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OLD MTBなクランカースタイル。でも新車で現行規格。長く使える自転車、VOKKAだッ!!

どうも!MASNです!

オールドMTBの佇まいやスタイリングがとっても気になる。

あのアメリカンクラシックなルックスがたまらなくイイ!

そう考える方はいまかなり多いはず。

EBSでは2000年代からずっとVOKKAを製作していますが、モデルローンチ以降、基本的なスタイリングは変わっていません。

当時からオールドライクというか、この「オールドマウンテン」という作りに偶然なってて、今まさに一番お問合せの多いスタイリングなんですが、VOKKAは流行りに長されず、ただ古いものをもう一度やる、という懐古や焼き増しではなく、「あの時代のあの感じ良かったよね。でもあれは良くなかったよね!」という当時、年齢も、スタイルも若かったチームEBSのの頃の知識と今の知識を掛け合わせたモダンなバイクがVOKKAなのです。

例えば、アメリカに倣いすぎてカタチが日本人に合っていなかったものもあるし、バブルでなんでも売れていて、「あの頃良売れてたからきっとイイはず」なんてふわっとした意味合いで値段がついてるものもある。

骨董品的、トレーディングカード的扱いならそれも楽しいんですが、鉄や金属製品の価格がどんどん上がる中、これから長く使える一本を、と考えるならば僕の考えとしてはそれはちょっとNGとしています。

自分で少しずつカスタムして、手直しして、修理して、というならばOK。
愛着も湧くし、人のビンテージを継ぐ資格があると思う。
そういう人はただ古いもの=最高〜!ってわけじゃないんだけど。

そういうご相談を繰り返していると、やはり「よくいただくご質問」というものができてきます。

オールドスクールなMTB、ATBを探しているお客様でEBSにたどり着く方は

・長く使える丈夫な自転車が欲しい

・OLD MTBのような、でもこれからも使える規格のものが欲しい

・クロモリフレームで、いかにも現行のMTB!な感じを避けたい

・サスペンションは別に必要ない

・街乗りメインだけど、行けるなら林道や山道のグラベルライドもチャレンジしたい!

上記のようなご要望がベースにあり、そこからあの色がいいな、こんなハンドルにしてみたいな、というその人の人生の背景で「カッコイイ」「カワイイ」と思ったものが入ってくるオリジナル感をご所望されています。

その中で、VOKKAの特徴として

・MTBの進化とともにそばにいたATBとしてのベース

・オールドスクールなクロモリフルリジッド(サスペンションなし)構成

・それでいて現行の最新パーツが使用可能な規格に準拠

・当然新品なのでラックなどの取り付けに不安なし

こうした昔ながらのルックスを活かしながらも、当時のままでなく、昭和のあの頃、なパーツ感覚や剛性でなく、精密な制御で高精度、高剛性化した現代の素材、カタチをしっかり反映したものつくりを行うことで、見た目からは想像のできない軽い走りと乗り味が特徴です。

今回は、そんな街乗りからちょっとしたグラベルライドにまで余裕で足を伸ばせて、かつワンデーから1ウィークレベルのキャンプツーリングまでばっちりこなす、積載量抜群にカスタム拡張が可能なVOKKAのラック取り付け前、取り付け後と併せてご紹介。

前後ラック取り付けなので、前だけ、後ろだけでオーダーされる場合のイメージなどもばっちりつくと思うので、VOKKAオーナーの方はもちろん、土系のバイクをご検討されているみなさまにも届けば最高です。

今回数回に分けてご紹介させていただくバイクは…

目次

Engineered Bike Service(EBS)VOKKA

ベースとしてはベーシックコンプリートのVOKKAとかなり似たスタイリングながら、カスタムペイントやダイナモライトのコードガイド、そしてシルバーパーツでアッセンブル。

ベースバイクの時点でかなり自信ある仕上がりなので、そこからカスタマイズするもよし、シルバーからスタートするならばご相談の上コンプリート製作するのがお得です。

VOKKAのおすすめポイント。

VOKKAは速さという単位で語るバイクではありません。

やはり、おすすめしたいのは街乗り最高クラスの走破性。

このVOKKAの推奨タイヤサイズは27.5インチで2.1〜2.3くらいの間です。
MAXサイズが2.3で、やっぱり迫力のあるタイヤセレクトが楽しいので必然的にその辺りになるのですが、23Cとか、細めのタイヤで今まで街乗りされていた方ほど「意外にあった路面への気遣い」があったことに気付かれます。

人間、すごいもんで「こんなん怖くて乗られへんって!」って思っていた超前傾姿勢の細いタイヤのロードレーサーに数ヶ月乗ればしっかり適応して乗りこなすことができるようになります。

でも、無意識に行うその人間の凄すぎるスペックによって、実は神経をとても使っている(それが楽しいんだけど)ことに気付かないんですね。

EBSで、特にVOKKAのようなスタイリングの車種ではそうした「乗り手が自転車に合わせる」ような乗り方ではなく、「自転車を乗り手に合わせる」ような組み方、いわばオーダーバイク本来のカタチに近い考え方で乗ることができます。

※もちろん、ロードレーサーはちょっと窮屈かもしれないけど、バッチリ合ってる時の「どこまでも行ける」感や喜びはそれでしか味わえないワクワクがあります。

太めのタイヤは…

(横から入ったらパンクしちゃうかな)行けるなら行ってしまえー!

(段差ドーンって降りちゃっていいかな…)行けるなら行ってしまえー!

(ちょっと濡れてる…マンホールは全部避けよう)行けるなら行ってしまえー!

(踏切の溝やグレーチングの溝にタイヤがちょうどハマりそう…)行けるなら行ってしまえー!

と、All Terrain Bicycle(ATB、全地形自転車)ぶりをガンガン発揮するパワーライドが可能になります。

その自由度や、道征く全てが行けちゃいそうな子どもの時に見ていた光景がこの歳になって蘇るデジャブのような光景はなんともいえない奇妙なテンションで、シンプルに「乗るのが楽しい!」と思わせてくれるんですよね。

積載にかなり強い。

VOKKAというモデルの着想、語源は「歩荷(ぼっか)」に由来しています。

歩荷とは、荷物を背負って山越えをすること。
特に、山小屋などに荷揚げをすることや、それを職業とする人を指します。

山岳のような体力的もしくは地勢的の難所において人間が背中に荷物を背負って徒歩で運搬することです。
ヘリコプターが着陸できない山岳地帯などへ荷物を届けることも行う。

こうした苛烈な環境でお仕事をしている姿をリスペクトし、特別な装備なく山を駆け抜け、そこにしっかりとした積載性を持たせたバイクを「VOKKA」とEBSでは読んでいます。

VOKKAはそのまま乗ればもちろん素材のクロモリの軽さやリアの絶妙な蹴り出し感を感じ取れたり、OLD MTBでは最重要視されていた直進安定性を現代の技術で他に仕事をさせ、少し高めのBB 位置を実現してクイックにも走れる「気持ちよさ」があるけど、ラックやバッグを取り付けて重量が増えてもへこたれない強さも兼ね備えています。

このあたりは素材が古かったり、どんな使われ方をしてきたかわからない中古のフレームとは明確に優位性がありますね。

ちなみに前後ラックをセットするとこんな感じ。

前後の天板上部にもしっかりとスペース有り、サイドにもパニアバッグを左右にかけることができ、まだフレーム、サドルなどにもバッグを取り付けて運用することが可能です。

何も載せなくてもやりたいよね、ラックフル装備。なんでかカッコイイんだよなあ。

VOKKAの基本スペックと完成車販売価格、納期など。

2024年製作分VOKKAの納期。(2023.12月時点)

現在のご予約で2024年分前期製作のご予約枠は

Sサイズ(160-165cm)…1本

Mサイズ(165-173cm)…2本

Lサイズ(173-180cm)…1本

となっております。

この後ご予約の納期は最短で3ヶ月ほど、桜が咲くまでに乗れるな〜!くらいですね。
全てEBSでの下処理が完了しておりますのでフレームセット販売は行なっておらず、フレーム販売は2024年の後期スケジュールとなります。

ベーシックコンプリートは納期がまさに3ヶ月くらい、カスタムオーダーでもカラーや仕様がバチっと決まってメーカーにパーツがあればかなり早いです。

逆に言うと、その納期でご提供が可能なのは上記のみ、各サイズ1-2名様分しかないです。

次回の製作は夏溶接製作開始くらいの予定で、紅葉〜冬到来あたりの納車を目指すようなイメージです。

フレーム&フォークスペック。

販売価格。

フレーム+フォークセット販売価格。

フレームとフォークのみをご注文、ご自身で組み付けというカタチも可能です。

価格は¥132,000-(税込)、送料やペイント代金が別途となりますので、EBS KYOTOまでご連絡ください。

その際、ヘッドセットのみ圧入、BB取り付けなど、一般工具ではハードルの高いこともご依頼が可能です。

お話をお伺いし、製作のお見積書を作成しますので、そちらよりお支払い、ご来店にてお支払いや受け取りも可能です。

ベーシックパーツコンプリートセット(完成車)価格。

こちらはオンラインストアでオーダーが可能です。
もちろん店頭でもオーダーが可能ですし、店頭でのオーダーはプラスでカスタマイズが可能です。

価格は¥335,000-で、送料は別途となりますが、10色から選べるカラーオーダーが無料でついてくるというオンラインストア特典があります。

店頭でのオーダーでももちろん特典使用が可能ですが、カラーチャートが250色くらいあるので他の色にしたくなっちゃうかも、です。笑

詳しくはオンラインストア内のチェックや、ストア内の下に匿名で質問ができるボタンがあるので僕にいつでもお気軽にご質問ください!

カスタムオーダープラン価格。

こちらは工賃やご相談料金をいただき、じっくりお話をお伺いしながら製作をしていく形で、細かくオーダーをする場合はこちらがおすすめです。

詳しいひとしかオーダーしちゃいけない、と思われがちですが、むしろ詳しい人は自分でどんどん組んじゃったりもするので、初めてのオーダー、や初めてのスポーツバイク、という方もかなり多いです。

長く使える自転車を自分で長く使っていくためには欲しい知識などもあり、そのあたり詳しくなりたい方もそうしたご質問への回答が可能なプランとなりますので、MASNと一緒にバイク製作をし、出来上がる頃にはどこに何が入っていて、どういったパーツが良いとか、これが楽しめるポイントだとか、しっかりハマれるお手伝いもいたします。
結構、これって大切(僕が若い頃欲しいと思ってたサービス)なので、そういった方にはご好評いただけると思います。

もちろん、よくご存知の方もたくさんご連絡いただきますので経験や知識に関わらずご相談ください。

価格はベーシックよりも高い金額ながら、ピンからキリまで、となっちゃいます、が、

EBS Lab.という超美品新古パーツを抱えるスペースから持ってきた有用でかなりお得な組み合わせを使えたりするのでリーズナブルに高性能パーツが手に入ることもありますし、自分の乗っている車と同色に調色、ペイントし、クラシックな一台や特別仕様の自転車を製作したい、などの熱い想いにもお応えが可能です。

お時間もいただくオーダーのスタイルではありますが、その人に合わせた仕様書なども発行しますので、最も自分で選んで作った感が出る特別なオーダーにもなると思います。

これからは本当にずっと使えて、浮いてくる資金やご予算を何に使うか、がとても大切な世界観になってくると思います。

自転車が生活の中心にあるかた、かっこいい自転車とともに在りたい方などはもちろん、何度も買い替えて、なんだかゴミばっか出してて嫌になってきた方もお話お伺いします。

詳しくはオンラインストアのご質問チャットやInstagram DMからの気軽なご質問はもちろん、従来通りのメールからのお問い合わせもお待ちしております!

    フレームビルダーに自転車をオーダーするって日本で何かを作る時の中でもかなりわかりにくいものなので、できる限り僕がわかりやすくオーダーができるようにお手伝いします。

    最近2024年オーダーの流れを書いたのでこちらもぜひご覧ください。

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    画像ギャラリー。

    次回は本編。
    今回ご依頼いただいたバイクチェックを行なっていきますよ〜!

    ではでは!!

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