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ATB。全地形自転車をレトロスタイルで。EBS VOKKA!

やべーくらいの陽気。
僕たちの気づかないレベルで
少しづつ気候が変動、
地球もテンション変えていってんだなと思います。

その分、強烈な雨(あれもうスコールだよね)も降るし、
急に大雪になったりもするし、
僕が焦って短パン履くこともあるかも(狂い咲き)

今年は自転車、手に入れれたでしょうか。
EBSとは関係なく、いろんなブランド触らせていただいてますが、
ほんとどこもないですね。

この時期に間に合った方はラッキー、
せっかくなんで乗りまくりましょう。
間に合わなかった方は来年でもいいし、楽しんで選びましょう。
(選ぶならまじで今です)

EBSでの納期は仕様やパーツ次第なので
うまく納期優先で計画される方も多いですし、
じっくり待つわ、って方もいらっしゃってそのへん割と自由です。

でも、今オーダーしてもらってて、
(あと、これだけがない、、)で納車できない方も何人かいらっしゃって、
ほんと申し訳ないです。
着弾次第爆速で組ませていただきますので
長くなった首あと少し伸ばしてもらえたら。

桜、まじで楽しみだな。
このイレギュラーな暑さと急な雨だと
どこも完全満開!ってのは京都はもしかしたらないかも。
でも、それが桜の季節だもんね。

去年はああだった、今年は、、
と、基本的に一年に一回しかみることのできない桜。
何回でも見てやるつもりですが、
最高のコンディションで、最高の景色、
そしてお気に入りの自転車と共に、健康的に。

さて、今週のご紹介は
街乗りから裏山里山までのライドをこなすATB、
全地形自転車を。

全地形自転車って言うくらいだから
当然いろんなとこ行けます。
何かに特化している、というよりも
万能的でニュートラルな
全方向安定の性能特性を持つフレームを。

こっち系の自転車だとどうしても最低フロントサスで
ハードテイルで乗りたいな、というお話もあるかもしれないけど、
より根源的な自転車でこんなとこが走れるんだ!という楽しさや
これでやるから楽しいし、サスがない分軽くて
街乗りも楽しく、ラックなどの制限も少ない。

そんでもって今はタイヤがめちゃくちゃ発達しているので
走りも軽快で安心です。

組み合わせた特性のみでどう楽しむか?
という、誰でも簡単に「楽しい!」を感じやすいフレーム

クラシックMTBのような、
それでいて走りや考え方は今の感性、
日本では何度かブームが起きていて、
今年OLD MTBがブーム最盛、
今この2022年を超えてやっと成熟する分野です。

歴史的な間違いのなさみたいなところを
ひとつのポイントとしてもタイムレスデザインな
一本ですね。

そんじゃ、今週のご紹介は…

Engineerd Bike Service (EBS)
VOKKA

いやー、良い。
結構色んなパーツ使ってるし、
ラックもバスケットもライトもついてるのに
とにかくクリーンな空気を感じさせるのは
フレームにさりげなく合わせた青系カラーなんだろうな。

VOKKAはスタイルとしてやりたいことが出しやすいバイクだけど、
ニュートラルに仕上げてある分、どのカテゴリーにもハマる。
かなりハンドル自由度とかも高くて、
店頭の試乗車(たまにインスタにあがってくるやつ)みたいな
クランカースタイルはもちろん、
オールラウンダー、フラット、ライザーなATBに間違いないものから
昔ながらのマウンテンドロップスタイル、
今っぽいグラベルバイクをロードでもパッキング系ハンドルでも。

色々できる、ってことは
長く使える自転車を標榜するEBSのバイクならば
まずは今やりたいスタイルから。
そこからどんどん変わっていく感性やスタイル、生き方から住む場所までに
ぜーんぶアジャストしてその瞬間瞬間を楽しんでいただければ。
大きく改変もガラッとかわって楽しいけど、
ちょっとカゴつけてみたり、外してみたりもまたスタイルなのです。

フロントビュー。

サイドとフロントに全然角度ついてないという謎。笑
その時なにを思ってたかわかんないけど、
最高にナイスということだけは伝わりますよね!

またがってみると
オールラウンダーの絶妙な曲がりが
スポーツとゆったりの間取ってきてとても良い。
ハンドルも硬すぎず、良い感じで吸収性もあって気持ちよく走れますね。

白系グリップと青系サドルの一見癖のありそうな構成。
実際、クセがない、とは言えないパーツ類を
綺麗にまとめてきてて最高。

ハンドルまわり。

構成としては
EBS京都おすすめのレトロサムシフターに
機械式レバーとシンプルでオーソドックス。
でも、このサムシフターはMTB11Speedが引けるし、
機械式だとレバーも多様に選べるので
VOKKAを組まれる方には個人的に好きでおすすめしてます。

もちろん、ラピッドもOK、STIもOK、電動シフトも大歓迎です。
内装やベルトなどはフレーム側に加工が必須なのでそのあたりは
ご相談いただければ。

NITTO×EBS ”EBS-20 Bar”

上記のハンドルは
NITTOさんに開発をお願いしている
EBSとしては第二作目のハンドルバー。

いわゆる「カモメ型」と呼ばれるハンドルで、
ライズ無しの水平デザインが手前に返ってくる形でもスポーツに見せてくれる。

プラス、こっち系のハンドルって結構コンパクトなことが多くて
シフター入らん、とかグリップ短いのしか無理、とかがあったので、
しっかりオールクリアして、かつ計算して気持ちいい長さで作りました。

バーそのものも硬くしすぎず、
ゆるくしなる感じで疲れず快適ライドできるようなイメージ。
EBSのハンドルは今まで4番まで出てるけど、
10、20、30と全て形は違えど
そういった乗り心地的なところに注目してEBSらしさを出してもらってます。

まさかのGID。暗いとこで光るグリップ。

これ、なんでこうなったかあんまり覚えてないんだけど、
確かCULTのVansグロー見てて、
そんなん好きや!
ってなったような記憶。笑

ちょっとクセのあるアイテムだけど、綺麗にハマってますね。
ちなみに、あの時発注したVansグローはまだ入ってきてない。笑
ってことでOURYのグローへ。

柔らかさではやっぱOURYかなあ。
今じゃ豊富にあって、手に入りやすくてリーズナブルな代表格だけど、
僕が初めてOURYが欲しい!って思った時には
なんかあんまり手に入らない、
何色でもいいから買おっと、みたいなノリだった気がする。

今、安定してるから、ベタすぎていらない!
とはならないのがすごいところなんだよね。

どのブランドでもやっぱり大きくなってくると
メジャーになっちまって..みたいなことってあると思う。
ユーザーがとても多いのに
定番になりつつもちょっとトガッてたりなOURYの姿勢やスタイルは
見習いたいですね。

Dia Compe SS-6ブレーキレバー。

オールドマウンテンとか、現行マウンテンバイクとかは全く関係無しで、
やっぱり使いやすいSS-6。
こちらも定番のレバーですが、
安定感はんぱない。

このバイクに使われているブレーキキャリパーは
ロード用のものを使用しているので
ブレーキレバーの選択肢がめちゃくちゃ多いです。

店頭展示のVOKKAも同じ感じで組んでるので
一度握ってみていただければ。
しっかりと整備しておけば引きの軽さは
PAULや油圧式に負けないです。

このシフトがなんか良い。MTB11speed サムシフター。

このシフターも僕たちの中では
定番中の定番です。

正直、山で走らせて楽しませるなら
SHIMANOのラピッドファイアシステムだったりと
よりリニアでカチッと変速するレバーはあります。

でも、このメカ感を限りなく抑えた控えめな大きさで
今のRDを引ける、ってのが最高なんですよ。

ついでに、
一気にUP、一気にDOWNが可能なので
(あんまりすることないけど)
突発的な坂道にも対応。

みんなの味方。NITTOラックにWALDバスケット。

この組み合わせはやっぱ使いやすいですね。
今回は浅型のWALDを。
ラックはM-18。
ナイロンタイ留めで、しっかり固定はOKで、
衝撃が加わった時にまずはナイロンタイが切れて変形をできるだけ防げるように。

必要ない時は切って外しても。
もっと大型のバスケットにしても良いし、
ラックのみでざっくりジャケットなどを縛ってもよし。
もちろんラックレスも可能です。

ちなみに、M-18などのラックがもともと決まっている場合は
その足の最大長あたりで穴位置決めたりもできますし、
もちろん後付けも可能ですので
一番気持ちいいとこ探しましょう。

柔らかく荷物をとめておけるバンドも。
このバンド、アイデア次第でかなり便利です。
個人的にはこれとシリコン系のバンド、もう一つ大きいゴムバンド持っておけば
街乗りで必要になってくる荷物はだいたい固定OKだと思います。

結構カラー展開もポップなので
色で遊んでも良いかも。

で、その下に見えてるのは僕の大好きなライト。

BMのIQ-XS、ダイナモライトで毎日楽で安心。

このライト好きすぎやろ。笑
ってなったかたはEBSファン。
実際かなりの確率で登場するし、
これだけダイナモ系の在庫がなかったり、値段上がったりしてる中
旧価格で仕入れて、しっかり数持ってるのはこれくらい。
当然推しだから持ってます。

ダイナモの良いところは語り出すとキリがないんだけど、
僕個人、便利に感じてる(というか無いともう無理)のは
・充電しなくて良い(取り付け、取り外し、充電忘れ、充電しっぱなし)
全てクリアー。
・電源のON/OFFの必要がない。

この2点はマジで体験すると、
あ、あれって結構時間取られてたし、面倒だったんだなーって思います。
僕は別にスポーツマンではないし、なんだったら
「今日は家から出ずにゲームします」なんて日もある。笑

で、自転車ってどれだけ手軽で快適かを攻めるのが
結果的に一番乗りたいものになるので
強烈な速さとか、軽さとか好きだけど、
まず楽かどうか、歩きより格段に効率が良く、
車より小回りがきいて、オートバイより維持費が安く、
どこでも気軽に停められて、運動にもなって、、
みたいなところは結構大切にするので、
そっちにハマる方もVOKKAは結構おすすめ。

で、このライトは明るい。
前照灯として一番大事な部分をしっかり満たしてる。
僕も充電が必要なバッテリーライトを搭載した自転車にも乗るので、
光量、バッテリーの大きさ、値段が比例することをよく知っています。

で、ガッツリ明るいにこしたことない。
でも、価格帯が、、となる。
+シンプルに作りたい方は大きさも気になりますよね。

もちろんバッテリーライトならこれ!
ってのもご用意してるんですが、
もし、ホイールを組む予定で、色々めんどくせー!って方は
まじでおすすめです。

店頭に装着した試乗車があるので
是非乗ってみてください。
ダイナモでよくご質問される
「回転、重いんじゃないの?」ってのが
かなり解決されていることがわかるかと。

もし、夜だったら
かなり明るいこともわかってもらえると思います。
バッテリーライトのように、理論値で最大光量での持続時間を想定して
夜道を走ったり、結局節約のために暗いフラッシュにすることなく、
自分で漕いで、常に最大光量で、ずっと光り続けてくれます。

ラックマウント、三ツ穴ケージ、ダイナモコードガイド。

フォークに色んな機能を持たせることができるのも
歩荷(VOKKA)、荷物を持ったり、タフな路面を走るのが得意なこやつの魅力。

今回はNITTOなどの上からのびてくるラックバーやラックレスにした時の
ライトマウントにもなる台座を左右で一対、
その上でマルチケージなどで大型のボトルや寝袋、アイデア次第でなんでもOKな
三連穴を。
もちろん普通にボトルケージ取り付けても良いし、
鍵とかでも良い。

で、フォーク斜め裏にはお馴染みの
ダイナモの配線を通すガイドを。
加工に対するコスト、メンテナンスの効率、目立ちにくさなどの間をとって、
リーズナブルで、手入れしやすく(誰がみてもわかる)、すっきりとおさめることに。

SONなどのライトならば配線が太いので
違う手を考えますが、BMのライトはコードも細いので
その辺りもおすすめですね。

うしろから見てもこんな感じ。
まあそりゃコードだから見えますが、
これは僕の中での今の最適解ですね。

内装だと修理をやってくれるところを探さないといけないけど、
これならどこでもできると思う。
仮に断線したとしても原因が見えやすいし、間から直接修理ができる。
まあ、断線なんてそうしないけどね。
僕もダイナモライトつけて走ってますが、まず引っかからないです。



ちなみにSPハブのコネクタは引っかかると
パチンと抜けるようになってるので
その辺りも考慮されてます。
ちなみに交換コネクタも安くて工具要らず。
このユーザーフレンドリーさが推せるところ。。
なんですが、めちゃくちゃ値上がりしました。
残念だけど、良いもの作ってるところはやっぱ上がっていきますね。

レアになってきたステンレスプレート仕様。

現行のプレートは全て真鍮になってます。
でも、なんとなく暗めのシルバーが合うと思ったんだよね。
なので、残り少ないステン版を。

もちろん、ここから真鍮に交換したいかたはいつでも。
EBSのファーストオーナー様であれば全員
バッヂやデカールの購入が可能です。

Chris Kingヘッドセット。

やはりの。
オーバーサイズだと
KING、White、Philと錚々たるメンツから選べちゃうので
長く使う気満々でヘッドを選ぶとなると迷いますね。

でも、やっぱKINGはいつでもKINGなんだよね。
このフォルム、どれだけ参考にされてきたんだという
不変のタイムレスデザイン。

長く使えてもそれがかっこよくなかったらダメですが、
やはり自転車パーツは機能美。
良いものは美しいし、美しいものは性能も良いのです。

どこに予算を投入して、どこを抑えるのが良い?
って良くきかれるけど、
僕はヘッド、ハブ、クランク、BBの順で決めていきますね。
これはなぜか?
というのは
一度入れたらそう交換しない部分はできるだけ良い感じのもので
壊れないものにしたいからです。

バイクショップの人間の自転車が常にメンテ台に乗ってるなんていやでしょ。
僕の自転車はまあ、そう壊れません。
今乗ってるメインバイクが無くなるとしたら、
まあ事故くらいかな。これはかなり気をつけてます。

逆にコンポ類はスタンダードなものを使っています。
街乗りであれば十分だし、なにより丈夫です。
効率を求めるバイクにはここにもそれなりにかけてますが、
優先度としてはホイールなどに勝たないですね。
逆に、抑えたい時はホイールなどをリーズナブルにして、
後々変えたくなった時に痛手が少ないようにします。

VOKKAはほんと乗りやすい。
ピーキーな感じがないので気楽だし、
その分ちょっと荒れた道にいくと
現行のフルサスMTBなどと違い
良い感じでとっ散らかってくれるので
人間の持つ本能が喜ぶ楽しみがあります。

例えば人のいない公園の丘を下るだけでも
絶対楽しめます。これほんとに。
フルサスの無敵感も大好きですが、
ストロークなどを一切考えず、
自分で行きたいとこに行くだけという
シンプルな楽しさがVOKKAにはあります。
車で言うと重ステ、ABSなし的な。(違う)
視点が変わればそこは全て遊び場。
スケーターのように街を駆け抜けよう。

現行VOKKAはスルー化したり、
より最新規格を取り入れた形になってますが、
QRの制作も可能ですし、色んな仕様で組めますので
是非ご相談ください。
ちなみに、どんな仕様でもVOKKAはVOKKAです、
ということは、良いと言うことです。

自分乗ってる分、推しが強くでてますが
オールドスクールMTBのような佇まいで
走りは今っぽいこのバイク、おすすめですよ。

MASN

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