2024 Frame making now Online Store

STUFF44。EBSの新たなグラベルロードの選択肢として。其の壱。

いやー、三連休。
そこまで天気も崩れず、最高の二日目ですね。

京都はというと
久しぶりに着物だらけの超観光地ということで
やっぱ京都はこうじゃねえとな!
って感じですね。

去年まではこの感じに外国の方も来ていた、って考えると
物凄いよね。

プラス、この三連休に最高のタイミングでの紅葉。
こんな好条件で紅葉がみられることって滅多にないから
今週京都に来られてた方はタイミング最高でしたね。

もっと欲張れば、
グッと寒くなってそのまま気温が安定してれば
もっと全体紅い感じを見られたのに、と思いながらも、
一つとして同じものなし、
その時その時を楽しめたらそれが一番だなとすぐに再考。

今週のご紹介は久しぶりに新型フレームのご紹介。
といっても規格としてはある程度すでに成熟したものです。
実はもっともっと前からテストしており、
販売も可能だったんだけど、
ここはEBS的理念に則ってます。

それは何度も言う
「長く使えること。」
自転車はどんどん独自規格や新規格が出る業界で、
ブルーレイ!だとかUSB-C!だとかそんなもんじゃない。
毎年なんか出てる。笑

それは多くはコマーシャルとしての、
大量に売るためのメッセージだったり、買い替えを促すものだったりと
僕たちの思想とは反するものが多くて、
もちろん最新は魅力的だけど、惑わされずに本質を見る。

乱立する規格の中、本当に必要な剛性とは?
本当に便利で、これから急に無くなったりしない規格は?
トレンドを追いかけながらも
リサーチ&テストした結果とミックスし、正解をオーナー様に届ける。

製作台数が少ないEBSですが
今日ご紹介するフレームはより製作数を絞っています。
ライフスタイルよりも、もう一段階踏み込んだ
楽しむためのフレームなので。

なんだか長くなりそう&
少し製作多く落ち着いてやりたいので
小分けにしてUPしていきます。笑

今回のご紹介は…

Engineerd Bike Service
STUFF 44

うーん、渋い!
STUFFはもともとクロスオーバーしたロードバイクや
快速コミューターとして組まれることの多いフレームだったんですが
やはりグラベルロードとしてのオーダーが一番多かった。

街乗りという枠組みを一つ超えて、
より激しい動きのあるフィールドで動き回るためのフレームです。

いままでのSTUFFが変更になるわけではなく、
Leaf451/Leaf Longの派生のように
STUFF-Canti/STUFF-Disc/STUFF44。
系譜を、というより、これからも続く規格を三つ揃えた形で
別の車種としてこれからカタログにインします。

これまでのSTUFFとの違い。

フレームのみの販売。

いままでのSTUFFはフレームとフォークのセットでしたが
STUFF44はBirdなどと同じくフレームのみの販売となります。
フォークもBirdと同じくカーボンフォークを推奨としております。

ヘッドチューブサイズの拡大。

これはテスト時の写真なので違いますが
コラムスペーサー、今回は特別なものが入ります。

EBSではクラシカルで見た目もセクシーな1inch規格や
世界的に長らく君臨しているオーバーサイズ規格が多いんですが
今回は拡大して。

前述のカーボンフォークをインストールするためということもありますが
ハードに走る上でのヘッドにかかる負担の軽減が理由です。

この44規格はこれから定着するであろう日本におけるグラベルという考え方で
必要十分な最大サイズとなり、
ヘッドセットも良いものが揃っているのでこのサイズとしました。

大径ヘッドクロモリフレーム/クロモリフォーク/スルーアクスルだと
剛性過多というデータもありますが、
それはあくまでロードバイクとしてのものであり

同じくKAISEIのクロモリを使用した上でのテストでは
もちろん剛性大幅UPしておりますが過多ということはないと判断。

カーボンフォークや昨今のグラベルロードのような
プラスサイズなタイヤセレクトにより
柔軟にフロントの性格を変更できる点では
よりはっきりと目的を打ち出すフレームとしては最適と考えております。

100/142mm、前後12mmスルーアクスル化。

QRがダメだとか、ディスクブレーキじゃないと。
とか色んな否定から入る意見やネット記事などありますが
昔から人間は手に入るもので山を登り、そして降ってきたわけで。
日本の地形が変わったのではなく、機材の進化により
より楽に、安全に停まったり走ったりできる世の中となりました。

その中でグラベルロードを主軸として組んでいくなら
スルー化は多くの方が思うところでしょう。
手軽さはQRと同等、より高剛性となるこの規格は
スルーアクスル/ディスクロードのなかで基準となる
前後12mm/F,100mm/R,142mmOLDの規格にFixしました。

ディスク台座をフラットマウント化。

この部分に関してはMTB/Road共にフラット化していくでしょう。
現状SHIMANOなどのMTBパーツはほぼ全てがポストですが
まずはSTUFF44グラベルロードはフラットとしました。

コンパクトにできるという利点からのルックスの向上はもちろん
160mmを最大とするローター径で十分という判断より。

基本的なサイズ感は同じ。

その他は基本的に従来のSTUFFと同じく
S.M.Lのスリーサイズ展開にKaisei 022クロモリフレームをハンドメイド。
ダウンチューブのスリーボトルダボなど
細かなオプションがスタンダードとなっていたりと
アップデートを繰り返したSTUFF-Discのノウハウをそのまま組み込んでいます。




ファーストロットは店頭に来ていただいた方のみの受付にてすでに完売。
次回受付は順次承っておりますが2021年の製作となります。

おそらくセカンドの製作時期くらいには
現状の世界的な自転車の需要に対して供給が全く追いついてない。
みたいな状況は少しは回復していると思うんだけど
コロナ次第、ってところもあるし、
それでも春はやってくるので、
これは本当に、EBSに限らず(いや、限れよ)
欲しい自転車は先に押さえておいた方が良いです。

僕はEBSを伝えるためにここにいますが
大きなジャンルで語ることが許されるならば
もっと良い自転車の存在を
身近において欲しいと願っているただ一人の男であります。

人それぞれ、どれを良いと思うかは自由の中でも最高に自由で、
みんながみんなお気に入りに乗って、それを大切にして、
みんなが快適快速な自転車に乗ったら
めっちゃ日本かっこいいじゃん的思想ではじめた仕事なので
業界に触れることができる僕からの意見は
「まじで2021年は自転車なくなる」ということです。

「もう無くなりますよ〜」とか
「この入荷逃したらしばらくない」
とかなんか悪い常套句みたいだし、
品薄でモノ売ってどうすんだって思ってる側の人間なので
あんま言いたくはないセリフですが
来年は100000000000回言うことになるかな。笑

この店舗では
他のブランド様のバイクは扱っていないけれど、
他店舗にてかなりの数のブランドを扱う僕から、
自転車欲しいな、って思ってる人にむけた
僕からの大事なメッセージです。

美容室を選んで、イケてるスタイリストさんが多く指名されるように、
コイツにオーダーしたら良い自転車ができる、
と思われるよう毎日想い巡りまくってるので
願わくば、走る自転車が全部僕の組んだ自転車であることを描いて。




今回のバイクはその中でも限定一台だった
フォークセットのフルクロモリバージョン。
ガッチリ積載のツーリングなどでフロントに荷重アリなら
クロモリフォークの製作もするので
このあたりはハンドメイドらしく柔軟にお話させてくださいませ。

お、意外に冒頭はさっくりきたな。笑
新型の紹介ともなるとやっぱしっかり紹介したいし、
めっちゃ良い自転車に仕上がってるので
即走り出したいし、もっとたくさん売れて欲しいし、
それがEBSオーナー全員に対する
「乗っててよかった」に繋がると思うので
これからもよろしくお願いします!!

まずはここまで。
明日も二条は鴨川、EBS京都におりますので
三連休の最後にオーダー、お待ちしております!!
三連休だけのお得なオファーもあるので
明日の最終日も真っ暗になってもよろしくです!!



ちなみに明日は
14:00-16:00、16:00-18:00とご予約を頂いておりまして、
もちろんその時間もご覧いただくことは可能ですが
現状ご予約優制により先に御入店された場合でも
ご相談はお待ちいただくことがあったり、
同時入店の人数を制限させていただくことがあるかもしれません。
予めご了承くださいませ。

目の前にコーヒーショップもあるので
ゆるりとお待ちいただければ幸いでございます。

ではでは。

其の弐に続く。

MASN

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • […] 其の壱はこちら。其の弐はこちら。今週もグラベルロードを紹介。続き物だから長すぎる前置きはなしね。笑小出しにした新型グラベルも今週で最後。44mmヘッド、100/142/12mmスルーにしたことによりグッと戦闘力を上げつつルックスはクラシカルな側面を残すことが魅力のSTUFF44。でも、STUFFはいろいろなことができるニュートラルでユーティリティなフレームである意味クイック仕様、100/135ディスクの伝統的な設計が良い、というシーンは少なくありません。自転車旅行や今までのパーツを使ったり、、とね。もちろん両方ほとんど同じことができるんだけど、そのSTUFFの特性を活かしてこの5年一番多く組まれていた組み方がいわゆるグラベルロードなんですね。今は結構「グラベルが欲しい!」とSTUFF指名で来てくださることも多いのでやはりすぐそこ、なんだったら景色として見えてる山全部に行けてしまうグラベルという選択肢は京都にバッチリマッチしていて、プラス、やっぱ丈夫なクロモリで、長く乗りたい!となればハンドメイドの選択肢が出てくるののはある意味当然なのかも。無駄なデカールなどをなくし極限にミニマルなルックスも主張しすぎない、街にもキャンプ場にも映えて良い理由の一つ。それでは各部紹介いってみよう。改めて今日紹介するのは… […]

  • […] いやー、一気に紹介させていただきましたが良いですねー。街乗り寄り、グラベル寄り、ツーリング寄りでSTUFF、STUFF 44、IGYとおすすめする車種も組み方も変わりますが全部できることは同じです。フレームの剛性や脚力なども好みに合わせて、やってみたいことに合わせてご提案しますので是非この機会に京都ハンドメイドグラベルバイク乗ってみてください。EBS京都でも販売可能なバイクを組む予定ですし、オーダーも受け付けておりますのでこちらもお気軽にどうぞ。来週はまたオーナー様のバイク紹介、納車式をさせていただくかこちらも紹介したすぎるKamogawaを…で迷いまくってます。笑現在お待ちいただいておりますオーナー様も全力で組んでますので今しばらくお待ちくださいませ。STUFF 44の構成が気になる方はこちらを。こっちもまあまあ長いかも。笑「STUFF 44/グラベルロード。」ではでは。。 […]

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