めちゃくちゃすごい雨。
今年も鴨川の荒れる季節がやってまいりましたね。
風物詩を横目に
雨で全然自転車の写真撮れてない
京都EBSでございます。
花火大会などまだまだ中止傾向の中、
今年はフルバージョンではないにしろ
祇園祭開催ですね。
京都に住んでると
1ヶ月まるまるゆっくり祭っていくスタイルなんで
中止されてる感とか別にないんですが、
やっぱしっかり「この日に盛り上がります」って告知して
みんなが見にきたり、遊んだり、お酒を楽しんだり、って絵は
「やっぱこうじゃないとな!」って思えます。
まあ、EBSと祇園祭全然関係ないんですけどね。
毎年、この季節は遠方からオーダー頂いたオーナー様や
これからオーダーのお客様たくさんご来店されるので
勝手に便乗させてもらっております。笑
観光がてら、京都でオーダー、是非!
ってやっと言えるようになってきたので
みなさま、祇園祭も自転車も楽しんでいきましょう!!
今週のご紹介は引き続きのVOKKA。
やっぱりクランカースタイル、
オールドMTBスタイルはお問い合わせ多いですね。
乗ってた、乗りたい、乗り換えたい。
自転車に限らずOLDが流行る理由として
「間違ってなかったものを所有したい」という想いがやはり強いですね。
時計とか、服とかはもちろん、自転車においても
その気持ち、めちゃくちゃわかります。
やっぱ高いあお金出して自転車買うなら間違いないもの乗りたいよね。
OKD MTBのルックスが好き、ということもよくわかるし、
僕も意識して寄せたりすること多いです。
オールド乗ってたけど、
VOKKAに乗り換え、って方が多い理由としては
・昔のフレームはやっぱ重すぎた
・設計が古すぎて壊れた
・全て自己責任である。
みたいなことが多いですね。
これもわかるし、しょうがないよね。
車とかだと、
1980年の車に乗る、ってことは
相当それが好きで、壊れまくるけど愛着で乗る!
ってスタイルが当たり前だけど、
基本的に方式も、形も変わらない自転車だと
1980年代の自転車でも割と乗れちゃうのがまた悩ましい。
それこそ、長く乗れた証明となりますが、
いよいよ壊れだすその時にニューオーナーとなり、
修理に出して○○万円、、となるとちょっと厳しい。
そのバイクの持ってるオーラやビンテージは
前オーナーが得たもので自分が積んだものじゃないから
急にそんなこと言われてもな、、ってなっちゃう。
僕も好きだから直してあげたい。
これ、難しいとこです。
そんな中、MTBやATBがもともと持ってる
「どこでも走ることができる」みたいなメリットをそのまま、
そぢてタイムレスな設計をそのままに
現代の溶接、素材、規格、パーツなどを使用し
佇まいはまるままオールドMTBのような空気感なのに
走りは最新、という両立仕様が
このATB、全地形型自転車VOKKAなのです。
今回ご紹介しているのは
その中でもより山っぽい空気をカラーで消していき、
上質なSUVのような
荒地もいけるクルーザーとして組みました。
ラック取り付け時は
思ってる2、3倍積むことができるようにも変化。
もともとVOKKAは「歩荷」が語源で、
荷物を持って動くのが得意な車種です。
今回は納車式的に
オーナー様へ向けてのご紹介となりますが、
これからVOKKAに乗ろうかな、ってお考えの方、
たまたま掘り当ててしまった方など、
参考になれば最高です。
そんじゃ、今週のご紹介は…
Engineerd Bike Service (EBS)
VOKKA
先週のフロントビューはラック付きでしたが、
今週はラックレスバージョンを。
いかにも遊べそうでしょ?
自分が乗ってるから、ってのもあるけど、
毎年おすすめしまくってるフレームです。
今期製作分は結構な本数組ませていただけるので
VOKKAオーナー、日本中に増えていくはず。
2022年製作はご予約にて完売しておりますので
これから受けさせていただくオーダーは
2023年春以降の製作予約となります。
価格などは状況に応じて上がっていくとは思いますが、
EBS京都で私が組む場合の価格設定は
「仕様が確定した時点の価格」で固定です。
ようは、決定した後にフレームや塗装、パーツ価格が変更されても
下がったり上がったりしないということです。
SHIMANOなど、入荷時点での
価格設定になっているパーツ類も多数ありますが、
これも基本決まった段階での固定です。
これはもちろん、難しいタイミングで決断いただくオーナー様の覚悟を
私もなにかしら決断していこうという表明ですが、
逆にいえば変動や納期などを気にしなければ
このあたりかなりゆっくりでもOKです。
極端な話、今日フレームオーダーして、
2023年の2月、その時あるパーツで構成しても問題ないです。笑
やっぱりオーダーとなると
ちょっと人と違うパーツで構成したくなったり、
間違いない長寿命パーツで構成したくなったりするので
結局それなりに前から集めないとダメなんですが、
このあたりもご相談いただければ。
そんじゃ、今週はサイドからいってみよう!!
サイドビュー。
ホリゾンタルに限りなく近い
現行のカーボンフレーム、一体成形とは違った
オールドスクールなルックスが魅力のVOKKA。
かといって、過去に流行った
めちゃくちゃトップを長くしたようなジオメトリーではなく、
しっかり現代のパーツグレード、素材、溶接強度などに合わせ
しっかり現代の走りの感性も取り入れた
あくまで懐古ではなく、良いものを継ぐという考えで成り立つ
EBSのフレームたちは
見た目はオールド、走りは新鮮な良いとこ取りなのです。
今回は街乗りと山遊びの両立を目指し、
ラックの取り外しの容易さなどの外部パーツのフレキシブルさ、
本来両立型となると街乗りにタイヤを合わせるのが総走行時間のほとんどが
オンロードとなる街乗り自転車としてのセオリー、だとは思うけど、
街乗りよりも山遊びを重視した迫力あるタイヤセレクト。
エリア的に河川敷や砂利場など
舗装路がそこまで多くないめちゃくちゃ環境の良いところがメインステージなので
実際このタイヤはどんな場所、どんな天候でもがっちり地面を捉えるでしょうね。
その分夜は暗いと思うのでダイナモライト大正解かと。
僕もダイナモライトは必須装備だし、
もし、完組でなくホイールを組むなら初期投資のうちの一つとして
考えてもらっても良いと思います。
明るさ、とか、現行のダイナモは軽い、とか色々あるんですが、
なんたって「面倒がない」。
直付けなので盗難のリスクもバンド留めより圧倒的にセキュリティ高いし、
充電も要らないし、スイッチのON/OFFもない。
これ、まじで毎回書いてて、よく聞かれもするんだけど、
「そんな面倒とかなくね?」ってよく言われますが
街乗りに限らず、
自転車って、どれだけ無意識下のストレスを軽減するかが
最も大切なことなんです。
なので、
壊れると思いっきり分解して修理が必要で、
時間もお金もかかる回転部分は
できる限り堅牢で上質なものであれば最高だし、
そうじゃなくても丈夫なものをセレクトします。
それとはまた違う方向性で
ライトを点灯させる、消灯させる、
取り外して充電する、忘れずに持ってきて取り付ける、
残量を気にする、エコモードでずっと運用する。。
なんていうものを全て排除。
乗っている時の残量を気にしながら
暗いモードでの点灯もなんだか、だし、
やっぱ乗る前、降りた後の一手間無くなるのは
日々で見ても、年間で見てもかなりでかいと思う。
同じく細すぎるタイヤで
路面の凸凹をモロに受けちゃうやつとかは
実は無意識下でかなり地面全身でチェックしていて
走りの軽やかさ以上に疲れちゃったりしていて
このあたりも自分に合うもの見つかれば最高。
ちなみに、僕は未だに前後23C、140PSIくらいで
ピストバイク一台動かしててますが、
乗り心地別に良くないけど、強烈に軽い。
今の考え方だと、どんどんタイヤは太くなっていく傾向にあって、
実施品質もかなり上がっており太い=重いとかはそこまで感じない。
だからこそ、ストイックに乗るという選択肢も生きてくるし、
これがスタイルにもなります。
お話の最中などはやはりノウハウの貯まっている
便利、や効率の良いものをご提案しますが、
最終的に何が一番グッとくるか、はその人だけが持つスタイルです。
精神論になりますが、気に入っているスタイルが一番気持ちよく感じます。
タイヤなどの消耗品はその都度遊べば良いと思いますが、
このあたりもじっくりお話しして煮詰めていければ最高です。
サドルは定番かつ最強のBROOKS、B17 standard。
最後までSpecialとstandard悩んで、
銅色を入れすぎない方向でstandardに。
SPとの違いはレールの仕上げ方法、鋲の素材、サイドカット仕上げの有無ですが、
乗り味変わらないのでこのあたりも自由、、と言いたいところですが、
残念ながらもうBROOKSは選んでる場合ではなくなってしまいました。笑
割愛も割愛ですが、
この渦中に入り、
値上げだー!って言ってから三回くらい細かく変動して、
オーダー集中して納期遅れ、
やっと入ってきたサドルはソマリア沖座礁で急遽エアで運ばれ、
そしてオーダー過多で新規受付終了。←今ここ
結局、世界中、考えることは同じで、
SDGsとかエシカルとかそんな文言では表現しきれない大きな流れ、
「やっぱ長く使えるものじゃねーとだめだわ」
って流れ。
これが世界同時に起こって、
少数で製作していたBROOKSのおじいちゃん職人は当然
クオリティ保てないから中止するわ。と。
気づいた時にはもう受注停止。
EBSは展示車は基本BROOKS、
というくらいBROOKS推しできてるので
それなりの数も持ってたんですが、
いよいよ、です。
僕が初めてBROOKSを買った時が9800円くらい。
これでも当時の僕はかなり根性出したね。
(サ、サドルに1万円だと?!)ってね。
今は2万円あたりが最安なので
1万円でBROOKSが買えれば100%買い占めが起こるレベルですが、
その当時のサドル、まだ生きてます。
流石に原型保ってなくて、完全に僕が座ったカタがついてて
かなり凹んでますが、僕だけ乗り心地良いです。笑
新品であることに価値が見出されない
育てるサドル。
安いうちに買おう!みたいな変動はない(特に価格下落はない)ので
やはり長く使うなら、新車と共にはじまった革サドルのストーリー、
それだけでも買いのアイテムだと思っております。
もちろんバッグループ付き。
BROOKSのBagがもちろんドンピシャですが、
今は大型バッグ全盛期。
キャンプツーリング用途でなくとも
街乗りでバッグを使うことがかなり浸透してるので
こうした伝統的ながらも今にもフィットする
確実に廃れない装備やギミックはやはりBROOKSさすがですね。
サドルのお手入れ方法もレクチャーOKですので
オーナー様はお気軽にお問い合わせくださいね。
たまにオイルの試供品もあったりするので、
その場合は無料でオイルアップしておきます。
GROWNオリジナルシートクランプ。
このVOKKAをオーダーいただいた時は
まだ発売していなかったこのクランプ。
シルバー、ブラックとラインナップしていて、
3色展開。そのうちのひとつ、アンバーブラウン。
このクランプが出た時、
もうこのバイクに絶対合うと確信して連絡しました。笑
見たことのないものを「OK、任すわ〜」と
言ってくださるオーナー様には感謝しかありませんが、急遽変更して大正解だと思います。
シートクランプって、正直ちゃんと締まればOK。
あとはフリップ式だったり、キャリアダボ付きタイプがあったりとか、かな。
その中でも、しっかり削り出しで製作してもらって、
クランプ自体の高さを出してよりしっかり締め付けできるように。
GB、はGrown Brandの略で、
GROWNオーナー以外も使っていただけるよう
控えめに作りました。
ブラウンカラーは流行ながらも
間違いない色で、思ってるよりなんでも合うのでおすすめ。
ご相談を重ねていくうちに、
全体のご予算を決めて、このパーツを入れるか、いや、このパーツ先に入れといた方が、、
みたいな限界領域でのかなり詰めたお話し合いになることがありますが、
そうした時に選ぶほど性能などに関わってくるものではないアクセサリー的な側面が強い分、
ノリで変更したりできる部分なのでお気軽にお問い合わせくださいね。
ちなみに31.8mmクランプオンリー、
Black、Silver、Amberの3色展開、2750円(税込)
GROWNオーナー様の初回オーダー時に標準でついてくるモデルプランなどもあるので
1からEBS京都で自転車を組む際はこちらもお問い合わせくださいね。
ヨーロッパの高級車をサンプリングしたカラー。
言われないとわからないくらい自然なホワイト系パレット。
実はドイツのスポーツカーのアイボリーをベースにしています。
車と同じカラーでマッチさせたり、
乗りたかったあの車の色、とかは
やはりロマン感じるオーダーで、
心の中に秘めた実はこれはこれが元ネタで〜、というストーリーは
オーナー様だけの秘密。
人に理解してもらうタイプの乗り物ではないので、
自分だけがわかってたらいいんです。
今回はパールホワイトに少しずつイエローを混ぜ込み
かなり綺麗に色入ってますね!
EBSロゴのゴールドも、GBのアンバーもめちゃくちゃ相性良い。
ATBとかMTBらしくないのも良いですね。
クランクはWhite Industries。
まあ、当たり前ですが、
やはりホワイトは良い。
強度や剛性が高くて長く使えて、
補修パーツも個別で手に入って、歯数構成変更も簡単=整備がしやすい。
そんなメリットたくさんなクランクセットですが、
何よりも「タイムレスなデザイン」であることが一番推す理由です。
これ、一番大切にしていることで、
毎度ご相談受けさせていただくときは
必ず言っていること。
それが悪いとか、良いとかではなく、
もの作りをしているならば
メーカーとして、大企業だろうが僕たちのような少数製作の工房だろうが、
今日より明日、明日より、、と1mmでも良いものを製作するのが使命ですよね。
よく例としてiPhoneを出すんですが、
僕はApple大好きです。
毎年色々と気になるし、新作は手に入れたいし、
シンプルに仕事で使うのでスペックは安定したものが欲しい。
でも、どれだけ最新を追いかけても
1年後には旧型になりますよね。
そのスパイラル、嫌いじゃないんですが、
自転車を毎年買い替えたり、急に自分の自転車が古臭く感じたりするのはNG。
なので、僕は基本的に「長く使える」の大前提に
細かいところは変わっても基本的に
スペックや価値の変動がない、なんだったら長く使うことによって
味が出て、そのストーリーもしっかりと乗せた上で走り続けてくれる、
そんなパーツも存在するのです。
ホワイトのパーツたちは、
その中でもかなり良質なパーツを適正価格で出し続けてくれてるブランド。
いや、高級品なんですが、使えば納得のクオリティ、精度。
規格自体はそのときの最新に
もちろんすぐ合わせてくる嗅覚も併せ持ちながら、
旧規格も作り続けてくれているし、
基本的にデザインなどは変わらず、ずっとこの渋いの保ってますので
いつ買っても満足度が高いのです。
問題は、供給が追いついてなくて
今はなかなか手に入りにくくなってしまったこと。
良いものはやはり評価され、価格も上がっていくということ。
長く使えるものでスペックも安定しているので、
今買っても、来年買っても一緒なのに価格が違う、ならば
今でしょ的なお話になってしまって無粋ですが、
ガチで間違いないクランクの一つですね。
ちなみにこのクランクは
MR30という規格で、中のシャフトがかなり太めで
踏みごたえ抜群。
入力に対してヨレなく出力に向けてくれるので
シンプルに走りを楽しめます。
このクランクが好きすぎて、
似せたセットも作れます。笑
それはそれでいいんだよね。。
チェーンリングは34T。
最小ギア比率でいうと0.66なので
まあどこでも登れるんじゃないかと。
チェーンリングはすぐに交換可能なので、
何枚か持っておいても楽しくチューン&カスタムできますね。
BBももちろんホワイトを。
こちらもMR30規格で、この組み合わせはセットになることがほぼ、ですね。
ベアリンググレードにはステンレスとセラミックがありますが、
この二つはかなり価格が違いますので
僕はまずステンをおすすめします。
ステンから始めてもセラミックに交換可能ですし、
ステンレスでもちゃんと強いです。
素材の違いなどのご質問は
ご相談時にお気軽にどうぞ!
なんていったって、
BBがポリッシュなのもかっこいいよね。
差し色的にここだけカラー入れるのもイケてるので
そのあたりも自由にカラーセレクトしていきましょう!
ちなみにクランクの真ん中のボルトキャップも変更可能。
この真鍮バージョンがスタンダードですが、今回はバチハマりなのでそのままで。
クランク自体も少ない工具で抜けるので整備性もめちゃくちゃ高いです。
MKS XC-3 Limited
MKSのXC-3、その限定カラー。
絶妙なマットシャンパーニュが渋いカラーリングですね。
キャップがホワイトなのもこの自転車に合わせて造られたかのような一体感。
ベアトラップ系のペダルは流行のパーツのひとつですが、
シンプルにどんなバイクにも合わせやすくて、
それでいて靴もがっちり食いついてくれるので
楽しく街乗り&気軽にトレイルライドできますよ。
ペダルの専門メーカーがある日本に感謝。
シングルレッグスタンド。
トレイルライドだろうが、街乗りだろうが
便利に、という心を忘れないのがEBSのスタイル。
今回はしっかり立たせて削れも少なく、かつシンプルでスリムな
色々邪魔せず便利なスタンドを用意。
もちろんダブルレッグも使えますので
構成で迷ってる方はこのあたりもご相談くださいね。
シングルとか、ミニベロとかで
結構走りに寄せたセットアップとかだと
ダブルレッグが干渉したりする組み合わせもありますが、
VOKKAは基本的にOKです。
リアビュー。
バランスの良いリアビュー。
ここ最近は早期予約を公開していたこともあり、
一番はじめにご予約いただいた方のVOKKA組みまくってますが、
やっぱちゃんとジオメトリ引いてるバイクは良いですね。
もちろん、EBSのバイクは全てしっかり考えられて、
一つづつ設計しています。
ラックレスももちろん良いけど、
このラックのクリーンな感じがよりハマってますね。
バスケットはワンタッチレベルで取り外せますので
状況、必要に応じて可変するナイスバイクなのです。
ラックはNITTO。キャンピーのパニアサポーターレス。
WALDハーフをVoileストラップ留め。
めっちゃシンプルにしばるだけ。
これだけでマイバイクにカゴゲット。
要らないときは取り外せばOKだし、
その時もストラップは有用なので
かなり便利な組み合わせかな。
このストラップは
スキー板を巻いたりしたりして使われてきたブランド。
思ってるよりかなりしっかり留まるので、
自転車関係なく使いたいアイテムですね。
僕は海に行く時のセットとかは
結構こっち系のストラップでざっくりとめてて、
もともとついてた袋とか持っていかないので
かなり設営早いです。
ブレーキの組み合わせはBB5×GBローター。
この組み合わせは加工が必要です。
が、タッチもよく、相性自体は◎ですね。
GBのローターは少し厚みがあるので
セットアップや当たり付けまで少し慣らしが要るけど、
一度組んでしまえば軽い引きでがっちり。
Avidは少し手に入りにくくなってしまってますが、
ブレーキの選択肢は広がってるので
機械式のセレクトは楽しめますね!
Deore11Sの51T。
前期、今期のVOKKAにかなり採用させてもらった
Deoreの11S版ですが、これ相当良いです。
もちろん、この上には
SLX、XT、XTRと存在していて、Deoreはエントリーです。
が、SHIMANO HGボディで11S、51Tまで用意してくれててこの価格。
精度は上と比べたらもちろん劣るかもですが、
一分一秒を争うわけではない、
でも軽いギアは欲しい。
これ=のパターンの場合、完全に最適解です。
僕もこの組み合わせ使ってますが、
全く問題なしです。
乗り込んできて
もっと欲しくなったらそのときの新型を入れれば良いし、
十分ならそのままでも普通に山遊びできます。
うーん、ナイスバイク。
毎週ほんと思うけど、みんな抜群に渋いわ。
選手やプロでなくてオーダーする、ということは
なんだかめちゃくちゃハードルの高いことに感じてしまうけど、
全くそんなことはなく、むしろ僕はこの2022年という時代、
一番良い購入方法だとまじで思ってます。
1万円で新車のママチャリが買えてしまって、
しかもそれなりに乗れちゃう消費の国、日本ですが、
もうえぐいくらいゴミだらけで、エネルギー使まくってるし、
それでいいや!って方はもう話すことはないけど、
大切に、でも道具としてガンガン使い倒して
壊れた部分はしっかり修理してまた使いまくる、
って方はやっぱり響いてくださるし、
そう言った方とお話することでより僕もハマっていけます。
買って次の日に届いたり、
強烈に安かったり、見せびらかして称賛を浴びる道具ではなく、
ある意味最高に地味な日常の道具をどう彩って、それが自分だけグッとくる。
それこそが目指すかたちであり、
この消費消費の時代、自転車を買い替えるのはもうやめて、
良いものを長く、その分豊かになったり、違うことに投資していただけるような
ご提案ができれば最高です。
正直、まだまだ値上がりの収束が見えません。
なかなか、言葉や文章で表しづらいのですが、
このご時世、良いものだけに囲まれて、、ってのは夢想にも聞こえる
丁寧な、、などないような強烈な世界ですよね。
が、日々乗る乗り物は枕などと同じく、
かなり過ごす時間がながいので
良質になればかなり世界変わります。
僕だと、
調理器具、文房具、靴、帽子、もちろん自転車。
このあたりは良いもの確実に揃えたいと常に思っていて、
実際自転車はかなり状態良く
(プロだから、ではなく軽いメンテでずっといい感じ。)
この5年、ノントラブルで過ごしてて、
自分に合わせてつくってるので他の自転車よりも
圧倒的に楽で、速いです。
速さは最終根性論ですが、
この小さな積み重ねが5年、10年と自転車生活を続けると
確実に変わってくると確信しているので
この仕事を生業にしています。
ばっちり、軽快に。
自転車そのものを強烈に楽しむことは理想ですが、
良い感じの自転車置いてもらって、
それによって健康になったり、疲れにくくなったり、
金銭的に何かが浮いて良くなったりとか、
そんな感じで生活に根ざしてくれれば僕は最高なのです。
来週もよろしくお願いします!
ではでは。。
MASN