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ちょいとWebの更新が遅れ気味ですが、本分はメカニック、自転車を触れてるのはとってもいいこと、ってことで許してください。笑
お待たせしていたEBS HOBO Discのその2、です。
今週、SNSでのアンケートにご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
みんなで作っていく感じ、最高でした!これからもご協力よろしくお願いします!
今回参加してないよ!って方も、ワンタップだけで参加できるのでお気軽に、です。
それでは今週は車種紹介を。
Engineered Bike Service (EBS) / HOBO Disc
輝きが強すぎて光がすごい。
確実に聖属性。
別注したフレームですが、
EBSはやっぱりクラシックルックなフレームが好きで得意なんだな、と感じます。
そこに新しい感性をトッピングしていくのはオーナー様であったり、僕たちなので、できそうなことは色々ご相談して煮詰めていきましょう!
今回のご紹介ポイントざっくり。
フロントビュー、前から見た時のバイク紹介やコックピットをご紹介。
クラシックなルックスに強力ブレーキをオン。HOBO Discのフロントビュー。
フロントでやっぱり目を惹くのはワイヤー露出型のブレーキ。
とてもクラシックなアイテムで、昔のバイクでは当たり前、ツーリングバイクには必須となる装備でしたが過去の理由はブレーキワイヤーの切断に対応する、とかバーテープが固定されているから、やアウターが硬かった、、などさまざまな理由があると思いますが、今は基本的に全て解決、改善、向上されていて、ブレーキは内装が基本。
ではなぜ今これを選択するのか?は完全なロマン枠です。
僕は組む時にロマン枠は結構大切にしていて、オーナー様がやりたい!という形がご予算内で仕上げられそうであればその方の大切にしているロマンを最大限活かしたいと思っています。
第一に大切にしているのはご予算です。
オーダーのフレーム、長く使える自転車を組むわけですから、初期投資しておけば確実に満足度が上がる部分はお伝えしますが、自分が大切にできて、それでいて自転車という道具をガンガン使える金額、って違うと思うので、そこを大事にしています。
学生の時にめちゃくちゃ大事にしていた持ち物の値段と、今落ち着いてきた自分の道具の値段って違うと思います。
仕事の道具なら当たり前ですが、家具や時計が好きな方、文房具など、やはり大人がガンガン使って馴染むものってある。
ロールスロイスを引き合いに出せるほどまだ物事を修めたわけではないですが、僕が仮にロールスロイスを所有したら怖くて乗れないけど(そもそも自分で運転しないか…)、あれの後ろに乗って、移動の時間を上質にしていくことがより良い生活になる方もいらっしゃる。
僕は昔から乗り心地最悪のガッチガチのサスの車に乗っていたので、それが僕の生活のクオリティを上げる道具になってました。
ガソリン代に全てが消え、ひいひい言っていたあの頃よりは少しは、、よくなってるかな。笑
ブラケット外出しのブレーキ。
外出しのワイヤリング、めっちゃいいよね。
性能としてはSTIやDi2、E-tapなどのレバーに性能を集約するレバーには敵いませんが、多分、このスタイリングに響くかたはそういう方向性ではないと思うので、レトロに組んでみたい、という方はご相談ください。
ちなみに、変速機構は別に用意する分、ブラケットはかなり小型なので手の小さい方、どうしても頭の部分がもったりして見えてロードバイクのスタイルが好きになれない方にもおすすめな形です。
変速レバーをコラムマウント。クラシックなまま手元変速。
レバーはRivendellの別注でDiaCompe製作のフリクションシフト。
インデックスシフト(カチカチ、と段階的にシフトする)とは違って無段階でシフトする仕様。
11速などになってくると正直かなりシビアなのでおすすめしていませんが、今回は使う枚数を完全に絞って整備性をあげたので8速になっており、この枚数ならば適当に動かしてもパシッと決まります。
オールシルバーなこのレバーをEBSで専用製作しているWレバー台座もドンピシャではまっていて真似したいカスタムですね。
ちなみに、シングル用に右だけにマウント可能な台座もあるんですが、今回はやりたくなれば完全なツーリングバイクにできるフレームなので、いつか、の可能性を込めてあえてWレバーの左を塞ぐ形で組みました。
NITTOのランドナーバーの曲げが良すぎる。
ハンドルバーはNITTOのランドナーバー、「B130AAF」。
かなりクラシックな曲げのセミドロップハンドル系統で、流行りのものよりもかなり狭いハンドル幅で400mmというロードバイク基準な幅となっています。
ステムはEBSがNITTOに別注している「EBS-S10」ステム。
クロームメッキにオープンクランプ、25.4mmクランプで、ちょっと首下が長くて乗りやすさを追求できるステムです。
万人受けするハンドルではないし、グラベルバイクに見慣れているとかなり狭いハンドル幅に見えますが、乗ってみるとキュッとコンパクトなのが気持ちいい。
街乗りをスマートに、ロングライドも風切っていけそうです。
レバーはDiaCompeのもの。
パンチングレバーはクラシックロードの高級車の証。
ちょっとレアになってきたブラックフードのものを。
細身のクロモリラグフレーム、ツーリング、ディスクロード。
ヘッドバッヂとラグの組み合わせが最高。敢えてラグと合わせるカラーも◎
僕はクロモリフレームが好きなので、ラグフレームにもやっぱり憧れがあった。
はじめてラグのフレームを買った時は嬉しかったな。
今回は本来メッキラグが目立ちにくくなるシルバー系カラーをセレクトし、ポリッシュのヘッドセットでマッチング。
最高に良い。抜群の高級感です。
伝統的な手法で、ちょっと重くなるとか言われても関係ない。
ここまでくるとそういうところの外にいるんですよね。
軽さを追求するならフルカーボン。
もうこれは答えで、真理。
でも、数値に現れる軽さだけじゃロマンは語れねえんだよな。
クラシックなボックスリムによく回るハブ。ホイール周り。
クラシックなフレームに合わせたのは数々のアメリカハイクオリティパーツ。
シンプルに良い。滑らかすぎる。
ご予算を左右する結構大きなポイントがホイールですが、費用対効果も高いのがホイールです。
EBS KYOTOではダイナモハブ、ダイナモライトが人気ですが、こうして長寿命、高精度なパーツを追うのも◎、です。
同じくシルバー系でもっと価格を抑えて組むことも可能です。
めちゃくちゃ好きな富士型フェンダー、HONJOの泥除け。
富士型のフェンダー、昨今の太めタイヤに押されて無くなってしまいそうですが
僕はめっちゃ好きなフェンダーです。めっちゃかっこよくないですか?
25Cくらいのツーリングロード組むならとてもおすすめです。
アメリカのハイクラスパーツで格上げ。
PAULのディスクブレーキにWhite Industriesのハブで性能UPと質感UP。
パーツとしては高級な部類ですが、文句なしのスペックです。
もし、オールポリッシュで組みたい!などがあればアメリカンパーツは大きな助けとなってくれるでしょう。
TERAVAIL RAMPERT 700×28C のオールロードタイヤ。
フェンダーは28Cギリアウトなので叩き出しでギリギリを攻める。
もちろん標準幅に合わせるのが最適で推奨ですが、どうしても、の場合でいけそうなら。
タイヤはテラベイル、アメリカプロダクト、台湾製作のタイヤ。
ゴムは日本で走るなら日本の道路でテストされた日本製が最強だと言われることもあるし、納得のクオリティですがTERAVAILも抜群です。
中でもこのRAMPERT/ランパートはかなりシルキーで、太さを問わず滑らかで軽い走りです。
タイヤの価格相場では少し上になりますが、タイヤは良いの使いましょう、ほんとに全然違うので。
ランニングコストを考えると、ってこともあるけど、通勤で使う体力をどれだけ節約してサイクリングで活性化、仕事の最大効率を!ってこととかを考えると、自分のパワーを最後に伝えるタイヤはこだわる価値があります。
次はサイド、できればリアも紹介したいところ。
近日中に書きますね!
このフレームはストックで1本(Mサイズ、詳しくは前の記事を!)しかなくて、次回製作はまた別注となりますが、かなりおすすめの1本なのでディスクロードでクロモリ、それでいてラグ、という大人の求める上質を駆りたい方はぜひ!です。
それではまた次回!
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