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ネオクラシックディスクランドナーを変化球で組んでみた。

最近、かなり前に描いたフロントラック製作の原案をやっと完成まで持って行けたんですよ。

ここに至るまでほんと色々あったんですが、時間をかけただけあって良いものが仕上がっています。

あとは色々やりながら、走りながら構成していくのがスタイルなので、まずは超試作の時点で一回告知をしているので、気になる方はInstagramをチェックしてみてください。

このフロントラックはSURLYCRUSTRivendellなど多くの人が乗っているブランド、車種にもゆくゆく対応できるかもしれない可能性をあらかじめ考慮しているので、もしかしたら、色んなバイクについているところが見られるかも。。

といっても、ここ、EBS KYOTOでプロダクトしているだけあって、当然、まずはEBSやGROWNのフレームに合わせた設計を行い、EBS/GROWNオーナー様の「こんなん欲しかった」がもし合致すればぜひ使っていただきたいのです。

で、今日はフロントラックではなく、それをテストで取り付けたバイク側を紹介していこうと思います。

このバイクは僕自身が乗っているバイクなのですが、このラックを取り付けるとなった時に、そのバイクの仕様変更を行おうと決めました。

他に取り付けたいパーツがあったので、これがなくてもやるつもりだったけどね。

なので、その原初、一発目のカスタムを記事として残しておこう、と。

新型のGROWN CODAなので、まだ製作予約開始から1台も世に出ていないバイクなので、やりたいカスタムに近かったり、CODA検討している、って方はぜひご覧ください。

本日の紹介は…

目次

GROWN by EBS CODA

ホリゾンタルフレーム、トリプルトライアングルの変化球ではあれどある程度オーソドックスというか、ストレートとスライダーしっかり投げ分けてる、くらいに見えるフレームですが…

実際は強烈に変態的というか、かなり趣味性の強いフレームになっています。

フレームスペック。

・1インチスレッドフォーク

・100mm/135mm QRモデル

・前後160mmディスクブレーキ

・ラグドフレーム

・FLOATシステム搭載(トリプルトライアングルフレーム)

・KAISEI 022フルクロモリフレーム/フォーク

・29インチホイール(700C)/27.5インチホイール(650B)共用プラットフォーム
(ともに2.1/50C前後までを推奨)

・フロントダブル/シングルともに使用可能

・フェンダー取り付け想定

・リアフラッシャー台座装備

フレームサイズ展開。

Sサイズの製作予定はありません。
形状やタイヤサイズをかなり攻めているので形状に制約が多く、これ以上ヘッドパイプをチョップしたり、角度を変更してはスタイルが出ないと判断し、2サイズの展開としました。

Mサイズ(540/27.5inch)

身長目安としては168cmくらいから。
シートチューブ540mmって確かに大きいんだけど、トリプルの形状も相まって意外に乗れちゃう大きさです。

実際、165cmくらいの方から27.5インチで乗っていただけそうではあるんだけど、数値としてかなりマージンをとった設定にしているので168cmくらいからとしています。

Mサイズ(540/29inch)

身長目安は170-177cmくらいを想定。

このバイクはMサイズですが、僕(170cm)が乗ってこのくらいのシート高になっています。

かなりアップライトな組み方なので楽々乗れていますね。

Lサイズ(560/27.5inch)

176cm〜くらいを想定。

スタンドオーバーハイトを下げたい、だけで27.5インチをご用意しているわけではなく、もちろんLサイズでホイールサイズを変更することができます。

実際にはハイトとしてそこまで下がらないんですけどね。

Lサイズ(560/29inch)

178-185cmを想定。
560で29erはかなり迫力あるサイジングで、Lサイズ適合の方はぜひ所有いただきたいですね。

フレームの特徴をざっくり。

ラグドフレーム。

ラグドそのものは別に珍しいものではないけど、ちょっとやんちゃな仕様でもラグドでクラシックに仕上げてあるので上質な感じが出ますし、やっぱり所有欲を満たしますよね。

ローンチでお披露目したコンセプトモデルはしっかりクラシックなグランツアラー、いわゆるディスクブレーキランドナーなので、あえて今回のCODAはやんちゃ感というか、いなたい感じも出せるようにしています。

組み方に決まりはないので、色んな仕様が世に出れば嬉しいです。

1インチスレッドで29インチ2.1サイズ、ディスクブレーキというスリム&ファットな仕様。

細身なクロモリフレームで、ラグ、そしてクラシックなスレッドステム。
ここまでは普通にロードバイクなどで実現が可能です。

そこにディスクブレーキ、最大で29インチ×2.1サイズというMTBレベルのタイヤを履かせることができます。

オールドMTBだとフルリジッド、ラグ、スレッド、ホリゾンタルないかにも昔!という形が存在していますが、その時代ではディスクブレーキではなくカンチブレーキが通常なので、新旧を問わず、あまりない形になっていると思います。

思いっきり山道を攻めたり、下りでのハードなブレーキングを多用する、となればヘッドサイズの拡張や規格の推奨が変わってきますが、昔の自転車では全てこの細いパイプや仕様で楽しんでおられる方しかいなかったのです。

そこに全天候に強いディスクブレーキを載せたドリームフレーム。

EBSで言うとおよそ10年前くらいにラインナップしていたNEEDLEやPIKEの系譜を継ぐ形となり、万人受けしないその規格やスタイルがビシバシくる方は少なくないはずです。

ホリゾンタルフレームにフロートシステム。

今回はホリゾンタル(水平フレーム)にこだわらせていただきました。

現代のフレームメイキングって、とことん効率化で、クラシックなこの「まっすぐなフレーム」が少なくなってきています。

まあ、時代は必ずめぐるので、いつかまた忘れたころに再評価!などであらためて消費をあおるのかもだけど、僕はやっぱりホリゾンタルが好きなので今回も設定として用意してもらいました。

設計段階ではトリプルトライアングルではなく、シンプルなラグドフレームだったけど、この強い形も好き。

ツーリングバイクはリアの積載量を増やすため、、や強度を増すために交点を増やせるトリプルトライアングルフレームという形が採用されることがありますが、CODAもその流れを汲んでいます。

このトリプル形状にEBS FLOATシリーズで搭載している「フロートシステム」という、交点を増やすための部分をあえて溶接せず、浮かせて(フロート)地面への伝達はしっかりと、下からくるネガティブな振動をうまく逃す構造を採用しています。

フレームとしてしっかりしていて硬さがあるので、フォークやこのフロートステーで重厚感の中にも柔らかさを表現できていると思います。

リアにフラッシャー台座(画像ではリフレクター)を取り付けられるようにもしています。

この辺はレトロというか、昔のクラシックバイクに準えて、ですね。

画像ギャラリー。

パーツ仕様に関しては特に説明なし。(しないのかよ)

いつかまたどこかでお話しすることもあるかもですが、気になる方はいつでも聞いてくださいね。

CODAの製作やオーダー方法。

オンラインストアのご案内。

オンラインストアから製作予約も受け付けていますし、メールなどからご相談も、もちろん店頭でもご予約が可能です。

一応、今日紹介した仕様もオンラインストアで公開しています。

こう見るとかなり違って面白いですね。

製作状況。

現在ご用意が可能な製作枠はMサイズが残り1本です。(2024年7月20日現在)
最短の納期としては3ヶ月〜です。
フレームのみの販売をしておりませんので、ご相談のもと、仕様を決定するカスタムオーダーとなります。

Lサイズは年末〜2025年の製作予定です。

CODAには大々的に告知していませんがCompactとWideという2ラインをご用意していて、今回紹介しているのは全てWide(フルセットで取り付けが可能なフラッグシップモデル)です。

違いはほんの数mmのフェンダークリアランスや、FD台座とのクリアランスの違いしかないのですが、この違いがあるだけで製作工程としてかなり複雑になるので、ならば、と逆手にとってフェンダー取り付けやMAXクリアランスであえて製作せず、溶接工程を少しだけ減らしたCompactというモデルがあります。

ちなみにこのフレームは3万円安いので、そんな太いタイヤ履かないよ〜、フロントシングルで使うよ!って方はかなりお得な設定になっています。

CompactはMサイズを数本用意する予定で、こちらも数ヶ月で手に入る予定です。

詳しくはお問い合わせください。

もう一台の紹介記事もお時間あればぜひ。

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