落ち着いた、大人のためのピストバイクという選択肢。
京の街も少しだけ春の空気感。
梅の花はふわりと咲き、寒さで華やぐ桜たち。
最近少し時間が取れている僕はほんとゆったりめにライドしてるんですが、やっぱ京都は走りやすくて良いですね。
この二週間、続けてシングルスピードバイクをご紹介していますが、今週も続きます。笑
限定製作のざっくり説明はこちらから。
まあ、個人的に好きだから、推しの変速方式が増えるのはご愛嬌、ってことでよろしくお願いします。
先週ご紹介していたのは限定製作、ハイエンドのKAISEI 8630Rクロモリを使用したバイクの予約開始を発表させていただいたんですが、今週はその8630Rを使用した2021年オーダーの特別製作モデルを。
今週ご紹介のバイクは限定一本のエグめの仕様だったんですが、もう超軽量でクロモリとは思えない。
けど、この細身感。鉄にしか出せない存在感でオーナー様はたまらなく楽しいクルージングとなっていると思います。
僕の住んでる謎町家(まじで謎です。笑)で、多分地震とかで崩れたらもう今の建築法では絶対無理だろこれ、的な地域ではなく(大好きですよ)完全ストリート、大都会のバイクを製作させていただきました。
最近ギア比をより地域に合わせたスペシャルセットのご相談があったのであの頃の姿を改めて。
それでは、今週のご紹介は…
Engineered Bike Service/EBS FLOAT 700s Special
いやー、クラシックでセクシー。
自転車が元来持っている色気みたいなものを余すことなく出してますね。
純粋なトラックバイク風に仕上げてるんだけど、実際は角度なども乗りやすく設定しており、見た目からは想像できない乗りやすさ、、ですが、今回はあえてピーキーを楽しむ仕様でセットアップしています。
FLOAT 700sの基本仕様。(2023/3時点)
フォーク仕様 | フレーム仕様 | 推奨仕様 |
---|---|---|
100mmエンド | 120mmトラックエンド | シンプルなフレームを活かしたミニマルピスト! |
アイレットなし | アイレットなし | |
センタースタンド台座なし | ||
1インチ(ITA)ヘッド | ||
今回ご紹介のFLOAT 700sは完全別注で1本のみの仕様で再販はなく、受注開始したとしてもかなりお時間をいただくモデルとなります。
その分、今回は451、20インチミニベロで同じマテリアルの仕様が出るので超軽量クロモリを探していた方はぜひご連絡くださいね。
ちなみに通常仕様はKAISEI 022なんですが、十分軽いです。笑
今回はそれのさらに、、というロマン追求型フレームとなりましたね!
フレームマテリアル | 内径変化(バテッド) | パイプ内径 |
---|---|---|
Kaisei 022 フルクロモリ | ダブルバテッド | 0.9mm-0.7mm-0.9mm |
フレームマテリアル | 内径変化(バテッド) | パイプ内径 |
---|---|---|
Kaisei 022 フルクロモリ | ダブルバテッド | 0.9mm-0.7mm-0.9mm |
FLOAT 700s のフレームサイズ展開。
フレームサイズ | シートチューブ長 | 身長目安 |
---|---|---|
S size | 530mm | 166cmくらいから |
M size | 570mm | 172cmくらいから |
L size | 600mm | 178cmくらいから |
シートチューブ長だけ見るとかなり大きいですよね。
が、この前下がりなフレームの構造はちょっとまたがってみないと分かりづらいかもしれません。
そのくらい特徴的な設計でジオメトリだけでは語れないな、と本当に思いますね。
ちなみに今回ご紹介しているのはLサイズで、目安のご身長ばっちりです。
ちなみに僕は乗れませんでした。。
テストライドはオールダンシング、シッティングのテストは手伝っていただきました。笑
フレーム価格 & コンプリート価格。(2023/3時点)
コンプリート設定 | 価格(税込) | 主な仕様 |
---|---|---|
Frame & Fork set(022) | ¥162,800- | フルクロモリ。 |
Frame & Fork set(8630R+carbon fork) | ¥300,000- | その他カスタム多数。 |
このフレームはかなり細かくカスタムが入っており、詳細な金額は明かせませんがフルカスタム仕様です。
もし、同じくKAISEI 8630R+カーボンフォークだけご用意したらこのくらいかなあ、というところです。
この価格をベースにご参考頂ければと思います。
シングルスピードって部品点数が少ないからこそどうしてもこだわりたくなっちゃうけど、ご予算に合わせてバッチリ組めるので、こんな感じで組みたいなー!なんてのはいつでも、です。
このバイクの仕様表。
部位 | ブランド | パーツ |
---|---|---|
Frame | E.B.S | EBS700s Special |
Fork | WOUND UP | Zephyr Track Fork |
Handlebar | NITTO | B-123 AL NJS |
Stem | NITTO | NP-2 NJS |
Bartape | BROOKS | Leather tape (Brown) |
Brake Levers | PAUL | E-lever |
Head set | Chris King | Grip nut |
F Brake | RIDEA | AL+Titan |
R Brake | SHIMANO | BR-R9110-R |
Seat Post | NITTO | S65 |
Saddle | Selle ITALIA | Bullet Milano |
Seat Pin | Sugino | 19mm |
Crank | Sugino | DD75 |
Chainring | Sugino | ZEN PCD144 49T |
Pedals | MKS | Supreme NJS |
Front Hub | White Industries | TRACK |
Rear Hub | White Industries | TRACK |
Rims | TNI | Semi Deep |
Spokes | SAPIM | Razer 1.8mm |
Tire | Panaracer | Giller 25C |
COG | White Industries | Fix Cog 17T |
Wire | NISSEN | Clear |
Chain | IZUMI | V-chain Super toughness |
フレームカラー。
この色はかなり出すの苦労しました。笑)ラグはメッキで、クラシカルな高級感を。カラーはキャンディ系のレッドをベースに、夜は妖しい感じで光を取り込み、昼間は大昔のクラシックロードのようなイメージで佇む空気感を持たせました。
メッキも、塗装もちょっとえぐい値段の上がり方なので、上がりきってしまわないうちにこうした特殊系は塗っておきたいですね。
特にメッキ屋さんはかなり少なくなっていてそもそも綺麗に仕上げることができる職人さんのメッキはとっても高いので確実に長く使える耐食性などメリットたくさんのメッキ仕上げ、気になる方はお早めに、です。
いや、しかしなんとも言えない赤で素晴らしいですね。
FLOAT 700sを前から楽しむ。
直線だけで構成された攻撃的な前下がりのピストフレーム。と、思いきや
開発背景は乗り心地を目指してあったりとEBSらしい、レーシングのみを追い求めない姿勢が見え隠れするFLOATは大好き。
でも、こういうセットアップだとまた違った、いや違うな、もともと持っていた隠れた本性みたいなのが現れてくる。
それが万人に受けるものではないと知っているからみんな!8630R乗ろうぜ!とはならないけど、このマテリアル、Rのつくネーミング、素材の感じとかに惹かれ始めてしまっている人は、人生で一度は持ってみても損しません。
地球に生まれて、鉄が作られてめちゃくちゃ発展して、その先に産まれた素材の中で合成されできた素材。
鉄が好きなら知らぬのはもったいねーだろ?ってことで。
ちなみに僕も8630Rのフレームに乗っています。テストとかもあるから、こればっかりじゃないけどね。
競輪の自転車を街で使うというあの頃感をしっかりその人に合わせて。
ハンドル周りは完全にNJS。鉄ハンドルを使わなかったり、角度浅めのステムだったりと強烈にNJSピスト!みたいな仕様を敢えて避け、「競輪仕様そのままで街!が渋いんや〜」という実現したくても今は誰もしないあの感じ、まるで環状線を走るシビックがレースカーそのもの、なあの感性を基にカリカリの走りに寄せてあるけど、アップライトで街を流せてカッコいいスタイリングのバランスに納めました。
この感じだとやっぱバーテープ巻かず、下ハンだけグリップ入れたい気持ちとかもあるとは思うんですが、ハンドルが冷たいし、滑るとシンプルに危ねえ、ってことでBROOKSのレザーバーテープを。これだけでしっかり大人クラシックになるのがBROOKSのすごいところ。
細かいところでは日泉ケーブルの真鍮のインナーワイヤーキャップが入っていたりと抜かりなしな一台です。
PAULのE-leverの23.8mmクランプはレアであんまりかぶることもないと思うのでそれも良いですね。
異素材ミックスでもちゃんとまとめる。調和でグンと走るシングルスピード。
オールシルバー、高強度アルミ。そこにしっかり肩のあるクラシックなルックスがとってもオーラ出すWOUND UPのカーボンフォークを。
設計もしっかりフォークに合わせて微調整したので収まり抜群。軽くて、ルックスもマッスルになりすぎなければ最高だよね。
軽量なアイテムばかりで構成されていて、軽量化を狙ったのかな?と思われるかもしれませんが、実はそこまでではなく、このフォークなども乗り心地の追求のため、ベント系のフォークと対して乗り心地面で少し追いつけないストレートフォークの振動吸収性をしっかりカバーした上で走行性能も維持、もしくはそれ以上を目指すフォークは一択!ですね。
というより、1インチのカーボンフォークを作ってくれている時点で感謝しかないですね。
綺麗なラグメッキと赤の相性を崩さないシルバーパーツたち。アルミ、チタンと高性能素材を使用し、すべてとマッチング。
金色、銀色とのバランスも最高で、汚したくないバイクをガンガン汚せるのはオーナー様だけ、なまさに趣味性極まるバイクだと思いますね。
FLOAT 700sを横から眺める。
ピストバイクって原始的な乗り物で、ミニマルやシンプルが好まれる今の世の中とばちばちマッチしていると思うんだけど、どうしてもそこを追求するとやんちゃな感じが出ちゃう。
一見簡単なようで難しいそれを出さないスタイリングをかなり高次元で実現しているこのバイク。乗りこなすにはなかなか気性の荒いじゃじゃ馬感がまたたまらないですね。
シングルスピードは禅。回せばわかるさ。
サイドビューの主役、顔となるクランクはSugino 75のダイレクトドライブクランクにZENを。
今、シルバー系のクランクで規格がダイレクト、となれば一択な最強クランク。
残念ながら僕たちショップ側でもちょっと躊躇う価格になってしまって残念です。
最高のアイテムであることは間違い無いのですが、一点豪華でこのクランクを入れて他を削る、、のはおすすめではなくて、クランク、ギア、チェーン、コグと全て揃ってワンセットなので、綺麗に構成できれば最高です。
価格がこのままならば、おすすめはもうしないと思います。。
BBのベアリングは安価に交換可能なので、一度入れてしまえば一生物間違いなし、強度、精度、どれをとっても最高クラスのクランクです。
チェーンはIZUMIのスーパータフネス、Vチェーン。最近では東京オリンピック用にVチェーン「χ-KAI-」ってモデルが出て、さらに精度アップしたものも出ていますが、カラーで決めるならこのゴールドは誰がみても(お、Vチェーンやん)ってなる名作なので、やはり間違いないもので選ぶのもありです。
ちなみに、KAIは僕の応援している競輪選手も大絶賛しており、やっぱ違うんだなーって思って僕も2セット買いました。笑
ただ、今使っているこれと同じVチェーンがまだまだ使えるので、次のチェーン交換が楽しみですね。
ペダルはMKSのシュプリーム。
SUPREMEっても最高峰みたいな意味合いがありますが、もうまさにこれは最高と言わざるを得ない。
クロームの仕上げ、内部の研磨具合。もう僕たちは組み付けるのみで、中身を触ることを許されないレベルのペダル職人の中でも最高の職人が調整した最高級品です。
別ラインでNEXTシリーズというペダルが出ていますが、作りは違えどこれに迫るので、世界のMKS、ぜひ使ってみてください。
サドルはSELLE ITALIAのバレットミラノシリーズ。
フライト系のクラシックの型に絶妙な風合いのレザー張りです。とてもベーシックな形でどんな自転車にも合うと思いますね。
BROOKSやその他革サドルと迷うこと、多々あると思いますし、サドルは僕がおすすめしてもその人にハマるとは限らないので好みでOK!できる限りタイプ別でご紹介できるようにしています。
フレーム細部の美しさ。ラグフレームを所有する喜び。
クロモリパイプの中でも最高峰に位置するKAISEI 8630R。
この軽さと硬さを体験してしまうともう、、です。笑
022や019の優しさは膝にとても優しかったりするし、これが最高!というのはひとそれぞれなんですが、やっぱりクロモリが好きなら体験してみて欲しい素材です。
ラグメッキもこのご時世、同じ形が工場で1日に何台もポンポンできてしまう時代にやるだけの価値がやはりあり、長く使うからこそ今やっておいて欲しい仕上げです。
リアのブレーキ方式はまさかのダイレクトマウント、デュラエースで。
制動力は文句なし、見た目もスッキリ、ですが、トラックバイクでこれは完全に非公式で、カスタムというより改造に近い特性を持っているので、整備もかなりシビアで余程で無い限りおすすめしません。
ですが、やはりピストバイクのシンプルさをルールに則ってやる、となればこうなるよね。
アジャスターもついてて整備性はギリ保たれているかな。。
FLOAT 700sを後ろから見る。
FLOATはもう間違いなくリアビューが最高。
フロートステーも見えるし、シンプルなのに入り組んだ形がもう良い。このバイクの配色ではシルバー系とレッドの配分のバランスにかなり気をつけていて、ギラギラしすぎない、でもしっかりギラギラさせてます。笑
同じピストやシングルでもFLOATにしかない魅力がリアに詰まってる。
やはりリアはフロートシステム。
この浮いている部分、シートとステーが交差する部分を溶接しないことで生まれるしなりと吸収。
022で組んでも8630Rで組んでも同じ考え方だけど、力の入り方が全然違っていて、乗り心地を追求するためのシステムが絶妙に逃がしだけを活かした感じに変わる。
言葉で説明ができなくて申し訳ないんですが、ターボのブローオフみたいな感じでこのままだと負担になってしまう部分をしっかりここでアジャストする、みたいな。これわかんねーな。笑
この考え方は今季出している限定モデルにも活かされているので、気になる方はぜひ!です。
軽量にする、のではなく、限られたパーツの中、軽い乗り味で走るための構成。
実重量で言えば7キロ台に迫るこの車体ですが、カーボンを多用しているわけでも無いですし、まだ軽量化の余地はあります。なぜそれをしないのか?は、自転車は軽ければ良いわけでは無いからです。
軽いほどそれは衝撃などに弱くなってしまう、ということもありますが、基本は鉄の粘度というか、粘る走りを体感するためにはこのくらいの重量までがグッと心に刺さる気持ちいい走りの車体ができるからです。
その中で、回転する部分はちゃんと狙って特別に軽さを出しました。
今回記事では初登場ですが、2021年オーダーのバイクなので、タイヤなどは現行品が切り替わったりしているものの、今で言うパナレーサーのアジリストライトの前身のスペックを持つめちゃくちゃ軽いタイヤのジラーとチューボリート。
えー、めちゃくちゃ走り軽いです。笑 このタイヤも不思議と粘性みたいなものを感じれて、グリップもあるのに最高に転がる名作でしたね。
ハブはフロントと同じくホワイトインダストリーのトラックハブ。
実はフロントの24Hはちょっとレアだったりもする。たまに入ってくるので軽量に組みたい方はぜひ、です。ホワイトのリアハブの良いところはFIX/FIXやFIX/FREEなど切り方を選べることはもちろん、固定ギアで組む時のコグが専用品でこれがめちゃくちゃ良い。星型のスプラインで完璧にハマります。ロックリングのみで締め付けることができ、交換も早いし、手入れも楽だし、変なガタも一切ないですね。ちなみに今回は17Tのコグを使用、黄金比でセットしています。
ちなみにフリーギアはなんでも使うことができますが、使うならば間違いなく同じくホワイトのフリーギアをおすすめします。これはハブとの相性はもちろん、どのシングルトラックハブで使う時もフリーはホワイトが最高だからです。SHIMANOなどのフリーギアも良いですが、ホワイトのフリーギアの良さは頭100個ぬいてます。フリーギアって使っていくと抜けてきていつかは壊れる、、んですが、その耐久性と心地よいラチェット音が最高なのです。
FLOAT 700sの製作状況(2023/03/01時点)
残念ながら今季はFLOATシリーズの大径車製作の予定はありません。
これはS、Rともに同じで、もともと受注製作モデルではありますが、今年はオーダーの入っているフレームに集中したいという思惑があり、予約受付は随時、であるものの製作は2024年となります。
現在のストック状況。
モデル | カラー | サイズ | 仕様 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
FLOAT 700R Complete model | メタリックネイビー | L | OLD 105 MIX | ¥238,000- |
FLOAT700R Frame & Fork set | メタリックパープル | L | ¥162,800- |
現在は変速仕様のみ、ロードスタイルのFLOAT 700Rのみのストック、こちらも製作予定がしばらくないのでこの2本でラストとなります。
ネイビーの車体は11Sの旧105のMIXで組まれており、展示会で展示されていたものが帰ってきており、相当お得な価格設定なのでご希望の方おられましたらぜひご連絡ください。
パープルは完成車仕様にてクロス仕様などにもできますのでこちらもお気軽にご相談くださいませ。
FLOAT 451シリーズはR、Sともに製作予定あり、限定モデルも発売しますのでこちらもキャッチいただいたお客様、ぜひご連絡くださいね。
このバイクの製作秘話。
このバイクは、めちゃくちゃ仕事を頑張った自分へのご褒美に、ということで製作させていただきました。
父でもあるオーナーは、正直、時期的にもこの形でないバイクの方がこれから、のことを考えれば良かったのは確実ですが、決して便利なだけで自転車は決まらないというロマンをひしひしと感じ、僕もグッときたことを覚えています。
カーボンフォークの肩のポリッシュに合わせてメッキの輝きを調整したり、ダイレクトマウントでトラックエンド、本来実現しない構成をパーツで非公式ながら完成まで持っていったりとかなり苦労しただけに思い入れも深いですね。
現在ではしっかりお父さん。このバイクで都会を走り回っておられますが、ギア比をよりそのエリアに合わせたスペシャル仕様にしたいとご相談中。シングルスピード、固定ギアは2枚のギアを組み合わせて理想を追求する単焦点というか、ハマれば最高のパフォーマンスを発揮する規格なので、生活スタイルや体の変化でいつでも最高は変化するので、自身でカスタムができれば最高、いつでも一緒に作業しましょうね。
日々、とても忙しく充実した生活と思うので、まずは最高に今を楽しんで、ふと余裕ができてくればまた色々お話ししましょう!
来週もよろしくお願いします。
Engineered Bike Service/MASN
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