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大人ミニベロで生活を楽しむ。LEAF 451後編。

前編はこちらから。

いやー、久々に晴れましたね〜
やっぱ晴れって分かってる週末は良い。

僕も朝のかるいサイクリングから
早朝人気パン屋へ。
プラマイゼロ、むしろカロリープラスな週末でした。笑

一気に薄着化してきてやっぱダイエットしなきゃな、と思っている。
自転車の消費カロリーってある一定のところから急に上がってくるので
ぶらぶら長い時間こげるのが最高ですが、
ウォーミングアップが終わってから出発前に
100mくらいダッシュしてからスタートすると
スイッチ入るので(カロリー消費が違う)
普段別にスポーツとしてやってるわけじゃねーし、って方も
一度この方法でぶらぶらしてみて。

自転車屋としてどうなんだというお話しですが
僕は体を動かすことはそこまで大好き!ってわけではなくて、
どちらかといえば(あの組み合わせいいんじゃね?)とか常に考えてる側の
カスタム好き寄りです。

なんで自転車が好きか?
って聞かれると、原体験としては「僕が一番できるスポーツだったから」です。
もちろん、プロじゃないし山はしんどいし寝ていたい日がたくさんです。笑

球技もそれなりに好き、水泳好き。長距離走なんて
絶対やりたくない超平均的学生だった僕がなぜ
結果的に自分の力を使ってもっとも遠くに行ける乗り物で走るのが楽しくなったのか。

これはやっぱり「移動が運動」になること、これが一番の理由です。
校庭を回り続けることが絶望的に苦手で、かなり長距離走には苦しい思い出があります。
今ならその苦しみを楽しみに変換できる成功体験があるんだけど(なんか言い方誤解されるか)
いまでもツーリングの計画はスタートからゴールまで同じ道を通らない離島一周、
などからはじまりますね。

車でも1日1000キロくらいならギリ楽しみながら走れるので
「移動」が好きな人は運動なんて、って僕みたいに思っててもハマる可能性あると思います。

そこから、ピストに出会ったり、MTBにのらせてもらったり、
ロードバイクを買ってみたり、ミニベロが好きになったり。
自転車の世界は奥深く、一台では表現できないくらいなので
何台か所有することになるかも。

車を3台置くことはまあ僕の人生でも終盤(持つつもりなんかい)になると思うけど、

自転車はスペースないなりにも4、5台は常に持ててるのでその感じも好き。

冒頭から脱線の気配がするので今週のご紹介を。笑


先週に引き続きLEAF 451を。

ここ最近、またぐっとLEAFのお問い合わせが増えてきていて、
この絶妙な曲げのフレームにハマってくださる方がたくさんいて嬉しさしかありません。

現在は予約完売ですが、
夏頃に製作予定があるのでそれに合わせてまたオーダーいただければ最高であります。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
LEAF 451

改めて、この上に向かっていく錐のカタチが良い。
LEAFはこの三角のバランス、そこから前後にバスケットなどを置いて
菱形を埋めるようなバランスが最高にかわいいです。

アンバーグリーン、シルバー、ブラック、ブラウン。
シンプルなのにけっこうカラーつかっていて、でもバチっとハマってる。

しかも一つ一つのパーツは長く使えるものばかりなので
消耗品は交換しながらずっと使える。
これぞ大人ミニベロ、大人が乗るべき自転車ですよね。

いつまでも壊れたから棄てる、とか、
キュルキュル、ギシギシ音鳴ったまま乗り続けるのは
自分の気持ちが傷んじゃうので、一緒に走り出す相棒をぜひ。

それではサイドビューから再び。

BROOKS。

今年は大々的な値上げが各社であって、自転車全体の価格が上がってしまったけど、
BROOKSに関してはまだまだ適正価格ではないと言われているほど
高品質なサドルを作り続けている英国メーカー。

そこまで多くない手入れを繰り返して10年近くは使えるサドルはそうそうない。
初めの3ヶ月、自分のカタチに慣らしてやって、あとはじっくり育てる。
どんどん変形していくけど、それが無意識に自分の望んだカタチなはずなので
かなり座りやすくなってるはず。

新品の瞬間は僕が撮影しているので
ガンガン乗ってやってください!

チョイスしたのはB17のSTD。
クローム系のレールや銅メッキ系も悩んだけど、
全体的な黒のバランスがハマっていたのでSTDを。
BROOKS中のBROOKS、これこそが、というこのカタチはやっぱ良い。

WolfTooth大径ナローワイドチェーンリング。

最近のミニベロカスタムではかなり存在感を増してきた
大きい歯数のナローワイド。
52Tをチョイスしていて、街乗りではちょうど良いです。
これより大きいのだと54Tや56Tですが、ナローワイド化により
いままでのチェーン落ちなどからは確実に脱却していってるので
もしかしたら将来はこれがスタンダードになる可能性もあるかもね。

クランクスギノに真鍮キャップ。

スクエアテーパーで良質なクランクといえばまず上がるSUGINO。
僕のシングルもSUGINOで、かなり昔のものですががんがん現役です。
規格自体も昔のもので、現在は生産されていないのですが、
さすが日本というか、格安で新品がまだ手に入ります。笑

その規格を持っていなければなんにもならないけど、
自転車の規格はかなりたくさんあるので、
ずっと使える、なくならない規格を使って、長くメンテナンスしていきましょう!
スクエアテーパーは、まあまずなくならない。
今まで数多の自転車の心臓部を担ってきたパーツだから。

ただ、新規格もあるので、
それは使い方や、ルックスで選んでいきましょう。

真ん中のクランクキャップは真鍮製。
経年でこちらも味が出るので
どんどん使って、オーラある自転車にしていきましょう。

ちなみにこのキャップは
スクエアテーパークランクのほとんどに装着可能で、
だいたいがここにプラスチックのカバーがついてるので
(なんかここ違うよなあ)って思ってる方はすぐに交換できるので是非。
ちなみにアルミのシルバー、ブラックもあります。

シングルレッグスタンド。

EBSの自転車はほとんどの車種にスタンドの取り付けがOKです。
レーシング用途だったりのフレームはもちろん切り詰めて設計しているので
クリアランス自体そもそも存在しませんが、
タウンユースからツーリングまで対応するフレームは
やっぱりスタンドが取り付けれるようになってる方が便利なので。

もちろん台座があるだけなので
取り付けない選択肢も可能。

リアビュー。

やっぱリアもいいよなー。
自転車はリアビューがいちばん好き。

ブラックのチェーンリングが入って、リムのブラックがあって。
「輪」の部分でブラックを強調する。

一見スポーツな組み合わせだけど、まったくそう見えない。
むしろ足元がぼやけずによりグリーンを映えさせていて最高ですね。

リアブレーキ。

リアブレーキもPAULなんですが、
前はNeo Retroというブレーキを、
リアはtouring cantiというブレーキです。

どっちを使うとか、前用とかないんだけど、ライトをフォークマウントしているので
千鳥を一番延長しても制動力が損なわれないものを前に使っています。

リアはシンプルに。
かりにフェンダー取り付けとなってもしっかりOKなクリアランスです。

制動力はばっちしで、
「カンチブレーキは停まらない」なんてことは全くないです。
これもしっかりとした精度に、アルミの削り出しで作られた
高剛性な本体がヨレずに効いてくれるためです。

ブレーキシューもカスタム。

これは前後に施していますが
PAULのブレーキって純正パッドはオレンジなんですね。
(たまに黒とか入ってる時もあるけどご愛嬌)
そのオレンジこそPAULらしい、んだけど今回は
オレンジを入れるつもりはなかったので
目立たないグレーのパッドに変更。

ブレーキシューのかカスタムは
キャリパーブレーキのBRSやTektroでもよくやるけど、
性能プラスでやっぱり結構目立つ部分だし、
リーズナブルに劇的改善するポイントなので意識して損はないです。

ちなみにこのパッドでなくてもOK。
が、やっぱ良いコンパウンドです。

Micro Shift RD。

8、9、10速と対応するシルバー愛好家の最重要パーツ、マイクロシフトのRD。
キャパは大きくないけど、やっぱここの色合いでイメージ変わるもんね。

結構な数予約してますが
なかなか入ってこないパーツのひとつなので
これ起点に納車時期考えても良いくらいです。

LEAF 451をシングル化したい、ってご相談を結構受けるんだけど、
LEAFをシンプルに乗りたい気持ちもわかります。
そういったことが可能なカスタムも存在するので
まずはやってみたいことずらっと並べてみましょう。

リアハブはSHIMANO 105。

リアハブは信頼のSHIMANO。
最後のシルバーハブ。

ミニベロの手組みは基本が32Hで、これが一番パリっと組めます。
少ないスポークは韋駄天に任せて、より丈夫さや、各部のカスタムを自分好みにしたい方は
手組みをチョイスください。

細くて強いスポークで、少し高めのテンションで組むと
LEAFは調子良いですね。どのミニベロにも言えるけど。

僕は結構自重があるので
ミニベロに乗る時は
「いかに走行中円形を保つか」を意識して組んでいます。
ミニベロのホイールは軽けりゃいいってわけでもなく、
(軽さの恩恵もめちゃくちゃありますが)
いかに回り続けるか、が疲れにくいホイール作りの肝になります。

もちろんどんなホイールも円形なのですが
乗ったり、荷重がかかるとホイールはわかりやすくたわみます。
このときにぐにゃっとなるホイールだと
大袈裟に言えば16角形の車輪に乗ってるような感じになり、
とても抵抗が増えます。

なので、パリッと、本数多めで、
ゴロンと回ると回り続けてくれる重量感(できるだけ軽く作りますが)
そしてなによりハンドメイドで、という部分ですね。
オーナー様に合わせて作りますので
ハンドビルドホイールの楽しさを是非。

ちなみに、完組でも手組みでも使ってると必ず振れていくので
たまのメンテナンスがおすすめです。
そりゃやるにこしたことはないけど、
年イチくらいでやっとくと快適です。

ちなみにR7000ハブはかなり良くて、
ばちばちセッティング決めやすい。
し、かなり滑らかなんで安定のSHIMANOですね。

マレーシアがロックダウンしてしまったけど、
またSHIMANO、遅れるのかなあ。
もう一回くらい値上げありそうですね。。

いやー、ナイスバイクでしたね〜。
かなり軽く走るようなセットで組んでるので
乗りやすい、とかまたがりやすい、などのLEAF特有の良さの前に
走りの軽さが押し出されていてかなり楽しんでいただいてるんじゃないかなと思います。

総重量は、自転車メーカーのほぼ全てに記載されていて、
たしかに指標にはなるんだけど、
一番スペックにだまされやすい部分なので、
「あれ?軽い自転車が欲しかったんだっけ?」
という部分は結構大事なのかな、と。
丈夫だから重い、はアリです。
とはいえ9キロ台なんだけどね。

ただ、グラム単位で軽さを出していくのって
めちゃくちゃ楽しい作業なんですよね〜。
ある一定の数値から苦行というか、修羅の道となるのですが…

そのころにはそれを楽しむマインドになってます。笑
「4g軽くなった」とか言ってお酒すすむようになります。
たとえ水ひとくち飲んで帳消しになる重量だったとしても、
そんなチャレンジも応援するので沼にダイブも歓迎です。笑

ご家族でサイクリング前や帰り、
いつでも2台のLEAF、持ってきてくださいね〜!!

現在はご予約優先というカタチを取らせていただいてますが
メンテナンスなどはできる限りすぐにお返しできるよう努めますので
週末はEBS京都まで!!


来週は店頭展示車紹介か、
お待ちいただいているオーナーズバイクチェックか、
迷っております。笑

たまには展示車紹介しないと
売ってないみたいになっちゃうもんね。笑

明日の月曜もOPENで、もしかしたら僕が立ってるかもなんで
お会いできればぜひよろしくお願いします。

ではでは。。

MASN

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