国産クロモリグラベルバイクベースの自転車を紹介!
ページのリンクから来てくれた方、このページに辿り着いてくれた方全てに感謝!
今日は画像メインでバイクチェックをしていくよ〜!
国産クロモリを京都のフレームビルダーが一本ずつ製作しているEBSのバイクスタイル。
とことんレーシングだったり、強烈にその用途だけを目指すスペシャルフレームも製作しますが、大きい部分は「長く使えること」。
それは素材の良さだったり、国内で全て完結し品質やアフターケアの担保がされているところなどの「それそのものの良さ」も重要ですが、僕は「変化に強い」ことが最も大切だと考えていて、このSNS時代、今日格好良かったものは明日古くなる人間のスピードではもはやないレベルにきています。
自転車のユルいスピード(時速的にもね)でその速度に合わせるのはとても困難で、
「流行りにのっかるわけじゃないけど」
「これは良いな、やりたいな」
ってのが現れたとき、流れが早すぎて規格などの物理的な問題で不可、、とならない、オーナー様にとっての「長く使える」もしっかり考えて製作しています。
まずは下記のリンクからSTUFFを3台、Sサイズ、Mサイズ。Lサイズ、そして仕様違いのオーナーバイクを紹介していくので、たまにチェックしてもらえると嬉しいです。

Engineered Bike Service(EBS)STUFF

このバイクはMサイズです。
シルバーカラーの自転車って世の中にたくさんあるし、車にもたくさん採用されていますよね。
飽きのこない間違いないカラーとしてママチャリや商用車のベーシックな仕様に入っていたり、超高級車でもシルバーはある、ある意味かなり特殊なカラーだと思います。
この街乗りからグラベルまでこなすSTUFFのカラーはほんのちょっと青を隠し味に入れたナイスシルバー。
全体的なシルバーパーツと相まってかなり綺麗です。
NITTOのリアラックは工具一本ですぐに脱着。

ちなみに、リアラックを外した時はこんな感じ。
工具1本(4mmの六角レンチ)で四箇所とまっているので、脱着も簡単。
日々のスタイルに合わせてラックを脱着、なんてことも楽しんで欲しいのです。
日本製パーツをうまく使った街乗り抜群、グラベルもちろんなスタイリング。



コックピットには日本製や日本企画のパーツを盛り込んで。
国産パーツメーカーから世界のNITTO。B352 albatross bar
ハンドルバーはNITTOのB352、アルバトロスと呼ばれているハンドルバーのクロモリバージョン。
ハンドルバーってほとんどがアルミ製で、その加工性の良さ、軽さや価格など優れた特性がたくさんあるんですが、今回はあえてのクロモリ。
重量的には持っただけでわかる「お、なかなかやな。笑」というくらいで、軽さを求めるユーザーにはおすすめできませんが、「やさしさ」を求める方にはハマるはず。
厚みがあるので「しなりにくい」と表現するのですが、決して硬いわけじゃない。
カーボンハンドルとまた違った振動に対してのフレンドリーさで、選べるならこっちもおすすめしています。
ちなみに僕もクロモリハンドルを好んで使います。
ストリートピスト時代もわざわざ鉄ハン使うやつでした。笑

RindowのTARUGATAグリップにSHIMANOの11速用ロードWレバーをサムシフター化したものをセット。
そこにレトロなブレーキレバーを製作しているDIA-COMPEのtech-5 brake lever。
これはオールポリッシュモデルを東京のブルーラグが別注したもの。
リターンスプリングのないスタイルは意外にも現代のディスクブレーキにハマっててタッチめっちゃ良い感じです。
国産ワイヤー専門メーカーであるNISSEN Cable。

「ワイヤー専門」というだけで響きますよね。
大阪の日泉さんのワイヤーは20色くらいあってちょっとしたワンポイントを楽しめます。

今回はシンプルな中に遊び心、ゴールド系のアウターを1番長く見せられるリアブレーキに配置し全体の暖色に合わせて。
リアは隠しテーマの青に合わせたインディゴ系。
フロントは目立たせずクリアーを使っています。
もちろん間違いないアイテムを採用しているフォーク周り。
やはり間違いないCHRIS KING NTSの限定ミッドナイトカラー。

クリスキングはアメリカの誇る世界最強クラスのヘッドセット。
限定カラーだったミッドナイトが隠しテーマのブルーにドンハマり!
これ系の落ち着いたカラー好きだわ。
ちなみに、ヘッドバッジはステンレスプレートの旧型モデルをあえて採用。
これはもうないので再製作不可ですが、ステンプレートも似合ってます。
(現在は経年変化を楽しめる真鍮製になりました。)
フォークはTANGE Championを採用し、ダイナモコードガイドを溶接。
フレームはKAISEI 019ですが、フォークはTANGEのものを。
EBSが求めるSTUFF像の今はChampionの方が実現できたから、でまた変わる可能性もあるけど、しっかり受け止めてくれていてめっちゃ良い感じです。
グラベルライドはもちろん、街乗りには当然ハマる、優しいフォークに仕上がっています。

ブッシュアンドミューラーのダイナモライトは質感抜群、大光量。

個人的推しのBM社のライトたち。今回はIQ-XS(70LUX)
よく比較されるSONのEduluxも最高なんですが、ちょっと価格が高い。
僕はダイナモライトは全てのコミューター、夜に帰ってくるみんなにつけて欲しいレベルで推進しているので、できるだけ低コスト、それでいてグラベルバイクや街乗り問わず、回転が軽かったり、より明るかったり、ボディの作りが良いものを求めています。
BMのダイナモライトはIQ-X、IQ-XSをよくチョイスさせていただいているのですが、アルミボディに街灯のない真夜中でもしっかり照らせる光量があります。
回転効率はハブに依存していて、シャッタープレジション(SP)のハブをよく使います。
これもSONのダイナモハブがかなり強いんですが、ものによっては半額でSPのハブが使えます。
回転効率はSONの方が上だけど、双方走っている時は回転の重さも全く感じず発電量も問題なし、ハブそのものの重量も軽量であると言えます。(安価なダイナモハブもあるんですが、めちゃくちゃ重い。。)
SHIMANO GRX LImitedを主役としたクラシック×グラベルバイク。

国産の700Cで、ホリゾンタルフレームを一見ベーシックに見えるシルバー塗装(実はしっかり)、そこにBROOKS本革サドルで質感アゲ、レトロ、でも現行性能のタイヤや国産最強ディスクブレーキに合わせて主役となっているのはやはり、なSHIMANO GRX Limited。
SHIMANO GRX Limited Silver

数年前、いっとき何のパーツも手に入らなくなった動乱の時期がありましたね。
あの時に急に発表されて、オーダーメイドでクロモリフレームを製作したり、国内で溶接製作を行うフレームビルダー、グラベルフレームを製作提案しているショップにのみ卸されたもはや幻のコンポーネントセット。
フルセットで購入、ということが条件だったような気もするんだけど、オーダー時には別発注ができたので、「もしかすると、STIは使わないけどシルバーのGRXは使いたい」という人がいるのではないか?と思って1セットだけ入れていたもの。
当時でも「うーん、なかなかの値段するねえ!」という価格設定だったんだけど、それもそのはず、シルバーの部分はSHIMANO本社でハンドポリッシュという意味のわからない手間のかけよう。
(これがどれだけクレイジーなことか、もはや説明できない)

でも、2025年。
このセットアップは決して高くなかったと言えるでしょう。
当時、まだ12速のGRXは出てなくて、「今までと同じ仕様が色違いで出ても意味ない」とかSNSでは言われたりもしていたけど、今欲しい人めっちゃいるはずです。
再生産をしないことを明言していたSHIMANOですが、昔のデュラ限定みたいに伝説のコンポになってほしいですね。
(限定やで〜!って言って入れてもらった人もたくさんいらっしゃるので再生産はしないで欲しい。笑)
このSTUFFの構成ではクランクとリアディレイラーのみ。
僕もRDは持っていますが、やっぱこのシルバーの柔らかい雰囲気が良いですね!
BROOKSの本革サドルはスプリング付きモデル。

古来より、「自転車の乗り心地を上げるにはどうすればよいか?」ということが考えられてきました。
時代は馬で移動していた時代まで。
自転車の初めての発明時には鉄や木のサドル、薄いタイヤで乗り心地が良いとは言えなかったみたい。
そこで馬の鞍などを作っていたBROOKSは自転車に革のサドルを使うことを提案したブランドで、サスペンションの機能が出たり無くなったりしてきた中、今もほぼ当時の形のまま販売されているかなり稀有でクラシックな間違いないサドルメーカー。
このモデルは「B17 Flyer」というスプリング付きモデルで、1900年台真ん中くらいから登場していたもの。
当時、地面からタイヤに、リムに、フレームに、、と振動や衝撃が伝わる中でガンガン突き上げられていた(多分だけど道もよくなかったはず)自転車という乗り物に衝撃を与えたそうです。
ではこのスプリングがガンガン仕事をするか?というと現代ではそうでもなくて、「良い感じで動く」ことそのものがメリットになってかなり良い感じ、そして見た目も一気にレトロになって素敵ですよね。
現代では倍以上の太さになったタイヤに、精度を高めて剛柔作れるようになったホイール、計算されより優しくなったクロモリフレームなどのおかげで普通に乗っていて「突き上げが…」なんてことはまあないです。
それでも、伝わる最後の触れる部分、ギリギリの部分でしっかり吸収してくれているのです。
サスペンションポストやフルサスもある時代に、この時を超えたシステムだけでグッときちゃうね。
GROWTACのEQUALディスクブレーキ+GROWNのディスクローター。








MKSのシルバンゴルディートで踏みやすく。
そして制動部品はGROWTACのEQUALを。
これもこの数年で完全に世界で認められた機械式ディスクブレーキですね。
精度、削り出しのカットが美しい質感。
そこに引きの軽さを徹底追求した上でもうむちゃくちゃメンテナンスしやすい。
それでいてこれまでの水準よりもグッと低価格で出してくれていて、ご予算が許すならまずブレーキからイジって欲しいと思っています。そのくらい良い。
ローター側は限定製作したGROWNのディスクローター、ブルーグレーのもの。
これもカラーテーマにドンハマりしていてめっちゃ良いわ〜!
現在はローターの製作をしていないので、これも限定だけのものになりました。
このローターめっちゃ好きだったのでまた作りたいですね!いろんなカラーで!
NITTOのリアラックと全体構成。


サイズ展開までしてくれているNITTO rivendell big back rack 32R。







リヴェンデルがNITTOに別注しているリアラックはキャンピー型の変形のような形。
勝手なイメージだけど、Rivって「あるものをうまくいろんな車種に使おう」みたいな思想があると思ってたんだけど、そうじゃない。しっかり製作をお願いできるメーカーがあれば色々展開させるんだ!と思ったパーツがリアラック。
前後で使えたり、いろんなものに合わせたり、というマルチなもの作りは他で当然やっていますが、これはMサイズとLサイズがあって、かなり幅広いバイクで美しくセットが可能です。
僕たちはミニベロを製作しているからより思うけど、車種やサイズに合わせてラックなんて製造されていない。
(ミニベロ用、ってのを使うと逆に変な取り付け方になります)
基本的に700Cをベースとして、「このくらいのサイズなら合う」ってスタイルがほとんどだし、それで良いと思ってた。
これはエンドアイレットを基準に高さを求めてバッチリ取り付けよう!というラックです。
まあそれでも全車種!なんて無理だけど、この考え、めっちゃ良いです。
当然、そこまで考えているなら使い勝手は先に考えられていて当然で、そこを信頼のNITTOが製作。
ちょっと羨ましい感性と関係性ですね。
天板OK、サイドパニアOKなどの基本的な性能に取り付けが簡単で、耐荷重も20kgあるので十分すぎると言えます。
まとめると。
京都のフレームビルダーEBSが手作りした国産クロモリグラベルバイク「STUFF」の魅力を紹介させていただきました。
(まあ僕もチームEBSなんだが)
この自転車は、街乗りからグラベルライドまで幅広く対応できる性能を誇ります。シルバーのフレームに、SHIMANO GRX Limitedコンポーネントや本革サドル、NITTOのパーツが組み合わさり、クラシックな雰囲気と現代の性能を両立しています。
加えて、メンテナンスが簡単で、機能性とデザインを兼ね備えた日本製パーツを使用。丈夫で長く使えるバイクを提供し、どんなシーンでも活躍する自転車です。各サイズのオーナーバイクも紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
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