グラベルバイクで街から山まで縦横無尽。京都自転車EBS/STUFF!後編。

さて、今週もはじまりました
EBSバイクチェックブログ。

今週は月曜日も私店舗におりますので
明日もよろしくお願いします!
ちなみに、明日はめずらしく二人でいるので
ご予約の必要はありませんのでお気軽にご来店ください。

もし、2時間くらいゆっくりお話しして
決めていきたいお客様いらっしゃいましたら
もちろんご予約も可能ですのでメールからでも、
当日はお電話でもお受けできますのでこちらもあわせて。

今週はグラベルロードのご紹介の後編、
マルチパーパスなSTUFFをグラベルロードとして。

細身のクラシックなクロモリフレームで
グラベルを作る、というのは
かなり自己満足度の高い選択肢で、
かつ、より自分のペースで
乗っていただける大人の選択肢の一つであると言えます。

衝撃に強いそのタフな素材は
グラベルでの頑強さはもちろん、キャンプやグラベルツーリングの
積載においても有用であり、かつ山の中でのレトロな佇まいは
今や少しレアであり、かなり映えます。

そして、街乗りという、
自分がどれだけ大切にしていても無慈悲なスーパータフエリアでも
(特に駐輪場とかね!)
やはり丈夫であるということは優位です。

そして、やはり長く乗ることによってついてくるオーラは
クロモリの魅力そのもので、ガンガン使って、
当然ボロボロになる部分もあるけど、
手入れされた自転車というものは誰の目から見てもわかるもので、
「こいつ、なんだかんだ好きなんだよね!」ってなると僕も嬉しい。

グラベルロードは大体が街乗りも快適にできるようになっていて、
めちゃくちゃビュンビュン速度を上げる乗り方はそうしない方には
より気持ちよくロードに乗る、という部分を満たせる
世の中でめちゃくちゃ売れているだけあってやっぱ間違いないです。

STUFFは特にそこからの変化に強く、
がっちりグラベル乗ってた方も
今やお父さんで、チャイルドシートつけてる方もいらっしゃいますし、
なかなかなんでもできる優れた子であります。

今週はサイドビューからのリアビューを。
そんじゃ、いってみよう!

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
STUFF

グラベル系の佇まいは
タイヤが太い分、重心が低く見えて強そうに見えますね。
5年くらい前まではタイヤが太いロードなんてバランスが悪い!
それならMTB乗れなど散々なネットでの意見ですが、
こういうことです。

年月で流行りも考え方も変わってくるし、
乗りたい形、乗りたいカスタムでOK。
よくわからん「おすすめ○○選!」みたいなを
鵜呑みにするのはやめましょう。
それだけ真剣にレビューしてるなら良いと思いますが、
基本的に全部乗り込んでるやつなんていません。
それやってるならもっと別のところで活かせるので。

このSTUFFの組み方は
グラベルロードのど真ん中をついていて、
GRXが、とか、この太さだから、ではなく、
こういうセットアップは間違いない、という例になるようなバイク。

なのに、スポーツしすぎない革やスタイルで
まさに大人グラベルな一台です。

そんじゃ、今週はサイドから。

サイドビュー。

ロードバイクとしても、クロスバイクとしても。
もっと細分化すればフラットバーロードとか、コミューターとか色々あるけど、
ほんと何にでもなれるマルチなフレーム構成はやっぱ説得力のあるジオメトリですね。

で、今回はグラベル。
定義が明確でないジャンルですが、
それ言い出したらクロスも、今のロードもうわかんないもんね。

こんな走り方をしたい、とか、
あんなところに行ってみたい、それを作ってみて、
ご紹介させていただく時に
認知していただきやすくするために「グラベルロード」となったわけで、
ジャンルありきではなく、構成したらこっち寄りだよね、みたいな感じで
全てのEBSは製作されていくので
(詳しくないからなー)とか、気にしなくてOKです。

特に、ロードとグラベルで揺れてる方や
ATB系と迷ってる方は
構成してみると「あれ?これだったらこれが最高だよね!」
と急に本当に欲しかったものが見えてきたりするからおもしれえ。

サドルはBROOKS。

今回はBROOKSの中でも
元から張りを紐で調整できる機構がついてる
B17 Imperialを。

このサドルは上から見ると切り込みが入っていて、
横から見るとクロームレールの
BROOKSのスタンダードの型の中では異端児。

このクロームレール仕様が欲しくて
このあたりの型番選ぶ人がいたくらい。

今や、ロード用のサドルでは当たり前になっている
間を抜いたカーブドサドル。

座る時に股の間の圧迫を軽減し痛みを抑えるというものですが、
革がない分しなりやすくなっていて
乗り心地ははじめからなかなか上々です。

が、こなれてくるのも早いので
前述の紐でテンションかけて形を整えてやると
長く使えます。

ちなみに、穴があいてないBROOKSも紐でテンションかけられます。
穴、あけるだけ。自分でも休みの日に紐買いに行ったり、余ってる靴紐とかで
穴開けて、通して縛る。簡単ですよ。

放置されすぎて完全に変形したサドルは厳しいかもですが、
この紐でしつける、というやりかたはBROOKS使いなら
5年目くらいには一度チャレンジして欲しい作業です。

最終的に原型を保たないくらい変形していくんですが、
それはそれで座れちゃうのがBROOKSの真骨頂だし、
そこまできたら絶対次もBROOKSになると思う。

一つのサドルを10年も20年も同じ形のまま使うことは不可能だけど、
BROOKS、というメーカーとは
フィットさえすれば一生ものになり得ると思いますね。

VLCドロッパーポスト。

まず、ドロッパーってなんだよ、
というと、
サドルの高さをレバーでスッと乗りながら伸縮できるシステムのこと。
マウンテンバイクの技術だけど、グラベルにももちろん。

MTBではかなり伸縮の上下幅があって、
登り、下りと思いっきりポジションの変化があるけど、
ロード用はそんなことなくって、サクッと伸びる、くらいなんだが
めちゃくちゃ便利なんだよね。

サドルの高さって街乗りだったらあんまり変えない人も多いけど、
履いてる靴によって適正の高さが変わっちゃう。
僕は高さの違うスニーカー結構順繰りで履くので
(今日の靴だと低すぎるよー)ってこともあるけど、
街乗りならこれが解決されますね。

思いっきりスローピングしているフレームの方が
ドロッパーの優位性は高いけど、
ホリゾンタルフレームに近いフレームでも
実際に使ってみるとかなり使いやすかったですね。

ドロッパー動画撮ったことあるけど、
表に出すレベルではなかったのでお蔵入り。笑
見たい方は是非店頭でお声がけください。

久しぶりのNP RAW。

今回のフレームカラーは
防錆処理を敢えてせずにクリアのみで仕上げたNP RAW。

サビに強いわけではないので
おすすめはしていません。
ご理解いただいたオーナー様のみのご案内となりますし、
基本ご案内もしていません。

防錆処理を施したPM RAWやPC RAWなどは
EBS KYOTOの中でもかなり多いオーダーになってますし、
この無骨な感じを防錆を乗せた上で楽しめるので
基本、そちらのご案内です。

制約を敢えて受けて立つこのカラーは
手入れに時間がかかるけど、
その分オーナー様の愛着は半端ない。
何台かありますが、みんなマイバイク大好き。

もちろん、カラー問わずでみんな好きだと思うけどね!

クランクセットはGRX。

今回は写真点数が少ないので
クランク横撮りがない(これは僕のせいですね。笑)けど、
GRXのクランクは700C、650B系フレームにとって
かなり強力な味方で、強烈なコストパフォーマンスを誇ります。
すでに値上がりはしたものの、
1万円台でこのクランクとチェーンリングが手に入るのは
正直反則レベル。

GRXを入れるとGRXで揃えたい欲も出るけど、
安く自転車組みたい、って方でセルフビルドチャレンジの方は
GRXクランク、かなり有用かと思います。

もちろん、こうして
GRXグループセットは、間違いない。

40Tのナローワイドが入ってて、
街乗りでもグラベルでも対応可能なギア比率を獲得しやすいです。
GRXチェーンリングはWolf Toothなどからも出ているので
もっと軽くしたい場合はWTがおすすめ。

クランクの性能は言うまでもないけど、
正直、毎度毎度、「SHIMANO、これで大丈夫?」って価格設定と性能。
他のメーカーが怒るんじゃね、ってくらいです。笑

それでもこれから値上げに次ぐ値上げは必至であります。
もし、乗ること自体が決まっているならはやく選ぶべきであると、
本当に思います。

ペダルはMKS、ラムダ。

ラムダ、好きなんだよね。
後発のGAMMAがめちゃくちゃ良いし、
Blue Lugが設計引っ張ってきたXC-3、Sim WorksのBubbly、
Crust別注のゴルディートなど
最近は大型のペダルが主流で隠れてきてるけど
やはり名作は名作なのだ。

なにがあれって、
世界で別注されていて、今出たペダルも全部MKS、
三ヶ島ペタルが開発、製作してるんだからまじすげー。

このラムダは食いつく、というより吸いつくペダル。
微妙に中心に向かって凹んでいて、
足をかけるとスッといいところで踏めるようになってる。

SPDも最高ですが、フラットペダルでざっくりライドするのも最高。

もちろんスタンド台座装備。

EBSのグラベルとかMTB、ATBとかのひとつの魅力として
基本はスタンド台座がついてる、ってとこもあると思う。

やっぱり、走りに寄っていくほどプレートとか、便利系はカットされていくので。
レーシーに、レーシーに、という追い込みは削り込まれた美しさも出てくるし、
より軽く、より速くといった根源的な願望には持ってこいです。

EBSでは最低10年くらいのターンをイメージしていて、
その間に流行りも、規格も、乗り方も、体型も、まわりにいる人も、全部変わっていく。
そんな時に、30歳の時に買った強烈にレーシーな自転車が40歳、50歳の時にも
同じことで楽しめるのは最高だけど、僕はそうではなかったので
「なんでもできる」というありきたりな言葉の中に本当の意味で古臭くならない、
安定した規格やスタイルをご提案しています。

「一生もの」「なんでもできる」は物を売る時に強烈に刺さる魔法の言葉ですが、
結局それ自体が面白くなかったり、規格に置いていかれて陳腐化すると意味がない。
そりゃ一生使えるんだろうけど、一生使うかは別だぜ、って話で。
僕は、今乗ってる自転車を最後の最後まで持ち続けて後続に譲るロマンが楽しみで
カスタムが進んでるので、こうした大きな流れで見た「長く使う」時に
スタンドも、バッグも、カゴも、なんでも取り付けられるようにしてあるのが好みです。

といっても、スタンド台座もついてなければ、
街乗りもしづらいピストバイクも乗ってるんだけどね。笑
もう20年くらい乗ってますが、これが飽きないのよ。
ピストとグラベルかMTB、あともう一台、かわいいミニベロあったら最高だなって感じ。

でも、もし僕が今はじめての一台で、増える予定がなければ
グラベル系のセットアップでSTUFF、
ってのは第一候補に上がるかもしれないですね。
それくらいマルチな立ち位置。

リアビュー。

リアの佇まいもバランス抜群ですね。
リアから見たバランスがよければだいたい乗っても良い感じ。
クロモリグラベルの良さ、もっとお伝えしたいので
是非試乗からでも。

タイヤはPanaracer GRAVEL KING SK 43C。

このグラベル全盛に
「グラベルキング」って名前、そりゃあんた反則だよ!
ってなるくらい。笑

でも、昔からあるタイヤで、まさにキングの名前を自他共に、というレベルで
グラベル区間での着用率が多いタイヤです。

日本製、ってことで物も良いし、
毎年限定カラーも出るし、進化もしてるし。

今年出たPanarracerのロードタイヤなんてめちゃくちゃよかったもん。
あれは買いですわ。
っていうのが安定して毎年あるのがグラベルキング。

結構種類があって
スリックパターンでヤスリ目なのがGRAVEL KING。
センターウェーブでサイドにちょいとかかりのあるSS。
セミノブパターンでオールラウンドなSK。
今回はSKです。

タイヤは色々使ってみてください、っていつも言ってますが、
間違いないと言えるタイヤのうちのひとつです。
オンロード多めならSSだけど、SKの安定感は最初から最後まで。

RDもGRX。

機械式ディレイラーで
ロードとMTBコンポをクロスオーバーできる可能性を秘めたGRXシリーズ。
まだまだアフターマーケットから色々出そうだけど、
42Tまで飲み込むこのRDはクラッチも付いてて使いやすい。

ちなみにカセットはSLX。

ここから先、大型のギアを引けるRDが出るのか、アダプターで伸ばすのか、
ってところは常日頃考える登坂性能の追究ですが、
僕は楽に登りたいしやっぱ軽いギアが欲しい。

なんでか、軽いギアは初心者だとか、
よくわからんロードおじさんのマウントが跋扈していましたが、
グラベルがトレンドに上がってからはそんなこと言う人少なくなりましたね。

そもそも体に合わせて組むべきだし、
軽くても登り切ることが目的だし、登れた成功体験こそが成長だし、
はじめからきついの乗らせて諦め強い感じにさせるとか意味わからん。
乗る人増やしたいなら間違いだし、
俺すげー感出すならプロフェッショナルの世界でそうぞ、だし。

みんながみんな、登る苦しさを楽しさに変換できるわけじゃないので、
うまく組み合わせて楽しく乗れるやつ作りましょう。

ちなみに、僕のバイクは
ギア比率的には倍近く(倍ではないけど..)軽いギアにできる構成で組んでます。
京都にある、めちゃくちゃきつい坂でも諦めなければ到達する軽さ。
そのかわりその位置だと全然進みませんし、街乗りでは使わないギアがたくさんありますが、
僕には合ってます。時速も30キロくらいなら。

突発的に現れるトレイルの坂道、機材をうまく使って
自分が登れないとこ登れた時の喜びは半端ないので
是非皆様に合ったギアで、合った楽しみかたして欲しいですね。

強烈に少ない、重いギアで山登ってた先人のリスペクトを忘れずに、
山を今の機材で。

ちなみにクラッチはこのON/OFFです。
ONにするとチェーンの動きが制限され、
テンションがロック気味になるのでガタガタの区間などでは
よりはっきりとした反応性を確保できます。

普段はOFFでOK。
制限がない方がスムーズです。

いやー、画像点数が少ないのと、
夕方だったから光量確保できなくて写ってなかったりであんまり細部がないんだけど、
また撮らせてくださいね。

最近はオールシルバー、オールブラックよりも
ミックスのスタイルが多く出てきましたね。
これはやはりこの渦中、手に入らないものが多くある中、
うまくセットアップしてまとめるのがカッコいい!
ってなってきたからだと思う。

これから先、まだ情勢的にいつでも不安定になる。
大手メーカーは価格の変動をもろに受けるので
いよいよカタログに値段を表示することをやめています。
これは、「20〇〇年モデル」というイヤーモデルの終焉であり、
年間で同じものが何度か価格変更する前提であるという、
買い手側としては少々わかりにくいですし、タイミング失敗すると
わかりやすく損しちゃうというなかなかの状況。

今、この瞬間が一番人生で若いのと同じく、
自転車も今この瞬間が一番安いので
ストレートに言っちゃうと「はよ買いなはれ」になっちゃう。
でも、それは僕から言うとえらいことになっちゃうので(言うてる!)
タイミングでゆったりみていてもらえれば。

少なくとも、今年買う方は
一昨年の価格、去年の価格、今年の1月、3月、5月の価格をみて、
どのくらいで推移して、何がなくなって、何のグレードになったかみるとわかりやすいです。

正直、僕はオーナー様に合わせて一台ずつ組むので
値段の変動はあれど急にダウングレードしたりはしないし、
これからはこの組み方こそが満足度高いと確信しているので
上記の推移は関係ないのですが、
僕はとても運良く違う店舗で
大手メーカーのバイクも組んだり販売させていただいてたりするので
その辺の情報も絡めて分析、判断し必要な物を調達、ご提案していますので
多方向からおすすめもできますし、大阪の店舗だと
違ったメーカーの話もできるので
(さすがにEBS京都で別メーカーの話はしないです。笑)
EBSと何かをご検討されてる方も一度ご相談してみてください。

STUFFの製作状況、予約可能サイズ。

現在はほとんど予約完売しておりますが、
EBS京都に数本ストックがあります。

現在のストックは
STUFF QR Disc/S size Matt Khaki…1本(フレーム、フォークセット)
STUFF QR Disc/S size Matt RAW…1本(試乗車販売)
STUFF TH Disc/S size Gross Beige…1本(試乗車)
STUFF 44 /M size Matt RAW…1本(フレーム、カーボンフォークセット)

以上がEBS京都で見ていただける展示です。
これ以外はご予約となり、ご予約順に製作、組み付けをします。

試乗車販売のSTUFFはもちろん試乗車なので細かい傷や
中古のパーツとなるのですが、タイヤなどを選んで無料で新品にできたり、
旧ながら105も入ってたりするのでいい感じ。
細かいとこだとスリーボトルとかにもなってて即戦力です。
もし、ベース車両、お得に欲しいかたいらっしゃいましたらご連絡くださいね。

明日の月曜は珍しくオープン、
リアルタイムで見てくれてる方がいるかはわかりませんが
私立ってますので是非ご来店くださいね。
ご予約3件いただいており、合間の1時間くらいしか空いている時間がありませんが、
明日は二人いますので常に何かしらご質問あれば答える余裕あると思います。

試乗だけしてみたい方、予約まではしたくない方も
明日はいつでもOKですのでお気軽にご来店くださいませ!
もちろん、ご予約いただければお時間調整しますので、
あと一名様のみご予約受けておりますのでこちらも合わせて。

ではでは。。

MASN