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スタンダードとなりつつあるフロントシングルミニベロロード。EBS/Horizontal 451!前編。

いやー、天気は保った、といっていいのかな。
今週もたくさんのご来店ありがとうございました。

この渦中、かなり、かなりお待たせしていた
バイクたちが続々と納車され、
なんだか寂しい気持ちになっていました。笑
一年待ったパーツとかあったもんね。笑

SHIMANOパーツをお待ちいただいている方は
まだ時間がかかるのですが
(少なくともマレーシアのロックダウンが終わってから再スタート)
せっかく待ったならもう待つ、って方もいらっしゃれば
代替パーツを探し出された方も多くいらっしゃいます。

世界的なシェアが大きいので
SHIMANOなしで全部組み上げる、というのは
なかなかの修羅の道ではあるのですが、
EBSのバイクはクラシック路線ということもあり、
結構多彩に展開可能なので
そのあたりご相談いただければと思います。

ちなみに、最短で2週間くらいで納車可能なものも多数存在するので
一度ご相談ください。
突破できる活路、けっこうあります。


さて、そんな本日は
EBSより大人ミニベロのHorizontal 451。
やはり伝統的なダイヤモンド/ホリゾンタルフレームを
ミニベロに落とし込んだこのフレームは人気で、
長く使う、というEBSの理念が詰まっております。

まず、シンプルにKaisei 022フルクロモリを使用し
一本一本溶接して作るフレームは上質であり、
10年、20年と使っていただけるフレームであるということ。

そして、100年前からある黄金比のフレームワークを
基にミニベロとして一から再設計、再構築しているため
デザインとして古い、や新しい、などの概念を超越しており
この情報過多、大量消費の時代、
今日カッコ良かったものが明日ダサくなってる(そもそもそれは本物ではない)
という雑なバズもなく、


誰かもわからない、
羅列する自転車を乗り比べたことがない人間が書く
「2021!おすすめミニベロ○○選!」のような
謎情報に左右されない大人が選ぶべき一本なのは間違いないわけです。

お金稼ぎのアフィリエイトの自転車記事に
このような一石を投じるのは
本来僕のスタイルではありませんが、
最近無断使用の画像がとても多くて、やっと完了したので。笑

転載はむしろ大歓迎でしかないのですが、
文章、画像をまるままコピーして、
リンク先は別サイト、みたいなやつがあって
さすがにそれはないわ、となったのがはじまりなので
みなさま、謎のリンクは踏まないようによろしくです。
(お前もたいがい謎だろってはなし、か…笑)


それでは今週のowner’s bike checkいってみよう!!

今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
Horizontal 451

フロントシングルミニベロロード。
昔からある考え方なんだけど、
街乗りの枠を超えて、ロングライドにも対応できるようになっているのが
このカスタムです。

フロントの変速ってよく考えたら使ってないぞ?
って方は年間通してお話しさせていただいてると
結構よく伺うお話しです。

お話のお時間をしっかり取らせていただくのは
こうした今まで使わなかった機能や
本当に欲しい形を作るために重要です。

不必要なものは取り付けずにシンプルにすることで
トラブルも防げるし軽くなる。
その分、違う部分に1500円プラスするだけで
そのパーツがグンと長く使えるようになったりもする。

初めてオーダーされる方が当然ほとんどですが、
全く使い方が未知数な場合でも
あれしたくなったらこうできて、
これしたくなったらこれができます。
のように、限りなく無駄がない構成も常に考えているので
ご安心してお申し付けください。

ちなみにこの経験は
僕が初めて自転車を買った時に
とても後悔した(二回目も後悔した)経験を基に
自分のやりたいことが見えた時に
違う自転車を買わなければ!
みたいにならないように注意して構成を練ります。

ミニベロに乗っていて、
ATBが気になってきた!などは
全くの別ジャンルなので、
それはそれで全力で楽しんでいただければ、と思います。
ある種、2台目からは沼であり、
確実にこだわりたくなっていると思います。笑

そんな今回は
ロードバイクが欲しいけど、
ガチっぽくないやつがいいなー、とか
スポーティになりすぎて
ファッションと合わないから
スポーツなんだけどストリートにマッチするものを。

そんなオーダーから。

サイズ感。

今回のHorizontal 451はLサイズ。
大体身長で言えば
172センチ〜178センチくらいまでかな。

Lサイズは結構絶妙なところを狙っていて
僕自身がばちっとハマるサイズがここです。
とはいえ、適正ギリギリですが。笑
もちろんしっかりステム長、シート高と合わせます!

フレームカラー。

やはり人気のParkerizing RAW。
今回は艶ありのRAWを。

クロモリの素地を活かした鉄の風合いに
真鍮ろうの溶接あとがグッと映えるカラーです。
シルバーパーツ構成から
今回のようなブラック構成まで
他の色との親和性も僕の理解を超える懐の広さなので
クレイジーなカラーパレットもお待ちしております。笑

EBS京都では今月でNon Parkarizingの受付を締め切ったので
これからオーダー可能なRAW仕上げは
Parkerizing Clear RAW(今回のカラー、艶ありRAW)
もしくは
Parkerizing Matt RAW(今回の仕上げを艶消しにしたもの)

となります。

フロントビュー。

ドロップハンドルにSRAMのレバー、
そしてオールブラックなパーツ構成で
日々の服装を選ばずに乗っていただける
アーバンスポーツな一台に。

ハンドルまわり。

伝統的なロードハンドルの形を
現代にリサイズした幅で、かなり使いやすいハンドル。

クランプサイズも細めで

クラシカルな細いパイプのバイクに似合います。

NITTO M106 NAS ドロップバー。

僕的なハンドルランキングでは常に上位にいる
最強に使いやすいハンドル。
そしてドロップハンドルとしての形もよく、
確実にバイクを格好良くしてくれます。

焼き入れ加工で素材自体も硬くなっており、
よりはっきりと入力出力の機微を感じ取れる。

EBSで出しているドロップハンドルとは
対極にいる、硬さで走るハンドルです。
でも、エアロな感じもないし、思いっきりスポーツ!
ってわけでもないから普通にスニーカーで走ってても違和感なし。

このあたり重要です。

で、オープンクランプのステムでクイルのやつって..
思った方はかなりのステム好きですね。

NITTO×EBS EBS-S10 ステム。

このステムのおかげで
ミニベロもかなりハンドルの選択肢がひろがりました。
今回取り付けているM106はクローズドでもインストール可能ですが、
ゆくゆくのハンドル交換をしやすくしました。

サイズ展開は25.4と26.0で、
首下も少し長いのでまさにミニベロ向けのステムです。
ちなみにシルバーもあって、クローム仕上げなので
なかなか面白いラインナップだと思います。

ちなみにヘッドセットはTANGEのシールド。
最安のヘッドセットから1500円くらい上乗せすれば
明らかに金額以上の性能が返ってくる、
そして変な壊れ方をしない大切なポイントなので
EBS京都で僕が仕様書を組んだ場合、
最安のセットでもこのクラスからになります。

もちろん、まだ安く組むことはできる、けれど、
ここは僕がEBS以外も含めてやってきて
なかなかの数交換してきた部分なので
そもそも壊れないようにした方が
確実に日々の生活が向上するし、
なにより最終リーズナブルです。

ちなみに最安のヘッドセットだと
だいたい3年で交換が必要になってきます。
これはそのパーツが悪い、というわけではなく、
「そういうもの」です。

問題は、ヘッドセットは圧入してインストールするので
何度も打ち替えをすると精度的な問題がでる、ということと
分解する部分が多いのでシンプルに工賃が無駄だということです。

もちろん工賃で僕は生活をさせていただいてるので
いただけるのであればいくらでも(オイ)というお話なんですが、
壊れると分かっているものを入れて
稼ぐのは僕の考え方と著しく乖離しているので
採用しないというスタンスです。

Ritcheyのパヴェ。

バーテープはパヴェを。
石畳の上をゴロゴロ走っても疲れにくい、という思想設計の
ウレタンスポンジ系の最高峰。

タッチもさらっとしていて
やはり良いテープは違いますね。
BROOKSのテープがよく出てきますが
こうした機能性の高いテープも最高。

ロングライド時の負担軽減に一役買ってくれます。

お尻が痛いのはうまい具合に立ち漕ぎを混ぜれば良いけど、
掌が終わるとその日はほぼ終了です。笑

腕を犠牲にする荷重でお尻を救う乗り方もありますが
無理は禁物。

グローブと、インナーに履くパッドショーツみたいなのは
目立たずにガチっぽくならないので
そうした装備でロングライドに臨むのも楽しくライドする秘訣です。

もちろん、ガチのスタイルで走ると
より速く走れるのでハマってきたかたは是非。

サイクルウェアは結構コンプレッションが効いていて
かなり締まって見えるのも結構ポイントです。笑

SRAM APEX 1 シフト&ブレーキレバー。

今回は機械式ブレーキで使いやすくて
リアのメガレンジにも対応するSRAMのシリーズを。

SHIMANOは動かす部分が二つ
(上げる、下げるレバーが独立している)なんですが
SRAMはあげるのもさげるのも一本。
このあたりから好みが別れますが
それこそ好みで選んでもらってOKです。

なんかかっこいいから!
なんてのもめっちゃ大事な部分だし、
一度使ってみたかった、なんてのももちろんOKだと思います。

APEX1はリア変速のみ、11段変速のものです。

ヘッドバッヂはブラック仕様で。

オールブラック構成なので
もちろんバッヂもブラックへ。

漆黒すぎないなんとも言えない黒がまたフレームとハマる。

さらっと見えているワイヤー類は
もちろんNISSENのもの。

EBS京都では
指定がない限りNISSENのアウターケーブルを使用します。
ケーブル専門メーカーのものが素晴らしいのと、
かなりしなやかで引きが軽いのと、
日本企業を応援しまくりたいからです。笑

ちなみにインナーはNISSEN、SHIMANOとチョイス可能。
SHIMANOのインナーもアフターは
Dura Aceグレードのもののみ使用しているので
こちらもかなり軽い引きで疲れにくいです。

細かい部分を快適にしてゆくことで
トータルで「あれ?なんかめっちゃいいぞ!」
って言っていただけるように組みます。

韋駄天 パラレルホイール。

ミニベロのハイコストパフォーマンスホイールの代表格といえば
もはや君臨して長いIDATENホイール。

軽くて、よく回って、価格も手ごろ。
売れるに決まっているホイールなんですが
続々再入荷してきているので
このホイールベースで組みたい方は是非。

Panaracer Minits Toughタイヤ。

しっとりとしたコンパウンドで
グリップ、転がり、耐久性と
かなり高い次元でまとめている日本製タイヤ。

もうひとつ軽いLiteってシリーズもあるんですが、
こちらは名前の通りタフ。
センタートレッド特盛です。

もしろ減ってきても替え時がわからないタイヤでもあるくらい長持ちしますね。
平になったら、といえば早いんですが、
そこを超えてもなかなか使えてしまうのでさすが、といったところ。

通勤や、日々の使用におすすめです。

Dixna バンテージモアブレーキ。

これまた僕の好きなブレーキをチョイスいただいております。

軽い仕上げのシングルアクション。
調整がむずい、とか効かない!
とかネット上では酷評されがちなんですが、
全然そんなことないです。

明確なものとして
一世代前のブレーキ方式なことは間違いないのですが
シンプルに、そして軽く仕上げることが可能なのはやはりシングル。

調整も決めてしまえば問題ないし、
やっぱりブレーキ周りのボリュームが減ることによって
より細身なバイクが演出できるので。

ちなみに僕もシングルピボット愛用者ですが、
日々のスピードを制動するに十分です。
むしろ剛性を持たせすぎない作りで
車体が長持ちするんじゃないかなーとすら思ってます。笑

ちなみにそれは気のせいで、
フォークやリアブリッジは常用ではその程度ビクともしません。

かなり昔の車体だと、(特に昔のおりたたみ)
その当時のブレーキに合わせて作られているので
思いっきり最新のブレーキをガツンとかますとダメです。

今週は時間が足りなくなってしまったので
ここまで。
来週はサイドビュー、サドル周りからご紹介させていただきますね。

Horizontal 451製作状況。

現在製作期間中で、
まずはMサイズを製作完了しておりますので
カラーオーダーからはじめることが可能です。
パーツがあれば最短1ヶ月半くらいでご用意が可能です。

その他は完売状態で
現在スケジュールに組み込み中です。

かなり近いうちに製作に入るので
スポーツの秋に向けて
高性能な大人ミニベロが欲しい方は是非オーダーください。

SからXLまで製作しますので
小柄な方も、高身長なかたもミニベロに乗っていただけます。

ちなみに、トラックエンドで製作した
シングルスピードミニベロ仕様の
Horizontal 451は未塗装状態で
Lサイズが一本のみストックでありますので
極限までシンプルな街乗りミニベロが欲しい!
って方や
ミニベロピスト作りたいぜー!

という方は是非私MASNにご相談ください。
一年の半分はEBS専門でものを考えている僕ですが
シングルからこの業界始めただけあって、一番得意です。笑

もちろんSTUFFやVOKKAのQR最終モデルなども
数本ですがストックしておりますので
グラベルロードやATB製作もお任せを。

2021年の後半から、今もぐいぐいきてる
めちゃかわいい自転車に
オールドスクールなMTBスタイルが確実に入ってくるので
乗ってみたい女の子も募集しております。

3本ほどですがご準備が可能なのと、
女性、小柄な方向けに長く使えて最高に可愛い
フレーム製作をしますので
ファーストロットに乗っていただける方は是非。
山をガンガン走る、とかではなくて、
そういうことも可能なフレームで街乗りをゆるく組むスタイルですね。

こちらを見てご成約くださったかたには
テストライドも含めてお願いしますので
確実に得をしていただけるような形の
わかりやすいリターンをご用意しておきます。笑

全然関係ない車種の告知が入ってきましたが
来週も是非ご覧ください。

ではでは。。。

MASN

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