少しバタバタしていてブログの更新ができてなかったですが、皆様調子いかがでしょうか?
このSNS過多の世の中、一人で店舗に立つ、というのは表現できる幅が狭くも見えかねず、SNSだけでなく、やはりリアル店舗でも繋がって、繋がって、、という人間という社会活動として当然の事実を突きつけられる日々ではあります。笑
が、「自転車ってそもそも単独スポーツだろ?」みたいな精神もあるので、「ここにくれば、連絡すれば確実にあいつが相手になってくれる」とか、「全ての自転車はあいつが組んでるからどのバイクの話も話が伝わる」とか「他の人が触らないメンテナンス」的な一人にしかないメリットもしっかり使い切っていただければと思います。
毎回別の人が髪の毛を切るのではなく、、みたいな。ようわからんな!
ハマらない人も当然いると思うけど、一生懸命お話をしてくれた人、夢を語ってそれに向かっていく人。
僕自身もそれなりに歳を重ね、それを裏切らないようにスキルアップしてきたので、わかってくれる人にちゃんとわかってもらえるものつくりをしていきたいと思います。
改めて、クライアントであるEBS KYOTOでバイクをご購入いただいたオーナー様の「こんなん」を叶えるMASNです。
ご予算、納期、浪漫。
いろんな想いや制約のあるなか、「長く使える自転車」を製作していますが、今回ご紹介するバイクはかなり振り切った仕様のものができました。
今回のバイクはどんなの?
20インチミニベロ、ラグドフレーム、軽量クロモリ、固定ギア。
EBS KYOTO的目線でタウンユースをご提案させていただく中の「ミニベロピスト」というジャンルのバイクです。
このジャンルを推しているのは世界で見てもあんまりなく、需要はあるがメーカーとして打ち出すにはコストがかかりすぎたりラインナップに入れるにはとがりすぎててハイリスクだっつーことで市場ではほとんど見ることのない
ミニベロ×シングルスピード
というジャンル。
ではなぜEBSでやるのか?
「ないから、作る。」
これは世の中の常というか、至極当然なムーブなんですが、このバイクに関してもこの通り、やりたいのになかった。から作った。という欲求に素直というか、初期衝動がそのまま形として顕れてきたある意味その人にとって最も欲しいものに近い形。
「ないから、やる」精神がEBSにはある。
僕がチームに入って言ってる間に10年になります。
初めはフレームビルディングを学んで、+1人でより製作数を増やして世に出る数そのものを増やすぞ、という野望を持っていたんですが、前職からの経験としてご提案に向いていると確信し、所属する店舗が変え、現在はフリーでバイクショップにいる、という変な形態で今に至ります。フリーになったことによって、さらに別視点で考えることができるようになって、成長の幅が変わったなと感じます。(フリー最高!自転車業界みんなフリーでやろうぜ!)
EBS KYOTOの中からEBSを発信する、ということは毎日自画自賛状態なわけで、これはこれでなかなかなことだと思いますが、別の立ち位置で立つことによって「Masn的EBSのご紹介」ができるようになりました。
もちろん良いところを伝えるためにメディア発信をしますが、忖度なしで動ける関係性が楽しいです。
このチームで好きなことのひとつが、「今ないからうちでやろうか」みたいな精神があること。
日々の「これやりたい」みたいな僕の起こりに対してポジティブに構成を考えてくれます。
なので、僕も真剣に「やるなら間違えない」という真剣なリサーチや検討を重ねて「ここ!」を出せるように話します。
日本国内で、日本の自転車を作ること。
基本、飽和状態で、漫画で自転車を流行らせたりするメディアミックスやアイドルを作って熱狂させるような消費はもう限界がきていて、それは日本だけでなく、海外も同じ。
もはや間違いたくないから間違ってなかった過去作が掘り起こされる時代。
これは個人目線では最高ですが、製造的にはナシ。(ビンテージ、大好きです。)
もし、車が中古車だけで流れたら日本は終わりです。
それを日本で使う、日本のオーナー様が喜んでくれるように。
だから、自転車を作ろう、ってなってイチから起こされていく環境そのものがこれからは大切になると思っていて、そのなかで長く使えるクロモリを手に取ってくださる、「今の地球規模の考え方を自転車に落とし込める」感度の高いEBSオーナー様を僕は大切にしたいのです。
もちろん、他の「長く使える1本」の考え方もあります。
太いタイヤが入って、どこでも走れて構造部品の少ないATBだってそうだし、700Cのシングルだって、他のミニベロだって当然10年、20年と消耗品の交換を行いながら長く使えます。
なぜシングルのミニベロなのか、は僕が乗ってきて、街乗りを極めていく中でできること別で何本か選ぶなら、特化させたミニベロ、というものは本当に強いからです。
このフレームは限定製作ですが、かなり良いものができているのでご興味のある方はぜひご連絡いただきたい自転車のご提案です。
このバイクのフレーム単体の記事も書かせていただいているのでお時間ある方はぜひ。
ここから先も2本書くので爆裂ボリュームです。笑
次の記事はこちら。
ちなみにまだ本題に入っていません。笑
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