いやー、ついに第一弾仕上がってきましたね〜!
このミニベロを実現するにあたって、まあ〜そりゃーハードル高かったです。
過去、この16インチ、305規格のミニベロはマスプロメーカーからごく短期間発売されていたことがあります。
ではなぜなくなったのか?
それはニッチすぎることや、量販するにはマニアックすぎて、買っていただいた人に魅力が伝わりきらないまま終売したからです。
大手としてやるにはリスクが高すぎたんですね。
これは正直少数製作であるEBS京都フレームビルダー工房でも一緒で、ある意味の売れ線(今だとグラベルとか)だけをやっている方が圧倒的に知名度も上がるし、多分オーダーもきます。
でもちげえんだよな。グラベルバイクは好きだし、僕たちももう一段階深化させていってるけど、結局のところ「変なこと全力でやったらおもろくね?」みたいな考えがやめられんのですよ。
王道の漫才より地下芸人、みたいな。
EBSでは20年くらい前から451のミニベロや406のミニベロ、いわゆる20インチミニベロのカテゴリーを本気でやり続けてきましたが、僕の頭の中にはずっと305ミニベロの構想がありました。
小径好きが集まった時に「やりたい」をはじめて口に出し、もっと簡単に実現すると思ってたけど、それはもう作ってはトラブル、作ってはトラブルで、そりゃみんな辞めるよな、と。笑
でも、過去、日本がバブルの中で謳歌していた時代、もっともっと変な自転車は発売されていたわけです。
ワンタッチピクニカとかね。
今回は折りたたみ自転車ではないですが、その頃の勢いというか、「俺たちが作りたいもの、やろうぜ」みたいなところからスタートしているので、現代的なマーケットの調査とかは一切ありません。笑
でも、製作に全力を傾けたことで、かなりいいモノができました。
なかなかに良く走るし、なによりかわいい!!!!!
ちょっと触りだけ語ったことがあるので、よろしければこちらも。

まだフレームだけだし、パーツ入手に苦労する時代になってしまった(まじでどうなってんだ世界)ので、完成車お披露目はまだ先ですが、フレームの細部ディティールだけでもみていってください。
乗り手のアイデアを求めるタイプの拡張性なので、僕が思っている以上の使い方をして楽しんでくれるオーナー様が増えることを期待。
僕は刺さりに刺さってますが、すんげえニッチなことには変わりないので、わかっていただける方は。
Engineered Bike Service(E.B.S)Pac305

この見慣れない位置に溶接されたカンチブレーキ台座。
明らかにいろんなものが取り付けられそうな豊富なダボ穴。
そしてチェーンステーからダウンチューブまでもはや一直線かよというBBドロップ。(これがまたなかなか走るんだ)
なかなか見ないフレームになっているのでは、と思います。
昨今のトレンドである前後ステーに三連穴を設けたりするのではなく、「このフレームでデッドスペースになってくるのはどこか?」という部分をしっかり考えて、マルチケージ+ストラップなどで容易に積載量を可変できる設計です。
主要スペック
規格
ヘッドパーツ…1インチITAヘッド/クイルステム
ブレーキ…カンチブレーキ or Vブレーキ
ホイール…16インチ(305)×2.3サイズを最大想定
エンド…フロント100mmQR/リア130mmロードエンドQR(変速機取り付け/シングルスピード共用可能)
変速仕様想定…フロントシングル仕様(少し特殊な1×8構成をフリクションで動かします)
リアブレーキ内装穴
このバイクの追加工
・リアダイナモライト配線内装化(オプションにて承ります)
拡張部
・ダウンチューブボトルケージ台座
ここは他のバイクと同じく、シンプルに二連穴を設けています。
ボトルはやっぱ必要だしね!
・シートチューブボトルケージ台座
ここも通常の仕様。
ここまでは当然の装備というか、なにかしら必要になってくる部分だと思います。
ここから先はちょっと他のバイクにない仕様で…
・シートチューブ裏ボトルケージ台座

ここは小径ならではのデッドスペースで、よく取り出すものなんかは向きませんが、ツールケースや輪行袋などを。
出しやすいケージにすればボトルなんかも問題なくOKです。
・フロントフォークダブルアイレット

フェンダーは種類が少ないけど取り付けられるようにしていて、めっちゃ小さいランドナー!みたいなスタイリングができるように。
となればフロントラックも可愛いよな絶対!ってなってダブルアイレットにしておきました。
ラックをフル活用するようなスタイルがベースにあるわけではなく、アクセサリー的な感覚で取り付けてもらうのが良いかも。
個人的にはバイクパッキングスタイルがめちゃくちゃ良かったです。
なので、EBSから製作しているBEAKバッグサポーターなんかはめちゃくちゃおすすめです◎

このバッグサポーターだと、コンパクトをギリ損なわない感じでバッグの揺れを強力にサポート。
輪行系のバイクを組むなら徹底してコンパクトにするべきですが、ツーリング系で組むならこれはめっちゃ良いし、必要なければステムから抜けばOK(ワイヤールーティンなどは少しややこしめ)
・リアダブルアイレット

リアもフェンダーアイレット、ラックアイレットとふたつ装備。
反射板などを取り付けても良いですね。
ロードエンドを採用しているので、シングルスピードで最高に身軽なバイク製作もOKですし、変速機取り付けで限界まで軽いギアを載せて登坂もそれなりにいけちゃう仕様にできます◎
・リアラック台座埋め込み式

リアラックは取り付けていない姿も綺麗に見えるよう埋め込みで構成しました。
プロトタイプでは入れていなかったフレーム側にカンチブレーキのアウターケーブル受けも追加してあり、なかなかいい感じでアッセンブルできると思います。
・トップチューブ三連穴

このトップチューブ穴の表裏は使い方次第でかなり化けると思っていて、MKSのマルチケージなどを用いることでいろんな不定形物を縛って持ち運ぶことができるようにしました。
わりとデッドスペースになってくる部分なのに、ちょっとした重さのものなら走行性能も損なわれず、これも好きなポイントです。
トップチューブバッグなどももちろんOK!


画像はMKSさんより引用。
本来の使い方はフォークに取り付けるのが主ですが、横向きにセットしてもバッチリ使用可能。
ボトルに限らず、チェア、シュラフ、タープなどの丸みのある積載物、ちょっと荷物が多くなった時の緊急回避、輪行袋などなんでもアイデア次第。
バンドはVOILEストラップなどを使用想定していて、長めのストラップなど揃えたくなりますね〜!
いつの間にか増えていくVoileストラップは自転車を趣味とするならあるあるかもです。
・トップチューブ裏三連穴

ここもデッド活用のために。
16インチをホリゾンタルフレームで製作するとかなりの空間ができて、それがアイコニックで好きなんですが、空間があればいい感じで埋めたいと思うのもバイクギークあるあるかも。
フレームバッグはもちろん取り付け可能、これは穴いらずなのでいいとして、何か吊るように取り付けたいってことないですか?
ここにさっきのMKSマルチケージなどを取り付けてあれやこれやとできます。
上下で1DayのULキャンプくらは余裕でこなせると思います。
ハンドルバーバッグやバックパックを追加してもっといろいろ持ち運びもできるので、こりゃ便利、かと思います。
トップチューブはまだいろんなバイクであり得るけど、この部分に、ってのは相当な前三角の余裕が必要なので、かなりの高身長さんが必要(日本でもそうとう少数なレベルで)ですが、このバイクはR(Rinko)サイズでこれが実現します。
・センタースタンド台座

当然、街乗り〜ツーリングならばキックスタンドも。
シングルレッグが基本ですが、正立するダブルレッグもおすすめで、ほぼ全てのケースで後輪を浮かせて駐輪ができるので、リアホイールトラブルなどの際も安心感のあるスタンド活用ができます。
・Wレバー(バレルアジャスター)台座×1

Wレバー台座はあえての右側のみでフロントシングルを想定。
ここにレバーを取り付けることもできますし、コラムシフトまで延長して運転のポジションから変速ポジションまでをさらに楽にしたり、バーエンドシフター仕様、フラットバーなどでのハンドルシフトなどの時はバレルアジャスターももちろん取り付け可能です。
シングルスピードの場合はここを埋められるボスカバーもシルバー、ブラック、ブラスと3色ありますし、ベルなんかを取り付けてもかわいいと思います。
と、なかなかに積載に対して夢のある仕様です。
このバイクはオプション加工で純正のブレーキワイヤー内装の隣にリアダイナモライト配線を入れられるようにしていて、安全性もしっかりと。

前の記事でちょっと画像として使用例があるのでイメージとして。

このバイクはプロトタイプでまだ穴位置を決めていなかったのですが、こんな感じでトップチューブ上にアウトドアチェアを載せてみたり、この真裏にも穴があるので、トップチューブを挟むように荷物を載せたりとアイデア次第でなんでも積めそう。
想定としてはコンパクト、そして身軽に輪行をするケースで、その場合は輪行袋や、出先でちょっと椅子出したりなんかを。
車に載せたり、キャンプライドに自走で行く場合でもバックパックにプラスして自転車に色々持たせられるようにしました。
この構成では小さめに作ったけど155cm〜173cmくらいまでは余裕で乗れる上に輪行に特化しているサイズ(170cmの僕が画像のポジションで乗っていました)、R(Rinko)サイズでフロントハンドルバーバッグに大型のものを、トップチューブにヘリノックスのチェアゼロのハイバッグを載せても余裕のあるトップ長なので、結構楽しみになってきませんか?
画像ギャラリー。














製作予定。
去年製作するよ〜!って言った時にすぐに手を挙げてくれた方のみに製作していて、次回製作は梅雨はじまりくらいまでの受付で、2026年秋〜冬くらいからやりはじめたいですね。多く作っても3名さまくらいまでが限界だと思います。
一応今回はRサイズのストックを1本くらいは用意(試乗車は別に用意済)する予定で、Rサイズ、輪行というよりも「奇天烈な小さいバイクをあえて乗りたい」という方向けの175〜183cmくらいまでの大型、Lサイズも受付しようかと思っています。
思っているよりも手間のかかるフレームなので、他のバイクショップさんのフレームや、自社フレームとの兼ね合いもあり多くは製作できませんし、そもそもニッチで年間ほんの少しずつだけオーナーさまが世界に増えていく、というEBS的な少数製作の考えのバイクですが、人と競らない、そしてかぶらない自信作ができあがりました。
ちょっと変態(褒め言葉)なんですが、現段階でここにラグドのTAディスクブレーキ仕様にしたいぜ〜!というオーダーが1本入っているので、5月末あたりまではこの特殊製作も受け付けています。
ディスク仕様はもはやワンオフレベルの製作になるので、製作期間はいただきますがかなり面白いバイクになりそうです。
僕もディスク仕様は設計時に考えましたが、どうしても市販化する予算内に収まらなかった(どうしてもカンチに比べたり、QRとTAを比べると高額になる)のでこうして「やりたい人だけに届けばいいな」というスタンスです。
2026.06.05 ※ディスク仕様やラグ仕様の受付は完全限定で終了、これから先も製作予定はありません。
カンチブレーキのクラシック感とロードエンドで組みたい人は通常版を予約可能ですので、お気軽にご相談くださいませ!
2026年後期の受付は6月8日まで。
長く使い、育てていける1台として製作させていただきます。
どんなご質問でも、お気軽にご相談ください。
この車体についてのご相談はこちらから。
本文なしでも送ることができるので、欄内から選んでもらって
お送りしてもらうだけでも僕からご返信させていただきます〜!
内容が固まっていなくても大丈夫です。


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