SHIMANO GRX Limitedが偶然Digできました!
という嬉しいお知らせ。
欲しかったダブルクランクのセットが入ってきて、早速EBSのグラベルロード、STUFF 44を販売車として組みましたよ。というお話。
パーツの仕様やSTUFF 44については別記事を書いているのでクロモリで、軽量、現行規格のグラベルロードが欲しい方はぜひご覧下さい。

今日はこのバイクそのものをご紹介。
2024年が始まって、製作スケジュールをイメージしたり、これからのクロモリバイクを思案したり、良いカスタムを探してきたりと楽しみながら動いていますが、今からは春になって、すぐに乗りたいぜ!って思うことも増えると思うので、巡り合い、タイミングばっちり合えばぜひ!
というバイクがたくさんです!
それでは、今回紹介するのは…
Engineered Bike Service(EBS)STUFF 44 Gravel Geometry(GG)

スタイリングとしてはロングツーリングOKなグラベルロード、という形です。
EBSのグラベルバイクではよく使う、MTBドロップ的ポジションでロードスタイルを実現する、という考え方です。
低重心なルックスですが、下ハンドルも余裕で握ることができる乗りやすい姿勢で、いろんなところにチャレンジしてみよう!
と思わせてくれるバイクになっていると思います。
グラベルロードスタイルのSTUFF 44 フロントビュー。
グラベルロード×マウンテンドロップスタイルが抜群なコックピット。

カーボンフォークの長さとしては最大値付近をコラム長を確保した上であえてのカチ上げ。
天返しでめちゃくちゃドロップなスタイルのステムポジションも可能ですが、このバイクではこのスタイルと、水平に近いくらいのステムを付け替えて遊んで欲しいですね。
ハンドルはNITTO RM-3の580mmを。

RM-3のブラック、そして580mmはちょっとレアかもしれない。
このハンドルと、先ほどのステムのNITTO MCR 65はセットで効果を発揮する鉄板の組み合わせなんですが、元々はマウンテンバイクをドロップハンドルカスタムしてMTBドロップ、とするものです。
ハンドルの形が良いから、そういう用途でないバイクにも使われるようになって、さらにアップライトで乗りやすい姿勢になるのでこうしてグラベル系のバイクにも採用されるようになりました。
MTBで使用される想定だけあって太めのタイヤで操作するような環境にバッチリですし、ハンドルの角度も綺麗で言うことなし。
もしかしたら、水平なステム、オーセンティックなドロップが好きな人にはハマらないかもしれないけど、乗ってみるとめちゃくちゃ良いんだよなあ。

フラット部とフレア部がわかりやすく分かれたこのハンドルは握るところが多くて疲れにくさも実現しています。
STIはもちろんSHIMANO GRX Limited。

やはりこのバイクのパーツの中で主役と言われればこのセット、SHIMANOのGRXが完全限定生産として発売したLimited Edition。
基本的な性能は今まで出ていたGRXの上位型番と同じなんですが、黒の設定しかなかったGRXは、ハンドメイドフレームをはじめとするクロモリフレームでは「グラベル欲しいけどシルバーないの?」と言われることがかなり多くあった。
実際、今でもシルバーベースでグラベルロード!とできるパーツ構成ってあんまりなくて、結果的にレトロなパーツやオールドパーツを駆使して「昔ながらの仕様で今っぽく」という域から出れなかったんですね。
それが悪いわけではなく、バーコンやWレバーを駆使してクラシックなツアラーやグラベルを製作したい、というのは僕も同じなので、できる限り求めている性能とルックスが合致するように頑張ります。
そんな要望や願望、無理だろうなー、って思ってたらSHIMANOが緊急で発表するもんだからびっくりだよね。
まさか、と思われるかもですが、このコンポーネントセット、まさかのSHIMANO本社でハンドポリッシュ仕上げされているそうです。笑
どこに手間かけてんだよ!と思うけど、ハンドポリッシュって伝わるんだよね。
確かに、このヌメっとした流体的なシルバーはさすが、というところ。
カーボンフォーク標準装備。

EBSとしては珍しく、STUFF 44はカーボンフォークを前提とした走り寄ったモデルです。
ENVEも選択可能ですが、今回はコストに対する最高のパフォーマンスを発揮するOne By ESUのフルカーボンフォークを。
このグラベルカーボンフォークは700Cであれば47Cまでのクリアランスが確保されており、ブレーキ内装、左右にボトルケージ台座がついています。
フォークセンターにも取り付け穴があるので、ライトを取り付けたり、あまり重いものはお勧めできませんがフロントラックなども取り付けが可能です。
このスタイリングならバイクパッキング的考えでバッグを取り付けるのが最も軽さを味わえて、かつ整備性や拡張性に対して臨機応変だと思いますね!
GROWNパーツを使用したオリジナル仕様。
EBSでは、表現の方法としていくつかのブランドが存在します。
そのうちのひとつがGROWN(グロウン)で、こっちでは削り出しのパーツなど、ちょっと良いオリジナルパーツ製作をしています。
ホワイトやキングを超えよう!ってわけでなく、ちょうど良い性能、でもしっかり長く使えるもので、ちゃんと価格を落とせるように努力して、妥協なくセレクトすることでこのように完成車としたりする場合、かなりお得な価格で販売することができるようになりました。
つながるヘッドセットはGROWNの44mmヘッドセット。
ヘッドはGROWNのもので、限定でカラーを入れたアンバーカラー。
交換の容易なシールドベアリングと割り入りのクラウンレースで扱いやすいヘッドセットです。
ハブもGROWN。

ハブも限定カラーのアンバー。
このハブは前後セット販売で、前後12mmスルーアクスル、フロント15mmスルーアクスル、前後クイックリリースと別売りのアダプターを併用することで多様なバイクに合わせて使えるようにし、かつしっかり回るハブ製作をしています。
12mmのスルーアクスルが純正仕様なので、EBSではSTUFFやSTUFF 44ではそのまま使用可能。
このあと出てくるシートクランプもGROWNの同じカラーでマッチさせています。
タイヤはSchwalbe G-ONE R 700-47C。

このタイヤは2023年のグラベルの世界選手権で入賞している選手も使っているナイスタイヤが証明されたものですが、レース的な目線でなく、乗った時の軽やかさに感動して導入しました。
EBS KYOTOでは展示車などを販売する時、タイヤの料金を基本的に入れていません。
タイヤは完成車販売などでは一発目にコストカットされてしまう部分なんですが、自転車の中で唯一地面に設置している部位です。
こだわらない理由がないんですね。
ただ、そんなタイヤを入れると高額になることも事実。
なので、基本的にタイヤはサービスされています。笑
毎回、ちょっと良いタイヤをセレクトしていますが、G-ONE Rはマジで良い。
この進行方向への粒感を感じずにオンロードで走れますし、グラベルエリアももちろん抜群です。
ブレーキももちろんGRX Limited。

ブレーキキャリパーももちろんシルバーのGRXを。
当然ながら、しっかりしています。
スルーアクスルのシャフトはDT Swissのものを。
本当はSHIMANOの予定だったんですが、ちょうど在庫切れだったのでアップグレード。お得です。
DT Swissのシャフトはとても使いやすいので、普段違うシャフト使ってる方も体験してみて欲しいですね!
ちなみに、QRもめちゃくちゃ良いです。
ドロッパーポスト内装型に対応。

グラベルジオメトリーのこのフレームにのみ純正採用されているドロッパーポストを内装で通した時にリモートレバーをハンドルまで持ってくるための穴。
ドロッパー使う方はぜひ利用して欲しいですね!
その他EBSフレームにもオプションで搭載可能ですが、使用するパーツの相性などもありますのでお気軽にご相談くださいね。
価格。
オンラインストアで最もリーズナブルな組み合わせの仕様で¥476,000-です。(試乗車なので値下がりします。)
最後に記載しているクーポンを使用すれば¥461,000-でご購入が可能(値下げ後も使用が可能です)で、国産ブランドクロモリ、国産ハンドメイドフレームにフルカーボンフォーク、シルバーパーツもしっかり使用した上で限定版のSHIMANO GRX Limitedが入ってこの価格はなかなか!かと。
オンラインストアでSTUFF 44を見る。
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次はサイドビュー、リアビューをご紹介していきますね!
ではまた。