フロントラックがとても似合うVOKKA。
前後ラック、バイクバッグフル装備でツアラー、キャンプツーリング仕様もいいけど、街乗りメインでVOKKAを使うならこれはかなり調子良いはず。
今日はVOKKAを紹介するよ。
2024年4月1日から価格が上がってしまうんだけど、マジのガチで頑張った結果、なのでご勘弁を。
世界で急速にお金の価値が動く中、僕たちも精一杯ついていくんだけど、僕個人としては特に何も変わらない毎日。笑
自転車はエコロジー、という言葉が似合う乗り物ですが、自分にとっても優しい乗りものになるはずです。
ランニングコスト的な目線でね。
VOKKAはそのど真ん中をいけるナイスフレームだと思います。
オールドMTBが掘り返されて5年ほど。これからどうなるか。
なんであんなに流行った?
ド流行りしたオールドMTB。昔ながらのATBなスタイルをそのまま現行規格に載せたようなルックスのVOKKAもオーナー様とのお話の中でかなり影響を受けましたね。
さすがに5年も経つとトレンドもまた動いてくるけど、ピストのあの時みたいに定着2割、って感じでしょうか。
なかなかのバズり方をしたと思うけど、やっぱり追い風になったのはあの新型〜の渦中、でしたね。
宣言が出たり、不要不急の〜と言われたり散々な記憶ではありますが、あの頃、世界中の工場が停まって、ほとんどのパーツが手に入らない!という出来事が起きました。
そうなると、現代まで散々出てきたMTBというジャンルの中古、めちゃくちゃあるやん!という発見があり、昔乗っていたものを起こし直す、安いフレームを買ってくる、などの流れができて、当時みんな言ってた(今もうほとんど言ってないよね?)サスティナブルという言葉が合致してグーっと市民権を得たわけですね。
逆になぜ落ち着いた?
これは価格が高くなってしまったからですね。
いける!と分かれば中古市場は加熱するのはまあ当たり前なんですが、ピストバイクブームの時と同じことがオークションなどで起きました。
マイナーなブランドほど崇められ、名作は高騰し、、と所有していた人にはありがたさしかない出来事でした(僕も売りました。笑)が、残念ながら、状態の良いものはもうほとんどなく、「頭文字D」の流行で足回りが終わってるハチロクが高額で売れた、時と同じ感じになっちゃいました。
新車よりも高い金額で80〜90年のフレームを購入するも、体のメンテナンスをしてこなかった引退スポーツ選手をもう一度ガチで走らせる、なんてかなり過酷な状態が続出し、思いの外レストアにお金がかかって〜、となった+パーツ供給が落ち着いてきて一旦落ち着いた、と。
何が残ったのか?
古いスタイルが新しく感じる、というのは〇〇レトロ〜などの流れにもありますが、このバズではオールドクランカースタイルや走破性の高い自転車にカゴや泥よけを取り付けて街乗り仕様にする、ということが定着した感じがあります。
昔の規格を活かしたチェーンリングなんかも再発されて、これはEBS KYOTOとしてはありがたかったです。
VOKKAがおすすめな理由。
新車で、現行規格でオールドスタイルを表現可能。
VOKKAはもう15年くらいラインナップされている車種で、流行ってない時も、流行った時も安定して評価いただいているフレームです。
オールドMTBの流行を受け、その当時のカスタムを最新規格で持ってこれるようになり、さらに幅を持たせることができました。
なんかミラーレス+オールドレンズのような構図ですが、僕は歓迎すべき状態だと感じました。
当然、長く使える。
国産クロモリフレーム、ハンドメイドフレームビルダー製作としてはかなり価格としてお得感のある部類に入るんですが、フレームが13万円、組んで30万円〜くらいの自転車なので、普通にスポーツバイクを買う、よりもちょっとだけ高い。
でも、国産のクロモリで、コストカットを重ねていない水準以上のパーツを使っているので長く使え、交換やカスタムを繰り返しながらずっとおいておけるようなフレームです。
軽い。
クロモリのATB、マルチパーパス系のフレームではかなり軽い部類に入るんじゃないかと思います。
仕様やサイズで変わるけど、このVOKKA(S)で2.18kgでした。
そんなVOKKAを紹介していくよ。
Engineered Bike Service(EBS)VOKKA
軽いとか、色々言ったけど正直あんまりそんなこと気にして乗る自転車じゃないです。笑
g単位を気にするより、もっとでかいギアつけてやるぜ〜!とか
丈夫なラックつけてみた。なあれこれできる自転車なのでまずは楽しんで欲しい。
ラックレスでネイキッドから始めるのもおすすめ。
必要な時に必要なだけ追加して遊びましょう。
ちょっと珍しいけど抜群ナイスカラー。
グレーベースというより白ベースからちょっとずつ色を入れていったような感じ。
こういうのは本人だけが何色か知っていて、勝手に名前をつけるのが1番。
もちろんこのカラーを再現することが可能ですが、このパレット、なかなかの色数あるのでぜひ悩んで欲しですね。笑
飽きのこない、でもまず市販車では出せないナイスカラーだと思います!
ハンドルまわり。
このVOKKAは当時のベーシックコンプリートをオールシルバーで、というオーダーをベースにして組んでいます。
今じゃかなり価格の上がってしまったものもありますが、やはりお問い合わせの多いSTUFF/VOKKAのオールシルバーカスタム。
しっかり価格を攻めて、完成車としてご提案できれば、と思っています。
基本的にはオールシルバー、クロームのNITTO×EBSのクランカーバーにODIのグリップ、タイヤなどをブラウンでまるみを持たせたカスタマイズ。
フロントラックはVELO ORANGEのものをセレクト。
このラックの良いところは、フェンスが外せるところ。
僕はフェンスのないフロントラックを使っているので、こういう変化が可能なラックはちょっと羨ましかったりする。笑
もちろんその他ラックもだいたいは取り付け可能。
ライトのマウントに使っても、マルチケージを取り付けても。
上質タイヤや長く使えるヘッドを投入。
ベーシックコンプリートはただ安く完成車にする、というものではなく、しっかりと長く使える基準をクリアしたナイスパーツで構成しています。
ヘッドだったらホワイトやキングが最高峰になりますし、ここからさらに良くしていけるんですが、まずは国産フレームにしっかり性能を引き出せるクラスのパーツをセットしてご案内しています。
とはいえ、SchwalbeのG-One Speedだったり、GROWNのオリジナルハブだったりと快適に、かつシンプルも満たせる上質アイテムがたくさんはいっていて抜け目なし。
ATBのコミューターカスタムとして気持ちいいバランスが実現。
650Bのスリックに軽めのギア、フロントにテキトーに荷物載せてクランカーなポジションでGO。
もうこれだけで十分。
京都だと鴨川なんてずっと走っていたくなる気持ちよさ。
春のお花見ライドなんて最高ですね。
大きなギアでかるがる。どこでも走りに行こう。
今回はフロント36T、リアに11-51Tの超軽ギアで。
2024年3月時点のVOKKAのコンプリートはこのセットなので、こんな感じのギアが入ってくると思っておいてもらえれば。(クランクはDeoreになると思う)
3.2くらいのちょっと重め、だけど回し切れるかな〜くらいのハイギアに0.70のローギア。
気合いで階段も登れるはず。
京都の峠ならどこでも登っていけると思います。
僕はツラいですが、根性でどうにかなるギア比でした。
センタースタンド台座はもちろん純正装備、 BROOKSはカンビウムの限定カラーを。
最近またカンビウム使うことが増えたけど、使い方がバッチリくればかなり座りやすいサドルです。
ペダルはMKSのXC-3。
めっちゃ好きなペダルです。
このバイクはちょうど2年前にオーダーをくださったバイクですが、やっぱ流されない組み方は大事。
当然カスタムや交換は楽しんで欲しいですが、5年後も、10年後も飽きたりしない、トレンドに目移りしないバイクメイキングはとても大切にしています。
VOKKAのこれから。
価格は上がるけど、しっかりラインを保とうと思っています。
オールブラック仕様が税込35万円くらい
オールシルバー仕様が税込で37万円くらいになる予定です。
仕様はSHIMANO DEOREを使った仕様で、10台分くらい確保できそうなのでそれまでは価格変更なしでいけると思います。
なんでシルバーの方が高いの?ってのはどうしてもシルバーは手組のホイールになって、ハブにお金がかかってるからです。。
その分ちょっと良い仕様になったりもするので、楽しんでチョイスしてもらえればと思います。
とことん安く組めば下回れるけど、削った価格以上のしわよせが必ずオーナー様にいくので、最終的な満足度のために価格とスペックのバランスを取り続けるのでご理解くだされば最高です。
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