梅雨入りしまして、フェンダー(泥除け)取り付けのご相談をいただいたりする日も出てきましたね。
「フェンダーなぞ甘え」という意見もそれなりにあるのが自転車界隈。
産まれた原初の姿から、英国紳士淑女に合わせて「絶対に洋服を汚さないぞ」という意思の強さを感じるフルフェンダーやチェーンカバー、チェーンガード、ドレスガード。
※フェンダーという単語は、自転車業界ではかなりいろんな名前で呼ばれていて、「泥除け」「ドロヨケ」「泥はね」なんて呼ばれていたりもしますが、以下、フェンダーで統一しています。泥はねってなんだよ。はねてるじゃん。(撥ねれてたらいいのか?)
クラシカルなパーツが発展するにつれ、その自転車でどこまでも行こう、という変態(褒め言葉)が現れるのはいつの世も同じで、色々ととっぱらい、シンプルに、より軽く、というところから今まで来たわけだから、走行に必要のないものを取り付けるということに疑問を持つ人が現れるのも当然のことであるのです。
僕もどちらかといえばフェンダーレスだった時期の方が長いので、どちらの意見も全肯定。
でも、たった一つ、言えることがある。
「地面から撥ねた水で濡れるの、嫌じゃね?」
うん、まあ、そうだよね。
それが良い、って言ってるやつ、やべーもんな。
(あえて濡れに行く外国の動画は結構好きだったりする。)
だから、今日は簡単に取り付けられるフェンダーのお話。
僕が乗っているCODAは現在フロントラックテスト中につきカスタムを行なっているのですが、それまではフェンダーがないので簡易のフェンダーを取り付けているんですね。
で、もはや名作といっていいゼファールのプラフェンダーを取り付けていたんですが、改めてめちゃくちゃ便利だな、と。
Zefal deflector fender FC50 & RC50


使ったことある人、見たことある人、ほんとたくさんいらっしゃると思います。
リアに関しては僕が10代の頃にはすでにあったので(多分フロントもあっただろうけど)相当なロングセラーだよね。
取り付けは簡単で、クロモリ、アルミ、カーボン問わず大体のバイクに取り付けられるんじゃないかと思います。
取り付けサイズや方法。
フロントフェンダー
フロントの取り付けサイズ。

この前、Instagramでも紹介したくらい改めて食らったパーツだったのです。笑
フロントはダウンチューブの直径が75mmまでならOK。
クロモリだと太くても35mmとかなので、全く問題ないですね。
大径になってくるアルミ、カーボンでもまず大丈夫だと思います。
E-bikeとかになってくるとバッテリーや配線が内部にあって太くなってるかもだけど、E-bikeには専用のフェンダーが用意されていたりするのでそこも問題なしかな。

フェンダーサイズは80mmくらいあるので、簡易と侮るなかれ、結構足元守ってくれてます。
靴は濡れる可能性があるけど、パンツは結構守ってくれるはず。
ポンチョなどがあればバッチリですね。
ホイールサイズは大径車なら基本対応で、ミニベロも取り付けできますね。
車輪径が小さい分むしろミニベロにこそフロントはイケてるかも?
ちょっと今取り付けてみるか。

はい、取り付けてみました。
これは使えますね。フロントはかなり有用で、あまり前例もない分これからまた知ってもらえる機会が増えそうです。
取り付けができない可能性があるバイク。
ピストバイクなど、走りに寄せているフレームはフォークもFCも攻めてるので干渉する可能性があります。
EBSだとKamogawaなどはOKですが、Needleなどは厳しいと思います。
フロントの取り付け方法。

フロントはこんな感じでラバーストラップがふたつついていて、通してひっかけるだけで終了。
ついでに裏側も撮ってきた。

こんな感じで引っ掛けて、ゴムのテンションと摩擦で止まっているのですが当たると左右に動くものの実用性抜群、脱着も数秒です。

リアフェンダー

リアフェンダーもめちゃくちゃ簡単で、シートポストに挟んでダイヤルを回すだけ。
フロントよりスリムですが、十分な性能です。
リアの取り付けサイズ。
シートポスト径が25mmから32mmまで。
これに関してはエアロじゃない限りOKじゃないかな、と思います。
EBSのシートポストは27.2mmが基本なので、まず大丈夫です。
ホイールサイズも一応表記があるけど、なんでも取り付けられます。
ただし、フェンダーとタイヤはできるだけ近い方がハネが少ないので防御力は高いですね。

中腹で55mmってところなので、マウンテンバイクのタイヤでもいけるくらいの幅はありますね。
僕が乗っているCODAのタイヤ幅は54mmですがオールクリアでした。
落差の激しいミニベロ、20インチに取り付けた場合はこんな感じ。

真上は防いでくれるはずなので、バックパックや背中が濡れる、、というのは防げると思うけど、やはりこの距離があると散りますね。
ただ、ざっくり乗ってみたけど意外に大丈夫でした。
ミニベロにゼファールフェンダー、いけるぞこれ〜!
注意点。

リアの取り付け方法。

コの字になってるところにシートポストを挟み込むように入れて、ダイヤルを締めるとここが狭まっていく、、という至ってシンプルな取り付け方法。
手の力で締めてしっかりとまるくらいのトルクがかかります。

取り付けたバイクの画像。
今回はGROWN CODA、EBS Kamogawa、さっき撮ったEBS Horizontal 451の画像をざっくりと。
GROWN CODA




CODAはフェンダー取り付けOKですが、取り付けずに使いたい、って人はたまの雨の日ライドはこれもありなのでは。









EBS Kamogawa




Kamogawaにもフェンダー取り付けは可能です。
まずはシンプルに組んでみたい人が多いフレームなので、これも意外に使えるはず。
EBS Horizontal 451




ミニベロは抜群の相性というわけではないけどばっちり使えるのがこのフェンダーの懐の深さを感じますね。
フロントに関してはバッチリすぎて20インチ対応って書いて欲しいレベル。
価格。
フロントフェンダーの価格。
このフェンダーの最大の魅力は
「しっかり使えるのにめっちゃリーズナブル」ということ。
持っておいても損ないです。
2024年7月1日時点で
税込1210円。
リアフェンダーの価格。
リアももちろんリーズナブルです。
2024年7月1日時点で
税込1518円。
まじで?って思うじゃん?まじなんですよ。
このなんでも値上げする時代に両方合わせて3000円いかないわけです。
さすが創業150年近いブランド、企業努力の層が厚い。
ご注文はEBS KYOTOでも受け付けています。
EBS オーナー様はぜひ当店にてご購入ください。
店頭で試着もできます。
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