日泉ケーブルは強い味方です。

いやー、今週もナイスバイク!でしたねー!
ちょっと僕の思想が途中乱入してきましたがすみません。笑

特別製作、今週と来週の受付で一旦締め切りです。
他にないミニベロを作りたい方や、
ここがこうなってれば、、というトッピングをイメージしておられる方など
お気軽にお問い合わせくださいませ。

来週はサイド、リアビューを。

ではでは。。

MASN

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