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オールドMTBスタイルなクランカーバーで街乗りマウンテンクルーズ。その2。

オールドMTBライクなクランカースタイルがバッチリ似合って、かつ現行規格でこれからも長く使えるVOKKAという自転車のご紹介。

規格的なお話や、VOKKAが合う人ってどんな感じ?何を求めてる?
ってことがわかる記事はこちらからどうぞ。

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この記事ではここに出てきているバイクそのものを紹介していくよ。

EBSでクランカースタイルといえばVOKKAだけど、シルバーで組まれたこの仕様はオーダーでとても人気のある形です。

目次

Engineered Bike Service(EBS)VOKKA

明らかに乗りやすそうなライディングポジションがかなりイイ。

「乗りやすい」=山での操作性も良い、ということで、サクサク林道遊びをしたくなる乗り味になっています。

もちろん、山を攻め込むような走りを求めるならばフルサスペンションで、もっと幅広いライザーでグイグイいくんですが、VOKKAの立ち位置はそこじゃなくて、より街乗り、タウンユースにクロスオーバーしてるので、どっちでも遊べるようになってます。

フルサスで超幅広のライザーでは街乗りできるけど、やらないですよね。それがVOKKAで狙う「オイシイとこ」です。

シルバーパーツでクラシックに。クランカーバーでOLDMTBなポジショニング。

まずはフロントまわりから。
ベースバイクのVOKKAは純正がブラックです。

これをシルバーパーツベースで組むと一気にオールドっぽい空気になりますね!
黒はストリートな感じでこれまた良いんだよな。

ブラックをベースとしているのは、ブラックパーツの方が流通量が多いので同じスペックでもリーズナブルに手にいれることができるため、です。特にホイールは差額が結構あるので、シルバーにしていきたい!という方でもまずはステムやシートポストのみシルバーに交換、という方も多いですね。

ここにラックを取り付けると、、

こうなります。

ラックもとっても似合ってる。

ちなみに、ラックはブラックにしてもグッと締まっていい感じになります。

クランカーバーはNITTOコラボのEBSオリジナル EBS-40Bar。

EBSに取り付ける、というオーダー以外でも予想以上のご注文をいただいており、現在ご予約分も完売、次回は未定で予約も受け付けていない状況なんですが、たまにリストックしています。

告知も全くせずにしれっと店頭に出している状態。

クランカーバーといえばこの2、3年ガッチリ流行って定着しましたね。
時代は巡るもんで、このハンドルは80年代のアメリカのバイクによく組み込まれていたような形です。

有名なところだとやっぱりVelo OrangeのKlunker Bar。
NITTO×EBS ”EBS-40bar”よりもさらにグリップ部分が手前に返ってきていて、一番ビーチクルーザーっぽい感じ。

Blue LugのHiHi barは逆によりまっすぐでBMXっぽいので間とったみたいな形になったけど、発売当時はクロスバー入ってるこの感じのハンドルはあんまりなかったので選択肢が増えてとてもいい感じになりました。

個人的にはやっぱりVOKKAやHey Joeに合わせるために作ったハンドルなので、EBS-40barはばちばちのシンデレラフィットしていると感じています。

ちょっとハンドル起こして鬼ハン(死語)っぽくしても昔の感じ出ますし、今回のように自然なグリップ位置でクルージングなポジションもめちゃくちゃイイです。

PAULのCanti Lever、OURYのMTB V2グリップ、Wolf Toothのドロッパーレバー。

そもそも入ってくる数が少なかった時期のPAUL。
今は「え?!同じ値段でレバーを?!」と聞かれて「できらあ!」とはもうならないんですが、やはり名作は名作。
間違いのないブレーキレバーですし、ほんとに一生物だと思うので、キズなどの経年変化も楽しんでもらえれば。

OURYグリップはちょうどイイもちもち感が◎。
グリップは消耗品なので、ちょっとベタっとしてきたらどんどん変えちゃうのが吉。
なので、僕はご提案の中であまり高いグリップは提案しません。

良いシリコングリップとか、レザーグリップは長く使えるので雰囲気に合うならばどんどんご提案しますが、やっぱイイ自転車組むならランニングコストは大切ですからね!

Wolf Toothのレバーはドロッパーポスト用で、サドルを上下させるためのレバーです。
精度が良いのはもちろんなんですが、シンプルにつかいやすくてかっこいいです。
ドロッパーはオーダー次第ですが、今回のように内装化もできますし、外装ももちろん取り付け可能です。

添える高級感とスペックが他とは違う。White Industris ヘッドセット。

ホワイトインダストリーズはヘッドセット製作としてはまだそんなに歴史は深くないのですが。やっぱ培ってきた「超高精度切削屋」としての信頼があるし、当然出すからには間違いないだろう、ということで数年。

やっぱり間違いなかったですね。
トラブルもゼロですし、KINGに並ぶヘッドセットとなるはずです。

ポリッシュカラーがあるのも良いところですし、上下異なるサイズでの発注も可能ですし、ベアリングの交換も簡単です。
この手入れのしやすさ、みたいなところもホワイトらしくてイイ感じです。

KINGは僕も大好きで、自分でも使っていますが、「KING」が「KING」過ぎる(これわかります?笑)ことがあるのも事実。
むしろそれ入れたい!からKINGはKINGなのですが、そうじゃない人にもしっかり高級感のあるヘッドの選択肢があるのは最高だし、クランクと合わせることもできるのでそれもまた◎です。

ホワイトの話してるのにKINGの文字だらけ、これ如何に。

ヘッドセットは真鍮プレートのものを。

ちょっと前から完全移行した真鍮プレート。
これまではステンレスだったんですが、あえて薄めのプレートにすることで経年変化ガンガン起こる真鍮のプレートに変更。

わかりやすくくすんできますし、磨けば元通り。
ピカピカもイイけど、くすんでる感じもいいのが真鍮の良いとこ。
特にEBSは真鍮系パーツと相性が良いスタイリングが多いのでいろんなところに真鍮入れたくなってきますね。

ちなみに、納車時は敢えてちょっと荒らした仕上げにしていますので、すぐに馴染んできます。

フロントラックはNITTO×Rivのbig front rack 34F。

big front rack 34Fのガッチリ感というか、「THE ツーリングラック」の感じがたまらんっすね。
なんでも載せられそうなこのラックの最大積載量は13.5kg。
まあ日常生活で困ることはないし、キャンプツーリングでこれ以上もまあないでしょう。
今回に関してはリアラックも入ってるので、余程でなければMAXまで積むこともないと思います。

時速300km出さないけど、メーターが300kmの車ってあるじゃないですか。
狂おしく身をよじるようにして走るわけでもないし。
出さないけど、出る。
100km限界の車で100kmいつも出してたらすぐ壊れそうだけど、300km限界の車で100kmは余裕。

そういう感じがこのフロントラックにはあります。(わかりにくいか?)

サイドにはパニアもOKですし、フォークの三連穴にスペーサー入れてマルチケージもまだいけます。

やはりの。ダイナモライト。

今回はブッシュアンドミューラーのIQ-XSをセレクト。
EBS KYOTOで最も使用しているライトです。

これとIQ-Xばっかり使ってますが、今はこれ以外でおすすめすることはあまりないですね。
SONのライトが値段上がりすぎちゃった、ってのとSinewaveも上がっちまったし、ってことでスペックに対して最も良心的なBM社をEBS KYOTOでは今の所セレクトしています。

このライト、めっちゃイイんですよ。ほんとに。
数値としては80ルクスとルーメンが基本の自転車ライトの中ではわかりにくいのですが、要は80平方メートル照らせますよ、ってことです。数値が高い方が広い。

VOKKAに適合するダイナモハブは基本これです。

ルーメン表記の場合は光そのものを表しているので数値が大きければ大きいほど強い、とシンプル。力 イズ Power。

80ルクスあれば街乗りは問題ないです。
京都のご説明で言えば、夜中の鴨川も安心して走れるレベルです。
意外に夜中も人がいてびっくりできます。笑

ただ、鴨川はまっすぐだし、ちょこちょこ明るいし、ちゃんと整備されてるからいいだけであって、これが山道とかだとマジでOUT。

その場合100LUX+ヘッドライト要ります。まじで。
でも夜の山めちゃくちゃ楽しいよ!危ないけどね!

ブレーキキャリパーは2023年機械式最強を誇ったGROWTAC EQUAL。

このキャリパーはほんといいですね。
GROWTAC、まじで色々開発してるけど着眼点やばすぎて楽しい。
最近はレバー開発をされていたようで、これもまためっちゃ楽しいレバーです。

ブレーキは削り出しのもので、精度抜群、調整しやすい、丈夫、日本製とアンテナにEBSが受信される方は確実に好きな構成で、僕も初めて使って一気に好きになりました。

ローターは残念ながら完売していますがGROWNのもの。
GROWNのローターは少し分厚いので調整がシビアですが、このキャリパーならドンズバ。

velocity Clifhangerリムでスーパータフに過ごす。

クリフハンガーは幅広くて、硬さもそれなりにしっかりあるリムの代表格。
かといってカチカチではなく、しっとりとした粘りも感じれるので乗り心地抜群です。

ポリッシュの設定もあるので、クラシックなOLD MTBスタイルを演出したい時にはぜひ。

タイヤはTERAVAIL EHLINE 27.5-2.3。

VOKKAのタイヤクリアランスは2.3をMAX基準に置いているのでMAXサイズがこんな感じ。
街乗りにはちょっとノブが大きめですがスタイル出てて渋いですね。
もちろんグラベル、マウンテン使用下では性能抜群で、グリグリどこでも走ることができます。

きっちりサイドが効くのでチューブレス(レディ)で運用していきたいところですが、これは街乗りの利便と比べてみて。
チューブレスは最高に良いけど、街乗りでも有用か?となると違うので。

VOKKAをご検討中の方はぜひご相談ください。

VOKKAは人気車種なので、常に製作スケジュール入りしていますが、サイズがいつも揃っているわけではないんです。

オンラインストアに上がっているベーシックコンプリートがストック数で、それがなくなると次期、となり、半年に一回製作ができれば良いペース、くらいの数しか作ることができないのでこのスタイルを実現していきたい方はまずはご相談いただければと思います。

ブラックベースもかなりかっこいいので、ベーシックでできるだけリーズナブルに(といっても値上がりしていくんですが。。)乗り出して、色々カスタムの楽しみも味わって欲しいですね!!

ベーシックは変速段数など街乗りに合わせてあるので、ギアだけグラベル仕様にしたい、などもカスタム可能です。
あまり多くのカスタムは完成車では行っていませんが、その分かなりお得に組むことができます。

詳しくはオーダー方法のページやオンラインストア、そこから質問ボタン押してもらっても僕に繋がるので、お気軽にご質問くださいね。

次回の記事ではフロント以外のカスタムをバイクチェック!
近日公開!

メールからのお問い合わせもいつでもお待ちしております!

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