2025 Frame making now Online Store

多機能とシンプルを兼ね備えた自転車フロントラック登場。

EBSをいつもチェックしてくださる皆様、本当にありがとうございます。

久しぶりにワンオフではなく、製品ラインとしてフロントラックを作りました。

本当は、SURLYやRivendell、CRUSTなどの乗ってる人がたくさんいるブランドで取り付けが可能なラインナップにしようかと思ってたけど、検証がややこしすぎるし、年代別に全部対応させるとあの手この手で付属パーツ山盛りになって、使わない人にはとことん無駄に、そして関節だらけのラックはハンドメイドで作る意味がないな〜、とおもって次回に。

なので、専門店らしく、まずはEBS、Grown、tobiraのオーナー様に向けてのご提案、発売です。

目次

EBS-FR01 Front rack

散々テストしてきたモデルなので、見慣れてる人もいるかもだけど、やっと商品として発売がスタートしました。

かなりおすすめなラックで、アウトドアやキャンプライドのためだけではなく、タウンユース、街乗り自転車として最大限活用できるフロントラックなので、ハンドメイドならではのカチッとした一体感なども楽しんで欲しいアイテムです。

そもそもなんでフロントラックを作った?

フル装備できるフロントラックの選択肢の少なさ。

1番大きい理由がこれ。

天板がそれなりに大きくて、バスケットやラックバッグを載せられること。

その上で、サイドにパニアバッグをつけられること。

これを満たしてるラックって、もう完全にキャンプや海外レベルの超タフな3000km砂漠ライドみたいな、日本で絶対使わねーでしょ、っていう骨太なやつばっかりで、街乗りから遊び、旅までご提案したいEBS KYOTO、僕としてはもうちょい使いやすく、わかりやすいのがよかった。

「シルバー」が僕の思う「シルバー」じゃなかった。

これも大きい。
NITTOさんとかはしっかりダルメッキなどで自転車に合うシルバーで構成されているけど、なんかグレーぽかったり、明らかに他のシルバーパーツと合わない色味のものが多かった。

あとは仕方ないけど、黒のラックが主流で、どうしてもカチッとした、カッコイイ系の印象に寄っていくのが多かった。
それは良いことなんだけど、しっかり積載できて、伝統的なツーリング形状じゃなくて、クラシック+かわいい感じ、まるみを出せるラックが作りたかった。

ライト取り付け位置が現代的じゃない。

現代では、25mmくらいのタイヤで街乗りをしていた10年前くらいと違い、なんだったら倍の50mmくらいのタイヤでグリグリ走っても快適に走れるようになったんです。

なのに、ライトの取り付けステーってあんまり変わってなくて、構造上仕方ないけど、大体がラックの関節位置と共締めだったり、延長してもタイヤで影になる、ってことが普通というか、もう仕方なさすぎてそのまま使ってる人、いると思います。

あれがなんだかな〜、と思っていて、なら真ん中に、ヘッドライト的に取り付けられる方が良くね?となり、今回の形になりました。

バスケットやバッグを乗せた上でライトが前に、それでいてタイヤよりは手前に来るので、光を遮らない+どこかに引っかかるなんてこともなく、良い位置に置けたと思います。

若干オフセットして取り付けていて、ライトを取り付けた時に限りなく真ん中に来る、バイクっぽい考え方も入れています。

剛性を出しすぎない取り付け位置。

これは賛否両論あってしかるべき、なんだけど、フォークエンドとフォークセンターのキャリパー穴って繋ぐとしっかり繋がる三角になるじゃないですか?これ、メリットばっかじゃないかな〜、と思っていて。

ヨレないようにしっかり終端で押さえる、という考え方は超正統派で異論の余地もないんですが、フォークの先端がある程度自由だからこそ良い感じに優しい、ってことがあるな、と思って、あえて途中で浮かせて留める方式に変更しました。

キャンプツーリング用のキャリアにも同じようなかんがえのものが存在するので、同じことを考えているでは?と思います。

「剛性」って高い方がいいわけじゃない。

もちろん、活かせる人はたくさんいるけど、僕はできるだけ長く乗るための優しさを体現したいのです。
カッチカチでピュンピュンのフレーム乗りたい人は、このラックじゃない方が良いしね。バイクパッキング系の方が満足感高いと思う。

人それぞれのなかでもこのラックが今必要な人のことを考えて作りました。

使わない時は収納したい。

これ、仕方ないと思ってみんなかさばる保管をしていると思うので、潜在的なストレス解放になると思う。

自転車のカスタムを楽しんでいると、「シンプルこそ至高」みたいな時期と、「ごちゃごちゃが気分」みたいな時期を行ったり来たりするじゃないですか?(するよね?)

ハンドルバーがかさばるのは仕方ないけど、ラックを壁に引っ掛けるのは限界がある。

そこを、分割構造にすることで解決。

かなり薄く、分厚い辞書くらいのサイズのダンボールに収めて置けます。

組み立ては左右2つづつのボルト、センター用に2つの合計六箇所。

センターは外さなくてもよし。

バラバラになりすぎることもなく、しっかり構成できる最小ピースを目指すために四角形を大切にしています。

今回用意したのは2種類。

スペックは同等、プレーンなEBS FR-01

基本モデルはこちら。

拡張モデルを先出ししていたので見慣れないモデルだけど、ざっくり言えば天板やパニアの機能はそのままに、ボトルケージやマルチケージ穴の溶接をしていないモデルです。

販売価格(2024.12/23時点)

画像の状態(NITTOステーや組み立てボルト)が入って税込45000円です。

国産クロモリ、1から設計したハンドメイド、フルクロームメッキでこの価格はわかっていただける人にはわかっていただけると思います。7000円くらいお手頃なラックがダメってわけじゃなくて、比べるものではない良さをEBSを知っている方からお届けしたいです。

そこにさらに拡張性を備えたEBS FR-01ex

基本スペック+で三連穴ボトルケージ、マルチケージなどでナルゲンボトルやシュラフやスタッフバッグなどパニア以外でも色々縛っていきたい、とか、色々取り付け穴があることそのものにくすぐられる方はこっち。

販売価格(2024.12/23時点)

画像の状態(NITTOステーや組み立てボルト)が入って税込55000円です。

この穴、合計で16個溶接されているんだけど、穴数の工賃的なお話をすると納得、、なんですが、パニアかけっぱなしにする予定だったり、シンプルなルックスの方が良いと感じる方はFR-01をおすすめします。

フロントラックのスペック。

各部説明。

ここからはラック各部の説明を。

共通の仕様。

FR-01とFR-01ex、価格が1万円の差があるけど、どう違うの?というところは後述。
まずはスペックを同じくしている部分をご説明させていただきますね。

天板サイズ。

両モデルとも同じサイズで、横幅330mm、縦幅260mmのオーソドックスなサイズのど真ん中を攻めました。

そのまま使ってもダンボールやLサイズピザが載ります。

このサイズ感は多くのフロントラックサイズと近しい数値で、大きすぎず、駐輪場などでも邪魔になりにくいギリギリ、海外サイズではなく日本サイズにしています。

バンドなどを併用してダンボール箱を持ち運んだり、フォールディングのテーブルや椅子を持ち運んだりはもちろん、ピザをテイクアウトで安く持ち帰る時などに最適です。

バスケットはWALD 37サイズがドンピシャです。

この天板サイズを決める時に、やっぱりWALDのバスケットが基準だよなあ、と。
なので、このサイズのバスケットをバンドで巻いた時にちょうど良くなる取り付けサイズにしました。

このバスケットは再利用可能なVoileストラップを4本使用していて、ガッチリ取り付けができていて、手作業ですぐ脱着が可能です。

ステムバッグなどで拡張しても良いだろうし、シンプルにバスケット利用でも安心感のあるラックになっています。

ラックバッグはILE ラックバッグスモールがドンピシャです。

ラックバッグ取り付け時にはInside line Equipmentのスモールサイズポーターラックバッグがしっかり載るサイズ感を大切にしました。

なんでスモールなのか、ってのは、国内使用ではスモールでマジで十分だからです。

中は防水、ターポリン生地で、外側はX-pacだったり、コーデュラ、ワックスなど色々出てます。

僕はワックス生地のものを使用しているんですが、重かったりとデメリットだと言われることもあるけど、やっぱ風合いが大切なので。

良い感じにヤレてる感じでガシガシ使いたいのです。

個人的に、ラックバッグかバスケット、片側にグロッサリー系パニアがあればほとんどのお買い物などに対応できるので、環境に応じて買い増したり、付け替えたりして楽しんで欲しいですね!

フロントライトマウント付き。

フロントライトの取り付け位置ってハンドルバーか、フォークに取り付ける、ラックなら専用の台座や別途で取り付ける、、というのが大別。

最近のバイクってタイヤがどんどん太くなってきていて、今までのライトマウントだと影になっちゃうんですよ。

でも、ある意味仕方がない。そこにしか取り付けられないから。

そこにしっかり問題提起をしたのがフロントライトを真ん中に設置するという考え方。

これだと、タイヤの太さに依存しないし、フロントタイヤより前に出ることはまあないので破損的な心配もない。

実際、これは光量確保においてめちゃくちゃ有能で、本気でおすすめしたい部分ですね。

ダイナモコードガイド標準装備。

ダイナモを取り付けない人も気にならない、外装式のガイドを取り付けています。

内装化することもできるけど、取り外したりする時に面倒だし、このラックはパッと取り付けられて、ぱっと畳めるというところも推しているので、整備性にこだわりました。

左右にパニアバッグを取り付け可能です。

これも前提条件の中で絶対に実現したかったこと。

天板を思いっきり使って、左右にフルサイズのパニアを差し込める。

あるにはあるんだけど、ハードすぎたり、これよりも高かったり、「取り付けられるだけ」だったり。

キャンプツーリングなら左右パニア、もっと言うならリアにも積載すれば良いし、普段使いではグロッサリーパニア(がばっと開口してるタイプ)がマジで使いやすくてやめられません。

パニアバッグなんか使わないよ〜、って人も、このラックをゲットしたならば一回は、片方はグロッサリーパニア使ってみてください。

おすすめはBlue Lugのグロッサリーパニア。

パニアを想定する時、どれをベースに採用するか?では一択でこれでした。

かなり使いやすくてさすがです。

水抜き穴あり、ドローコードで縛れる、大きすぎない積載力、畳める柔らかさ、国内縫製でこの価格(!)

FR-01exの追加仕様。

ここからはEXバージョンの仕様を。

といっても基本的な部分は上記の仕様で、これだけでもガンガン使えます。

それじゃ足りない、どうせなら全部載せなあなたに。

両サイドにマルチケージ台座を2つづつ。

いわゆる三連ボトルケージ穴。

もちろんボトルケージ取り付け可能ですし、Salsaのエニシング、King cageのメニシング、ナルゲン用ケージやVoileストラップ系の取り付けプレートなど使い方はさまざま。

左右渡して取り付けるプレートなんかもお絵描きレベルで開発中だけど、これはまだまだ(めっちゃ重くて実用的じゃない。笑)

MKSが出しているシルバンワークスのマルチケージなどはバッチリ取り付け可能です。

コーヒー豆を運んだり、、

僕がよくやる、ナルゲンボトルにナッツなどの食料を入れて運ぶパターン。

EX版でもグロッサリーパニアが有用なのは変わりないので、片パニア、片マルチな使い方もおすすめです。

補助的にライトマウントなんかを取り付けても。

ボトムに合計4つの穴。

ハードな移動用に、パニアバッグのフックが逃げないように留め具をつけたり、ポジションランプマウントにしたり。

アイデア次第で下にさらに延ばしたりもできますね。

取り付けられる車種など。

このフロントラックは高さをスペーサーで可変することで足を伸ばしたりすることなく、どの車種でもすっきり取り付けができるようにしています。

現行でカスタマイズなしでボルトオンできるのはラックマウントがついている車種のみなんですが、フレームと同時オーダー、リペイントついでにラックマウント増設なんかもできるので、EBS KYOTOでご購入いただいたオーナー様であれば基本的に何かしら対応可能です!

必要な取り付け穴。

この穴がある全ての車種に対応。

ダートカテゴリーのバイクには基本的についてるのでオールOKです。

tobiraなどで取り付けたい方は追加で溶接が可能です。

ミニベロなどにも取り付けが可能なので、お気軽にご相談ください。

適合車種。

EBS

◇STUFF

◇VOKKA

GROWN

◇CODA

◇COYOTE

◇Hey Joe

tobira

純正適合無し

フロントラック(EBS-FR01ex)の無料レンタルを開始予定です。

今回はテストライダーのオーナー様にもご協力いただいて、色々と進めてきたので常設展示のラックが1組余分にありますので、国産車を気軽に試乗ご検討いただけるEBS KYOTOらしく、フロントラックどんなもん?ってくらいの気軽さで試せるような企画を考えています。

Instagramストーリーズではすでに紹介させていただきましたが、ご来店で私が脱着すること、これが唯一の条件で、無料で取り付け、無料で1ヶ月レンタルという受付を来年から製作予約受付開始の2025年後半までを期間としてスタートします。

具体的なスタート時期はもう少し先だし、取り付け日のご予定の段取りだったり、それを決めたりする期間などを考えると、そこまで多くの人に体験いただけるわけではないけど、どう頑張ってもたくさんは作れないので、まあ4、5人にご体験いただければ良いかな、と。

2週間くらいじゃほんとの良さがわからないので期間は1ヶ月でいきます。

上記適合車種以外でも同時オーダー、リペイントついでの追加溶接などで適合可能。

取り付けられないよ!って人のレンタルに関しては、、今回はすみません!
むしろ、この取り付け穴がない車種やモデル時期でいうと昔から乗ってくれている人だとは思うので、フォークだけ追加工するとか、色々ご提案もできるかとは思いますのでお気軽にご連絡くださいませ〜!

レンタルの記事も別で書くので、スタートすればよろしくお願いします!

EBS-FR01ex、ひとつだけストックがあります。(2024年12月時点のストックです。)

1組だけ店頭用にストックしているので、気になる方はぜひです。

お問い合わせはこちらから。

    お問い合わせはこちらのメールフォームからご連絡ください。

    メールアドレスが間違っているとご返信ができませんので、必ず確認をお願いします。

    いただきました内容以外でのご連絡や後日のセールスなどは一切行いませんのでいつでもお気軽にご連絡くださいませ。


    金/土/日/月の営業時間内はできる限り迅速に返信しますが、作業期間であるその他曜日は少しご連絡が遅れる可能性がありますことをご了承ください。

    ご連絡はMasnまで〜!

    Please share
    • URLをコピーしました!

    コメント

    コメントする

    目次