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国産自転車、700Cシングルスピードの新定番。

日本製のクロモリで、日本製のハンドメイドシングルスピードバイク。

こう書くと、やはり日本ではNJSフレーム(競輪の自転車)が思い浮かびますよね。
今日ご紹介するのは、かなり楽しくスポーツ走行ができるけど、レーシング用途ではなく、その感じを街乗りに落とし込んだ個人的に最もおすすめしている街乗り自転車のご紹介。

本日の紹介はKamogawaという自転車です。
発表から今で4年目で、モデルの変遷としてはバージョン3.0、V3と名前がついています。

V2は先週に記事を書かせてもらったので気になる方はそちらも。
今これを書いている現時点ではV2のMサイズが1本あるので、V2で組むことも可能です。

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目次

Kamogawaってそもそもなんだ?

僕がチームEBSで初めて企画として出したフレームです。

他の車種にもガンガン意見出すし、僕がひとりでやってるわけじゃないし、精密な部分の調整とかはチーフビルダーに任せているんだけど、このKamogawaはもし、このお店だけに置くならどんなフレームが良いか?と考えたときに作った自転車です。

名前がもうすでに。

Kamogawa。思いっきりストレートな名前だけど、このバイクのローンチは今の新店舗で行っていて、店舗は鴨川の真横なんですね。(マジですぐそこです)

コンセプトとして

・鴨川を楽しく走りたい

・京都中を変速のない、気軽な自転車を作りたい

・国産の自転車をどこよりも安く製作してやる!

というものを決めて、全くブレずにV3まで来れました。

鴨川はマジで本当に最高の環境。かなり気持ちいい。
でも、あんまり道がよくないエリアもあって、ちょいとストレス。
舗装路をスイスイ走ることができる範疇で鴨川を気持ちよく走ることができれば京都中、鴨川起点でどこでも走れるんじゃね?

ってことで鴨川を何回も走り、そこから東西南北の大きな公園に行き、大原なんかも行ったりしてテストを完了。

出来上がった時にはもう「鴨川」に感謝を込めてこの名前しかない、と思って一切捻らず「Kamogawa」という名前にしました。

V2よりV3が優れているわけじゃない。でもめちゃくちゃ調子いいです。

V2とV3というと、まるでiPhoneのようにV3の方が上位互換のように見えますが、そうではなく、自身の考え方を自転車で表現した時、こういう解釈もあるよね、というものが形を大きく変えた場合アップデートという形で表現している、ということです。

いつか、V1がめちゃくちゃ渋いよね!ってなるように今を頑張る。

なぜ別車種にしたりせず、そういう面倒くさいことをしているのか、というと、過去作にも価値を持たせたいから
コンセプトはバッチリ決まってるのに、次々新しいものを出して性能を競う必要はもうないし、どう頑張っても製作数は限られているので、そこまで煽る必要もないからかなり解放されているというか、自由な自転車なんです。

今は第6ロットで(といっても日本に20台もいないです)、ほんの少し、ほんっの少しだけ認知されてきた今、僕が自信満々なだけであの何もわからない状態でファーストを買ってくれたオーナー様たちのKamogawa1.0、その1.0であること、2.0であることに価値を持たせることができれば最高だな、と思い、形が変わっても連番にしています。

その時自分が絞り出した最高を形にしているので当然超えなければならないけど、街乗りにそもそも正解なんかなくて、僕のご提案に響いてくださる人なら、V1でもV3でもしっかり納得してご購入いただける内容になっていると自負しています。

エアジョーダン1は今も輝くし、オールドレンズは今も価値がある。
それは今も頑張って良くしていってるから。

最新は履きやすかったり、コートでの性能そのものが違うから比べるものではないけど、、、
言ってること、わかってくれたら嬉しい。笑

そんじゃ、今週の紹介は…

Engineered Bike Service(EBS)Kamogawa V3

今回からストレートフォークに変更。
ジオメトリー的にギリギリだったWound UPカーボンフォークもインストールOK。
軽量ピストもしっかり作り込めるようにしました。

ちょっとカットの入ったフォーククラウンに剣先までギュッと絞られたフォークがストリートな空気出してる。
V2まではクラシックに組みやすかったから、この印象が1番大きな変更かもしれない。

ストレートフォークになるとどうなる?

ざっくり言うと硬く、機敏になります。
硬いフレームを作ろう、ってわけじゃないんだけど、フレームとして持たせた性格と今使いたいタイヤサイズとスペック、ハンドルのトレンド変遷を考えるとここでクイックな感じを出した方が気持ちいいのではないか、と思ってテストした結果(あの金ラメのフレームがテストです。笑)かなり調子良かったので、大きく変えることを恐れずに変更しました。

ツーリング的特性はもちろん素直に伸ばしたいところなんですが、今Kamogawaに求められているのはより短距離、〜50kmまでの気持ちよさがベースになっていると思ったのでこっちに振りました。

もちろんその距離を超えるライドもばっちり。
個人的には輪行で遊んだりしてほしいですね。

Kamogawa V3のフレームスペック。

フレーム素材…KAISEI 022 ダブルバテッドフルクロモリ

ヘッド規格…1インチ(ITA)スレッドヘッド

エンド規格…F100mm/R120mmトラックエンド

タイヤクリアランス…公称700-35Cまで/フェンダー取り付けの場合30C推奨

ボトルケージ台座…シートチューブ、ダウンチューブに各1つづつ(増設など応相談)

フォークエンドマウント…フェンダー台座×1(ダブルアイレットなど応相談)フォーク中腹にラックマウント×1

リアエンドマウント…ラック&フェンダー台座×1

センタースタンド台座…純正で取り付け(シングル、ダブルレッグともに可能)

サイズ感。

S、M、Lの3サイズ展開で、V2と適正の身長は変えていません。

S(480)…158-167cmくらい
M(520)…168-175cmくらい
L(560)…176-183cmくらい

完成車のご用意があります。

Kamogawaはフレーム販売や他店での販売を行わない分、EBS KYOTOではMasn調べで日本最安で国産の自転車が手に入るようになっています。

価格は時代の変化で上がってしまいましたが、現時点では税込で20万円を切るかなり攻めた価格。
細かな変更は常にあるとはいえ、ベース仕様を見てわかるひとはかなりグッとくるはず。

自分で発表している自転車なので、妥協してません。

もちろん、他の車種もそうだけどね!このバイクはコンセプトに国産最安を掲げているから、毎回かなり悩んで仕様を変更しています。

完成車のざっくり仕様。

ヘッドセット… TANGE FL250C(ITA)

ステム… GROWN 25.4mm(S 80m / M 100mm / L 100mm〜)

ハンドルバー… ご相談にてチョイス可能(今回掲載の試乗車はNITTO B802をオリジナルの長さでカット)

グリップ… ご相談にてチョイス可能(今回掲載の試乗車はERGON GA2)

ブレーキレバー… ご相談にてチョイス可能(今回掲載の試乗車はDia Compe SS-6)

ブレーキ… GROWN ミドルアーチ+Tioga シルバーシュー

ワイヤー… NISSEN クリアブラックワイヤー

シートクランプ… 31.8mmアルミ

シートポスト… 27.2mmアルミ

サドル… ADEPT Diverse(今回掲載の試乗車はBROOKS Canbium C17のテストサドル)

クランク… Blue Lug RMC Track crank 46T

BB… 107mmベース

ペダル… MKS ストリーム系ペダル

チェーン… IZUMI シングル用厚歯チェーン

ハブ… Formura トラックハブ(FIx/Free両切り)32H

フリーハブ… SHIMANO フリーホイール(18T/20T)Grunge固定ギア(18T/20T)からセレクト可能

スポーク… DT Swiss Champion 1.8mm

リム… TNI AL22 / 32H

タイヤ… ご相談にて選択可能(今回掲載の試乗車はPanaracer GRAVELKING SS 35C)

チョイスできるところもそれなりにあって、完成車でもカスタムを味わうことができると思います。
仕様はこのご時世、入手できなくなるパーツが出たり、値上がりしてしまったりがあるので随時変化しますが、シンプルに足し算してもやばいのがわかると思います。

完成車の価格。

これはV3の初回ロットのオーナー様に向けての価格で、上記のパーツ設定では他では多分真似できない夢の価格です。
V1のお話にあったように、僕は自信満々ですが何も情報のないV3に手を上げてくれたオーナー様へのほんのちょっとした僕からのプレゼントです。

価格は税込で¥196,000-。

オンラインストアからのオーダーですとご相談などがなく、ハンドルなどは指定となりますが(とはいえお伺いしますが)10色からのカラーオーダーも無料でついてくるのでリーズナブルに手に入れたい方はおすすめです。

ラックなど、外部パーツの取り付けなどはほんの少し工賃をいただきますがそのあたりも承ります。

もちろん、1から組んでいくカスタムオーダーも受付可能で、限りなくお得なご提案をしますので、完成車ベースの方がお得なのか、1から組む方が良いのかはしっかりお話のなかで判断します。

ご予約やご購入がオンラインストアより可能です。

今回製作のV3初回版の通常販売がスタートしています。
今あるサイズはSとLサイズ。

Mサイズは次期製作の予約になりますが、決定時の価格で構成しますのでおそらくお得なタイミングです。

納期。

ストックのあるものは仕様の確定からおよそ4ヶ月を目指しています。
いつもは2ヶ月くらいなんですが、今は塗装チームがかなり手一杯でちょっと遅れています。

乗りたい時期の4ヶ月前くらいからオーダーいただけるとありがたいです。

試乗車あり〼。

今回ももちろん試乗車をご用意。
このレベルのおすすめになると、乗って欲しくてしかたないですね。笑

ご予約いただければ2時間くらいまで試乗ができます。
その後にご予約があったり、持ち出している可能性はあるので、事前に言っていただけると確実であります。

画像ギャラリー。

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