2024 Frame making now Online Store

ご自宅で216色からフレームカラーを選べるのです。

この記事では2024年、7月からの新しい試みの内容を書いています。

ホームカラーオーダー、はじまるよ。

というわけでね、いったいホームカラーオーダーとはなんぞや?というところやなんでやりはじめたのか?ってところを紹介していきます。

目次

ホームカラーオーダーとは??

そもそも好きな色でペイントできるのはなぜ?

EBS KYOTOは小さい店舗ですが、フレームビルダーが製作した国産ハンドメイドフレームを多く取り扱い、そのフレームを基に製作イメージや夢、ご予算やロマン、実際の使い方などをお伺いしカスタムオーダーでバイクを完成させることができる予約制のショウルームです。

取り扱っているブランドは全ての起点となるEngineered Bike Service(E.B.S)をはじめ、よりアウトドアな提案に特化したGROWN、クラシックでいてタイムレスなフレームワークを行うtobira bicycleといまのところ3ラインで、全て自社製品となり、専門的にこのフレームたちを店舗内で扱わせていただいているのがわたくしmasnです。

店内にあるフレームやオーダーをいただき製作する全てのフレームはここ京都で製作されており、国産のクロモリパイプを一本一本溶接し、磨きをかけ塗装チームに引き継がれます。

ですので、製作されるすべてのフレームは「未塗装状態」の生地フレームとして当店のストックヤードなどで保管されているので、基本的に全て任意のカラーに塗装が可能です。

純正色が存在するフレーム(GROWNやtobira)は各地の販売協力店様に納品される前に塗装が行われますが、純正色が存在するフレームでもEBS KYOTOオーダーならば好きなカラーに塗装が可能です。

パッケージングされる前の工業製品というか、工房直営店ならではの素の状態から、製作前の予約オーダーから決めていけるのがこの店舗のメリットですね。

今まで。

今までは、(これからも、なんですが)店舗に来ていただいたオーナー様、お客様とお話する中で、InstagramやWEB上に存在する他オーナー様の作例のスクリーンショットなどをご相談、ご来店までに集めてきていただいております。

それそのもののカラーレシピをチョイスしたり、カラーチャートをご覧いただき理想に近いカラーをお選びいただいたり、過去の名車からイメージを膨らませたりと色々なやりかたで理想を手繰り寄せることが常で、見れば見るほど迷ってしまったり、膨大すぎて苦労もあったりと、産みの苦しみを伴いますがオーナー様にとっても、僕にとっても楽しい工程で、店舗でなければカラーオーダーは受け付けていない状態でした。

これから。

これからは、EBS KYOTOでペイントが可能な200色以上のオーダーカラーの中から「RAL K7 Classic」というカラーチャートを利用し、遠方の方とのやりとりや、店舗に一度ご来店され、家でゆっくりカラーを考えるかたとの共通言語として「色番号で会話が可能」になりました。

あの車種のあの黄色、ではなく、「RAL 1006をマット仕上げで」という具体的な指定が可能になり、それをお互いがすぐに見れるようになったということです。

ホームカラーオーダーの方法。

オンラインストアからレンタルが可能です。

RALはドイツに本社を置く世界で超有名な色の会社です。
今回はRALに許可をいただくことができ、WEBでも全色見ることができるようになりましたので、あくまで画面を介して、とはなりますがWEB上から選んだり、確認も可能になりました。

上記ボタンからオンラインストアのK7レンタルに繋がりますので、そこにあるリンクから全色を見ることができます。
具体的なカラーはRAL K7 Classicというパレットから指定が可能です。

色見本の冊子が少ないので、レンタル期間中は完売状態となっております。
入荷している時はどなたでもレンタルが可能です。

レンタルした後は?

オンラインストア上でストックがある状態でご購入後は金、土、日、月の店舗営業日にレターパックライトにて発送を行います。

レンタル期間は到着より10日間で、その間はご自由にご使用いただけます。
破損、汚損にお気をつけください。

オーダー中のオーナー様はそれを用いてご相談いただくことも、決まった色番号をご連絡することももちろん可能です。
フレームオーダーがまだのお客様で色味のご検討だけされたい方もお気軽にご相談ください。

フレームなどが決まっていないとなかなかご相談もまとまりづらいかもしれませんが、「この色はどう?」みたいな気軽なご相談からでOKです。

返却は発送時に同封しております返送情報記入済みのレターパックライトに同じように色見本を入れていただき、ポストに投函するのみでOKです。

ちょっとアナログな方法になってしまったんですが、これが1番店舗の感じを再現できると思ったのでまずはこれを採用です。

色見本のレンタル価格。

色見本のレンタルは往復の送料込みで税込2000円です。

色見本って結構便利なので、職種で必須の方も、使えそうだな、って方は色見本そのものをご自身でご用意、ご購入いただくことも可能です。

世の中にはRALの安い色見本が結構出回っているのですが、若干色見本が違っていたり、正式なライセンス品ではないものはおすすめしません。

なにより正規品でないと権利関係めっちゃ厳しいので注意、です。

ホームカラーオーダー半額キャッシュバック中。

ちょっとはじめたばかりのサービスで、色々とご不便をおかけしたり、不備がでたりすることもあると思うので、まずはオペレーションが固まるまでの期間、2024年末までキャッシュバックを行っています。

送料の問題などもあり、全額は無理でした、ご勘弁を。笑

◇条件

ホームカラーオーダーレンタルをご購入いただいた方で、決済完了日から14日以内にフレームカラーを確定いただいたオーナー様が対象

◆キャッシュバック方法

全ての適用される方は自動的にmasnが発行している仕様書の合計額より1000円割引がおこなわれます。

店舗であれこれできない遠方のお客様には多大なメリットがありますが、頻繁に来ていただけるくらい近隣の方でも、持ち帰って家でゆっくり決めてみる、ってのも面白いと思います。

ゆっくりお酒でも飲みながら夜中に決めてみる、ご家族とわいわい決めてみる、てのも思い出になると思います。

ホームカラーオーダーのお話はここまで。


以下はこうなっていく中での僕の想いなどがつらつら書かれておりますのでオーダーをご検討の方でお時間のある方はぜひ。笑

なぜオーダーでバイクを作るのか、を色から考える楽しさ。

そもそも、なんで僕たちはオーダーで自転車を作るのか?

当たり前だった国産のハンドメイド自転車をまた当たり前にしたい。

理由や目的を突き詰めて本当の満足にコミットする、、というとめちゃくちゃ硬い制作会議みたいになっちゃいますが、2010年代に僕がはじめて受注させていただいたEBSはもちろん、その時の僕とは進んだ道は同じでも全く違うものになっており、どんどん良いご提案ができるようになっていると感じます。(ちなみにはじめて受注したのはダークグレーのLEAF LONGです)

「修理や交換を繰り返して長く使える自転車」を持つ、これが1番自転車を楽しく、効率的な付き合いができると僕は考えており、EBSの理念もそれに通じます。

自転車のオーダーというと、完全スケルトンから構築する。角度や長さを綿密に決め、その人だけのフレームを製作する、ということが今までのフレームビルディング、レース用途での当たり前の光景でした。

EBSではそれを行っておらず、競技上がりの職人や自転車を何万台と販売してきた人間、別業界と交わりながらも自転車が好きな人間などの積まれた知識や先見を渾然一体とし、1000本、2000本と作り上げてきた中で、「このカタチ、良いよね」という何種類かの「解」がでています。

超精密に工作が可能で、データ上で良し悪しがわかる現代、空力や軽量への挑戦と言う意味ではまた違った解釈になるのですが、あくまで前述の理念を、コンセプトをブラさずに考えた上での「解」です。

これは数値に出てこないトレンドや、日々改良を繰り返したり、パーツの進化に合わせて変化していくものですが、「間違いない」という形は存在します。

この「間違いない」はビスポークの世界と大量生産の中でも中間、さらにビスポーク寄りに位置していて、まずは日本で乗る、日本のための自転車で、さらに大量には作れない日本原産の素材を使い、データの蓄積から生まれるカタチを年間で何十本か作る。

昔はこのような小規模のフレームビルダーが多数おり、各地の自転車屋にオリジナルモデルを卸すことを産業的に行えるチームがたくさんあったと聞いていますが、僕の時代には「フレームビルダー」というのは突き詰めた人間がたどり着くもの、職人と会話するには特別な知識が必要、自分には必要ないもの、という認識がはじめの印象です。

そこの窓口をもっと気軽に、そしてもっとわかりやすく。
スポーツバイクに乗り慣れた方でなくとも、「長く使える道具」や「メイドインジャパン」のものをそばに置いて質の高い生活を送りたいという方は多くいると思っているので、生粋の職人ではない、しかしこのフレームたちに特化した僕が店舗に立ち、提案をさせていただくということが今の僕の軸となっています。

自分で決めた自分の自転車という歴史。

普通に考えて、競技をする人ばかりがオーダーをしているわけではない。
もしそうなら、ツールドフランスには日本の広告が入るだろう。

むしろ、競技になるほど自転車は消耗品で、同じものをたくさん作ることができるカーボンが最適だ。

カーボンは魅力的な素材で、もし埋め立てるしかない廃棄物にならず、リサイクル可能なら、僕もどんどん使いたいけど、今はまだ全面的に手を挙げられない。

もちろんこだわりますが、数値などにとらわれず、「自転車は靴の延長線」として、もっとオーナーに合わせた、おしゃれな自転車をたくさんつくりたい、ご提案したいというのが僕の1番根源です。

それが消耗品だとやってられないので、「長く使っている」ことそのものがオーラに、格好良くなるクロモリのチームにいます。

Tシャツのボディってカタチの良いもの、合うものが存在するじゃないですか?
その人に合わせて作っているわけじゃなく、大多数の人に合うように作ってる。

僕はその中で、さらにカタチの良いTシャツを探してきて、その人に合うコーデを作る人です。

・身長はこのくらいだからMサイズが合うな。
アウトドアとか好きで、車もそんな感じだからチャリもそんなんが好き。

・小柄だからSサイズ。
街乗りがメインだけどツーリングもしてみたいな。

・身長が大きいけどミニベロが好きで。
どこ探してもなかったんですけど作れますか?

そんな感じのオーダーから、実際に使ってみたいこと、やってみたいことなどをお伺いし、伺ったご予算内でできるだけ仕上げます。

なんでその色か、を説明できるから愛着が湧く。

量販車にも名車はたくさん、ナイスカラーもたくさんあります。

一回で5000台作ります、となれば絶対に失敗できないから、カラーのプロ、マーケのプロが入って製作が行われますしね。

当然無難なカラーも必要。

どれが悪くてどれが良い、なんてなくて、その人に合う自転車が見つかれば僕はそれで良い。

自転車が必要だから買った。
その時あったサイズで、この色しかなかったから。

もちろんこれもOK。

でも、自分で色決めをすれば、僕がほんの少しお手伝いさせてもらえれば

「今この色が好きだから」は最強だし、

「あの車からイメージした1970年代のあのカラー」

「昔お母さんが乗っていた自転車のカラーを再現したい」

という「なぜそれなのか?」という理由が明確になります。

これがあると、話したくなるし、いつでもお気に入りになります。

これを今までは店頭で行っていたのですが、今ではかなり多くの方がお問い合わせでメールをくださり、文章を絡めたオーダースタイルでご依頼いただいています。

WEBを交えたオーダーのメリット。

僕が受けさせていただいている現在のオーダーでは対面のご接客のみで完了している方は一人もいないくらいこのスタイルは浸透しましたが、僕に、ではなくEBSオーナー様にメリットがあります。

2020年のあの渦中からオーダー方法が少しずつ変わってくる。

時は2020年。
「外に出てはいけない」なんて、今までの人生ではなかなかない出来事が起きましたね。
あの頃に、「健康的にいられる単独スポーツってなんだ?」という動きから自転車への需要が高まり、WEBからの問い合わせしかなかった時期さえありました。

結果的に、世界中の工場が停止し、何も手に入らず、値上げに次ぐ値上げで次は国同士の争いがはじまり、今も金属などの価格は上がり続けてしまうわけですが、あの頃にWEB上でやりとりをしていて気づいたことがあります。

「文章のやりとりでも同じことができ、良い自転車ができあがる」

ということです。

1、お話した内容や仕様を見返すことができます。

仕様書を交えたご相談。

僕は「EBSのコンシェルジュ」という肩書きを自分で作り、自称しています。(やべーやつだな)

ご相談と組付を「工賃」としていただいているため、工賃の含まれていない完成車のご購入では仕様書の発行はありませんが(その分お得です)、EBS KYOTOでmasnにご相談いただくとフレームオーダー後にもれなく仕様書がついてきます。

何枚か発行して完成させていくのですが、これは紙でやりとりしていた旧時代より圧倒的に良い情報共有になっています。

こちらはご依頼いただいたオーナー様の仕様書の抜粋ですが、このような感じでどんなパーツが入り、どのくらいの金額になっているのかがわかる表をお渡ししています。

2、やりとりを重ねるとマイバイクに詳しくなれます。

めちゃくちゃ過去記事で一回書いてるんですが、僕は生粋の自転車屋ではなく、もともとシンプルにお客さんです。
あんまりショップの力を借りずに痛い目を見て損しまくってきたタイプです。笑

でも、それ自体は間違いじゃなくて、僕はできることなら基本的なことは全オーナー様ができた方が良いと思っていて、そのためにはどこに何が入っているのか?を知っておくとより深く自転車が楽しめる、と思っています。

「そんなことは当然知っている」という乗り慣れたオーナー様ももちろんいらっしゃいますが、そうでない方もわからないまま過ぎるオーダーではないようにできるだけしたいと思っています。

楽しく調べながら、知っていく面白さ。

前述の仕様書だけ見ても、「なんだこの型番!知らねーよ!」

「ボトムブラケットってなに」って方もいらっしゃる。

でも、聞かれればお応えができますし、自身でパッと調べることもできて、お話ししているうちに、納車までにある程度自分の自転車のことがわかる、というくらいには知ることができるようになります。

僕自身が結構これあるあるなんですが、これが対面で全て完結していると、(あれ、、聞きたかったけどまあもういいか)みたいになることがあるので、ゆっくり、自分のペースでご返信、お調べができるこのスタイルは自転車にとっても、オーナー様にとっても最高だと思います。

もちろん、ギアや内部の構造はいい感じにしておいてくれ、ということも多くありますので、誰しもが完璧に知る必要はありません。

そうすると自転車屋さんは知識でご飯を食べれなくなってしまいますので。笑
お任せいただいた場合でも、ここがこうなってます、というのはもちろんご説明します。

街乗りができる性能でお任せ!でも、「グリップ」や「サドル」は革がいいな!
可愛い色で、シルバーのクラシックな感じが好み!などからおすすめをご提案させてもらうこともいっぱいありますのでなんでも言ってください。

自転車は最もシンプルなものでも20点以上のパーツ点数で構成されています。
それを知っておくだけでも好きになれるし、さらに決めていくならもっともっと!です。

3、納車後の相談がしやすいです。

EBS KYOTOのオーナー様は僕がみんな覚えています。

僕は過去の職業柄、覚えておくことに長けていて、顔は覚えてなくても自転車で全てがその頃に帰ります。

誰かがどんどん売って、誰かがどんどん作って、毎回違う人が接客という形態ではないため、10年前の自転車でもどういうパーツが入ってるか基本思い出せます。

これはもちろん僕がこのチームに居続けることができるか、に密接に関係してしまいますが、長くいますので心配しないでください。

なので、3年ぶりにあれに乗ってる〇〇です〜!なんてご連絡がきても、大体わかります。
長く自転車を使う、ということは、生活環境やエリアも変わると言うこと。

・東京に行くことになったから最後に整備してくれ!東京にいいショップある?

・子どもが産まれるからチャイルドシートを取り付けたい

・譲ることになったからその人に合わせてあげて欲しい

・このパーツ、どうやって取り付ける?

・この工具って買うべき?ショップ行くべき?

なんでもOK。
技術的な情報は僕の腕からお金を発生させる、という仕事である以上、あまり深いノウハウをお話する時はまた別件で、ということになるんだけど、EBS KYOTO製作のオーナー様は基本、聞くだけならなんでも、です。

EBS KYOTOはInstagramのDMがスパムやただ情報を取りにくるだけの無関係な人で溢れているので通知が来ないようになってるんですが、EBS KYOTOのオーナー様は相互フォロー関係にあれば通知がくるようになってるので、アカウントを教えていただいたり、コメントいただければすぐにフォローさせていただきますのでこちらもお気軽に、です。

ってことで、お気軽にご相談お待ちしております。

メールでご質問やご相談はほんといつでも、です。
営業日が少ない分、来期の僕はもうちょっとお客様に近くなれるようにスケジュール作ってくるのでお任せあれ、です。

当然、試乗はEBS KYOTOにご来店いただかなければ乗れませんので、乗って確かめたい、と言う方はぜひ観光がてら京都へお越しください。

発送も容易にできるようになってきましたが、納車時のポジション出しをし、鴨川や京都の街をふわっと走るのもめちゃくちゃおすすめなので、一回くらいはお会いできれば最高ではあります。

何はともあれ、どんな角度からのお問い合わせもお待ちしています。

梅雨も明け、タイミングとしては紅葉〜2025年のサイクル気分に合わせてのオーダー、お待ちしております〜!

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