さて、連休ありがとうございました。
といってもびっくりするくらいの雨降ってましたね。。
現在は落ち着きを取り戻し、(とか言ってたら降ってきた)
しかも梅雨明けっぽい空気も見えてきたね。
やっぱ夏は海沿い走りたいな〜。
おやすみの日に晴れがかぶるってこと自体奇跡的で、
太陽に感謝する、生き物の原点に還るような今の心境。
買って、準備して、晴れで、出かける。
当たり前の一連に見えるけど、
ここに天気のタイミングが重なったり、
謎のウイルスが席巻したりと
なかなか思うようにいかないですよね。
EBSの自転車は追加工やカラーオーダー、
国産クロモリハンドメイドでこの値段!とか
メリットをあげると即座に1000個でるけど、
だからこそ今日乗って帰れます、みたいなバイクがない。
店頭には展示会で働いてくれたバイクを
少しだけお安く出してたりして、
乗って帰れる車体があることはあるんだけど、ね。
だからこそ、タイミングがあったとき、
思い立ったが即輪行旅行や
気軽に楽しめるスポーツを手元に置いていてほしい。
いろんなスタイルの変化や、気持ちの変化、
住居の変化などに対応できる、長く使えるバイクを。
使い捨てない世界、やってきてますよね。
ビニール袋とか。
サスティナブル。
新たに発信された言葉を
僕たちEBSの活動に当てはめるのもなんですが
国産のクロモリパイプで一本一本ハンドメイド、
ここ京都で、東京で、大阪で集まったチームが
10年、20年と長く使える自転車を提案する。
動力は自分。
環境汚染限りなく無く、密もなく、健康的な乗り物。
こんなにこれからの全世界のテーマに
ハマるものってなかなか無いと思う。
その上で、「オシャレ」ってどんどん安くなっていくんだって。
だから、「洒落てる」「カッコイイ」「カワイイ」なんて大前提で
デザイン、企画した上でちゃんとした自転車を作ります。これからも。
冒頭から何をかてえこと言ってんだ、
っておはなしですが。笑
今日のご紹介は久しぶりに店頭販売車です。
すぐに乗って帰れるバイク。
前回の店頭販売車と同じく
Horizontal 451で組みました。
なんでかっていうと、ミニベロの中で一番変化に強いから。
本当になんにでも仕様変更できて無駄にならない。
これなら付け加えたり、引き算したりできるし、
確実に長く乗ってもらえると思ったから。
組んであるので
カラーは決まってしまっているけど、
一番渋いカラーでやってます。
ってことで。。
今日紹介する自転車は…
Engineered Bike Service
Horizontal 451
フレーム仕様
- 国産パイプKaisei 022/0.9mm-0.6mm-0.9mmダブルバテッド/フルクロモリ
- ロードエンド(変速あり/なし選択可)
- 1インチヘッド/ITA/
- スタンド台座付き
- FD台座付き
サイズ
- Sサイズ/480 150cm〜
- Mサイズ/520 160cm〜
- Lサイズ/545 170cm〜
- XLサイズ/570 180cm〜
今回のHorizontal 451はMサイズ。
未塗装ストックとしては現在Sサイズ以外完売状態のホリゾンの
一番売れるサイズを実はひっそり隠し持っていました。笑
少し前に店頭販売として組んだHorizontal 451と同じサイズです。
その時はドロップだったけど、今回はオールラウンダーで。
変速機も取り付け可能ですが今回もシングルで組ませていただきました。
前回の仕様は「ギアード可能なシングルミニベロ」よりどうぞ。
ここから写真も引用します。
フレームカラー。
今回もMatt RAWで。
見かけでは未塗装の鉄そのまんまに見える
完全にワイルド武骨系カラーなんだけど
不思議とクラシックやスポーツにもハマる不思議カラー。
男女問わず人気なのもいい感じ。
テーマは。
やはり変わらず、基本的に無駄にならないこと。
変速機をつけたくなっても、泥よけをつけたくなっても。
今の仕様のままできるだけ
アップデートし続けられるような仕様にしています。
今回はチェーンガードなど便利な装備を充実させる方向で組んだので
変速は前1枚の後ろだけの変速で8-11速を想定してます。
なので短距離〜中距離のミニベロに簡単に変化可能です。
また、取り外しも持ってきてもらえれば
すぐにできるような作りにしているので
よりシンプルにしたいとか、そういうのもOKです。
フロントビュー。
シルバー/ブラックで潔く構成したカラーバランスで
ファッションの邪魔をしない色味、しかし無難にはならないような
攻めを感じるバイクに仕上げました。
ハンドルまわり。
ハンドルはNITTO×EBS 「EBS-20」を。
フラットバーで体感するスポーツなポジションをそのままに
絶妙に手前に持ってくることでいいとこ取りしたハンドルです。
ステムは少しレアな形を。
たまたまゲットできたので
この一台限定です。
交差した作りが昔っぽくて◎
ブレーキはDCのSSを。
アジャスターの幅が広いので
手の大きさに関係ないし、握り心地も良い。
造形も好きです。
グリップはスムースレザーのものを。
VOのグリップが入荷したのでチョイス。
絶妙な曲がりがヤッパ良いですね。
街乗り、なのにスポーツ/スポーツ、なのに楽。
みたいな感じ。
ヘッドはKINGにしときました。
無駄がない、とか交換できる〜、とかいってるけど、
一度入れると交換したくない部分もある。
代表的なのはやっぱりヘッドセット。
滑らかにストレスなく行きたいところへ行くために必要不可欠なパーツですが
不可欠ということは常に動いていて、ストレスがかかっているということ。
なので頑強かつ超長寿命なKINGのヘッドセットを。
一度入れておけば
メンテナンスに来ていただくだけで一生使えます、まじで。
長く使う気満々ならこのヘッドセットは間違いない。
Horizontal 451はクラシカルな細身の規格を敢えて採用しており、
だからこそ佇まいがすっきりしているのですが
このヘッドセットの選択肢は多くはありません。
ですが今でも一流メーカーが製作してくれているので安心ですね。
ここは結構いろんな色があるけど
シルバーを採用しています。
一度なくなるとなかなか入荷しないパーツなんで
こんな感じで組みたい!みたいなことがあれば押さえておくべきパーツ。
ワイヤーはおなじみNISSENのクリアブラック。
性能はもちろん、ルックスの格上げをしてくれる良パーツ。
ブレーキキャリパーもDCを。
制動力とルックス向上のためシューケースもシルバーにカスタム済み。
ブレーキシューはゴムなので
なくなれば交換になりますがこのカスタムをしておけば
次回からはゴム部分のみでOKなので安く交換し続けられます。
このへんも長く使えるようにね。
サイドビュー。
まっすぐなフレーム。
乗りやすそうなポジション。
良いね。
横姿としてはチェーンガードが存在感あるけど
かっこいいよね。
チェーンガードとか
泥よけとかついてるとママチャリみたいで..
ってなる気持ちはめちゃくちゃわかる。
でも、ママチャリの有用性ってみんなが知ってる。
だから、今回はお洒落してもチェーンが絡まない、
でも自転車自体も格好良くすることに
重きを置いています。
チェーンガード。
市販の社外品は大きいタイヤの自転車に合わせて作られていて、
ミニベロに綺麗にインストールするのは本当に大変だった。
ものによっては3時間くらい悩んで切ったり貼ったりする長丁場だったので
できるだけ綺麗におさまるようにパーツを試作中です。
僕たちのもうひとつのブランド「GROWN」で発売できるかと思います。
まずは数少ない完成品(といってもケース自体は市販ですが)を特別に。
かわいいふわっとしたパンツやスカートをはきたい、
でも自転車も良い感じで乗りたい、
って要望は常にあって、ここは両立しない、
と思われていましたがこんな感じでクリアしてます。
フルケースではないけれど、ここは十分かな、と。
自転車でのお出かけがメインになる人は、
服も靴も、やっぱ自転車も気を使いたい。
大切に長く乗って、10年後も洒落ていて欲しいから。
フレームカバーも革で。
大阪のレザーハンドメイド工房
「Teha’amana」さんに作っていただいてる
フレームカバーのベリーショートバージョン。
こちらもフルカバーではないので傷を全て守れる訳ではないけど、
うっかり当てちゃう部分にはちゃんとこのカバーを。
こういうカバーって取り付けると
ポップな仕上がりになるカバーが多いけど
本革なら目指している空気感に一役買ってくれます。
シンプルにアクセントになって良い感じ。
マット・ロウカラー。
「これって塗装なんですか?」
ってよくお問い合わせをもらうんだけど、
溶接して完成したクロモリフレームにつや消しの透明の塗料を吹いて
こんな風合いにしてます。
高級感がでるパール塗装とか、
いかにもお金がかかってそうなキャンディ塗装とかあるけど、
不思議とこの仕上げも高級感がでるんですよね。
ボトルケージはふたつ。
これから梅雨も明けて夏が到来。
最早街乗りでも必需となったドリンクホルダーはふたつまでOK。
もちろんこの穴に対応する鍵も取り付け可能だし、
ロングライド用に空気入れなどを搭載しても。
オーダー段階でボトルケージ台座の追加もできるので
ツールや鍵用にシートチューブ裏に追加しても良いですね。
ちなみにシート裏は空間に余裕のあるミニベロならではです。
国産ハイグレードクロモリパイプの証、
Kasisei 022ステッカーももちろん貼ってます。
FD台座。
もちろんミニベロに長く乗ってると
ドロップハンドルにしたい、とか
ロードバイクみたいにしたい、って思うこともある。
「可能です」
前にも変速機が入る作りになってるので
カスタムにてすぐに実現。
さすがにチェーンガードは取り外すことになりますが
変速機が欲しくなったらまずは後ろに取り付けてみましょう。
8段が一番リーズナブルにできて、11段変速まで可能にしてあります。
もちろんチェーンガードはついたまま。
ちなみにこのバイク自体をお求めの際に
変速欲しい、ってなったらはじめから変速仕様にもできますよ。
スタンド取り付けOK!
今回のHorizontal 451にはダブルレッグスタンドを採用してます。
もちろんシングルレッグも可能。
将来的にバスケットを取り付けたい。ってなったときのために
安定感のあるダブルをつかってます。
ペダルはメンテナンスフリーのものを。
MKSのネクストシリーズ採用してます。
昔から変わらない形で、中身のベアリングを究極レベルまで。
回転の良さにまずは感動してしまいますが
トリプルシールドがもたらす「メンテナンスいりません」は
ストレスからの解放です。
ちなみにこのバイク、回転する部分は全て
高精度のベアリングを使用しているので
長持ちでかつ不調も起こりづらいです。
リアビュー。
シンプルで良い。
これに乗って何も考えずに京都をブラブラして欲しいし、
それを可能にするちょいと軽めのギア。
新しいカフェとか探して、写真でも撮りにいく、みたいな。
サドルも本革で。
BROOKSのB17Fをチョイス。
乗り心地を少しでも良く、って思ったけど、
僕はこのフライヤーシリーズは雰囲気良いなと思ってるので
まずはルックス重視で。
スポーツフレームだけれど、
一発でクラシカルな空気感でるでしょ!
ホイールは性能、コスト共に抜群な韋駄天を。
割と多めにストックしてますが
これがなくなるとちょっと先の入荷になるかも。
ギアはシングルギアキットの16Tを。
前と割ると3ちょうど。
451のミニベロで3は若干軽めです。
が、今回は敢えて軽めに。
街乗りでの軽快な感じや気軽に持ち出して欲しかったから、
スピード重視よりも疲れずに街中を移動するセットに寄せてます。
もちろん重くも軽くもできるし、
変速機もOKなのでこのへんは自由です。
タイヤはシュワルベのワンを。
耐パンク、転がりなどスペック面はもちろん
シンプルなので自転車に変な主張も持たせることがないし、
比較的リーズナブルに交換可能なので
交換してもまた使いたくなるコスパです。
細かいところですが
バルブキャップはシルバーにしてます。笑
この「なくてもいいけどあったらうれしい」
みたいなところが自転車は大事ですね。
同じ車種でも変化に富みます。
これは冒頭でリンクした「シングルスピードミニベロ」ですが
同じサイズ、同じカラーです。
カラーに関しては
RAWの面白いところで
一本一本鉄の表情により色味が微妙に違うので
同じものはないのですが、
この仕様ではホイールやヘッドセット、
ブレーキ等は同じものを使っているので
少しの変更やハンドルでこんなに印象が変わる、というのが
お分りいただけたと思います。
これもHorizontal 451で、シングルで組んでます。
ギアードだとこうなる。
こちらは変速を8段で組んだ場合。
車輪が回ればライトが店頭するダイナモライトなどで
スポーツと街乗りの便利さを両立してますね。
ばっちりミニベロロードとして組んでも。
こちらも同じく韋駄天ホイールですね。
ShimanoのUltegraのグループセットで軽量かつ高剛性、
走りは抜群ながらスタンドなどはしっかり取り付けて
街中での快適性も持たせてありますね。
今までのオーナー様の作品を紹介すると
本当にキリがないのでやめておきますが
今日のマットロウのホリゾンはまだ誰のものでもありません。
カラー、仕様、サイズと
ハマるべきものが多いぶん難しいとは思いますが
ハンドメイドバイクがすぐに手に入る!
ってのはなかなかないですし、
現状全て完売のホリゾン(じつはもう1本あるけど)
なのでグッときたかたすぐにお問い合わせくださいませ。
お得情報。
手をかけて長い付き合い。
本当の意味でずっと乗れるバイクです。
試乗車だらけのEBS京都は、乗っていただいて、
色々決めてもらって、お待ちいただくという
スタイルの店舗なので
店頭販売車を組むことがあまりないので
正直これに関してはかなりお得にご用意させていただいてます。
ちなみに、クリアロウのMサイズがフレームのままで1本あります。
これもEBS京都秘蔵の一本ですのでハマれば納期早いです。
で、もう一点、韋駄天ではないのですが
性能的にもかなり肉薄するオールシルバーの
あるブランドの451ホイールセットが1組だけあるので
Horizontal 451やLeaf 451を組む際に
「あのブログに書いてあった秘蔵ホイール」
って言ってもらえれば格安で組み込めます。
これは偶然の出会いで新品のセットが手に入ったので限定1組です。
最安でHorizontal 451を組めば
15万円くらいで組むことが可能ですが
高性能のものが安く手に入るなら
それに越したことはないと思います。
ホイールだけグレードアップするもよし、
限定ホイールで得た差額をコンポに使って戦闘力UPもよしと
読んでくださっているオーナー様、
お客様だけの特別なオファーですので
ぜひ来週もよろしくお願いします。
ちなみに..
DT Swissの650Bリム/32H(BK)
velocityのイルロン/700-32H(BK)
も1セット限定でオーダーくださった方にのみ
超格安でやらせて頂きますのでこちらもあわせて。
明日7/27(月)は12:00-18:00の営業です。
8月の営業予定。
盆休みなどありますが
EBS京都/velo stand KYOTOはカレンダー通りになると思います。
工房作業や展示会などで大きく変更があればWebページ下部の
Googleカレンダーなどでアナウンスします。
OPEN 月/金/土/日
CLOSE 火/水/木
第1週
8/1(土) 11:00-20:00
8/2(日) 11:00-20:00
第二週
8/3(月) 12:00-18:00
8/7(金) 12:00-18:00
8/8(土) 11:00-20:00
8/9(日) 11:00-20:00
第3週
8/10(月祝) 11:00-20:00
8/14(金) 12:00-18:00
8/15(土) 11:00-20:00
8/16(日) 11:00-20:00
第4週
8/17(月) 12:00-18:00
8/21(金) 12:00-18:00
8/22(土) 11:00-20:00
8/23(日) 11:00-20:00
第5週
8/24(月) 12:00-18:00
8/28(金) 12:00-18:00
8/29(土) 11:00-20:00
8/30(日) 11:00-20:00
第6週
8/31(月) 12:00-18:00
よろしくお願いします!
ではでは。。
MASN
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] 真横からのシルエットはさすがのLEAFというか、思い切りよくループしたフレームワークが魅力的ですね。スカートやワイドめのスラックスなど、本当ならバイクに左右されてしまうファッションでも足を上げすぎずにまたがって、自然に走り出すことができるし、カスタムでチェーンの巻き込みへの不安を軽減させることだってできる。今回みたいにハーフガードでも、フルケースでもどっちでも良いです、ここは気分で。少し前に店頭販売車として出さしてもらったフルケースのHorizontal 451が例としてあるのでこちらも参考にしてみてください。こっちはこっちで良いんだ。。。笑「チェーンケースをスポーツバイクにつけるとこんな感じ。」 […]
[…] 451Size : Mサイズ(520)160cm〜Color : Non Parker Matt RAWCustom : MASN Neo ClassicPrice […]
[…] 変速機はレバー式。デッドストックのShimano10s。現在もMicroShiftが作ってくれてるのでOKですがこのシンプルな良さを現行品でまとめることが難しくなってきているのは悲しいですね。ステムに取り付け可能にしているのはEBSオリジナルのシングルレバー台座です。クロームメッキ仕上げでステムの持つ感じを壊さずにまるで元からそうだったかのようなおさまりの良さ。変速は10速。街乗りでは8速あれば十分といわれるけれど、お住まいの地域とより今こぎたい重さと速度感に合わせられるよう10sとしました。ちなみに8sのレバーはまだ現行でSHIMANO製が存在します。僕はこのハンドル周りをすっきりさせるコラムシフト好きなのでロードとして組む、街乗りとして、などを問わずレバー好きならやっちゃおう!って感じでおすすめさせてもらってます。ステムもレトロな貫通式を。このステムは少しレアでたまにしか入ってきません。今回はたまたまストックしたものを即使用。有名ブランドのものではないし、軽い!とかそんなのもないけどなんか良いよね。ちなみにこの展示車にも使ってます。このHorizontal 451はMサイズなので仕様がハマってサイズドンピシャなら是非。こんぷりーとなのでサービスもアリ。この半年間店頭の一等地を彩ってくれた一台。 […]