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大人のためのミニベロ。EBS Horizontal 451 SS。KAISEI 8630Rがもたらす上質な走り

「KAISEI 8630R × ラグ溶接。EBS Horizontal 451 SSが描く“格負けしない”街乗りクロモリ」をその手に。


限定製作モデルであるHorizontal 451の別注フレームを久々にブログ記事にて。
ミニベロで軽量、よく走る、となると、輪行や車載でどこかに連れて行ってあげて、海岸線や大自然の山々、旅行では行ったことあるけど、まず自転車では走らないような好きな街をマイバイクで走る。

そういうことを考えますし、実際にいつかはやって欲しい最高の楽しみ。

でも、やっぱね、街乗りを突き詰めて考えていくと、小径車、ミニベロにたどり着く方は多いはずです。
そこを「日常の足だからボロボロでも、なんでもいい」と思うのか。
「1番使う街乗りだからこそこだわって、いつもの自分を一段階上げたい」と思うのか。

今回は後者である、1番使うからこそ、大人だからこそ日常にこだわりたい、そんな人に最強のシンプルミニベロをご紹介する記事です。

やっていることはかなりマニアックなんですが、実はこのシンプルイズベストはかなりハマります。

人生の1/3は睡眠。だから寝具にこだわりたいよね、というのと同じで、乗っている時間の長い乗り物にこだわりたいあなたへ。

Horizontal 451 SSに関しての記事を書くのは今回が初めてではないんですが、かなり長い記事の序章(これは短い)も置いておきますので気になる方はぜひ。

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この記事中に出てくるHorizontal 451 SSはXLサイズなんですが、今回の記事のバイクはSサイズです。
フレームが大きい、小さいで乗り味は若干変わるんですが、SサイズはXLと比べると、ぎゅっと詰めたカチッとした感じが魅力。

目次

Horizontal 451 SSとは

街を流すたびに「本物を選んでよかった」と思える一台にしたい。これが僕がこの別注フレームの設計思想です。
EBS Horizontal 451 SSは、EBSの定番ミニベロ“Horizontal 451”をベースに、
より上質な素材と工法で仕立てた特別仕様のラグドフレームです。

通常モデルはKAISEI 022チューブを使用したTIG溶接仕様ですが、
このSS(Single Special)モデルではKAISEI 8630Rチューブを採用。
さらにクラシカルなラグ溶接によって、美しい継ぎ目と滑らかなラインを実現しています。

オリジナル版のHorizontal 451が劣る、というお話ではなく、Horizontal 451の価格帯ではどうしても実現できないラグ溶接や、ハイエンドのクロモリを使用し、より軽さを、強さを求めるオーナー様へご提案する1本です。


KAISEI 8630R + ラグドの魅力

KAISEI 8630Rは、国産クロモリの中でも高強度・軽量・しなやかさを兼ね備えた最高級チューブ。
そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、慎重な温度管理と観察が肝要です。

KAISEI 8630Rはニッケルを添加し焼き入れを行い強度を上げたパイプなんですが、めちゃくちゃ肉薄なクロモリパイプを焼き入れし、硬くしたものにさらに火入れで溶接する、ということはものすごくデリケートな作業工程です。
なので、部材同士を繋ぐTIG溶接ではなく、継ぎ手を用いて中にろうを流し込み繋げていく、温度変化さえ見極めればしっかり溶接され、強度が出せて、パイプのポテンシャルも引き出せるものになります。

乗り味としては、シングルスピード特有の一体感と相乗するペダルを踏み出した瞬間の“かっちり感”と軽快な伸びが特徴。
見た目のクラシックさに反して、走りは非常に現代的です。

溶接跡を見せない滑らかな接合部、しっかりハンドメイドでつくられた証である真鍮の流れた部分、ラグの陰影。
この仕上がりは、工業製品というより工芸品と呼びたいと個人的には思っているんですが、これは自分で言うな案件なのでここだけで。笑

ちなみに、KAISEI 8630Rのクロモリパイプは1番分厚いところで0.7mm、薄いとこで0.5mmとよく使うボールペンの線くらいの薄さしかないんですが、10年、20年と使えて、自転車の美味しいとこ、よく走る旬が僕たちホビーユーザーならばとても旬の長い素材、フレームです。

クロモリフレームを1から乗って、ヤレるまで使うのはかなり長期間ハードに使う必要があるので、まあ元々長持ちはします、ってところに走りの性能を追加していった感じですね。

薄いパイプのカチッと感、めっちゃいいですよ。


走りの上質さと軽快さ

EBS Horizontal 451 SSは、軽やかな加速感と剛性感が両立したミニベロ。
8630Rの高剛性により“たわみ”が少なく、
ペダルの力がそのまま推進力に変わります。
かといってしならない訳ではないのが最高のバランスなんですよね〜。

ただ硬いだけではなく、クロモリらしいしなやかさも残しているため、
街中を流すスピード域でも心地よい伸びを感じられます。

重量としての軽さは、十分軽い!と言えますが、体感して欲しいのは走りの軽さ。
しっかり鉄、クロモリパイプとして街乗りで成立し、長く使える強度がありますので、その辺の安心感と両立できるのはやはり鉄最高といったところです。

「かっちりしていて軽い」、その一言に尽きる乗り味。
大人が満足できる“道具としての完成度”を目指したフレームです。


高級感を纏う、街乗りの道具

カスタムを重ねても“フレームが格負けしない”存在感。
パーツをシルバーでまとめても、ブラックで引き締めても、
フレームの造形美と塗装が全体をまとめてくれます。

EBSで製作するフレームは全てこの格負けしないよう製作しています。
個人的なお話をすると、たとえば車とかだと「スカイラインのR仕様」とか、「EG4シビックをインテのエンジンで」とか、「アルトワークスをバキバキにカスタム」とか、「ローレルをガチドリフト仕様に」などの、「低グレードまたはその用途でないベースだからこそ渋い」みたいな部分はとっても好きで、自分でもそうやってきた過去があります。

が、、自転車はそうもいかないんですよね。
どうしても、CHRIS KINGがToo Muchな構成や、「カスタム」と称し、安いアルマイトパーツをふんだんに使ってディスカウントストアの謎自転車みたいになってしまったり、、と、自転車やベースの格でかなり決まってしまうところがあります。

愛車はある。丁寧に、長く使ってる、カスタムもしている。
でも、ある一定のラインを超えるとたちまち逆に安見えしちゃうというか、(カスタムより先にフレームやな〜)となってしまうことが結構あります。

特にミニベロではそれが顕著で、かなり適当に作られてきていたり、「安いもので十分だろ」みたいな感じで、「日常の足」という部分はクリアしていたものの、折り畳まないのに余ってる折り畳み自転車のフレームを使って、ママチャリのパーツを組み合わせて大量生産したり(全然走らない/1年でギッシギシ)、シンプルに使い捨てられる存在だった「ミニチャリ」と呼ばれていたものたち。

残念ながら、この日本の大量生産、大量消費、廃棄の歴史はなかなかに長く(今も内在しています…)、その登った山の分、「ミニベロは走らない」みたいな悪評の山から降りるのに同じ時間がかかっていました。

その部分に一石を投じたのがEBSでかなり真面目にやってきた「ミニベロ」です。
僕たちのチームには各分野の小径車のプロがいるので、正直かなり強いです。

美しいものを永く使うという贅沢。
EBS Horizontal 451 SSは、まさにその思想を形にしたバイクです。


限定生産という贅沢

このフレームは、オーダーそのものは年間で随時受け付けていますが、僕がストックとしてオーダーするのは年間で各サイズ1本ずつのみの製作
S / M / L / XL の4サイズ展開、合計でわずか4本とかなり少数です。

1本ずつラグを整え、塗装まで一貫して手仕事で仕上げるため、
ストックフレームといえど、同じフレームは二度と存在しません。
細かなカスタムオーダーももちろん可能ですし、ダイナモコードルーティンやボトルケージ台座増設、ラックマウントなどの追加工も可能ですが、フレーム段階で自信あり、高次元でまとめているので、基本はその時の巡り合わせを楽しんで欲しいからです。

まあ、かっこいいこと言ってますが、そこまで多く製作できるモデルではないこと、そんな大きくないチームなので、ほんの少しの胸張る気持ちは含まれています。笑

年間4人ずつほどのオーナー様が増えていくものの、まだ日本に10本もないフレームなんですが、逆にそれが良いと僕は思っていて、人と被りたくないのに、一方で人と被りまくるフレームを選んでいる人ってめっちゃ多い。

それってもうマーケティングというか、同調にやられちゃってるし、制服化しているのでそこにカウンター打つべし!な一本なのです。


サイズ・ジオメトリ概要

サイズTTST推奨身長
S505mm480mm155〜165cm
M530mm520mm166〜172cm
L555mm545mm173〜177cm
XL580mm570mm178〜185cm

推奨身長はあくまで目安ですが、だいたいこんな感じ。
「Horizontal」の名を冠すとおり、全サイズで完全ホリゾンタル(トップチューブが完全水平なクラシック型)を実現。
この記事に出てくるバイクはSサイズフレームです。

これは700Cなどの大径車ではSサイズジオメトリーで実現できない数値(やれないことはないがかなり無理してる)で、ミニベロの自由の効く設計数値と、EBSが昔からここにこだわってきて、しっかり答えを出して完成させている自慢の部分です。

オーダーについて

Horizontal 451 SSはジオメトリー設計はしていますが標準パーツ構成を持たない完全オーダーモデル
フレームをベースに、お客様と相談を重ねながら、
一人ひとりに合った仕様を組み上げていきます。

ハンドル形状、ドライブトレイン、サドルやドレスアップ、バイクバッグ、オーダーペイント。
乗るシーンや好みに合わせて自由に構成可能。

世界にひとつ、自分だけの「大人の街乗りバイク」をつくるプロセスも、
このモデルの大きな魅力のひとつです。

ブルホーン+オポジットレバーでストリートに。
ドロップハンドルでピストバイクをそのまま小さくしたようなスタイルに。
ライザーバーでクルージングな姿勢でも、ちょいとやんちゃな仕様で仕上げても。
もちろんゆったりなプロムナードバーもめっちゃアリで、ゆるく乗れるのにめっちゃ速い、みたいな部分をお楽しみいただけます。

ギアは固定ギアでも、フリーギアでも。
大きなチェーンリングでグッと進む仕様にしても、小さめで加速性を上げても。
もちろんこのあたりは後々変更できますし、自分の乗り方も変わっていくと思うので、生活に寄り添う自転車になれば最高。

フレームカラーオーダーはフレーム価格に1色分含まれておりますので、単色塗装であれば好きな色に塗装可能ですし、通常の1色分をアップチャージで2色塗りも、別案となりますがラグだけ別の色に塗りたい、なんかも可能です。

あとはラグをメッキして最もクラシックなスタイルで組みたい場合。
やろうと思えばフルメッキフレームで乗ることも可能ですし、人気で、今回のバイクでも採用しているRAW仕上げもばっちりOK!

画像ギャラリー。


まとめ

EBS Horizontal 451 SSは、
単なるミニベロではなく、“大人が満足できる移動道具”

KAISEI 8630Rの剛性感と軽快さ、
ラグドならではの造形美、
そして、年間スケジュール上わずか4本しか作られない特別な希少性。

カスタムに妥協せず、永く使える“本物の道具”を求める人へ。
EBS Horizontal 451 SSは、
その答えを静かに提示する1本です。

まずは完成車も見て欲しいし、いつでも質問して欲しい。

カタログ的に見ることができるオンラインストアはこちらから。

まずはざっくり、こんな感じのバイクがあるよ〜!ってのがわかりやすいよう、カタログ的に作っているオンラインストアがあるので、ぜひチェックしてみてください。

気軽に始められる完成車の一覧はこちらのリンクから。

オーダーで相談してみたい方はこちらから

この記事のこのバイクが気になる!とか、Instagramのこのバイクがイメージにかなり近い!とか、こんなんが欲しいけどどれが合ってる?とか、いくらくらいで乗りたい、など、なんでもOKなので、質問いつでも、です。

営業日(金、土、日、月)はまあまあ返信はやめです。
たまにメールアドレスが間違っていて返信できない、、ってことがあるので、メールアドレスはお間違えなく。

あとは、前述したけど連絡したからといって変な営業メールとか、連絡とかしないので、ほんとお気軽に、です。笑

    「まずはお話だけでも」という方、大歓迎です〜。

    画像もない長々文章、お読みいただき本当に感謝です〜!

    ご連絡はMasnまで。ざっくり相談からゴリゴリ濃いめまでいつでもなんでも!!

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