2024 Frame making now Online Store

大人のミニベロカスタムをサラッと着こなす風格。Horizontal 451。

心をくすぐる
これからの大人のミニベロ遊びコーナーです。

ミニベロって、街乗りから輪行旅行、
駐輪スペースや取り回しなど、
考え方や組み方、使い方によっては
無限大すぎて、それが魅力でもあるんですが、

なぜかネット上では安く扱われていたり、
使い込んだことがない人が
「ミニベロは走らない」と
決めつけていたりするけれど、
ミニベロは夢のある車体です。

主戦場は超がつくほどストップアンドゴーが多い街中、
雨の日に晒されてしまうこともあれば、風も砂も泥も、
人を避け車を避け、安全に運転をする。

そんなタフな状況、できることなら
しっかりしたパーツで組んであげたい。

こう思うこともある種必然であります。

自転車は、超級のレースでもない限り
高級パーツが全てではないけれど、
組み込むパーツのほぼ全てが露出する自転車という特性上、
長持ちする、速い、軽いなど、突き詰められたパーツは
美しさを持ち合わせたものが多く

超超高精度マシニングによって削り出されたパーツや
肉抜きや中空加工されたパーツが
魅力で惹きつけてやまないというのは誰しもが思う事実。

じゃあ、そういったパーツで組もう!!
とした時に、
やっぱり1番大事なフレームはちゃんとしたものが良い

一生物でピカピカで、
めちゃくちゃ滑らかなヘッドセット。
軽く漕げて、これから先の一回一回の軽さで
元気を貯金できそうなハブ。
確実に動力を伝え、同じ力で目的地まで。
仕事の能率が上がりそうなクランク。

これらが全て壊れずに、ずっと使えたら?
当然、フレームは長持ちするものでなくては
意味がないのです。

街乗りのタフな状況は、
今の所衝撃に強いクロモリがぴったりかな。
今の所とかいって、何十年も君臨。

細身で強度を保てるので
いかにもなレーシーさが出ず、
服装もガチにならず、オシャレに
バイクライフが送れるのも良いところ。

そんなロマンの詰まったミニベロを今週はご紹介。
世界中で見ても珍しい、フレームサイズ570、
高身長オーナー様専用、XLサイズのミニベロを。
(くやしい)

今日ご紹介するのは…

目次

Engineered Bike Service (EBS) Horizontal 451

このバイクのフレーム仕様

  • 国産パイプ KAISEI 022/0.9mm-0.6mm-0.9mm ダブルバテッド/フルクロモリ
  • ロードエンド(変速あり/なし選択可)
  • 1インチヘッド/ITA/
  • スタンド台座付き
  • FD台座付き

サイズ

  • Sサイズ/480 150cm〜
  • Mサイズ/520 160cm〜
  • Lサイズ/545 170cm〜
  • XLサイズ/570 180cm〜 

うーん、良いですね。
精悍な佇まいにXLフレームならではの乗り心地。
(僕は足が短過ぎてフルに発揮できないですが。。)
ハンドメイドのミニベロってほぼない上に、
大きなサイズのフレームなんてまずないので
このフレームを公開すると
必ず問い合わせをいただけるくらい
高身長の方が探しておられることがわかります。

なぜないのか?
あっても何でフィットするものが少ないのか?

そう思えば製作するのがEBS。
変にマルチなサイズにせず。
がっつり高身長の方にフィットするように。


ミニベロロードの魅力。

最強の出足の速さ。

これは言うまでもなく、どれだけ全速で走っても
信号待ちやコーナー、人や乗り物に気をつけなければいけません。
なので、かなりの加減速、ゼロ距離発進を繰り返している
街乗りのシーンでは車輪が小さく軽くこげるミニベロが最高です。

「ミニベロは進まない」??
EBSのミニベロフレーム、
ミニベロをたくさん組んできた実績により
しっかり解決しております。
しかも、一人一人にあわせて。

道路ならどこでも行けるスペック。

今回のHorizontal 451は正統派ミニベロロードです。

通勤をスポーツに変えることができるので
単純に移動がフィットネスに。
通勤スピードが上がるので効率UP。
スーツやカジュアルなファッションもOKだし、
サイクルジャージも似合う。
週末ロングライダーなんて選択肢も。
街乗り用途でまず万能だね。

輪行旅行という選択肢。

ミニベロは輪行が簡単です。
「今」に限ると輪行旅行はおすすめできませんが
この状況、いつまでも続くわけじゃない。
やっぱり長く使えるバイクに乗るなら
いろいろなところにいって欲しい。

前輪外して袋に入れて。
行ったことない街をテキトーに
流すのはめちゃくちゃ新鮮だし、
離島を一周しても。
車で行ったあの観光地に行ってみても。

行けるところまで行って帰りは電車でも。
電車で行って帰りは自転車でも。
途中現れた険しすぎる山をワープしても。

輪行は自由。
もちろん大切に乗って欲しいですが、
クロモリはとにかく丈夫なので
輪行時の不意の衝撃にも強いし、
ある種雑に乗れちゃうのも大好きなところです。

10年、20年使える自転車に乗って、20年前は
外に出ることすら気を使ったんだぜ、って
笑いを含んだ逸話にできれば。

日本の住宅事情にドンピシャ。

これは本当日本ならでは。

  • 駐輪場が抽選で入れないから室内保管。
  • そもそも外に置きたくない。
  • エレベーターにサクッと入れたい。
  • 玄関にスリムに置けるものを。

みたいなご要望って多いんです。
まだまだ自転車に大きなスペースを割けない
一人暮らしの学生さんから、
お子さんの自転車や遊び道具でいっぱいなお父さんまで。

子どもと自分ならもちろん子どもが優先。
でも、オトコはいつまでも少年なので
自分の自転車も置く場所が欲しいのだ。

ミニベロそのもののコンパクトさもポイントですが
僕は大阪の折り畳み自転車や
ミニベロメインのお店にも在籍しているので
(この状況なので移動は避けて京都店のみです。)
よりコンパクトにするペダルやハンドルなど、
色々ご紹介できるのでそういったお悩みをお持ちの方もぜひ。


では車体の紹介いってみよう!!

フロントビュー。

この絶妙なバランス感。
ワンサイズずつしっかり設計されたミニベロフレームなので
ただ大きいとか、ただ小さくしたわけではなく、
どのサイズもしっかり雰囲気ある、
オーラ抜群な大人ミニベロに仕上げることができます。

ハンドルまわり。

今回はShimano ULTEGRAをグループセットでインストール。
オーナー様ははじめオールシルバーをご検討されていましたが、
ホイールやフレームをシルバーにすることで落ち着いた雰囲気を出しつつ
ヘッドセットでワンポイント、ブラックパーツで引き締めるという
ボヤけさせないコントラストある仕上がりに。

僕もシルバーのフレームに乗っているので
このパキっとした色調バランスは参考にしたいですね。

ハンドルはNITTOのM186ハンドルを。
僕、このハンドル好きなんですよね。(お前かい)

おわかりいただけますかね、
ドロップハンドルって丸みのある造形であることが多いんですが
このハンドルはちょいとカクカクしてます。

いい感じで握れるし、焼き入れ加工されていて
硬さもあるから剛性もバッチリ。
なによりゴツゴツしていてかっこいい。(これがメイン)

ちなみにブラケットレバーに最適化されており

この位置でクランプすることによってドンピシャの位置に。
ちなみにこのバイクはこの上ラインスレスレにマウントしています。

クランプ部だけ少し凹加工されていたりと
手の込んだハンドル。幅広いサイズ展開も◎。

コックピットは整然と。
シンプルにまとめることによって
よりこの潔いスタイルが映えます。

アルテグラのブレーキレバーは握りが小さいので
手の小さな人にもおすすめです。
もちろん変速性能は言うまでもなく、
SHIMANOのロードバイクコンポーネントでは
この上にはDuraAceという最上位グレードしかありません。
もちろんそれはそれは、という性能なのですが
バチバチ決まるシフトはほんと気持ち良いです。あと軽い。

バーエンドもNITTOを。
変にシルバー過ぎない
ダルメッキがその他シルバーにどハマり。

KING。

ヘッドセットはChris KingのGripNutを。
びっくりするくらい発色良くて最高。

現状1インチスレッドの最高のヘッドセットは
Chris Kingで間違いない
です。
ただし、世界中で出回る数が少ない。
どんどん大きくなるヘッド規格ですが、
気付けば1インチ再評価の流れか?!
と思うくらいアメリカなどのメーカーで
散見します。

で、大手メーカーを見るとどこも大型化している中、
今1インチを選ぶ世界の自転車好きはみんな長く使う気満々。
だからKingのヘッドが超品薄。笑

ここが細いことによるオーセンティックなセクシーは
何にも代え難い、人を納得させる美があるので
Chris Kingをはじめとする高品質メーカー様には
増産お願いしたいですね。

サイドビュー。

うーん、速そうだね。
オーナー様は通勤/街乗り/週末ロングライド用途
まさにドンピシャな仕様に。

京都北部や西部の自然多めのエリアもサクッといけるし
ぜひ使い倒してやってください。
状況好転、収束次第輪行もぜひ。

フレームカラー。

薄い箔を貼っていったような淡い陰影を生む
シルバーをハーフマット仕上げで質感をさらっと。
光の当たり具合で色味の変わるカラーってけっこうあるけど、
このカラーは一切変わらない。
いつでもこのシルバーという潔いかっこよさがありますね。

夜でも淡く光る風合いがあるので
夜の写真も映えると思います。
ナイトライドも楽しみですね。

ちゃんとしたクロモリの証、KAISEI022ステッカー。

回転の良い、軽さを目指したミニベロを組むなら無視できない
韋駄天ホイール
ダイナモハブやアメリカンクラフトマンシップを感じたければ
手組みの選択肢ですが、
まずは良いホイール履きたいな、って時はこれ一択ですね。

しかも揃えるのが大変なシルバーのラインナップがあるので
シルバーを諦めない協会員の私としては推しでしかないですね。

軽快なラチェット、
滑らかシールドベアリング、機械組ならではのミニマルスポーク。
シルバーの使用率が段違いなEBSとしては
大径ホイールも欲しいくらいおすすめです。笑

タイヤはSCHWALBEのDURANO/ONEです。

ONEといえばミニベロ界最高峰のタイヤの名前。
それを冠すということは…です。

パターンはDURANOのままで
コンパウンドをよりロード仕上げに。
グリップ力上がってます。

バイクみたいなサドル。

サドルはSelle ITALIAのFliteを。
ULTEGRAを仕様に組み込む時点で
全体的に高級感を出しつつ軽さも出したいという考えがあり、
レザー/チタンレールでスポーティなのに
タックがバイクのような重厚さを醸し出す
Bonnieをセレクト。

薄いのに乗ると厚みを感じる名作中の名作。
そこにある種昔を感じる縫い込み。
バイクもタックロールのシートが
好きだった僕にはドンピシャです。(お前かい)

STI/アルテとがっちりスポーツなのに
スポーツになり過ぎないバランスは今になって出る
クロモリの魅力でもありますね。

昔は細身のクロモリこそがスポーツ/レースだったんですが
今は極太チューブに異素材のミックスこそが
スポーツ/レースのステレオですからね。

寺社仏閣に合う、ってのも京都らしくて好き。

ミニベロで最重要なギア比の確保。

クランクもSHIMANOのULTEGRA。
そうです、極太です。
剛性はまさに抜群で、グイグイ進みます。
細身のフレームが魅力なのにマッスルなパーツも似合っちゃう。
もう怖い。ポテンシャルが怖い。

華奢で無垢なクランクも大好きだけど、
やっぱこの空気感は上位コンポーネントが出す魔力ですね。

ULTEGRAを検討されるオーナー様は
やはり105と悩まれる方が多いです。

もちろんULTEGRAの方が良いのはわかってるけど、
ネットには105で十分って書いてあるし…
というお話はめちゃくちゃよくわかります。

この記事もネットの海に放出するわけですが(深海にね…)

ここで僕の意見をひとつ。
「十分、という話をするならClarisでも十分である」
ということ。

1万円で自転車の形が買えてしまう、
しかもそれで十分、っていう人もいる。

シマノ提唱のコンポ性能の上下は別として、
EBSではクラリスでも十分ロードバイクにできます。
Mac ProじゃなくてもPCでしょ。

ではなぜ人はコンポを追い求めるのか…
もし、性能を1から数えて10で十分とするならば
それ以外の要素が人を魅了している、ということ。

実はミニベロで上位グレードを選択する理由は明確にある
(アウターチェーンリングの最大歯数が全然違う)
んだけど、それとは違うのが今回のテーマの
大人のカスタム」ってところ。

自分のとこのブランドを絶賛しますが、
アルテやデュラ入れて様になる
クロモリのミニベロなんてそうそう無いです。笑

冒頭の大人のミニベロ遊び、ってそういうこと。
あんま書くと怒られちゃう(誰に)から
熱い思いは店頭で。笑

105のフルセットと
ULTEGRAのフルセットの価格差が絶妙で
これはアルテイケるやん。。
って思っちゃうSHIMANOマジックも
確実に存在するので
迷い込みたい方もぜひ。

ようは、自己満足です。
自転車のカスタムは、
自分のモチベーションをあげてくれたり、
お気に入りが深まり愛着が湧く要因となり
それが結果健康増進や仕事の能率アップ。

これから何万回と漕ぐ
一回一回を少しずつ軽く、同じ力で遠くに速く。

人生の1/3は寝ていて、
寝具の差が人生の充実に影響するように
移動を運動に変換する最高に
ポジティブな乗り物、自転車にどこまでこだわるか。

これが大人の自己満足。
それを僕はハンドメイドのフレームで、
丁寧に作られたパーツで表現しています。

また関係ない話でながくなっちまった。笑
FDの移動もスムーズでカチカチ決まります。
ちなみにULTEGRAは53T、DURA ACEは55Tが存在するので
ハイスピードでミニベロを使いたい人は是非。
出すかどうかは別として時速50kmとか出ます。

ペダルはMKS、
シルバンストリームネクストのBlack Ver.を。
ネクストシリーズは完全メンテナンスフリー。
トリプルシールドベアリングという化けもの構造で
水や塵の侵入を防いでいます。

ペダルって意外に使ってると不調が起こる。
経験ある人はわかるかもだけど、一周ごとにカチカチ鳴ったりする。
やっぱり毎日全体重がのっかってるパーツだから
ここに気を使ってあげると気になるポイントがひとつ減りますね。

前まではクローム仕上げだけだったけど
さすがのMKS、マット仕上げでクランクとの相性抜群です。

もちろんスタンドも取り付けOK。
スタンドは邪道だ、って意見もあるけど
便利is正義。
もちろん取り付けなくてもOK。
選択is自由。

ダブルレッグもOKだよ。

リアビュー。

うーん、このレーシーと
都会的なルックスの融合、いいですね〜。
スポーツミックスなファッションに
最低限の荷物、ミニベロ。

京都なら全域移動可能で
街中のストップアンドゴーに
大通りでの最高速確保もOK。


走っている横姿がかっこいいバイク。
乗り手様と合わせて完成だね。

ブレーキもULTEGRA。
フルセットならではの統一感。
キャリパーブレーキも大型化していってるけど、
一番性能UPを感じることができるパーツかも。
めっちゃ効くし、コントロールも簡単。
カチッと閉まってピタッと停まる。

レーステクノロジーは街でも有用です。

RDも例に漏れず。
今まで書いてきたけど、
一切の文句ないです。笑

最上位になると
カセットもチタンなどが多用され
明らかに軽く強くなるんですが
この辺りはお好みで。

Horizontal451はマルチエンドなので
簡単にシングルにすることもできます。

もう一台乗ることになっても
パーツはロードバイクそのものなので
流用できますし、
ミニベロは一台持ってて本当に損ないです。

クランクをそのままにしておけば
シングルギアセット(3000円くらい)
を持っておくだけで
EBS京都に持ち込んですぐに換装可能。

大きく構造変更したくなっても
どんな形にもなるから、長く楽しく使えます。

超伝統のフレームワークだからこそ。

Horizontal 451は黄金比のミニベロフレームです。
まっすぐの、名前の通りのホリゾンタル。
この世の中にめちゃくちゃいっぱいあるこの形、
だからこそ、似てるけど違うものとは一線を画す仕上がりです。

特に、Rエンドがアップデートされ、
シングル/ギアードを選べるようになったので
EBSのミニベロの中では圧倒的にマルチな存在となりました。

これまた、シングルでもいい感じなんだ。。

是非ご体感していただければと思います。

試乗車あります。

今ある試乗車はMサイズの520が一台。
8段変速のフラットバーな仕上がりで
スタンダードな乗り味を体験していただけます。

EBS/velo stand KYOTOの営業予定。

目まぐるしく変わる状況ですので
リアルタイムな情報は
Webページ下部のカレンダーにて。

今の決定としては
今週は火曜日木曜日がおやすみ。
来週からは前と同じく
月/金土日の営業となります。
火水木がおやすみね。


緊急事態宣言がどうなるかはわからないけど、
僕は僕でチームをより良く、EBSをはじめとする
自転車をより楽しいものに、
嬉しくなる乗り物にできるよう
どこかでガッチリやってますので
お問い合わせはいつでもお気軽にどうぞ。

ここ1ヶ月いろんな媒体で
ご連絡のやりとりをさせていただきましたが
instagramのDMが一番早いですね。

EBSのINFOなどは
営業日、営業時間しか返信できませんが
igは確認次第返信できます。

ZOOMのご予約もお気軽に。
と言っても、店舗にいなければ映像でのメリットは下がりますが
写真の紹介などはそれなりのレスポンスでできるかと思います。


製作状況。

現在のHorizontal 451のオーダー状況は
およそ2ヶ月〜です。

かなり暖かく(むしろ暑い)なってきたので
梅雨明けに向けてオーダーどうぞ。

今年はしまなみもう一回行こうと思ってたけど
(夏のしまなみが一番好き)
行けたらいいなあ。

他府県の方のオーダーも増えてます。
文字や映像でのやりとりなので少し長くなってしまいますが
この機会に良い自転車、ご検討してみてください。

ではでは。。。

MASN

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