暑い。とっても。
30度でこれなら(まだ6月なんだが、、)
夏は一体..となる毎年のアレですが、僕はすでに半袖、短パンです。笑
10月くらいまでこれに近いコーデで走るので、年間の半分以上、肌を半分出してる、ってことになる敬愛すべき短パンの神、勝俣神が過ぎるMASNですが、皆様、暑さに適応できていますでしょうか。
今週のご紹介は久しぶりに子ども乗せ自転車。
暑さ吹き飛ぶスーパーネオンビタミンレッドなバイクでかなり目を惹くフレームカラー。
かわいい子ども乗せ自転車を探している方にはかなりグッと来るのでは、と思います。
チャイルドシートの取り付け、取り外しを想定していない車種にもなかなかないカラーなので、ぱりっと元気なバイクを製作したい方はぜひご参考にしてみてください。
電動なしの子ども乗せ自転車、20インチのミニベロというカテゴリーではかなり軽量、取り付け方によっては最軽量とも言えるくらいの車種になるので駐輪場での取り回しや、重すぎて転倒が心配な方、電動なしでもスポーツバイクとしての軽い乗り味で乗っていきたい方、子どもが大きくなったら子ども乗せ自転車ってどうするんだろう?って方にもかなりおすすめなチャイルドシートを取り外したあともずっと乗れる、かなりおすすめな子ども乗せ自転車としてのカスタムです。
そんじゃ、今週のご紹介は…
Engineered Bike Service(EBS) LEAF LONG DISC
正直、この色は僕の技術ではカメラに収めることができません。笑
このバイクのご家族、パパはカメラに精通している方だったのでこの後調整してもらったんだけど、これはその前。
できるだけ僕も頑張りまして、かなり再現できたのでは。。と思います。
このバイクは別注モデルで、子ども乗せ自転車にディスクブレーキを乗っけよう、ってことで実現したカスタム。
実は狙いは副次的な効果の方なんだけど、かなりいい感じで仕上がっております。
LEAF LONGのざっくりスペック。
詳細なジオメトリーなどはこのバイクを語るに逆に野暮なので、できる限りざっくりご説明させていただければ。
LEAF LONGは電動機能、いわゆるアシストやバッテリーがついていないタイプのスポーツバイクタイプのミニベロをチャイルドシートだったり、両立スタンドが取り付けられたりする子ども乗せ自転車に特化したカスタムが可能なバイクです。
特徴的なループトップはしっかりと軽い走りを実現するために必要な強度を確保した上で低床設計、またがりやすく、かといってただ楽を求めたように見えない限界値を探して検証、商品化しています。
スポーツバイクにチャイルドシートの取り付けが無理なく可能な設計。
前乗せならば9ヶ月くらいから、体重は15kgくらいまで。
後ろ乗せならばそのあと、最低で2歳くらいから、推奨は3歳手前くらい。
体重制限としては限界まで乗っても22キロくらいまでかな。
後ろ乗せからスタート、もちろんOKです。
でも、急に立ったり、小さくてすり抜けてしまいそうだったり(実際そんなことはまあないですが)して、結果的に後ろを見て交通的にOUT、というパターンかなりあるのでしっかり大きくなってからのほうが良いです。
ちなみに、人生で前乗せを取り付けている期間は思ってるよりとっても短いみたいで、EBSのオーナーママには「絶対前乗せの思い出つくっとけ」って言われてます。笑
LEAF LONGではほぼ全ての市販チャイルドシートが取り付け可能なスレッドステムという規格、
リアには専用設計でより軽くチャイルドシートが取り付け可能で、それでいて低重心化でより安定したチャイルドシート取り付けが可能です。
電動なしって実際どうなのか?
これはもう永遠のテーマだし、疲れた体に自力で漕ぐなんて!って人も、時代は電動だろ!ビバE-Bike!って人もいると思うし、一理あるから向き不向きあります。
僕は自転車屋さんなので、そりゃ体力あるでしょ!とか言われがちですが、僕は一般的に中の下以下の体力です。笑
それでも、走ったことのある京都なら、大阪なら電動なしでも大丈夫!と言いたいところです。
バッテリーの分重量増で、その分ブレーキを強化しないと、それならフレームも丈夫にしなきゃ、とだんだんガンダムや戦車みたいになっていく30kg近い自転車よりも、国産クロモリで軽量な走りをお子様と楽しめるバイクを推しています。
「重い」って意外に乗ってる時以外、駐輪場や信号待ちとかで地味に効いてくるしやっぱ軽さは正義だとそこは断言。
あとは、一番大事なバッテリーが消耗品なのでそこのコストさえどうにかなればなー。とも思っちゃいますね。
EBSのブログだから賞賛しかない、ってわけではなく、本当に電動が必要か?という部分には一考の余地ありかもです。
こんな人には子ども乗せの電動なしミニベロがおすすめ。
- 人とかぶりたくない!お気に入りのカラーで、仕様で乗りたい!
- 子どもが大きくなった後も長く乗りたい!
- 軽い子ども乗せ自転車が欲しい。
LEAF LONGはカラーオーダーも、ハンドルの形もなんだって選べる。
チャイルドシートや両立スタンドは後付けも問題ないので一人で乗り始めたっていいし、カーゴバイクとしても有能なので何年か後。6歳とか、7歳とか、子どもが乗らなくなったらそうした形に簡単に移行できます。
LEAF LONGの適正身長。
京都発信、人とかぶらないオリジナル子ども乗せミニベロ、LEAF LONGフロントビュー。
前カゴを外したらどんな感じ?って結構よく聞かれるのでちゃんと撮っておきました。
こうなってくるとかなり軽さもあるし、実際チャイルドシートなしで動かす日がきたら、後ろの両立スタンドも外してしまえばいい、一人乗りならばもっと軽くて必要十分な両立スタンドがあります。
もちろん、大きくなった食べ盛りのかいじゅうを支えるべくガンガン働くカーゴバイクとして二章をスタートさせてもOKなのだ。
なんでも入れろ!特注のダブルバスケット。
LEAF LONGの専用バスケットは通常この2段の枠が1段、その上にラタンバスケットを載せたものです。
今回は枠だけでがっちり積載を可能にした前カゴダブル仕様。
高さのあるものもばっちり。
スペックに妥協なし。安定感があるのに速く走れる仕様。
EBS KYOTOではおなじみのダイナモライト仕様。(漕いだら勝手にライト付くやつ)
ママチャリだとダイナモは最高に便利で当たり前だけど、重量がある&漕いでも重い、、ってのが難点だったけどスポーツ用のダイナモハブはそれをあっさりクリア。言われてもわかんない軽やかさです。
これまた別注仕様でディスクブレーキ化したLEAF LONG Discですが、これは必須ではないのでお好みで。
ブラックのリム、車輪をチョイスすると側面がブレーキで削れる、、という仕方のないことが起きますが、ディスクブレーキだと副次的にそれを回避できたりもするのでルックスにこだわるかたはぜひ、です。
タイヤはBMXのものを使用し、限界サイズギリまでボリュームアップして走破性をUP。
BMXのタイヤは太くしても軽いものが多いから走りにも有用だし、滑らかな路面ばかりじゃない街乗りでも安心なのだ。
本革のグリップに(これは仮付けでしたが)ゆったり楽ちんなハンドル、実は市販されていないNITTOの長いステムでブラック、という組み合わせもワンオフにて実現。
必要なものは全て取り付け可能。そんでもって取り外し可能。サイドビュー。
取り付け可能で取り外し可能。
当たり前かと思うかもだけど、実はチャイルドシートがすぐに取り外せなくなってる仕様の自転車は意外に多い。
結局つけっぱなしでどんどん日焼けしていって、あの頃の感じをなくしてしまったブランケット掛けになった前乗せ、ビニール袋満載の後ろ乗せ。
多分、EBS KYOTOのLEAF LONGの記事をここまで読んでくださる方はそういうのでない自転車を探していると思う。
荷物を載せるならリアにカゴも取り付け可能だし、後付けもOK。
その時のやりたいスタイルに応じて軽量化したり、シンプルなミニベロに戻したりとかなり変化に強いのです。
ブラックでまとめたフレームカラーと相反する締まった佇まい。
サドルはBROOKS、本革でいて最も座りやすいキングオブサドル。
このフレームカラーはドイツのカラーで「消防士の色」というカラーです。笑
確かにめっちゃネオンカラーでもう目立つしかない、どこにいても視認性抜群のカラーです。
こっち系のネオンは僕が組ませてもらったバイクで4台目。
なぜか全部LEAF系という偶然とは思えない数奇な運命。
このバイクのオーナー様も確かはじめはマットブラックって言ってたかな?
やっぱ、子どもができると毎日元気なビタミンカラーにしたくなるのかも。
いつか、マットブラックにも塗り替えしましょう!
そんなマットブラックみを残したクランクセットなどは他社純正品でリーズナブルながらかなり調子良かったですね。
ペダルはMKS、XC-3。
このペダルのストーリーをしっかりご理解いただきチョイスしてもらいました。
ボトルケージ台座はドリンク用ではなく、鍵が取り付けられる台座として。
オプションですがかなりちょうどいい位置についていて、かなり便利なのでオーダーの際はご検討ください。
専用リアラック、専用両立スタンドでこどものせ抜群、リアビュー。
荷物を載せる、ということは当たり前に、
後ろのせチャイルドシートの中でもYEPP、THULEに特化したリアラック。
もちろんその他チャイルドシートも取り付け可能ですが、もっとも低重心に、かつ純正が幅広く対応するためにやむなく対応しているアダプターが1キロくらいあるのですがそれを必要としない設計でより軽く。
リアの両立スタンドは専用設計でこちらも安定感抜群、転倒防止はもちろん、朝からあばれる君のある日もばっちり安定です。
最新チャイルドシートにスポーツミニベロ的快適装備。
THULEはYEPPと共同開発し完成したTHULE YEPP NEXXT MAXIというチャイルドシート。
YEPPがもともと自慢にしていた発泡モールド成形のシートをより軽くアレンジ。
THULEはもともと車のスノボキャリアなどに強いブランドなのですが、その技術を応用した着脱しやすいシステム、丈夫なシェル構造がかなり良いです。
チャイルドロック付きのベルトはマグネット式で押しながらスライド、という簡単な構造ながら乗っている視点では外すことが難しい機構、なんだけど取り付ける時はマグネットでワンタッチ、パチンととまってはい終了。
マウンテンバイクやロードバイクのヘルメットなどでも上位グレードはマグネットベルトですが、あの便利さがあります。
軽さとしてはYEPPの体感3/2くらいの軽さになってます。
すみません、量ってないです。笑
でも、今一番おすすめなチャイルドシートですね。
取り付け/取り外しはこのダイヤルを回すだけでがっちりクランプします。
チャイルドシートが取り付けられているバイクを盗ってやろう、なんて極悪人はこの銀河にはいないと信じたい。
だけど、しっかり鍵がかけられるようになっていて盗難防止もしっかりしています。
そんなリアラックは専用だからこそのすっきり設計。
YEPPもこれでもか!ってくらいドンピシャで入るのでいろんなカラーでカスタムしたいママ、パパにもおすすめです。
両立スタンドも専用設計。
これはEBSの代表の子どもが産まれた時に「自分が使いたいものを作る」って思想でできあがったもので、僕が知っているだけでも8回はアップデートされており、現在の方はほぼ完成形だと思います。
ママチャリのスタンドはかなりよく考えられていて至高そのものだけど、外装変速機がついているスポーツバイク用の後輪両立スタンドって探してもないので(パーツ点数が多すぎる)取り付けられるのはLEAF LONGくらいですが、かなりおすすめです。
ちなみに、スタンドの溶接もEBS KYOTO工房で行っていますが、細かいパーツは工業の聖地、東大阪の町工場のおじさんがレーザーと長年の技術の切り出しでかなり精度高く作ってくれています。
もちろんスポーツバイクとしての性能にも妥協なし。
ブラックにこだわってもらってるのでRDとカセットは変則的な組み合わせながらばっちり渋い。
リムもVELOCITYの良いものが入っており強度面もばっちこい。
じつは両立スタンドも別注でブラックにしていたり。
通常はシルバーです!
このバイクの製作秘話。
ご家族でかなり悩んでもらって別注製作いただいたバイク。
大阪でのご相談でしたね。
僕はEBSのオーダーに特化していますが、結構いろんなバイク触ってきたので色々ご提案はできるものの子ども乗せ、ミニベロとくればLEAF LONGしかないでしょ!ってことで。
当初のカラーからは全く想像できない構成になりましたが個人的にかなり気に入っているカラー、仕様です。
長く使っていただける仕様になっているので、修理したり、交換したり。
パパはカメラに強い職種と推察、ですが、カメラと少し似た属性を持っていると思います。
大阪に全く行かなくなってしまったので会いたいオーナー様にも全然会えないけど、また、京都に旅行の際はぜひお立ち寄りください!
Kオーナー、大感謝です!
Engineered Bike Service/MASN
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