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限定発売×限定発売。シルバーのGRXでクラシックなグラベルバイクを実現。STUFF 44!前編。

価格やざっくりイメージの序章はこちら。

さて、まさかの3構成で走り出した
久しぶりの展示車紹介。
まだ紹介してない車体あるので
ちょい出ししていければ。

この渦中、自転車手に入らないよ!
って嘆くなかれ。
せっかくなら国内で乗る、国内の自転車に乗ってみませんか。

世界中で色んなものを作るようになって
自転車全体の価格は下がった。
んだけど、この昨今、また上がっちゃった。

これは人件費だったり、輸送費だったり、原材料費だったりと
もうこれ以上下がることはない類のものばかり。

量販系のロードバイクの2010年代のカタログとか見てるとビビるもんね。
今105でこれなら即買いでしょ。笑 となるレベル。
いつの間に物価って上がってるかわかんないけど、
長く使える自転車に乗るなら早いうちが僕は良いと思ってます。

またこんなん書くと「あいつ売りたいからって!」みたいな空気なっちいまいますが、
この3年くらいでオーダーで乗ってる方は全員あの時買ってよかった!
って思うはず。

どっちかといえば人生で一番若いのは今、派の僕は
少しでも若いうちに自分だけの自転車乗っていきてーじゃん!
って思う方が強いんだけどね。

これは個人の愉悦であって、人に言うことではないけど、
「この自転車はあの頃に買ったんだよなあ」
「もう、てめーとも20年か、、」
とか言いながら家で酒飲んで欲しいですね。笑

長く使いたい、身の回りを大切にする大人の自転車、
今回はグラベル、ツーリング=オールロード。
ブラックパーツ主体でマッスル感が出まくる
もともとサイズ感大きく感じるグラベルバイクというカテゴリー。
そこにシルバーパーツでクラシカルな空気を入れられるパターンが登場。

グラベルという言葉を使うとどうしても「そう」使わなきゃ、ってなるけど、
日本は結構フル活用できると思うんだよね。
グラベル区間に遊びにいくのはもちろん楽しい。
あ、こんな無邪気に道で遊べるんだ!ってなる。

でも、もともとフランスやイギリスの
旅の自転車がどハマりした急峻な峠もある日本。
舗装もきっちりされてて走る道選べるし、
どんな区間も抜ければ自販機くらいある恵まれた環境。

逆に、道路の整備が甘くなってきてる大きな国道などもあったりして、
どこでも走れる自転車、という需要は高くなってる。

このSTUFF 44、この時期に、今の日本に合わせて組ませてもらった
みなさまにおすすめしたいバイク、と組み合わせになります。

店頭展示してますので
是非ご覧になってくださいね。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service (EBS)
STUFF 44 (Gravel geometry)

やっとバイクチェックまできましたね。笑
今週からはしっかりご紹介させていただきますね!

今回のSHIMANOの限定版に合わせて限定発売したのは
EBSからはSTUFF 44のグラベルジオメトリー。

フルカスタムで構成した展示車は久しぶり。
シルバーパーツの価値がどんどん高まる中、
僕たちもひっそりシルバーパーツ作ってきたので
同じシルバーパーツを使用する、って構成の中でも
リーズナブルかつスペックも上げていける ナイスアイテムで構成しています。

早速フロントビューからいってみよう!!

フロントビュー。

重心の低い、安定感のある車体構成。
ロードバイク、という大きなカテゴリーの中で
やりたいことは全部こなしてくれる、おすすめの組み合わせです。

650Bも履けるので
2.1あたりのサイズで乗れるカスタムにしていけば
マウンテンバイクのタイヤにロードフレーム、っていう
マウンテンドロップとはまた違う、
オンロードの走りにも寄せれるマルチパーパスなフレームですね。

ハンドルまわり。

GRXのこのリミテッドを見た時に直感できたのが
「アップデートされたツーリングバイクがまた流れてきてる」という印象。
フロントシングル全盛のこの時期に
あえてダブルをメインで打ち出してくる、のにロードのようなギア比ではなく、
よりゆったりと、より険しいとこでも遊べるような構成になってたんですね。

まあ、これ自体は昔からあるんだけど、
今、急速にMTBやATB、グラベルからロードまで
渾然一体となってジャンルレス化してきているな、って感じて
ツーリングバイクとして製作することに。

設計そのものはグラベルなので
アクティビティの幅広さを追求しつつ、
長い距離が走れる自転車なので
通勤なんて快適そのもの。

大排気量の車でゆったりクルージングしているような、そんな感覚です。
もちろんスピードも出るけど、それだけが魅力じゃない。

ってことで今回はグラベルハンドルでなく、
街乗りからツーリングまでいけるドロップハンドルをチョイス。
フレアしすぎてると街乗りしにくいからね。

ただ、伝統的な形ではなく、
ちょいと幅広で今っぽくまとまるし、バッグ類も収まるようにしています。

SALSAのカウベル。

スタンダードながらナイスハンドル。
シルバーがあるのも良いよね。

この弱フレア。
NITTOさんにお願いしているEBS-30もこっち系の
ショートリーチ、弱フレア、なんだけど、
今回は31.8で剛性確保、アルミ、クロモリ、カーボンと
複合素材で乗り心地を良くできるようなイメージで組んでます。
クロモリフォークでよりクラシック、ならCODAやSTUFFですが、
その場合は25.4であるEBS-30でも良いですね。
フォークのスペックどうあれ、
ハンドルそのものはかなり疲れにくいハンドルといえます。

オーダーの際、このあたりは自由です。
今回はやっぱりシルバーで組みたい!って方が多いと思うので
シルバー系のハンドルも探してるけど、
そもそも今はシルバー自体手に入りにくいので
一緒に探してください。笑

今回の主役か。SHIMANO GRX Silver Limited Edition!!

GRXの性能自体は
発売からある程度経ってるので証明済み。
ブラケットも悪路に対応している掴み心地で
やっぱ間違いないと感じさせますね。

シルバーはレバー部に。
ここがシルバーになったからなんだよ!
って思うかもだけど、結構印象を左右します。

特に、今回は限定で、おそらくだけど
供給されている各ショップはフレーム組、
特にハンドメイドフレームに入ってくると思うので
やっぱ入れたいアイテムですね。

このニッチなブログをよく見てくださっている方はわかると思うけど、
僕はあんまりコンポが魅力で乗ってもらう!ってことをあまりしません。
すぐに新型が出て、せっかく組んでもらったのになんか残念な感じになるので
長く使っても廃れたり陳腐化しないものをできるだけ選ぶようにしています。

が、が!
今回はこれ自体が限定で、ただシルバー出しただけじゃなくて
ちゃんと磨き込んであるシルバーなんですね。
これはほんとになかなかないんです。

iPhoneは最新が欲しいけど、
自転車はそんなにぽんぽん買い換えるわけにいかない。
なら、ずっと使えるパーツが良い。

10年後にこのパーツを使っていても
お!あの時の限定版!ってなると思えたので
古くなるほどにある種魅力増す、
最新パーツでここまで思わせてくれるのは久々だったので
個人的にもがっちり推している今回のパーツたちです。

ロゴもしっかり。
いや、良いですね、まじで。

ステムはNITTO。あえてのクロモリステム。

ステムは4本締のクロモリを。
グラベルのマッスル感とクロモリツーリングの細身なクラシック感の融合を
大切に組みました。
拡張化されているヘッドパイプやブレードの大きいカーボンフォーク。
そのあたりのクロモリで最新感を出し、その他はクラシカルに、というイメージです。

繋がりも良いと思います。

細かいところですが
真鍮との相性は相変わらず抜群ですね。

ヘッドバッヂ仕様。

展示車のSTUFF 44にはバッヂ式のカスタムオプションを。
性能に全く関係のない部分ですが指定可能です。

ヘッドセットはGROWNのものを。

このために作ったと言っても過言ではない
テーパーのヘッドセット。
せっかく作るんで、シルバー、ブラック、アンバーと3色作ったんですが、
1万円以下のヘッドセットではかなり良いものできてると思います。

というより、今は軒並み価格上がっちゃってるので
めちゃくちゃ安価か高価か、って極端な現象。

でも欲しいのはちょうど良いやつ、だよね!
ってことで6000円台で、シールドで、交換も容易な形で作ってます。
オーバーサイズや1インチはまだ良いものが手頃な価格で手に入るのでOK。
いつか作るかもしれないけど、今の所これだけ。
数は全然多くないけど、ヘッドセット単品でも購入可能です。

ハブもGB、GROWNでまとめてます。

ハブはEBSのチームでも、オーナー様からも評価の高いGBハブ。
フロントは100mmでQR、12mm、15mmと変換可能な構成で、
リアは135mm/142mmでQR、12mmに対応している割とフレキシブルなハブ。

その汎用性はシンプルに評価するとして、
かなり回ります、これは良いですね。

どうしてもハブはKINGやWHITE、Philなどと比べてしまうけど、
さすがにそこの感じではないです。
作っといて最高目指さねえのかよ!って思われるかもだけど、
GBパーツの目指すところは
これから全てのものが高級化していく中、
ちょうど良いパーツの選択肢を残しておきたい、という大義のもとに開発しています。

限られた予算の中で作ってもらえるところを探したりしてきたわけだけど、
3万円以下で揃うハブセットでは確実に世界で戦えるクオリティだと思う。

公開前に少し前出ししてるんですが、初回ロットは完売したので
今セカンド作ってもらってますのでご安心を。

このGRX用に少量ではあるけど
確保もしていますので、シルバーで組みたい方は是非、です。

もちろん、White Industriesなどで組むのも最高。
値段で全てが決まるわけじゃないけど、
ご予算のなかで最高を目指しましょう!

そしてローターもGB。

この車体では140mmローターを使用しているけど、
160mmもあります。

ローターは装飾性と放熱性、剛性をバランスよく。
といっても装飾性がメインです。笑
これを作るにあたって色んなローター試しましたが
どれも制動力は申し分なく、これならばっちりカッコ良いの作っていっても
スペックダウンはないと考えました、というよりめっちゃ良いです。笑

軽さはスパイダー部を大きめにしたので特にないんですが、
EBSやGROWNのバイクとの相性抜群です。

ブレーキキャリパーはSHIMANO GRX。

このGRXではクランクに一番食らわされたけど、
ブレーキも良い。
今、シルバーの油圧キャリパーなんてないんじゃない?
特にこの価格で!ってところ。

GRXはオール油圧の設定で、
やはりグラベルやロングライド時のブレーキングにかかる負担を減らして、
常に一定の力で制動できるシステムとなっています。

規格としてはフラットマウントで、ロードで使うなら140か160でしょうね。

性能はさすがの、です。
今回は質感がめちゃくちゃ良いので
もうそれだけで選んで良いレベル。
確実に満足度の高いグループセットですね。

フォークはEnveのアドベンチャー。

今回のSTUFF 44ではフォークは2種類、ともにカーボンです。
OnebyESUとENVEからフレームビルダー用の供給をいただいておりますので
ほんの少しですが安価に導入可能。

両方かなり近い形で、ボルトのマウント数などが違うけど、
どちらを選んでもOKです。

ともに車軸のオフセットが可能で、
標準では手前オフセット。
ツーリング車という立ち位置で製作ながらクイックで軽やかなハンドリングで。

これを奥にすればより直進の安定性が増したりするんですが、
ひっくり返すと変更可能、あとはディスクの位置がえなどありますので
手軽にワンタッチ!ってわけじゃないけど、
ロングライド前や気分を変えたい時に
乗り味の変えられる機能はとても良いですね。

フロントシャフトは12mm、こちらはスタンダードです。

フォーク取り付けは3穴、
ダイナモコード内装穴、Fブレーキケーブル内装穴付き。

機能はもちろんだけど、
ENVEはやっぱり精度抜群。
これだけぱちっとハマると
フレームを作る僕たちも気持ち良いです。

もちろん、横から見た時のシュッとした感じもめちゃくちゃ魅力です。

今回の展示車はやっぱりオールシルバーに。
現行のパーツで、グラベルでこの構成ができるSHIMANOのパーツに感謝ですね。

タイヤはTERAVAILのCANNONBALL。

今回は乗り心地よしな通勤ロード、
林道エリアでストレスフリー、
ロングライドでも疲れにくくマイペースで。

この3点をイメージして
少し太めの47Cを入れておきました。

47Cあたりまで普通に飲み込むフレーム自体が多くはないけど、
このサイジングで構成できると迫力もでるし、
エアボリュームかなりあるのでかなり乗り心地も良く、
ロードバイク乗ったことないよ、って方にもおすすめできる乗りやすさがあります。

乗りやすい=初心者、ってわけではなく、
当然長い距離を目指せるバイクなので疲れてきても安定してて欲しいし、
グラベルエリアでも安心できる挙動や多少の無茶もスペックで乗り切れる柔軟さも要る。

それが街乗りでもかなり有用に活きており、
ここ最近のグラベル系バイク全盛の流れになってる、ってわけですね。

キャノンボールは砂地系の路面はかなり得意。
なので鴨川をグリグリ走ったり、御所をザクザク走ったりはかなり楽しくできると思います。

いやー、良いですね!
いかにも走るバイク!ってところを攻めすぎない、
EBSらしいバイクだと思います。

スーツも、普段着も、ジャージなどのスポーツファッションも似合いますので
服装も選ばず、その日のテンションで見え方の変わる良い構成かと。

個人的には山の中での休憩などで写真撮る時も
緑の中で調和するナイスな感じでてると思います。

フレームカラーは好きにカスタム可能ですので
好きな色で塗ってやってください!
ちなみにフォークもペイントできますので
マッチペイントでトータルコーディネートしたい方にもおすすめです。

来週はサイドビュー、リアビューを。
同一車種を何週にも分けて紹介がまだのオーナー様には申し訳ないんですが、
まだ続きます。笑

お問い合わせはメールやインスタグラムDMなどから。
いつでもご相談くださいね。

STUFF 44自体は店頭に2台展示してますので
ご覧になりたい方もお気軽にご来店ください。

ではでは…

MASN

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