フロント・トリプル・グラベルという新語。ランドナーSTUFF後編!

さて、今週も始まりましたね。
最近スピーカーをプレゼントでいただいて、
これがかなり良くてみんなにお伝えしたいところですが
今日もしっかり自転車を紹介したいと思います。笑

僕はおうちじかんも外での密を避けたアクティビティも
割と楽しめてる方だと思います。

気が遠くなるくらいの電車の中の時間。
おうちの中で安全に楽しめる遊び。
そして外で何ができるか。

僕は学生時代から
イン、アウトのハイブリッドを目指していて
色々新企画を持ってくるのが好きだったんですが
やっぱ家の中「だけ」は限界がある。

仕事を思いっきりやるから休日が面白い、
みたいなところと似ていて、
どっちに比重があっても良いけど
やっぱ両方欲しい。

ゲームの新作が出れば
世界を救う勇者として
二週間ほどめちゃくちゃそれに集中していたりもするし、
オンラインで東京のやつらと金を稼ぎながら
電車で駅を目指すゲームをやっていたりもするし、
最近は蒸し料理が気になっていて
やたらと勉強していたり
過去作の映画を1日の終わりにまどろみの中観たりもする。

でも、やっぱそれって
夜にピストで全力疾走していたり
明朝に焼き立てのパンをぶらぶら買いに行ったり、
旬のお野菜を山まで一走りして買いに行ったりしてる
バランスがあるから面白えんですよね。

意外に通勤も楽しいのが自転車の良いところ。
もし、京都で通勤自体が楽しくなる
自転車お探しなら言ってください。
シンプルであればあるほど良いです。
必要な装備はあとからついてくるので。

まあ、アウトドアに関しては
ただ走ってるだけだし、
一人だし。
よく見てくれている方はご存知かもですが
僕は基本孤独に走ります。
これはコロナ関係なしに
自分のペースが遅すぎるからです。笑

本当は海も山も川も好きだし、
自然に密も何もないんですが
我慢できるうちはしとこう、と。

心肺鍛えてこの渦中絶対生き残ってやる、って
真剣に思ってるんで自転車があればとりあえずOK。

生活圏で楽しみ切れるのは自転車の最高のストロングポイントです。
生活圏、って思ってても知らん道、知らん店いっぱいあるので
これまた楽しい。

最近だと
今だけ遅くまでやってるテイクアウトのお店を発見して
(職業的に明朝か深夜しか走れない。笑)
そこがかなり高級なカレーを真空パックで持ち帰りやってて
もう気になりすぎて今日の僕の晩御飯は
追いパクチーキーマを作る予定(買わんのかい)です。

あれ?
自転車の話してねえな。
スピーカーの話したらよかった。
そんじゃ、今日もオーナー様のバイクに
クローズアップしてくぜ!

今週は
ランドナー・スタイルのグラベルバイクなSTUFF、
その後編。

フロント、ハンドル周りがど目立ちな
バイクですが、リアにも魅力たっぷり。
納車式はこれからです。

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
STUFF Disc

改めて。
かなり強い存在感。

ランドナー、って
自転車が好きな人はみんな渋いことを知ってるし、
全く知らない人でもツーリング自転車、ってこんな形だよね?
って知ってる。

昔から憧れの形だけど、
もともとそこまで老若男女乗ってきた車種じゃない。
なぜなら、オーダーで製作されたものがほとんどだったから。
それでも過去の資料を見てると
バブル期なんかは吊るしでかなりこだわったランドナーとか出てて
まじすげえなって思った。笑

で、このフレームの最大の利点は
「ランドナーではない」というところ。
なに言ってんだ、と思うかもしれないけれど、
製作過程で懐古した装備をいくつか減らす、ということを念頭において、
どっちにも寄りすぎない、プラマイ0の立ち位置を意識しています。

なのでポンプペグとかその辺りの良い感じのレトロ感は敢えて排除。
今のポンプで、今っぽいツーリングの装備を使えるようにしました。

STUFFはかなりマルチなフレームなので
こうして世界観を出した仕様もできちゃいます。
これからスルー化していくなか、
「ランドナー」という名前もまた変わっていくけど
このバイクの「ああ、良いな」という感嘆の良さは変わらない。
これもまたEBS京都で表現したい
タイムレスというバイクです。

そんじゃ、サイドビューからいってみよう。

サイドビュー。

露出型アウターブレーキ、Wレバー、フルフェンダー。
前後サポーターキャリア、トリプル、トークリップ。
ディスク、40C、LEDダイナモ。

長く使えるアイテムと、消耗品を整備しやすくした先人の知恵。
そして当時のランドナーで課題であった
雨天時の制動力の脆弱性(これはこれでロマンなんですがね…)
もディスクでしっかりクリア。
ライトも大光量、小型化。

まとめたランドナー・スタイル。
各装備の取り外しも容易で少しの工具でどんどん身軽になるので
ばっちり晴れ!ってわかってる時の日帰りツーリングなどでも
トリプルのワイドなギアレンジでグラベルロードとしても活躍します。

サドルはやはりのBROOKS。

サドルはBROOKSを。
値上げに次ぐ値上げで値段が高くなってしまった革サドル、だけど、
これは今までが安すぎた、と思ってもらってOKです。
ちゃんと使えば10年使えるサドルで、使い切った時のコスパといい、
クオリティといい、前回までの価格ではサスティナブルな取り組み」は続けられないと思う。

やっぱり少数をしっかり作って、お金をしっかりいただいて
作り手も休んで家族とゆっくりすれば良いし、
乗り手も高くなった分より大切にすれば
職人も革の持ち主も喜ぶと思う。

本当の意味でみんなが長く使える良いものに囲まれるための
値上げだと思ってるので
ここは仕方がないですね。

で、今回チョイスしてもらってるのは
B17のSpecial。

なにがSPなんだというと
やはり手作業で打ち込まれた銅の鋲。
そして手作業でカットされたサイド部のシェイプですね。
カッパーメッキレールはもちろん魅力ですが
やはり僕は「手作業」に惹かれます。

イタリアとイギリスのじいちゃんが
一個ずつやってくれてるんだぜ。
大事にするしかないよね。



高齢化、は日本だけの問題ではなく、
BROOKSも同じであんまり後継いないみたい。
誰かに取り変わってめちゃくちゃ
ビジネスのブランドになっちゃうかもしれないし、
めちゃくちゃ熱いやつらがど渋いブランドを守るかもしれない。

どちらにせよ、
今のクオリティで手に入るのは今だけ、だし、
仮にビジネス先行になって、
○○年以前のサドルに価値がある、
とかわけわからんことになる可能性もありますが
結局ものの価値は自分で決める。
使ってきた歴史が最高なのです。

僕はなんせ、革サドル好きとして
世界の「使っていい革」がなくなったりしないよう、
共存したいと思う。

座り心地?
もちろん良いに決まってる。
使い込んで自分だけの形になったBROOKSサドルは
本当に最高です。
それに座ってデスクワークできんじゃないかってくらい。
いや、まじで。

サドルはループがついていて、
BROOKSのバッグはもちろん、
おなじイギリスのキャラダイスなども相性抜群です。

今回は秘蔵のバッグサポーターを取り付けているので
バッグを持たせた旅は是非おすすめしたいところです。

トリプルクランク。

New Albionのクランク。
Suginoと同等のボディを使用しながら
とてもリーズナブルなクランク。

トリプルクランクって、
今はほとんど見かけなくなったけど、
やっぱりその理由は使いこなすのが難しいから。
重さもあるけど、これは正直あんまり変わらない。

特に、入門用クロスバイクなんかによく取り付けられていて、
シフターの精度があんまりなのにまあまあの精度を求められる引き量なので、
正直使わない人は全く使いません。

自転車の変速段数、って
なぜか掛け算で表されていて、
なんだか多い方が素晴らしく思えてくるけど、
それはただのカタログの甘美な響きでしかない。

じゃあ、変速におけるEBS京都のスタンダードってなんだ?


あくまで目安、ですが
・整備が面倒、掃除が面倒、シンプルが良い、平地に住んでる、
坂道は根性だと思ってる、変速機のついてる自転車だけどそもそも使ったことがない、
あなた…(どんなカテゴリ分けだ。笑)

☆1×1の1Speed(シングル)を一度試してみて。
僕がシングル乗りだからここはどうしても推しになっちゃうけど
多段のカセット、ワイヤー、変速機がそもそもない自転車は
メンテナンスが楽、少し安くできるなどといったメリットあり。
デメリットは「変速ができないこと」ただそれだけ。笑

ただ、組み合わせは変えられるので
軽くしたり、重くしたりしてちょうど良いギアが見つかれば一生の相棒になります。

・街乗りベース、坂道あり、荷物の重さで車重に増減がある、たまに遠出もしたい、あなた…

☆1×8〜11Speedがおすすめ。
8段がもっともスタンダードでリーズナブルです。
が、8段が11段より遅い、だめ、というわけではなく
8段も11段も一番スピードの乗るトップギア比率は同じです。(一部例外あり)
ギアが多いほど良いなら僕の乗ってるバイクがだめ、ということになりますからね。
これは環境、スタイルに合わせてOKです。

では、なぜ段数が増えていくのか?
これは、間の空白を埋めるため、です。
シングルを例で言えば700Cだと2.4〜3.2あたりのギア比率が街乗りしやすい。

※クランクを一周漕いで回してホイールが何回転するか、が自転車に於けるギア比。
例えば2.7だと一周漕いで2.7回転分車輪が回るってこと。
一般的なロードバイクのタイヤの大きさだと一周で大体2メートルくらい進むと思ってOK。
だから、ギア比2.7だと一回漕いで5.4メートルくらい進む。
これが大きければ大きいほど踏み込みは重くなる。
だから自分の足にさえ合ってればギア比はいくつでもOK。

で、8段、街乗りだとわかりやすいギア比は
700C(ロードバイクサイズ)で
1段目 4.18
2段目 3.53
3段目 3.06
4段目 2.70
5段目 2.30
6段目 2.00
7段目 1.76
8段目 1.53

このあたりが街乗りもしやすくて、
サイクリングとして50キロあたりまでは楽しくいけるはず。
これは調子も慣れも筋肉もいろいろ関わるので千差万別。
だいたいこんな感じ、ってこと。

これが11段になると


1段目 4.18
2段目 3.83
3段目 3.53
4段目 3.28
5段目 3.06
6段目 2.70
7段目 2.42
8段目 2.19
9段目 1.91
10段目 1.70
11段目 1.53

となります。
より軽いギアを用意することはできるけど、
大きくなれば間が空く。
そうするとギアを変えた時に今まで漕いでた重さが変わりすぎて
ストレスとなり疲れる原因となる。

だから、より遠くにいきたい、となれば
より段数を増やし、間を滑らかにすることが重要というわけ。

これが前にも変速がついてくるとより幅広い変速が使えるという訳です。

で、今回のバイクは3×8の24Speed。
この組み合わせの中から選びながら
常に自分がこぎやすいギア比を選んで走るということです。
慣れはやっぱり必要。

自転車に自分を合わせるのではなく、
自転車を合わせるのです。

この話まじでどうでもいいと思うので、
走りたいエリアなどお伝えください。
常にギアのことを考え、楽しかしたくない僕が導き出した
最高に楽な歯数を選んできます。

ぜひ僕を使って近道してください。


ちなみにこのバイクのギア比は

    F1段目 F2段目 F3段目
1段目 4.36 3.27 2.36
2段目 3.69 2.76 2.00
3段目 3.20 2.40 1.73
4段目 2.82 2.11 1.52
5段目 2.40 1.80 1.30
6段目 2.08 1.56 1.13
7段目 1.84 1.38 1.00
8段目 1.41 1.05 0.76

こんな感じ。
要は3台分の自転車のギア比を一台に収めているような形。
普段の街乗りから完全に旅に出れる仕様で
仮に林道などで突発的なガチグラベルが出てきてもOK。

この中から選んでドンピシャを狙っていくのは
やっぱり使ってなんぼなので
是非旅に出てください。笑
普段はここまでは絶対に使わない、ですねどね。

ちなみにラピッド系の変速だと使わないと凝り固まったりしてきて
そもそも無用になりがちですが
今回はレトロなWレバー仕様なので
そのあたりの操作もメンテも簡単で
引いたら引いた分ちゃんと動いてくれます。

つーかギア比の説明長すぎだな。笑
僕とイニシャルが一緒のオーナー様、使い込みよろしくです。

ギア比はややこしく見えるけどとてもシンプル。
理解は急に深まるし、知ってると
自分がどれだけ走れるようになったかの成長もわかるし、
もうちょいこうしたい!などの交換沼にハマった時も
すぐに抜け出せるのでEBSオーナー様は
ギア比のご相談もいつでもどうぞ。

ちなみにミニベロはよりギア比の資料が少なく
間違えやすいのでミニベロも強いEBSにお任せを。

ペダルはMKS。

ペダルは(裏返しだが)
アーバンプラットフォームという片面踏みのペダルを使用。
トークリップもストラップもMKSで揃えてます。

APFペダルは踏み込む際の食いつきよりも
靴の入れやすさみたいなところに強みあり。
ストラップの革もどんどん馴染むので
今頃良い感じで足形取れててかなり使いやすくなってるはず。

FDはIRDトリプル。

変速機周りは少し魔を含むカスタムをしていて、
ミックス、トリプル、延長リアワイドという多少の改造感が。
8Sという変速のなか
細やか+ファイナルでかめの坂道に強いバイクとして
ここは必須だったので少し挑戦的です。

ボトルケージは2個で。

スリーボトル、トップチューブマウントなど
いろんなことを考えたけど、
STDのSTUFFのままどう表現するか、という部分が大切だったので
追加工は一箇所にしかしていません。

リアビュー。

これまた重厚感のあるリア。
走りも良いし、雰囲気も良い。
STUFFの他の制作例を見ていただければ
このフレームはほんと多種多様、
オーナー様のやりたい感じに寄り添うフレームだなって思います。

リアには少しレアなキャリアを。
このキャリアはフレーム側の加工が必須になってくるので
グッときた方は是非お申し付けください。

NITTO リアバッグサポーター。

多分、取り付けられる市販のサポーターの中で
一番かわいい小ささのサポーター。

キャリアダボだったり
シートステーなどに噛ませたりと
変な目立ち方をしないこのサポーターは
僕はかなりグッときてしまって
かなり気に入ってます。



ただ、
まるで車体から生えてるかのような取り付け方法なので
とてもニッチなとこを攻めていて
取り付けられる車種はほとんどない。
それもそのはず、これはある車種の専用設計に開発されたもので
そもそもEBSには取り付け不可。
(実は1車種あるけど試してない)

でも、このオーダーのお話をしているときから
これは絶対に使いたくて、これから使っていくけど、
今やらなくていつやるんだよ、ってことで強行。笑

自分の自転車にも取り付けたくて仕方ないけど
これは事前の加工が必要なので
いつか塗り替えする時のタイミングに取っておく。

NITTOの刻印が光る。
控えめなのがまた良い。

大きいバッグをただ持たせるのもOK、
小さいカゴもOK、
バンドで縛ってなんか上着とか、なんか持って帰る時とかも役に立ちそう。

そりゃ大きいバスケットがあったりしたらなんでも載せられるけど、
この控えめな感じがええんや!

別に何に使うってわけでもないけど、
欲しくなってきたでしょ?笑

RDはMicro Shift。

RDは10Sまで動くMicro ShiftのRDを8Sで使用。
多分、このコロナ禍で2026年くらいまで(マジです)手に入らない
ロングケージの47ML。
これもともとレアパーツだったけど、
もはや手に入りません。(ショートゲージはあります)

多分、このバイクで新品組み付けはしばらくない、
そしてシルバーのRDでロングのものはもう無いかもしれないです。

先に手に入れたから良い、とかはないけど、
やっぱりこうして無くなるパーツとかあります。
現行パーツでつくるクラシック路線に強いEBS京都も
こうしたシルバー系のパーツがなくなってゆくのはつらいところですが
あまりにもないなら作ろう!とかになってくるのがEBS。笑

これからもご期待ください。

いやー、今回はかなりギア比に偏った回でしたね。笑
フロント・トリプル・グラベル。
誰もそんなことは言ってませんが言うのは自由です。

オーナー様も是非走りに行った時のお写真送っていただければと思います。

納車は結構前ですが、
遠方で発送にとても苦労したり、
でもそのおかげで今は僕とオーナー様
双方とても便利な発送形態ができたりと
夜に電話で話し込んだり、メールでまあまあ
濃い内容を送りつけたりしていてよかったな、と。笑

遠方のオーナー様でも
楽しくEBSと付き合っていける方法は常に模索していますので、
この機会に是非ご相談ください。

これからまた秋に入り
紅葉×自転車×カメラという
世界で見てもあまりない最高相性のホビーが巡ります。

これは桜を代入してもOKだし、
なんでもOKです。笑

でもやっぱ紅葉との相性は最強、走りやすさとか
発汗の具合もちょうど良く、
ほんと気持ちよく運動を始められます。

そのときに、普段使いもしやすい
シンプルなクロモリフレームで
街を山を探索してみませんか。

人に会う方がレアなゼロ密ポタリングもぜひ。
STUFFならどんな組み方もOK。

それぞれの乗り方、それぞれの自転車。
EBSで表現してみてください。

ではでは。。。

MASN

ネオクラシックディスクランドナーというカスタム。EBS/STUFF!

さて、今週もはじまりました
オーナーズバイクチェックのお時間です。

毎回二週に分けての二本立てでお送りする
Web上で行われるデジタル納車式。
今週は前編。
みなさま是非ご参加ください。

この二年間、
ご来店いただきお話を練り、
実際に仕上げていく、という従来のカタチから

コロナ禍により急速に加速した
新しいオーナー様とのつながりかた、ということを模索し
今まで他府県から観光がてら当たりまえに来ていただいていた
近畿圏の方から本州全て、今や九州をもカバーする
完全にオンラインで自転車を作る。
ということにチャレンジしてまいりました。

正直二週間くらい張り付きで色々調べてもらって
かなり苦労していただくことになるし、
それでも伝わらないことだらけだったし、
会ってない人から自転車を買う、というところは
僕が最も忌避していた通販で自転車買おう♪
みたいなふざけたやりとりを追うことになるんじゃ。。
って思ってマジのガチで悩んでた。

ここは喋り出すと確実に何かを攻撃してしまうことになるので
避けますが、じゃあどうやって東北のお客様から、
九州のお客様から買っていただくのか?
もっと野望を言えばまだ送ったことないけど北海道、沖縄。
ひいては毎日大量にメッセージやラブコールいただく海外の方に
どうやってEBSを伝えるのか?

ということを初めての宣言あたりで考えていたとき
出会ったのがこのバイクのオーナー様。

あの頃は
もう外に出たら終わる、
くらいのかなり緊迫した(今もだけどね)
状況でしたが、「こんな自転車が欲しい」
とかなり具体的な例をいただきスタート。

距離にして500キロはあろうかという
遠いところからかなり真剣なオーダーをいただき
どんどんのめり込む僕。笑

あの頃はなんだかんだ3ヶ月くらいで
バイクは完成、騒ぎも終息で
納車の際は観光がてらお車で長旅どうぞ。
くらいの感覚だったけど

パーツもなければ長距離移動なんてことできるか!

って状況に。
実は今までも他府県の方とオンラインでやりとりし
組ませていただいたバイクはたくさんあるのですが
この前後の時期にオーダーいただいたオーナー様が
一番あおりをくらってます。

これは初めての状況で
あるものとないものの先読みがかなり困難で
ないものばかりで構成したりしてしまったという
僕のミスでしかないのですが…

ほんと、お時間いただきました。
今はかなり研ぎ澄まされて
チャートを外さないプロ相場師のような
かなり的確なご提案ができます。
これは今オーダーくださる全てのオーナー様のおかげです、
本当にありがとうございます。

実はまだあと何台か、そのあおりを受け続けて
この際待つぜ!と言っていただいてる
オーナー様がいらっしゃるのですが
どのバイクも真剣に組みますので
よろしくお願いします。

ほんと、オーナー様に助けられてばっかりだわ。笑

そんな今週のバイクは
いつかまた来る旅への渇望を
表現したような強い意志を感じるカスタム。

車種としてはSTUFFというバイクなのですが
やっぱりこのフレームはいろんなことできるよなー、って思う。

ロードバイクとして、気軽なクロスバイクとして。
がっちり700Cグラベルロード、650B化でロードプラス。
コミューターに、お買い物車に。
そして今回のようなランドナースタイルにも。

オーナー様の数だけカスタムがあるので
僕もどんどん勉強して
いろんなご提案をできるようにまだまだ吸収しております。



そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
STUFF Disc

完全に世界観を出す、スタイルのある
ランドナー・スタイル。

でも、別に旅がメイン、ってわけではなくて
あくまで「この形、かっけえな!」っていうのがスタート。

僕は乗り物はルックスが全てだと思ってるので
一番良い入り方だと思います。

見た目全て、というと語弊があるけど
見た目がイケてる乗り物は
性能もイケてます。

車、オートバイ、自転車。
車だったら燃費を追求すれば
かならず近未来の流線型にたどり着くし、
オートバイのカウルだってそう。

自転車に於いて空力は
多少はあるもののそこはあまり関係がなく、
いかに一度出した出力を無駄にしないか?
悪天候でもライドを続けられるのか?
そして故障し辛い、交換、修理が可能か?
などの機能性を追求すれば
自然と形が決まってゆき、またそれがスタイルとなり、
ある一定のラインから急に「うわ渋!!!」ってなるのです。

これは高級なパーツを使用する
(もちろんそれもありますが)ということではなく、
「自分の生活に合ってるか」がスタイルがでる一番の要因です。

例えば僕のメインバイクはシングルスピード、Fixedの
いわゆる「ピストバイク」ですが
京都の街並みをふだんつかいするにあたって
シングルは一度体験してほしいドンピシャセットです。

そこから慣れるまでの乗り辛さやたまにくるフリーギア衝動を跳ね除け
大好きな固定ギアにし自分のものとして落ち着いてゆく。

これがスタイルで、
僕は絶対やめとけ、って言われるとこにも固定で行ったりします。
それが楽しいし、好きなんです。笑
僕は言える、確実にスタイル出てる、と。笑

カゴは欲しいしタイヤも太いの履きたい。
荒れた山をゆるく下って遊んだりもしたいし
ロングライドで遠くまで行きたい。
そんな一台じゃできないこともあるけど
僕は自転車屋さんなのでいろんなバイクを持つのが仕事なのだ。笑

でも、その分フィットした自転車作りは得意だと思ってます。
ぜひご相談ください。

このSTUFFはスタイル出てる。
メールで、電話で「彼女かな?」って思うくらいやりとりしたこともありましたが
男ふたりで作ったオーナー様だけの自転車です。

それではクローズアップいってみよう!

STUFFって?

STUFFの紹介が久々だからたまにはフレーム詳細から。

STUFFは大きく分けて3つの世代、ひとつの派生を継いでおり、
Canti/Vブレーキの初代、
ディスクブレーキになった2代目、
スルーアクスル/ワイド化した3代目、
そしてヘッド大型化、カーボンフォーク推奨のSTUFF 44と
時代に、使い方に合わせていろんな変化をしてきました。

今回のSTUFFは2代目。
ここで大切なのは
最新が最高ではないということです。

トレンドはものすごい速度で移り変わり、
今日カッコ良いものが明日ダサい、
まるでTiktokから見る楽曲バイラルチャートのような
スピード感のある毎日ですが、
こと自転車においてはそのようなことはなく、

クロモリという普遍で不変の魅力を最大限に用い、
フレームさえ保ち続ければずっと使えて
新しいのも渋い、めちゃくちゃ古くなったのも渋い、と必ずなります。

要は前述の「スタイル出てるか?」というところが
最も重要であり、
石油王でしか絶対に追いつけない流行りの幻影を追いかけても仕方がないのです。

売るためにとことん作り替えてくるのが
世界の常であり、その輪から抜け出し、自分のカスタム道を突き進むのが
自己満足し続けるための最高のルートだと僕は思います。

もし、僕に唸るくらいのお金があれば
家に400台置いて常に流行りを追いかけ、
新品のビンテージを愛でる日々だったでしょう。笑

自転車屋の家やから我慢してくれ…と泣きつき
無理矢理天井に吊って5台、どんどん増える「いつか使うパーツたち」
それも楽しいですが、できるだけ近道してもらうのが
僕を使っていただくひとつの理由です。

サイズ感。

STUFFのサイズ展開は
世代によって少し変えたりしますが
S(510)/M(535)/L(560)の3サイズ展開。

身長160センチくらいから
185センチくらいまでの方がこのサイズの間に入ってきます。
その他サイズカスタムも可能です。

フレームカラー。

純正色はアイボリー。
可愛くもできるけど、
ちょっとアウトドアなカラーなので
グラベル系などでのキャンプツーリングとかでも
自然の中に調和するカラーです。

その他、カラーチャートの中から自由にお選びいただける
オーダーカラーもあります。
せっかくなので自分の好きな色に塗ってみてください。

Non Parkerizing Clear RAW。

今回のSTUFFは
前期までの限定受付だった
ノンパーカーのRAWカラー。

保管がかなりデリケートなため
ご理解頂いたオーナー様のみにご案内していた
一番素地、鉄を感じれる仕上げだったのですが
いまは受け付けておりません。

防錆処理をかける
パーカーRAWは期間限定で受け付けたりしているので
詳しくはご相談の中で。

フレーム素材。

フレーム素材はクロモリ。

その中でもEBSがより専門的に扱うのは
世界唯一の国産自転車用パイプメーカー
「KAISEI」社のパイプ。

「自転車用」にパイプを作っているメーカーは
過去には日本にいくつかあったのですが
今も国内で作っているのは「KAISEI」のみです。

番号によって軽さや厚み、仕上げが違うのですが
EBSで多く採用しているのは
022番というフルクロモリのダブルバテッドのパイプです。

これはツーリンググレードのバイクを
製作する時に多用するパイプなのですが
街乗りのバイクに使用するととても丈夫で軽いバイクができます。

今回のようにツーリングバイクを作る、というような時には
まさにドンピシャなパイプです。

ちなみにバテッド、というのは厚みのことで
ダブルバテッド、一本のパイプで二回厚みが変わるパイプを
ダブルバテッドと言います。

Kaisei 022は
溶接などで火が入ったり
荷重がかかったり、路面の振動でストレスがかかる部分は
より丈夫な0.9mmの厚み(これでもめちゃ薄いですよね)を。
強度を出しながらもクロモリはしなりがないとただの鉄の自転車なので
薄く、しなる中央部分は0.6mmという肉薄です。

なので、0.9mm-0.6mm-0.9mmと
二回厚みが変わるのがダブルバテッド、ということです。
厚みを変える、というのはとても手間がかかる工程で
これだけでも高級パイプとなり得るのですが
Kaiseiのクロモリは世界で認められる高級な鉄です。

例えば英国高級自転車の
Moultonの上級フレームなどには
Kaiseiの最高グレードが使われていたりしますね。

そんな日本の職人が作るパイプをこれまた自転車の職人が溶接をし、
そこからさらに僕が組み上げていくのがEBS京都の自転車です。

この登場人物の中では圧倒的に僕が若輩者なので
かなり緊張しますが知っていただき、
買っていただくという最後の窓口を裏切らないよう
しっかり組みます。

日本のパイプ、いつか後継がいなくなって無くなってしまうかも。
だから僕はいっぱい組んで応援したい。

そんじゃバイクチェックいってみよう!

フロントビュー。

縦に目を惹く先端出しのレトロなブレーキレバー。
小ぶりなキャリアにフルフェンダー。
おもいっきりクラシカルなのに
武骨なフレームカラーだったり、
めちゃくちゃ、昔からある形なのに
ディスクでタイヤも今の感じでハンドルも…
だったりとこれだけでもただ昔のジャンルを掘っただけの
懐古でないことがわかります。

ハンドルまわり。

先端出しのブレーキってとても昔のものなんですが、
機能性としては今にないものがあるのでスタイルが好みならば
とてもアリです。

昔はブレーキワイヤー自体が脆く、
結構旅の途中で切れたりしていたみたいなんですが
今のワイヤーはまあまず切れないね。
よっぽど放っておいたら切れますが。

そんな切れやすいワイヤーを交換するたび
バーテープ替えてたら無駄だわ!ってことでこの感じに。

もう一つはフォーク抜き輪行、という古典的な輪行法のため
ワイヤーの遊びを多くし抜けるようにする、という背景があります。

フェンダー付きの自転車を輪行するのは少しハードルが高いですが、
やり方次第でなんでもできるし、こうしたクラシカルスタイルも
ただの昔仕様ではないのです。

NITTO×EBSのドロップバー。

ランドナーのハンドルといえば
セミドロ系のものかマースの一番オーソドックスなもので行くべきですが
今はグラベルロードという考え方があり、
従来のランドナー、パスハンティングといった
もともと日本に根付いている未舗装路への飽くなき探求というものを
少し現代的な解釈をして組んでいます。

そんなこんなでチョイスしたのは
NITTOコラボシリーズの3作目、EBS-30。
オーソドックスな形をショートリーチで乗りやすく、
過去には存在しなかった
焼き入れをしないでOKな強度ギリギリの長さを狙った幅広のハンドル。

そしてEBS特有の「硬すぎない」ハンドル。
考え方は同じ、でも、今のものをふんだんに取り入れています。
昔はキツキツだったハンドルバーバッグもさっくりインストール可能です。

バーテープはレザー、BROOKSで男前度UP。

レザーのバーテープは馴染んでからが本領発揮。
今頃テラテラの良い感じの艶感が出ていると思う。
バーエンドはNITTOで。
付属のバーエンドでも良いけど
しっかり留めれて雰囲気も良いNITTOはやっぱり最高なのです。

GCのブレーキ。

レトロで高級感もある
Gran Compeシリーズのブレーキ。
パンチングが入ったものもあるけど、
敢えてのパンチなし。ソリッドに仕上げます。
構造はとてもシンプルで交換なども容易です。

ヘッドはWhite Industries。

オーナー様がおそらく一番悩んでいたであろう
「どこにホワイトを入れるか?」問題。
一度聞いたり見たりするとどうしても欲しくなる
”ホワイト沼”ですがやはりホワイトは良い。

オーバーサイズだとかなり選ぶ選択肢の多いヘッドセットですが
KINGにどんどん迫るのがWhiteのヘッド。
やはり長年やってるだけありKINGの信頼度は半端じゃないですが
Whiteのこの感じも最高だよね。

トップキャップがこんだけ良い感じなのはやっぱり
こまかいとこまで作り込んでくれてるから。

ヘッドの作りとしては
とてもシンプルなシェルにSTNベアリング。
シンプルであればあるほどやっぱり長く使って行った時に差が出るので
ヘッドはいいやつ入れとくと後々嬉しい出来事たくさんありますよ。

ヘッドバッヂ仕様。

STUFFは基本ヘッドロゴはプレート仕様なのですが
今回はバッヂにカスタム。
ここはお好みでOKです。
ちなみに最近プレートが真鍮のものに変わったので
そちらも良い感じです。

NITTOフロントキャリア。

今回チョイスしたのはM-18、NITTOのキャリアを。
大体の自転車に取り付けられる親切設計なのに
ばっちりその車種に合わせたみたいにつくのはさすがNITTO。

思ってるより重いものもいけちゃうし、
バッグサポーターとしても優秀。
バスケットも上に載るのでドロップスタイルでの
タウンユースやツーリングにカゴを持って行きたい時もばっちり。

ダイナモライトはB&M IQ-XS。

NITTOの専用ランプホルダーで
しっかりと。

ライトは僕の最大のおすすめ
IQ-XS。
なにがおすすめかというと
値段に対する機能、そして作りの良さです。

とはいえ少しづつ値上げしていますが
それでもまだまだ安いとすら感じます。
ダイナモライトは一度使うとやめられない便利さです。
是非導入ください。

現在はハブ、ライトともに完売なので
ご予約必須ですが僕もとても推しているものなので
それなりの量が入ってきますのでご安心を。

古典の世界のルックスから
国産のハンドメイドパーツやアメリカンハンドメイド、
そしてドイツのライトといいとこ取り。

渋いわ。

HONJOフェンダー。

東京本所ハンドメイドフェンダー。
じつはこのフェンダーも国産最後のフェンダー製作所です。

もう、世界中で絶賛されるとっても良いフェンダーなのですが
HONJOが日本最後です。

今のセミファットな規格にも対応する幅広なものを作っていたり
折りたたみ用のもの、ミニベロ用のものを専用製作していたりと
さすがのラインナップです。

取り付け穴とかも全く空いてない、
自転車に合わせて僕たちがすり合わせていくスタイルの
加工が必ず必要なフェンダーですが
EBSのバイクはもともと全てフレームから組むので
こっちの方が使いやすい。

クリアランス的に全てのバイクに取り付けられるものではありませんが
これほどぱっちりおさまるフェンダーもありません。
雨にも負けず通勤だったり日々戦う方は是非HONJOのフェンダーをお試しください。

タイヤはMAXXIS、Rambler40。

さっきからリアの写真だな。笑

タイヤはグラベルにかなり使えるランブラーを。
街乗りでもスムーズに走る舗装路OKなパターン、
絶妙な太さでこのバイクのスタイルにはガンガンハマってます。

昔のランドナーよりほんの少し太く、
今の良いタイヤで構成しているのでとても走りやすい。

タイヤパターンはこんな感じ。
細すぎず太すぎないこのタイヤは
割と空気圧の幅もあって乗り心地を変えることができますが
張っているときはしっかり真ん中で転がり、
下げている時はグリグリ系のグリップになります。

フロントハブはSP。

フロントはもちろんダイナモハブ。
SPもコストに対しての性能半端じゃないです。

なぜかフロントのディスク撮り忘れてるので
ブレーキまわりはリアビューにて。

変速はSHIMANO Wレバースタイル。

フロント(サイドについてますが)最後のご紹介は
今回はクラシックに倣いWレバーで。
1×11Sなどの今のグラベリーなスタイルもご検討いただいたのですが
やっぱりシルバーにこだわりたい部分とか、
サンプリングした車種などを掘っていくと
ここはとことん昔っぽくいくほうが渋いな!
っていくことでレトロスタイル。

まさかの2×8での最大/最小ギアレシオを
現代のものと同じくらい攻め込んでいます。
少し挑戦的なカスタムですがよかったですね。


いやー、ど渋な仕上がりでしたねー!
このどっしり構えるリッターバイクのような出立ち、たまりませんね。

来週は後編、
サイドビュー、リアビューとお送りします。

STUFFの製作状況。

現在STUFFは完成したばかりで
各サイズOK。
とはいえ2本ずつですが…

スルーアクスルの3世代、QRの2世代が混在しており
時期によっては手に入らないものも出てくるので
グラベル、気軽なハンドメイドクロスを作りたい!
って方は是非。

STUFF 44は完売、次回製作予約受付中です。
気になる方はお早めに。

それではまた来週!
ではでは。。

MASN

ちょっとそこまで、を四方八方HOBO。前編。

土曜のエグい雨から一転春の陽気でお伝えします
鴨川となりはEBS京都。

リッツ・カールトンからは錚々たる高級外車が。
人生あと50回やったら購入しますね。
その時には100回目の先人がいて、
また50回目指すのか..

僕は車もめちゃくちゃ好きですが
やっぱいつかは乗りたいですね〜。
運転してもらうタイプの高級車じゃなくて
自分で運転するやつ乗りたいね!

一体なんのブログなんだよ、
って感じですが

来週は来週で日曜は岡崎公園で
ハイキャラット京都」っていう
アメリカのフレア的な催しが久々に開催されます。

当初はアクセサリーを売ってたりしてたんですが
今やUSカスタムなカーショー的な側面もあり楽しい感じなってます。
EBS京都は同じ通りにあるので是非。

試乗がてらふらっと見に行っても良いかも。

こう考えると
やっぱ移転してよかったなって思います。
毎週なにかしらやってるし。

頑張ってコロナ終息したら
もっともっと楽しくなると思う。
あのガッチガチ渦中の2020年5月に移転した時は
もう不安しかなかったもんね。笑


県外からのお客様はまだあまり来られてないですが
日本最強の桜の立地条件が2000箇所くらいあるので
ぶらぶら自転車でお花見ライドしてみては。


そんな今日のご紹介は
王道系のロードバイクを組ませて頂きました。
ドラゴンボールで言ったら孫悟空です。

今、この自転車不足、の状況で
毎週どんどん深刻になってきて
かなり困ってるのは
乗りたい人も乗ってもらいたい人も同じで。

それでも、こうして少しづつ
世に自転車が増えていくことが嬉しい。
しかも、その増えた自転車は長持ちで、
長く使っていけるから
ゴミなんかには絶対ならないし、
撤去されてどんどん財政圧迫されることもない。

毎週末晴れたら出かけるのがとんでもなく楽しみになる、そんな自転車。

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service
HOBO

リムブレーキの直球クラシックロード。
「絵に書くロードバイク」と言ったら良いんでしょうか。
これだけカーボンやアルミなど骨太のバイクが世に出ているのに
「絵に書くとこの形になる」みたいなところありませんか?

世の人々が
削りこみデフォルメされたイメージの中残った細身のロードバイク。
誰の頭にも強烈に記憶される「線の造形」は
可視した瞬間結びつき、「うわー!あれかっけえ!」
ってなるんじゃないでしょうか。

今回は
・クラシック
・シルバーパーツで
・105を使って
・琵琶湖一周できるものを

といったオーダー。
オーナー様ははじめてのロードバイクでしたが
EBSに出会って頂き感謝。

お連れさまもフルカーボンのガチロードでしたが
快く勧めてくださりありがとうございます。
僕が連れだったらフルカーボンの魅力しか喋らずに
似たジャンルに寄るように連日説得してましたね。笑



やはり今回のポイントで大切にされていたのは
・琵琶湖一周できるもの
正直まわるだけならママチャリでも可能なので
スペック面では気にせずでOK。
そりゃもちろんあるにこしたことはないけど。

それよりも、
強烈にシンドイ。
けど停まった場所で写真を撮りたい。
その時に印象に残る、まさに「ロードバイク」
みたいなものを作りたい、という思いに強く触れさせていただき
イメージが固まってゆく。

ビワイチへの思いよりも
そこを回ったときの苦悶や開放、
自転車でスポーツをする時に交互に訪れるこの感情を
すでにご理解されていて、
その上で思い出としてバッチバチくる自転車が欲しい!
みたいな感じ。

これ、僕も大切にしているところなんで
非常にグッときました。

僕は自転車屋さんだけど
めちゃくちゃしんどいのはあんまり好きじゃない。
でも、「自分の自転車でここまできたんだ!!」
ってのが好きでそういうところに出かけたりします。
むしろそれはしんどいのも好きなんだって!とか言われるけど違う。
大嫌い、大嫌い、大嫌い、大好き、なんです。(Hold On Me)

なんというか、これ文章にすると
変な感じになったのでデリートですが
漕いでる瞬間よりも体験している、自転車の良さ、
みたいなところの本質に瞬間触れることのできる感じ。

言語化できたら報告しますね。笑

さて、真面目に紹介しますぞ〜。

HOBOのこと。

HoboはEBSのなかでは
正統派ツーリングロードに位置するフレームです。

「方々」行こうぜ。
的な思想から設計されており、
ツーリングやランドナーなどに多く採用されてきた
「Kaisei 022」よりもより軽量な「Kaisei 019」を使用。

同じくダブルバテッドのフルクロモリ構成で
0.8-0.5-0.8mmまでより削り込んだ軽いパイプです。

それをラグでつなぎ、一番クラシカルな製法で今も作っています。
想定パーツなどもリムブレーキなどの現行かつクラシックなものを採用し
フレームの載せ替えやこうして
新たにクラシックツーリングを生み出すことも可能な
古き良きままにしないフレームです。

サイズ感。

サイズ展開は基本が2サイズで
M(537)L(557)と少し大きめ。
Sサイズもお時間いただけますと受注にて製作可能ですので
お気軽にお問い合わせください。

フェンダー装着可能。

これに関してはその他ロードでも実現可能なんですが
スボーツのプラフェンダーなどではなくしっかりと
フルフェンダーを取り付け可能な工夫が入ります。

ショートアーチにて28CのロードもOKですし、
ロングアーチ使用なら32Cまでのクリアランス確保にフェンダーもOKです。

このように裏から留めることが可能になっており、
このあたりはまさにクラシックなスッキリ感を出すことが可能です。

今回のフレームカラー。

ブリティッシュグリーンよりもトーン明るめでフレッシュな感じを出しながらも
薄くのったラメが昔っぽい感じをだし、艶々にしない8分艶がまた大人な空気。

個人的にはまさにクラシックロードバイク!って
感じのカラーなんですが
実は過去の画像を掘ってもあんまりないので
山や湖などを邪魔しない溶け込み系カラーにひとつまみの異彩が放たれてナイスカラー。

フロントビュー。

全体的にしっかりストーリーがあるので
今にも走り出しそうな空気と
20年くらいここに置いてあったミントコンディション的バイクの空気も。

SHIMANO 105をグループセットで。

今回はオール105。
普段ならすぐに手に入るのにちょっと時間いただいちゃいましたね。

昔のパーツを使えばオールシルバーなんて余裕ですが
あくまで僕たちは新車をファーストオーナー様に乗っていただくのが使命。
例外はもちろんありますが、常に交換が可能だったり、修理の効く
ちゃんとしたパーツのみを使います。

そんな中SHIMANO最後のシルバー系ラインナップの105。
次期作ではなくなってしまうのかと噂されていますが
作り続けて欲しいし、なんだったら需要ありますよね。

バーテープはBROOKSレザー。

BROOKSは3月に入荷して安定供給開始か…
と思いきや次は10月。
世界は元に戻るのか?
もしくは、これでやれてるならこれでよいってなっちゃうのか?
どちらにせよ
判断基準がかなり俯瞰的になり、早めの決断が必要になったのはいうまでもなく。

でも、それでもレザーのバーテープといえば
BROOKSなんだよね。

少し巻くのが難しいけど、
やっぱり使うほどに馴染んでくるし、
交換時期もかなり長くて最終的なコストは安く済む。

これは巻きはじめの写真ですが
BROOKS製品は乗り始めてから完成します。
「育てるパーツ」ですね。

EBS-30 Drop Bar。

当然ですが採用率の高いNITTO×EBSのハンドルバー。
今っぽいハンドル幅なのにレトロな曲げ。
25.4mmクランプで細身のバイクとの相性がよくて、
「硬くしすぎてない」のが特徴。

レーシーに作るならハンドルは硬い方が反応性もよく楽しく乗れますが
このロードは200kmを楽しく走るためのイメージがあるので
乗り心地を重視して疲れにくい構成にしました。

長距離OKということは
街乗りもOKということ。
尖らせたセッティングにしない分、
体に優しくて(腰とか膝とかね)
ゆるポタもOKな空気感を持たせました。

今回はフェンダーなし/ショートアーチにて。

今回はロードセットってことで
105のショート(ショートしかないんだけど)を。
アームが短いと制動までの反応がリニアになること、
短い分剛性が上がるのでよりカッチリした効きになります。

じゃあロングだとブレーキ効かないのか、となっちゃいますが
ブレーキの効かないロングアーチは実際存在します。
そういうブレーキがついていて損をしているバイクは残念ながら結構存在します。

僕も今個人的に修理している自転車もその類のブレーキなのですが
別にこれが悪いわけじゃなくて、「そういうもん」として使えれば
それはそれで良い感じのブレーキにもなり得る、というお話です。

ただ、自分の足の筋肉群でガンガン漕げば
40キロは誰でも出せるレベルの自転車で
指先だけの握力でメカニカルにどれだけ出力できるか、の差であると。

もちろんしっかり選定して
安心感のあるブレーキ、むしろショートと遜色ないやつがあるので
ご安心を。

いつか、一人旅でもしよっかな、ってなった時は
フェンダーがないと体力の消耗半端じゃないので
その時はまたカスタムしましょう!
HOBOはそれができる自転車です。

EBSヘッドバッヂ、スーパーポリッシュのヘッドセットが映えるフロント。
NISSENのクリアアウターも良い感じ。

ハブも105で。

フロントハブも105で。
32Hで良い感じの重量感。
重いわけじゃなくて、むしろ多くの方が「あれ?かるっ!」ってなる構成なんですが
僕はホイールは軽けりゃ良いとは思っていなくて、
しっかり転がり続けるイメージで組んでいます。

もちろん軽さは正義だけど、ホイールは丈夫でナンボ。
毎日パワーを受け止める唯一の接地点。

105のハブ自体はとてもよく、
かなり綺麗に回る、与圧のお手本みたいな締まり具合。

Ruffy Tuffy。

タイヤはロード系のタイヤでかわいい系部門第一位のラッフィーを。
スキンサイドでしなやかな走り心地、でも極限まで薄く作ったわけではない
ある程度肉厚なタイヤ。

トレッドパターンは完全にレトロですが
1日に何度もある停車時に毎回かわいいと思えますよ。
ラッフィーもタッフィーも写真うつりの良いアイドルです。

リアブレーキアウター内装。

こちらは標準仕様でこの内装フルアウター仕様です。
右から入って、左に出ます。

ラグの造形もそうですが
こうしたブレーズオンパーツも現代っぽくなくて逆に現代。

引きで見た、撮ったときのこうした細かい陰影が
なんとも言えない所有欲を満たす作り。


ってところでまさかの時間切れ。
今回は前後編でお送りです。

次回はサイドビューからご紹介!
毎度全てを紹介できなくてすみません。。

EBS京都の営業日の変更。

できることならこれ以上減らしたくなかったけど
やはり来たる自転車ハイシーズンがすぐそこまで。

本来ならば営業日を増やし、毎日営業でお待ちしてます!
って言っていろんな方に来ていただくのが
自転車屋として当たり前の動きだと思いますが

EBS京都は工房と連動しているので
どうしても製作作業があっての営業です。
(決して人が足りないわけではない。笑)
なので、しばらくの間金曜日をCloseとします。

なので、

オープン日は土、日、月の三日のみ。
毎週
月 12:00-18:00
土 11:00-20:00
日 11:00-20:00となります。


土日は変わらず僕、MASNなので
ブログをご覧になった方で内容について
詳しいお話ができるのは土日です。
これは基本変わりないと思います。

これ以上減ったらそれこそ
確実に人員不足になってると思うので
EBSを愛せそうなあなた、是非うちのKBと面接を。笑

アットホームな職場です!
っていうと鬼ブラック臭がしますが
かなり偏ったスキルを持った人間が集まったチームなので
それぞれの解釈で好きにアットホームしてる感じです。
アットホームってなんだ?笑

当然たくさん
作れるようになればたくさん組めるようになるので
月曜に僕が入ってたり、
金曜臨時的に開いてるみたいな日もあると思うけど
そんな日はせっかくだから来てもらいたいので
ここぞとばかりにSNSで告知しますね。笑

ご予約について。

多分これから緊急事態宣言も解除されたり、
Gotoが復活したり、また拡大して中止したり、また宣言したりと
社会のバランスを見て自粛したりしなかったりとすると思いますが
そもそも自分で粛するってことだから間違ってないのか。

で、僕はある程度ご予約を受けた方が
オーナー様とじっくりお話しやすいことがわかったので
これからもご予約優先製でやらせていただきます。

で、ご予約自体はもっと気軽に
お電話などで行こ!って思った前とかで良いので
一本下されば空いてる時間お伝えできますし、
空いてればそこからゆっくりと。

もちろん事前にご予約いただければ
オープン時間内であれば
基本いつでもお取りします。

今週はここまで。
来週もお楽しみに。
ではでは。。

MASN

HOBO。それツーリングバイクの境地の一つ。

いやー、土曜の雨に打って変わって良い天気。
土曜、午前でやむ予報だったのに1日降ってたよね。笑
雨の中御来店くださった方々ありがとうございました。

天候を気にしなければかなりゆっくりお話できますので
じっくり煮詰めてゆきたい方はおすすめかもです。

ともあれ
今週もありがとうございました。

パーツ待ちのバイクがチラチラ出始めましたが
もちろん妥協なく組んでいきますので
あと少しお待ちいただければと思います。

いよいよ紅葉シーズンってことで
京都はかなり観光のお客様や
自転車ツーリングを楽しむ方が増えてまいりましたね。

今日ご紹介するのも
そんなツーリング的思想が詰まったフレームなんですが
2020年も終盤にさしかかり今欲しい自転車!ってのが
みなさま固まってきたのかな、と思います。

ランドナーで自転車旅行に憧れたり、
どのブランドもマウンテンバイクを作ってたり、
ガッチガチのロードレーサーに乗ってみたり、
街乗りで劇的にシンプルなピストバイクが爆裂な流行を見せたり。

ひとつひとつの畑が耕され、より良い作物が出来て、
それを掛け合わせて新種を作る。

急峻な山々を越えるためにギア比を軽くしたり、
いままで行けなかった場所に行くためにタイヤを太くしたり。
グラベルロードなんかがそうですね。
掛け合わせた結果、すごく良いものが出来てると思う。

最近だと僕たちのもう一つのブランド
「GROWN」の”Hey Joe”というモデルが
改めてATBというジャンルを再定義し、
自由に自転車を楽しむという根源的なものを追求してます。

あれはあれでもうひとつのムーブメントだと思うし、
ドンピシャのタイミングで
NITTOさんがコラボハンドル間に合わせてくれたりと
かなり大人が楽しんでる感じなので
これからもチェックしておいてください。

問題は、EBSが製作しているので
台数に限界があること。笑
もし、みんなが欲しい!
ってなっちゃうともうどうしようもないので
グイグイ気持ち大きくなってきた方はご予約おすすめです。

もう現在は「誰が何乗っても良い」って感じで
自分仕様で楽しむのがひとつの形となってますね。

そんで今週ご紹介するのは
そんないろんな派生を繰り返す自転車業界において
不変の源流を汲んだバイクを。

EBSでの立ち位置としては完全なるツーリングロード。
クラシックな規格選定で持っているパーツも活かしやすく、
古き良き…なカスタムからガッチリ軽量な現行ロードまで可能な
長く付き合うためのクロモリロードです。

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service
HOBO

HOBOのご紹介も久々なんで
大元の仕様紹介からしようかい。

HOBOのフレームについて。

サイズ感。

2サイズ展開で
M(537)L(557)
ちょっと大きめだね。
170センチ〜185センチくらいが適応のおすすめって感じです。

素材。

もちろん国産クロモリをフルセットで。
Kaisei019のダブルバテッドチューブを採用していて
0.8mm-0.5mm-0,8mmのパイプです。
EBSで主に採用することが多い022よりもさらに薄く整形してあり、
より軽く、よりしなやかな乗り味を楽しめます。

HOBOのポイント。

これはやはり「現行のフレームで思いっきり細身でクラシック」なところ。
EBSが作るので纏う空気感はそれに寄っていくわけでありますが
佇んでいる姿が現行車だとは思えない、かなり細い印象を横姿で与えるので
形を真似て作った分厚いクロモリでは再現できないルックス。

プラス、700C×32Cまでの
日本のツーリングに必要なサイズの枠を抑えたクリアランスに
キャリパーブレーキかつ28Cにてフェンダー装着OK。
余裕を持って作ってるのも色々できて良いけど、
やはり「これをつけるために」「こういうことをするために」
できたフレームはキチッと詰められた理由ある位置付けに色気を感じます。

あとはやはりリアに込められた「ベントシートステー」ですね。
緩やかな曲がりが乗り心地◎。
このバイクの乗ってくださっているオーナー様は皆
「ロングライドにはこれやな!」と言ってくださる
最新とか重量とか脚力とか全部ぶっ飛ばした
「なんか知らんけどこれ選んでまう」みたいな魔力アリ。

さて、バイクチェックいってみよう!!

最高にマッチしたトータルコーディネート。

今回はお持ち込み頂いたホイールをコンバージョンして組み付け。
Campagnoloの少し前のホイールなんですがカラーがグレー。
このホイールが結果的にバイク全体との調和を果たし、
EBS定番のRAWカラーとバチハマり。
全体的にシルバートーンなロードバイクに仕上がりました。

全てをクラシックにしない。少し幅広なハンドルサイズ。

ハンドルバーは
NITTO×EBSの三作目、EBS-30のドロップハンドルを。
480mmとすこし幅広のハンドルが良い感じ。
この幅だとハンドルバーバッグや
キャリア取り付け/フロントバッグなども窮屈なく取り付け可能なので
ランドナーっぽく仕上げて積載系キャンプツーリングも、
今の恩恵をしっかり受けてバッグのみでツーリングもOK。
あえての25.4mmクランプも
フレームそのものの細さとマッチするのでごった煮になりません。

シフターはULTEGRAを。

KING。KING。KING。

首元はNITTOのアルマイトにChris Kingのヘッドにてシルバーコーデ。
どんどん大径化していくヘッドサイズですが
やはりこのシンプルな感じは捨てがたいし、十分な気もする。
僕は日常で乗っているシングルが1インチですが
まず不足を感じることがないですね。

それより細身に魅せるこのかんじがたまらなく好き。
とかいって極端なんで最大規格も好きだったりする。

ちなみにアナウンスしていた通り、
世界的なパーツ不足により
Chris KingのGripNutのシルバーはメーカーストックゼロ。
現在まだパーツ未定のオーナー様にのみ
ストックしていた極少数をご案内しておりますので
こちらは早いもの勝ちとなってしまいます。。

一度入れれば一生と言っても良いくらい
長く使えるKINGのヘッドですが
再生産を強く願うばかりです。

内装。

リアブレーキワイヤーは内装式が標準となります。
シンプルに仕上がるし良いよね。
本当は諸手を挙げて見せたいNISSENのワイヤーも少し隠してルーティン。
クリアなシルバー地がフレームのRAWとマッチ。

リアにはこんな感じで出てきます。

安定感を感じる緩やかな曲げフォークは
ショート/ロングとアーチサイズを跨ぐ絶妙なクリアランス。
泥除けを取り付けても、取り付けなくてもバチっとハマるスタイルが最高。

RAWカラー。

真鍮ろうの金色とクロモリ素地の鈍い銀色。
そこにパーツの明るいシルバー、
レザーのブラックなどでバチっとコントラスト。

RAWは何色でもハマりますが
ストレートにRAWを活かすコーデは見る者納得のめちゃカッコイイ仕様へ。
置いてるだけで映えます。

間違いないGK。

自分にどんなタイヤが合ってるかわからなかったらまず選んどけば間違いない
PanaracerのGravel King。
グラベル、って文字が入ってるからそういう想定がやはり思い浮かぶけど、
この28CのGKはなんというか、「街の路面って意外と荒れてるよね」
みたいなメッセージを感じます。

太すぎると重いし
細すぎると不安定。
ツルツルだとなんか怖いし
デコボコだとすぐになくなりそう。

そんな全員が思う、わかっちゃいるけど
すこしワガママな気持ちを限りなく高い次元で実現しているのが
このGKのシリーズ。
これを基軸としてセミノブやセミスリ、スリックなどに交換していけるし、
基本を知っていれば次がどっち寄りかわかりやすい。

僕はタイヤは消耗品だし、
せっかくなら毎回違うものに変えたいタイプなんだけど、
まずは試して欲しいタイヤのひとつです。
HOBOに限らず、かなり幅広いサイズ展開なので
自分のサイズを見てみるのも良いかも。

EBSギャランティー。

できるだけシンプルにまとまるように。

EBS製であることの証。

控えめなんだけど好きなトップチューブロゴ。

そしてKAISEIの019ブランドデカール。

サドルは名作のFliteを。

この赤色がカンパのロゴと散りばめられてて良い感じ。

組ませていただく
ほとんどのバイクが手組みのホイールなんですが
完成組みでなければ実現できないスポークパターンは
思いっきりレーシーで良いですね。

クランクはSuginoを。
シンプルな5アームのクランクがもうすでにあんまりない中
ちゃんとしたものがあることは日本サイコーなひとつ。

Suginoはここ数年で
かなり値上げした(体感2万ちかく上がったように感じた)
ので、今持ってる人はラッキー。
ちなみにDDバージョンも15000円くらい今年値上がりしました。

アルミの値段や輸送費が高騰しているので仕方ないですね。

もちろんクランクキャップもトッピング。
ここを目隠しするだけでかなり高級感UPするのでおすすめドレスアップです。
6色くらいあるのでワンポイントで差し色しても。

ペダルはMKS。
シルバンツーリングネクスト。
ロードペダルよりひとまわり大きい踏み面は
安定感もあるし、スニーカーなどのすこし大きい靴もガッチリ踏ませてくれます。

いつかはビンディングなどになったりするかもしれないけど、
このペダルは最高に丁寧に作られているので
必ず保管しておいてください。
基本的にペダルは規格なのでどんな自転車にも取り付け可能ですし
こんなに滑らかで、綺麗な仕上げで、メンテフリーなペダルは
探してもありません。

2×11のシマノセットで。
ULTEGRAって、名前がすでにそそりますよね。
僕も高級グレードの名前を決める人になりたい。笑

SHIMANOに限らず、
三大メーカーのグレードネームを
決めた初期のメンツって今は何をしてるんですかね。

「俺、105って名前つけた人知ってるで!」
って方、是非会わせてください。笑

HOBOのチョイ細かいとこ。

リアキャリアダボは内側に隠しで入ってます。
目立ちにくいし、バッグサポーターなども取り付けやすいです。

フェンダーもシンプルに取り付け可能にするため
貫通式ではありません。
細かいところですが嬉しいポイントだと思います。

もちろんブレーキ部分も
真下からとめる仕様になってるので
後付けのパーツを後付けに見せない。
限界ギリギリまで詰めて、ピタピタのフェンダースタイルを実現できます。

いやー、良いですね。
ディスクブレーキ全盛の自転車業界ですが
やはりキャリパーのシンプルかつ軽量な作り、
今まで使っていたものが無駄にならないサスティーな仕様。

今回はお持ち込みのパーツを分解、
OHしてからの組み付けだったので
試乗もいつもより時間をかけて少し走っているのですが
かなり軽やか。

飛ぶように進むKAISEI019のクロモリのバネ感に
旧カンパの衰えない滑らかさ。
細身にスイスイ走る美しい横姿(乗ってるのは僕ですが…)
いつの間にかテストを忘れ楽しく乗ってしまいましたね。

これからどんどん色付く京都。
京都の面白いところは地域によって全然気温が違うので
全体で見た紅葉の旬がかなり長いことにあります。

自分だけの自転車でブラブラ。
途中見つけたお団子片手にマイロードを眺めたり…
なんていう完全なる自己満足の世界に浸れるのは自転車趣味の良いところ。

見上げればどこまでも良い天気だし

すぐそばにこれ以上ない
「京都」な姿がそこにあります。
走るだけでも楽しいし、下調べをして、
美味しいものやスポットを巡るのももちろん◎。

泊まれるなら夜の街も走って欲しいし、
それこそ美味しいもの食べて欲しいですね。

車に載せても、電車にのせても。
もちろん自走でも。

HOBOは方々へ行くために作られたフレームなので
フルキャリア、フルフェンダーな超正統派はもちろん。
バイクパッキングでネオランドナー。
ネイキッドで日本中の山々をパスハンティングなんてのも。

最新仕様にこだわったり、絶対これ!
ってのも良いと思うけど、
地形は変わらずそのまま。
このバイクで行けない路面などないということです。

億年単位のクラシックな地球の、
日本の道があなたを待ってます。
今回の人生でどこまで行けるか。
ずっと同じ相棒で、長く乗ることが楽しい。

MASN