国産クロモリ×グラベル。タフで頼もしいEBS/STUFF!!

GWも終わってしまいましたね。
毎年、僕のGWの超絶ゴールデンに輝いてる瞬間は
だいたい16時間くらいなんですが、今年も輝き切れました。笑

みなさまがお休みであればあるほど
僕たちは忙しくさせていただけるのですが、
その中で少しだけ、全力で遊びにだけ集中する時間があり、
今年はシークレットにてライドイベントを開催。
バッキバキトレイル歩いたり走ったりしてまして、
もう、ものの見事に全身筋肉痛です。笑

ふくらはぎに至っては
もうこれ怪我やろ!ってくらい痛くて笑えてくる。
でも、それは楽しみきった証だし、
ここまで弱くなってた自分にちょっと引いたりもしています。笑

そしてそして、
GW、京都、大阪とともに
本当にたくさんのご来店、ご成約とありがとうございました!
値上げだったり、そもそも物がなかったりと
なかなか厳しい情勢ですが、
しっかり揃えられる構成も普通に存在しますし、
なければ待てば良い、ってマインドの方はじっくりめに待って頂いてもOKなのです。

そうしたオーナー様同士の見えないEBS絆(EBS絆ってなんだ)が
早く欲しい方、待って欲しいパーツを絶対入れたい方、
学生のために美品中古パーツ置いて行ってくれるオーナー様など
多くの方が渾然一体となりEBSは存在します。

EBSのオーナー様は
地元の方だけではなく「昔京都に住んでた」って方がめちゃくちゃ多いんですが、
やはりみなさま京都大好きで、どうせ買うなら京都のものを。
って思ってくださる方が多くて本当に嬉しいです。

ここから先は推測でしかないけど、
学生時代に京都に住んでて、大人になって京都で買って、パーツを寄付するのって
またそれが京都の学生に巡っていく、大きな流れのコミュニティなのかなあ、と。

僕はただそれに左手を添えるだけなんですが、
そうした僕の想いを超えた熱いイベントも発生するので
長く、良いものを使いたい、という学生様もぜひ、というところです。

さて、今週からのEBSオーナーズバイクチェックは
グラベルロードのご紹介。
グラベルってめちゃくちゃ曖昧なジャンルで、
「何だったらグラベル」みたいなくくりがないのに
ジャンルとして思いっきり成長している分野です。

逆に言えば、それをグラベルと言えばグラベルなんですね。
ほんの5年前くらいは38Cや40Cというと
「太!走り重いんじゃね?」って言われるような規格でしたが
今や38Cは細く感じる方もいるんじゃないかな?
そのくらい、定義やルールなくみんなが楽しんで作ってるジャンル。

例えば、「ミニベロ」って「20インチ以下の自転車」の総称なんだけど、
「グラベルバイク」はかなり謎めいてます。笑

昔から自転車に乗っててパスハンティングしてきた方は
35Cもありゃ十分!って思うだろうし、
50Cあってもまだまだ足りない人もいると思う。

その中で僕が思う「グラベルバイク」の定義は
「太いと体感で感じるタイヤが入る自転車」です。笑

そこから派生した「グラベルロード」とは
「38C以上、ドロップハンドル」くらいかな。
正直この決まりどうでも良いんですが、
今回、もしタグをつけたりジャンルで呼ぶなら
これは紛うことなき「グラベルロード」であります。

そんな中、
カーボンやアルミのフレームだらけの中、
制約の多いクロモリで敢えてグラベルを作る、という流れが
世界中にあるんですね。

世界規模で見れば
グラベル、荒地に林道だらけで
超タフなフィールドでとにかく丈夫じゃないとやってらんねえ、という部分から
クロモリ、という表現方法が多く出ていますが、

こと日本、
ことEBSにおいてはもちろん丈夫さには常に留意していますが
家を出て2時間、完全に舗装されていたりすることが普通に有り得て、
林道は過去の巡礼の道、商人の道だったりしてしっかり道になってたり、
下手すると雄大なサンドコンディションで楽しもうと持ったら
有料でわざわざ入らないといけないくらい
日本は恵みがあり、超絶滑らかな道路があります。

では、なぜクロモリなのか、という部分に対しては
やはり街乗りが主体になってくるここ日本では
駐輪場などでの自分以外の要因での衝撃などは当然考慮した上で
日本の強烈な高温多湿、四季の主張が激しすぎるなど
気候面でのメンテナンスの容易さがまず一点。

その中で世界クラスの酷道がない日本では
軽量なクロモリのセレクトで10年、20年使っていただけるという
ハードさからくる丈夫への渇望ではなく、
「長く使うため」の考えからクロモリが有用であるということです。

そこに積載に強かったりして、
キャンプライドやバイクパッキングが発達した、ということもあるんですけどね。

カーボンなどでは一体成形で、クロモリでは実現不可能なBB位置などが実現でき、
乗ると強烈楽しいので素材だけで至高!なんて語るつもりはないけど、
やっぱ、この太いタイヤに旧来の細身のクロモリパイプ、
このバランスが渋すぎる、っていう、
結局ルックスかよ!っていう僕の好みもたくさん詰まってます。笑

長くなってきた、バイクチェックいこう!


今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service(EBS)
STUFF

紅葉してるという季節感のバレる一枚。笑
オーナー様のバイク、順にご紹介させていただいてるんですが、
このままだと納車1年半後に公開とかになっちゃいそうなので
ちょっと考えないとダメですね。

より濃縮してお届けできるようにしたいんだけど、
やっぱ写真見るとすぐに思い出して色々語りたくなってしまう。笑

このバイクは2020年オーダーのオーナー様で
最もこの現在まで続く情勢の影響をもろに受けちゃった一台。

このバイクをオーダーいただいた時って、
まだマスクもする、しないの選択肢があったし、
なんだったら来月には完全消滅してるでしょー!
くらいの超超楽観時期。

で、いざ集め出すとまじでもうなんにもなくって
かなり苦労したし、ご迷惑もおかけしました。。
ほんと、ありがとうございました、
オーナー様と出会い、このバイクを製作したからこそ
あの時先読みして発注したもの、全世界駆け巡って探し回ったりしたスキルが
今めちゃくちゃ活きててまともに(いや、まだお待たせしてる方多くいらっしゃいますが)
自転車組めております。

実際、この時期くらいから
どんどん悪化の一途を辿っていて
ほんと色々苦労もあったしみんな大変だったけど、
「密回避」ということが主眼に置かれ、
誰もいないグラベル、林道探検で
グラベルバイク、グラベルロードがめちゃくちゃ注目されて
グラベル系のコンポが全く手に入らないくらい人気で
それが今の流れを作ってますからね。

構成としては
レザーパーツや街乗りに便利なマルチフレームを使用する
EBSらしい構成に
グラベルに適していて、かつシマノのクオリティが安価に導入できる
GRXシリーズでまとめた、
スポーツ!って感じを全面に出さずにグラベルで遊べる
「大人グラベル」な一台に仕上がってます。

そんじゃ、フロントビューからいってみよう!

フロントビュー。

スタイルだけを見れば
シルバー系フレームにうまくシルバーを入れ、
レザーを取り入れた得意のクラシックスタイル。

グラベルロードって
軽さ重視だったり、やたらヘビーだったり、
ロゴが蛍光でばんばん描かれてて自然と調和しなかったりと
速いのもわかってるし、軽いのもわかってるけど
なかなかこれだ!ってのがなかったりする。

そこに、今までのパスハンターから
ランドナーなどの非舗装ツーリングを含むクラシックの系譜を感じさせた上で
太いタイヤ、積載、メガレンジと新しい要素と混ぜていく
ネオクラシックグラベルツーリング。

ハンドルまわり。

安定感のあるグッと握るために開発された
STIブラケットに少しだけ幅広のハンドル。
コラム高めでアップライトに、整地されたところも荒れたところも安定。

ハンドルはNITTO×EBS EBS-30 Bar。

今やハンドルはどんどん広くなっていって、
「いや、これ日本人の肩幅じゃねーでしょ」っていう
完全に海外のものをそのまま持ってきたようなバイクもあるけど、
僕たちのフレームはそもそも日本で走るための
高温多湿にもしっかりメンテで対応でき、かつ軽量なクロモリを使用している
かなり純粋なジャパニーズバイクです。

なので、外国の何百キロも続く非舗装路を走る仕様に合わせる必要は
そこまでないし、あくまで日本を、日本の自転車で走る、というところが重要。

プラス、オーダーの自転車って
早いと3ヶ月くらいですが、1年以上待ってもらう仕様やカスタムも当然ある。

そんな時に、ネットの不確かな情報追いすぎて
その時ちょっと起こってた波に乗ると
納車の時点で(ああ、あの頃のやつね)みたいな状況になるので
僕は「長く使えること」=「タイムレス」であること、
というのを強烈に意識していて、
仮に3年後に納車になってても間違いないやつを出してます。

流行りはもちろん大事、
でも、それはほとんど「売るために作られた流れ」で、
例えば、3年前くらいは
「グラベルなんて最新規格じゃないと意味ないでしょ」
という論調がほとんどだったけど、
今はパーツもなかったり、ある程度売れきったから
「次はサイズダウンで乗る!」とか「オールド最高!」
みたいな流れになってる。

3年でこれです。。
3年前にドンズバで流行りに乗った人は
もう完全に芯を食わない自転車に乗っていて、
満足してない、だから買い換える、って人も現れ出す時期。
僕はこの感じ全然良いと思ってなくて、
「規格なんかそこまで気にしねえ」というのが基本スタンス。
もちろん、生き残るであろう主軸の規格に乗り、
間違いなく長く使えるものを出しますが、
それがどう写ってるかは置いといて、
僕たちの自転車は3年前のものも今パッと出してイイね!
ってなる、来年も、10年後も渋い構成を意識しています。

そんな中、このハンドルも
ショートリーチという大きな流れには乗りながら
変に幅広くしすぎず、かつ硬くもしないという
ある意味逆行のハンドル。

もちろん強度は確保した上で
乗り心地を確保する柔らかさがある、
街乗りからグラベルまでお勧めしたいハンドルです。

SHIMANO GRX グループセット。

今回はGRXのグループセットで。
STIももちろんで、
SHIMANOがグラベルに参入した一発目のシリーズがGRX。
おなじみ、というかすごいスピードで浸透して定番化しましたね。

油圧と機械式が選べればもっとよかったけど、
GRXは今のところ油圧式のみの展開で、
サポートレバーも取り付け可能なシステムです。

今回はフロントシングルなので
左STIはただのレバー、、ではなく、
STIと同じ動きでドロッパーが動かせるシステムを。

ブラケットはちょいと大型で
グラベルでの安心感を。
逆に、手の小さい方や小型が好みの方は
小さいブラケットでグラベルカスタムも可能ですし、
Di2などで制御すれば構成のルールも無視できたりするので
お気軽にご相談くださいね。

バーテープは本革、BROOKSを。
滑りにくさだけを求めるスポーツではなく、
楽しみ、愉しみ全て抱えてくれる大人の自転車であります。

NITTOステムでスレッド感。

今回はしっかり強度を確保した上で
昔の自転車っぽく見せたい、ってことで
すっきり、スレッドのような収まりを手軽に目指せるセットで。

コラムは長めにとってあり、
攻めに攻めるロードバイクのようなしんどさもなく、
ゆったり乗れて、街中では楽に、
グラベルでは姿勢を保ちやすく、また景色も楽しめるアップライトポジションで。

コラムは切ることもできるし、調整も簡単なので
まずは多めに残しておくことが多いけど、
グラベルはまさにそれ、いろんなスタイルに対応できる
このくらいの残しが調子良いです。

ヘッドはKING。長く使うなら。

そんでもってヘッドはKINGで。
オーバーサイズだとWhite Industriesなども検討のラインナップに入ってきますが
やはりヘッドは間違いないものを入れておくのが一番ですね。



変にトラブルが起きることもほぼないし、
そろそろ打ち替えかー、みたいなこともまあないです。
よほどハードな乗り方してたり、
丈夫と言えどもメンテしなかったりはダメですけどね。

ある一定のラインから
急に良くなってくるヘッドセットですが、
KINGなどはどんどん値段も上がってきてるので、
どうせ長く使うなら、早めに良いもの入れて満足度を高めておくことをおすすめします。

レアになってきたステンプレートモデル。

このプレートは2022年前後から真鍮製に切り替わっていて、
どっちが良いとかではないけど、オーダーの時期などが垣間見えるポイントです。

かなり薄いプレートで目立たないんですが、
がっちりレーザー走らせてるのでそれなりにお金もかかったバッジで好きです。

古いのがイイ!とか新しいのがイイ!とか言わないけど、
こうして巡っていく歴史を感じ、
昔から乗っていただいてるオーナー様も
EBS乗っててよかったなー、って思ってもらえるように頑張ります。

ブレーキは油圧式で。

SHIMANOはグレードに関わらずほんと良いもの作ってますね。
今は全て値上がりしてますが、
それでもまだ安いと言えますもの。

街乗りオンリーなら油圧は必要ありませんし、
グラベルでもグレードや組み合わせ、チョイス次第では
機械式もかなり性能良いですが、
しっかり走るなら油圧になりますかね。

良く効く、のではなく、
何回握っても同じ効き方、同じ引き方になるのが
最大のメリットです。

オンロードでぶらぶらロングライドしてると
そこまで急なブレーキングもないし、頻繁にストップアンドゴーがなく、
何度も微調整することもないです。

でも、グラベルでは常にブレーキングの信頼に身を預けるシーンが出てくるので

やはりそれなりに信用のあるブランドで、しっかり効くという実際のスペックも欲しい。
同じ引きだから何回握っても疲れにくいし、
ガツンと効かせることもできるので
グラベルツーリング時にも安心して任せられますね。

ちなみに、ホイールはSHIMANOの完組。
このホイールもちゃんとしてるのにリーズナブルなんだわ。。
ほんとにこれで利益が出るのか?
という疑問や、
これこの価格で出されたら手組みのエントリーはもう出せないな、、
って思うくらいクオリティ高くて、
まず乗っていただくのに不満はないかと。

でも、やっぱりグレードもあるし、
良いホイールはとことん良いので
走りに応じてアップグレードもおすすめです。

特に上位モデルになってくると明らかに
軽くなってくるので
荒れた坂道など走る機会が多いグラベルロードにおいて
軽さはほんと正義です。

回転部分が軽いことそのものの恩恵もあるし、
全体が軽くなることで担ぐのも楽になる。

使い方に合わせて組み合わせ、楽しめれば。
あれこれ悩むよりまずは乗ることから始めて
セッティング煮詰める方も、
じっくりじっくり悩んで決める方も、
自由に楽しめれば。

このバイクは納車かなり急いでたので
写真があんまりなくって今回はここまで。

また、メンテナンスの時にでも撮らせてください。笑

STUFFはQRのモデルがほんとあと少し、
スルーモデルもご予約可能です。
是非ご検討ください、試乗車もありますよ!!

ではでは。。

MASN