9月最後の更新。
10月はEBSでの僕の稼働がちょっと増えるのでもう少しWEB上でも多く露出できるよう頑張ります!
一気に秋が来た京都。
この気温変化で、さらに一気にグッと下がると紅葉もめちゃくちゃいい感じになりそう。
去年の紅葉は個人的No1だったんだけど、これからの気候ってどうなるんだろう?
良いことばかりじゃないけど、良いと思えることはしっかり感じ取っていきたいと思いますね。
今週はオールドスクールMTBなベースを妖艶なカラーで絶妙にフュージョンしたクランカースタイルのVOKKAをご紹介。
3部でお送りした最終回となります。
全3部でお送りするクランカーVOKKAの記事、第1部はこちら。↓
全3部でお送りするクランカーVOKKAの記事、第2部はこちら。↓
その1ではざっくり仕様を、その2ではフロントビューをメインにご紹介しています。
VOKKAが気になる、ご検討中の方は是非ご覧ください。
そんじゃ、今週のご紹介は…
Engineered Bike Service(EBS)VOKKA
Sサイズで155cm前後からバランスの良い構成で乗れるこのフレームサイズは女性の方にはもちろん、小さいフレームで組みたい、という方にも人気です。
ホイールは700Cも入りますが27.5インチ、650Bホイール推奨です。
街乗りマウンテンバイク的スタイル、VOKKAのサイドビュー。
フロントラック、リアラック両方得意なVOKKA、今回はサドルバッグを大きめにして1バッグで表現。
まだまだいろんなところにクリアランスがあってキャンプをメインにした自転車ツーリングからワンデーの軽やかポタリングまでなんでもこなします。
ちなみにオーナー様はサイクルスポーツ2023年11月号に10ページぶち抜きで掲載されているサイクリスト。
サイクルスポーツはがっちり機材系なので、より最新の素材感が楽しめる本となりますが、クロモリ好きな方も、カーボンやアルミが大好きな方も是非。
クロモリと始まるストーリーを楽しむ本革サドル。
耐久性としても、タイムレスで流行りに流されない素材や構成を見ても長く使えるクロモリという素材にやはり合わせたいのはBROOKSなど伝統のある本革サドル。
BROOKS B17 Special / Color : Honey
今回はBROOKSのB17 Specialをチョイス。
イタリアのレザーをイギリスの職人が一つ一つ手作業で加工、銅鋲の打ち込み、サイドのカットまでハンドメイドで製作される「スペシャル」なサドルは削れても破れたりしない丈夫な革ながら自分仕様に育てていく楽しみがあり、そもそもが買い替えのあまり起きない長く使えるアイテムを、と考えてくださる方の多いEBSオーナーのバイクに似合わないわけがないのです。
B17のスタンダードとの違い、、などはまた別の記事でご説明させていただければ最高。
オリジナルクランクセットで申し分ない性能を手に入れやすく。
自転車の横顔といえばやはりクランクセットやチェーンリングで、肉抜きで生まれる空白や質感を楽しむことはもちろん、寿命の長いパーツなので間違いないものを入れたいところ。
削り出しのクランクなどは高品質だし、間違い無いのですが、なかなかびっくり価格でロマン枠。
オールドMTBなクランクセットも中古で手に入るけど、無駄に価値が上がりすぎてボロボロのクランクが何万円もすることも。。
オールドライクでEBSに似合うできるだけ主張しすぎないクランク、かつ価格もスペックも自信を持ってすすめられるようなクランクセットがこちら。
GROWN BRAND (GB) / PCD 110 Crank & Chain ring set
コンパクトに見せることができ、タイヤクリアランスの関係でチェーンステー干渉の問題も解決できるアームのクランクセットを僕たちのもう一つのブランド、GROWNから出しています。
スクエアテーパーBB用のクランクでクランク長は170mm、ロゴが入ってたりして意外にないプレーンなクランクなので、車種、もちろんEBS問わずでも取り付け可能なナイスクランク。
チェーンリングも36Tや42Tなど、手に入りやすい歯数とは違うあえて、のセレクトで展開しています。
歯の形状はしっかりめのナローワイドでチェーン落ちをしっかり防ぎます。
今回チョイスしてもらったペダルはシルバーとブラックのバイカラーなMKS XC-3。
個人的にめっちゃ好きなペダルです。
なんかALLWAYSのポリッシュ版が限定で出るらしいけど、それも気になるわ。。
サドルバッグとバッグサポーターの組み合わせで軽さを出した街乗りMTB。
VOKKAはフロントラックやリアラック、もちろんバイクパッキングにも大活躍できるバイクで、積載しまくりのキャンプツーリングから気軽に鴨川に折りたたみの椅子持ってチェアリングまで自由な使い方が可能です。
今回はまずサドルバッグから。
シートポストに直接噛ませて取り付けるサドルバッグサポーターを取り付け、バッグでなんでもポイポイ放り込んで出かけるスタイル。
SWIFT INDUSTRIES catalyst pack
自転車のバッグ、といえばワールドスタンダードであるスイフトのバッグ。
毎年世界同時多発キャンプイベントをやっていることでも知られるブランドですが、このバッグは生地製作の背景から実際の使いやすさまでとても良い感じです。
調べたことがある人は自転車用のバッグってなんでこんな高いんだ?って思うと思うけど、ハンドメイドで製作されていたり、環境のことを考え抜かれた素材だったりで僕たちから見ても納得のものが多いです。
やっぱり自転車に乗る、これそのものがエコロジーな行為なので、よりクリーンにみんなに気持ちよく過ごしてほしい、って気持ち結構あります。
それでも「高!」ってなるバッグは存在します。笑
僕はバックパックめっっちゃ好きなんですが、2個くらいやばい値段のやつあります。笑
バックパックは自転車と切り離して考えてますが、自転車バッグ沼もまあまあなのです。
NITTO✖️OCEAN AIR CYCLES erlen saddle bag support 2.0
今や抽選販売になってたり、もう手に入らない名作サポーター。
入荷してきても数個、予約完売、となかなかのモンスターアイテムなのですが、この頃はまだ手に入りやすかった、、かな。
製作はNITTOで、取り付け指定のシートポストもNITTOのものです。
別注はOAC。同じくクロモリのフレームを製作してるブランドなのでパーツの相性も最高です。
バッグをここで持たせる、という考え方はキャラダイスなどから昔から出ており、革新的なプロダクトではなかった、、んだけど、共締めでめちゃくちゃスタイリッシュだったり、NITTO公式で完璧にマッチングしてたりともう欲しい要素しかなかったし、なにも載せなくても取り付けたくなるプロダクトに昇華してくるのはさすがとしか言えない。
フレームカラー。
EBSではカラーオーダーが可能で、店頭では200色くらいから選ぶことができます。
2023年後期からはSNSでみんなにチョイスいただいた人気の10カラーをよりリーズナブルに塗ることが可能になったので、EBSでよく出てくるMatt RAWなどもお得に塗ることができるようになったのでよりオーダーしやすくなった、はず。
現在は店頭のみのサービスとなりますが、僕たちが使用している200色以上のカラーチャートを実際に手に取って見ていただくことが可能で、より微細な色味や全く別のイメージになるカラーリングにすることが可能です。
チョイスいただいたのはFuji Metalic。
このVOKKAのオーナーはLEAF 451も所有いただいており、そちらはショッキングピンクなビビッドカラー。
姉妹機となるこのVOKKAにも近しいカラーを、ということでパープル+メタリックな仕上げの藤色を。
ちなみにこの子がお姉ちゃんです。
妹の方が大きいのがポイント。
ともにリアに積載、ってところも姉妹感。
デイからナイトクルージングまで。ラフに決めるクランカースタイル。
リアビューでも光るクランカーハンドル。
NITTOのEBS-40 barのシルバーはクローム仕上げなので取り付けるだけでオールドな空気出ます。
ラックレスでサドルバッグのみ、というのも軽さが出てるし、ちょうど良い太さのタイヤもバランス抜群であります。
ベーシックなMTBコンポーネントで気軽に、でもしっかり走る仕様に。
コンポーネントは日進月歩で、レースからフィードバックされた機材の技術、テクノロジーがどんどん市場におりてくる。
MTBはもともと実験的な規格なども多く、廃れたりすることもあるし、後々(あれ、、結局何だったんだ?)みたいな評価を受けることもある(でも、それこそが好き。みんなそうでしょ?笑)けど、EBS KYOTOでは最新機材にこだわったりすることなく、これからもずっと存在し、流通するだろう、という判断で「交換」や「修理」を長くし続けることができる機材をセレクトします。
どうしても何年かに一回新型が出ますし、iPhoneのようにどんどん新型になって、みたいな「最新至高」競争に巻き込まれてしまいがちですが、僕たちはタイムを競うレースをしていませんし、どちらかといえば雨あり、風ありに同じ道を走ってるひともめっちゃ多いし排気量の違いに区別のない超無差別級、すごーく長い「街乗り耐久レース」をしているようなイメージです。
そこに順位なんかないし、別に何回買い替えても良い。
でも、交換前提、修理前提でコストを考えたパーツで、必要十分な性能で、ゴールまで行ければ最高ジャン!!ってことです。
まあ、通勤ではタイム競ってんだけどね。
でも、それは脚力とか高級なものを使うとかじゃなくて、自分にあったセットアップが何より重要です。
長く使って、最小限でゴールを目指しながら、時にはロマン溢れるパーツに胸、高鳴らせましょう。
ちなみに僕はiPhoneは最新にしたいタイプです。
SHIMANO Deore11Sの51Tカセットで日本遊べるギア比に。
じゃあ、このバイクではなにつかってんだよ、というのがこのメガレンジカセット。
VOKKAのベーシック、完成車では8速や9速のクロッシーなギアをセレクトしますが、今回はちょっとだけアップグレード。
11-51Tの特大ギアで京都の山ならどこでもぐりぐりいけちゃいます。
リアは12mmスルーアクスル採用。
VOKKAのリアはSTUFFと同じく12mmスルーアクスル、142mmのノンブーストです。
ここも正直クイックリリースで十分、というもともと十分なスペックですが、ここは世の中の規格変更に合わせてその規格が長寿命だと判断すれば積極採用します。
EBSでは新型でもクイックを採用することもあり、それは組むにあたってのコストなども考えますが、一番はじめにきてるのは「長く使えるのか」です。
ブレーキは前後フラットマウント規格にて。
ブレーキはフラットマウント規格を採用。
組むコスト、と考えればポストマウント、QRが最も現在流通しているものなので価格も落とせますが、ここはカスタムがしやすいように今のところフラット規格です。
650B×47B。ちょうど良いタイヤセレクト。
TERAVAIL washburn 650B×47B
センタースリック、サイドセミノブパターンの舗装路から林道、砂利から草地までなんでも来い、なグラベルタイヤ。
マウンテンバイクのタイヤではなく、どちらかと言えばグラベルロードに採用されるタイヤですが、VOKKAにもとてもよく似合います。
全部ブラックとサイドがタンカラーの二種、チューブレス向きな仕様とより強靭な仕様の合計4パターン。
今回は軽やかさの出るチューブレス向きのものを採用していますがチューブ有りでご用意。
今回セレクトしていただいたホイールはチューブレス対応しているので変更ももちろん可能です。
走ってると楽しくて無意味に砂利道選んだり、砂地に入ったりしてしまう車種、セットであるVOKKA。
京都にお住まいの方は近くのそういうところ走ってみて欲しいし、多分そういう道ってこの緑たくさんの日本、どこにでもあると思うのでその「道で遊ぶ」みたいな少年少女の気持ち味わってみていただいて、楽しそうなら林道ライドやちょっとずつ距離を伸ばすツーリングなど色々やって欲しいですね。
僕のおすすめはチェアリング含む里山ライド。
山を攻める、とかじゃなくてもっともっと簡単なやつ。
難しく考えずに試してみて欲しいし、結構いけちゃうのがVOKKAのいいところ、です。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
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