EBS×SHIMANO GRX Limited edition 第一弾はグラベルツーリングなSTUFF 44!序章。

いやー、夏、きてますね。
一番好きな季節ですが、暑かったら暑かったで
ブーブー言う僕です。笑

僕は朝方の海が好きなのですが、
夏の朝焼けの海岸線はまじで綺麗。
冬の方がはっきり空は見えるけど、
夏のなんか儚い感じは夏にしかない。

きらきら輝いていく海。
活動的になるおさかなに
動き出す鳥たち。
刻一刻と1日が始まっていく中に僕がいる感じが好き。

この前ぶらっと海岸線自転車漕いだんですが最高。
なんかもらったコーヒー牛乳が美味すぎて感動。
涼しいのも良いね!

何より、このかなり限られた時間の中
家族と、仲間とぶらっと完全ストレスフリーな環境で
精神の超回復ができる、ってのはかけがえないのです。

今回はATBで軽く荒れたとこもざくざく走れるようなセットで走りましたが
いった場所的にがっちりオンロード区間も多く、
あー、これはグラベルロードもしくはツーリングバイクだわ!
ってなってたんですよね。

で、今回おすすめしたいのは
アンテナ感度高い方をはじめ、
地下に潜り続けて逆に圏外、魔境の
このブログを見てくださってる方はもうキャッチしてると思うけど、
世界のSHIMANOから登場してかなりの高評価を得ていた
グラベルコンポーネントのGRX。
フロントシングルSTIだったり、メガレンジを引けるようになったり、
油圧のみの設定にすることによりラインナップを絞り、
より効率的な生産にして価格を抑えるなどかなり努力が詰まった
シマノの挑戦的なカテゴリーだったのがGRX。

その定評あるGRXが、ですよ。
なんと今回シルバーの限定版を出したんですよね。
当然ですがSHIMANOはレースシーンを主に最新を供給しています。

これは最新のパーツをトッププロに使ってもらい、
得たノウハウを研究に使う、というパーツメーカーなら当然のムーブなんですが、
今回は「世界のハンドメイドフレームビルダー」向けに供給が開始。
有名なメンツ揃い踏みの中、本当に感謝しかない。

ハンドメイドフレームというのはもちろんレースシーンでも使われますが、
毎年最新のフレームが出て、毎年買い替えを促すようなスタイルではなく、
その人に合った組み方を模索し、作り上げていく
かなり趣味性の高い遊びでもあり、一生ものを選択する大切な分野でもあります。

正直そのデータはSHIMANOからすると参考にならないと思う。
もちろん、GRXで組まれた自転車を見てトレンドを感じたり、はするだろうけど。

そんな中、SHIMANOが出した結論は
しっかりSHIMANO自身がポリッシュかけて発売してる。
世界的に見てもシルバーパーツでクラシカルに仕上げたい、
という想いが共通であることが伺えます。

そんでもって、
色々と毎日発売されたり、終売されたりする中
間違いない選択肢といえるものが限定版という
このタイミングで手に入れられた方だけとはなりますが
確実に手に入るというのが素晴らしいです。

これ、当たり前のことだったんですがね、、
まさか、こんなに世界中で原材料不足になったりするとは思わんかったですね。
だからこそ、長く使える、ずっと一緒にいられる自転車を作れれば、と思います。

さて、そんなこんなでご紹介していきましょう!
今週はオーナーズバイクチェックではなく、
店頭展示車の紹介です。

2週に分けてのご紹介となる予定ですが、
販売台数かなり少ないので
これに関してはおはやめに、です。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service (EBS)
STUFF 44 (Gravel geometry)

めちゃくちゃ良い。
グループセットをここまで推しておすすめしていくのほんと久しぶりです。
将来的にも買ってよかった、ってパーツになってくるでしょうね。

インスタ見てくれてる方は何度も出てきてるので知ってると思うけど、
今回だけSTUFF 44はふたつのジオメトリーで展開してます。

STUFF 44とは?

まずこれだよね。笑

まず、STUFFの持っている設計思想はそのまま。
EBSのグラベル、ツールからコミューターまで余裕でカバーしてこなす
EBSの中でもっともマルチパーパスなフレームです。

では、44、とはなにか。
これはヘッドチューブパイプのサイズで、
写真のヘッドセットが入ってるパイプの径を指しています。

EBSはクラシックが好き、ってのもあるけど、
長年経っても交換パーツがない!みたいなことがないよう
安定したと判断した規格しか採用しません。
最新はとても魅力だけど、作り手の研究やニーズにハマった上で
流行りに乗せて買わせよう、と言う考えだと10年後に壊れる即終了、となり
残念な気持ちになるので。

とはいえ、ヘッドセットって基本安定規格だし、
独自の変な感じで出すようなバブル時代の空気もないので
そこまで気にしなくても良いです。

では、なぜヘッドサイズを変更したモデルを出すのか?

なぜヘッドサイズは大径化していくのか?

これはフォーク規格というか、
強度の問題です。

ディスクブレーキがほとんどを占める今の自転車界。
制動力はどんどん上がっていってるのですが、
より強く、よりねじれる方向にブレーキングがはいるため
今まで細くてもOKだったもの(25.4mm)から大径化していき
今回のSTUFFは(44mm)。
これがSTUFF 44の語源(そのままやんけ)です。

EBSはインダストリアルなもの作りを心掛けており、
モデルネームも無骨なものが多いです。

実際、44mmヘッドの剛性が必要なシーンが
街乗りをはじめとするエリアで起きてくるのか?
というと基本起こりません。
でも、それは街中でポルシェは要らない、って言ってるのと同じで
オーバースペックを振り回す楽しみとはまた別問題なのです。

ヘッドサイズによる剛性UPは確かに魅力だが本質ではない。

本末転倒やんけ!
となるかもだけど、
ヘッドサイズが拡張されている現行の思惑というか根本は
「グラベル環境でのクロモリ×カーボンの可能性」
多くがグッときているから、です。

クロモリフォークでコラムを太くする、ってのは
もちろん丈夫になりますが重量増は確実、ですし、
無駄を削り込むためのテーパーも
それ自体がコストとなってくるのでおすすめではない。

機械で同じ形のものをたくさん作ることができる
カーボン成形はここにメリットがあり、
テーパーも型さえあれば全く問題なし、
強度、コスト(それでも高額にはなるけど)ともに
かなり自由度が高い作り込みが可能なんですね。

なので、この44mmのヘッドの中で
サイズの可変したフォークコラムを入れて
すっきり、丈夫、生産コストダウン
全てを備えたものができるわけです。

強度UPしたカーボンフォークが相性良すぎる。

グラベルロード、っというカテゴリーは
どんどん拡大解釈されていて、別に街で使っても良いよね!
という考え方がいまは主流、というか
一台で一番なんでもできそうなのが今はグラベルバイク、ってところですね。

その中で、グラベルエリアで必要な強度と
街乗り環境で必要な強度、ってのは全く違う方向性なんです。

グラベルエリアではやはり上下左右の剛性が当然欲しいし、
軽けりゃ最高だし、走れりゃもっと最高。

街乗りでは自分の自転車のことを大切にしてくれるのは自分だけです。
他の人は全く何も気にしてなくて、当ててしまおうがなんだろうが
所詮他人の自転車なのです。

その上、そんな自転車乗るな!とか言う層までいますが、
別にそれは関係ねえ。笑

でも、衝撃に対する強度って必要だよね、ってところに
クロモリの良さがガンガン入ってきます。

まあ、街中で長時間放置するようなタイプの自転車でないことは確か。
でも、不意の衝撃などにはやっぱりクロモリは強いです。

その上で、クロモリのしなやかさとカーボンのカチッとしていて
かつ衝撃の吸収性の組み合わせはかなり魔力あります。
これは乗っていけば確実に満足度の高い組み合わせで、
長く使うロードなどでのひとつの解が
クロモリフレーム×カーボンフォークのシナジーなのです。

グラベルジオメトリーとツーリングジオメトリーの違い。

本来ただややこしくなるだけなので
こんなことはしないんですが、
グラベルコンポの限定版でハンドメイド屋に向け供給となれば
当然作るでしょう、グラベルフレーム。

GROWNのI.G.Yなどから得てきたグラベルバイクのノウハウを
STUFF 44に載せる。

その上で、STUFFの持っている
マルチな部分の芯は残して
ツーリングにも、通勤にも使えるかなりちょうど良いやつ。

グラベルジオメトリーはKaisei 019フルセット、
ドロッパー内装対応、
スローピングさせて乗り降りの激しいグラベルバイクらしく、
プラス、踏ん張りの効く走れる設計です。
スタンド台座など、普通取り付けないような便利装備も備えており、
街乗りなどの意識も高い今回限定のフレームとなります。

今回は各サイズ合わせて4本のみの製作です。
GRXのコンプリートとして作ってるので
合わせて組んでもらえればより製作のイメージと相乗し
かなり良いバイクできると思います。


ツーリングジオメトリー
44mmヘッドにホリゾンタルフレームという
今の考え方ではかなり稀有なフレーム構成。


ツーリングという一点を見ても
乗り降りなどはしやすい方がいいのは間違い無いけど、
これだけ色々最新の考え方が入ってきても
自転車のそのもののクラシック、ダイヤモンド型にこだわりたい、
そんな方に乗って欲しいフレームです。

こちらはSTUFF 44という通常ラインナップでは無い車種であるものの、
受注製作が可能ですのでオーダー自体はいつでも可能です。
GRX自体は数に限りがあるのでもしセットで組みたいかたは
お早めにオーダーくださいね。


サイズ感。

今回はグラベルジオメトリー。

サイズ感はシートチューブ表記を参考にしてください。
・Sサイズ…CT 470mm
適応身長155cm〜168cmくらい。ホイールサイズなどで調整しても組めます。
・Mサイズ…CT 510mm
適応身長170cm〜175cmくらい。
・Lサイズ…CT 535mm
適応身長175cm〜180cmくらい。

700Cロードバイクの目安から見ると
少し小さめに感じると思います。
グラベルやマウンテンでは
少し小さめのサイズで振り回すのが一番使いやすいと感じたので
目安は特別に。
正直目安でしか無いので
ご身長に合わせて良い感じで組ませていただきますね。

ツーリングジオメトリーは
STUFFの基本サイズと同じにしていく予定ですが
今回に限りオーダー数に応じて特別サイズを製作する可能性もあります。
パーツがベースで構成できる、というのはかなり特別なことなんで
かなり強くおすすめしていますが、今回のはまじでおすすめです。

納期の目安。


今回のグラベルジオメトリーのSTUFF 44は
完全限定版ということで製作をこのタイミングで合わせていますので
この渦中や状況に関係なくかなり早いです。

これを書いている7月31日、
8月頭のストック状況ですが、
GRXのLimitedのダブルのグループセットで組んで
フレームカラー指定可能、カーボンフォークも2種類から選べて

大体3ヶ月での納車が目指せます。

もちろんこのカラーのKINGのヘッドを入れたい、とか
このハブで絶対組みたい!とかで
ちょうどストックアウトしてることもあるので
この限りではありませんが、
このシルバーエディションという特別なセットに合わせて
お得なコンプリートも設定しているので是非ご活用くださいね。

コンプリートベース参考価格。

今回はGRXのために作りましたが
別にGRXで絶対組まなきゃ、ってわけではありません。
が、せっかくこんな機会なので
お得なセットアップのベースを作ってますので
参考価格としてご活用ください。

ベースの仕様としては
Frame…STUFF 44
Fork…OneByESU Gravel Fork

STI…SHIMANO GRX Limited
Brake…SHIMANO GRX Limited
BB…SHIMANO GRX Limited
Crank…SHIMANO GRX Limited
FD…SHIMANO GRX Limited
RD…SHIMANO GRX Limited

このグループセットのベースに
GBのヘッドやホイールセット、42-47C前後のタイヤ、チューブドなど
全体的にシルバーパーツでクラシックかつがっちりグラベルパーツで
ツーリングもできる仕様まで持っていったものがベースコンプリートです。

これで大体50万円くらいになってきます。
すぐに走れる仕様で最安(すでに高額ですが、、)で組んだ場合
このあたりが最下限になってくるかと。
GRXのシルバーがなかなかの高額なんですが、
見ればわかるかなり上質なポリッシュです。
105とかでも出したらバカ売れすると思いますが、
今の所この限定版買った人だけの特権です。
昔、Dura Aceの限定版が出たことがあるんですが、
あの磨きに匹敵してます。

今回はENVEのフォークを使用しましたが、
次回納入価格未定というかなり怖い表示になってるので(マジです)
サンエスさんにお願いしてカーボンフォーク用意してもらいました。
ENVEとほぼ型を同じくして価格は抑えめでかなり良いです。

フレームカラー、サドル、バーテープ、ペダルなどを選んでもらって
完成させても良いですし、
ヘッドやハブ、ダイナモやドロッパー、ハンドルバーバッグやラック、
ボトルやケージ、なんでもトッピング可能ですので
お好きに形作ることも可能です。

GROWNのオリジナルパーツなどを使用した
上記のコンプリートはちょっと僕側で価格を抑えてますので
コンプリートはお得に乗っていただけると思ってもらってOKです。
正直、割引があるから買う、とかの類ではないのですが、
ハンドメイドフレーム×シルバーパーツの間違いなさを
少しでも多く(といってもごく少数製作ですが、、)
体感、所有していただきたいと思い設定しました。

今回ご紹介しているこの車体そのものは
バッグやサポーターなど取り付けていますが
ベースはコンプリートが基なので基本はこの形が最安で組める形となりますので
ご参考にどうぞ。

その他GRX限定版を搭載可能な車種。

これはまだ決定してない製作のスケジュールですが、
今回お話をいただいた時に製作を決めた車種は
・STUFF(O/S クロモリフォーク、12mmスルーアクスル)
・VOKKA(O/Sクロモリフォーク、F15、R12mmスルーアクスル)
・GROWN CODA(1inch クロモリフォーク、QR)
・GROWN Hey Joe(O/Sクロモリフォーク、F15、R12mmスルーアクスル)
・GROWN I.G.Y(1.5カーボンフォーク、12mmスルーアクスル)

以上が搭載可能車種です。
フロントシングル、ダブルどっちで使いたい、などは
またご相談くださいね。

もちろんBirdやNeedleも取り付け可能ですので
フロントダブルで登坂に強いディスクロード欲しい方も搭載できますし、
Horizontal 451などをディスク化し、グラベルコンポ入れたい
狂気のカスタムなんかもお待ちしております。笑

このあたりはまだ製作中もしくは少し先のため、
来春くらいの納車から目指していく形になります。
来年乗りたい方や、いまから計画していく方は
フレームとグループセットのご予約だけでも取っておいた方が良いですね。

ちなみに今回説明しているヘッドサイズは
1インチから1.5インチまで様々。
細身のヘッドでグラベルってどうなん?
ってなると思うけど、それはそれで渋いので
従来のクロモリでも楽しめるセットアップにしますので
しっかり迷わせますよ。笑

ご予約方法。

今回は店頭限定でご用意しておりましたが
またちょっと外に出にくい状況が日本で、逼迫している地域もあって
なかなか行けないよ!
って方からもご連絡いただいてますので
しばらくの間ウェブ上でのご予約ができるようにしています。

メールでご相談いただきまずは構成どうあれ製作を押さえるのみで、
作業前の受付代金を2万円お支払いいただき製作予約確定、
その後またメールで仕様書組んでいくことも可能ですし、
タイミングなど合えばご来店いただきご相談などなんでもアリです。

僕たちもSHIMANOの供給は有限で、
まずは第一発目の入荷が今週あったばかりで、
納期を明確に出せるのは数台、かなり限定的ながら
確実に手に入る、ってのはチャンスでしかなく、
例えばSTIなどは今かなり手に入りにくいので
その点だけはかなり救われてるなーって思ってます。


あれ?
これかなり長くなってんな。
久しぶりに三部に分かれるぞ、これは。。

ってことで今回は急遽序章となりました。笑

車体そのもののご紹介は来週からやっていきます、
ご検討中の方には少しお待たせしてしまって申し訳ないけど、
楽しく迷ってもらえれば、って思ってます。

なんにも紹介してないけど、では。笑

前編に続く。

MASN